C ドライブ構成の初期設定

メーカーは、内部テストが完了すると、この付録に示す値でドライブ構成セクターを事前設定してからテープドライブを出荷します。参照先:

これらの事前設定された初期設定は、ほとんどの設置場所に適しています。ただし、特定の設置要件によっては、いくつかの設定変更を指示されることがあります。

構成メニューの初期設定

  • ドライブポートのハード物理アドレス

    オペレータパネルの表示: Hard PA N

    事前設定: N

    オプション: Yes (Y)、No (N)

  • ドライブポートのソフト物理アドレス

    オペレータパネルの表示: Soft PA LO

    事前設定: LO

    オプション: HI、LO

  • データ転送の速度

    オペレータパネルの表示: Rate Auto

    事前設定: Auto

    オプション: Auto、16G ビット、8G ビット、4G ビット、2G ビット、1G ビット (固定のドライブ速度はドライブモデルの機能によって異なり、たとえば T10000C ドライブは 4G ビット、2G ビット、または 1G ビットに設定できます)。

  • データフレームの最大サイズ

    オペレータパネルの表示: MAXSz 2112

    事前設定: 2112

    オプション: 2112、2048

  • ポートの World-Wide-Name

    オペレータパネルの表示: WWN Normal

    事前設定: Normal (割り当て済み)

    オプション: Normal、Custom

  • エミュレーションモード

    オペレータパネルの表示: Emul STD (FICON 構成の相違点を参照)

    事前設定: STD

    オプション: FCP インタフェースでは Standard、9840B、9940B、3592、FICON インタフェースでは VSM または 3592

    注:

    エミュレーションモード 9840B および 9940B は、技術サポートの指示でのみ使用する特別なモードです。
  • データ圧縮

    オペレータパネルの表示: Cmprss Yes

    事前設定: Yes

    オプション: Yes、Off、No

  • データのセキュリティー消去

    オペレータパネルの表示: Full DSE Y

    事前設定: Y

    オプション: Yes (Y)、No (N)

  • 標準ラベル保護

    オペレータパネルの表示: SL Prot N

    事前設定: N

    オプション: Yes (Y)、No (N)

  • メッセージの言語 (特定のメッセージ)

    オペレータパネルの表示: English

    事前設定: English

    オプション: English、Spanish、French、Italian、German

  • テープ動作の表示

    オペレータパネルの表示: Tape Bar N

    事前設定: N

    オプション: Yes (Y)、No (N)

  • ライブラリのアドレス (16 進数)

    オペレータパネルの表示: LIB Adr FF

    事前設定: FF

    オプション: 2 桁の 16 進数

  • ドライブノードの World-Wide-Name

    オペレータパネルの表示: WWN

    事前設定: Normal (割り当て済み)

    オプション: Normal、Custom

TCP/IP メニューの初期設定

  • 動的ホスト構成

    オペレータパネルの表示: DHCP N

    事前設定: N

    オプション: Yes (Y)、No (N)

  • 静的 IP アドレス

    オペレータパネルの表示: IPh010.000 および IPl000.001

    事前設定: 10.000.000.001

    オプション: aaa.bbb.ccc.ddd

  • サブネットマスク

    オペレータパネルの表示: NMh255.255 および NMl255.000

    事前設定: 255.255.255.000

    オプション: aaa.bbb.ccc.ddd

  • ゲートウェイ

    オペレータパネルの表示: GWh255.255 および GWl255.255

    事前設定: 255.255.255.255

    オプション: aaa.bbb.ccc.ddd

FICON 構成の相違点

FICON インタフェースには、次の構成上の相違があります。

  • エミュレーションモード: Emul VSM

    事前設定: VSM

    オプション: VSM、3592

  • ドライブアドレス (デバイス):

    事前設定: 00

    オプション: 2 桁の 16 進数

その他の構成設定はすべて前に示したものと同じです。

T10000C/D の追加パラメータ

T10000C/D ドライブでは、Lib Adr xy パラメータとドライブノード WWN パラメータの間に追加のパラメータがあります。

  • SFileAcel (StorageTek File Sync Accelerator)

    事前設定値は SFileAcelY です。

    オプション: No (N) または Yes (Y)

  • TAA (Tape Application Accelerator)

    事前設定値は TAA N です。

    オプション: Sync、TMK、All、または No (N)

  • MaxCap (StorageTek Maximum Capacity)

    事前設定値は MaxCap OFF です。

    オプション: OFF または ON

    注:

    ドライブインタフェースのタイプを変更すると、SFileAcel、TAA、および MaxCap パラメータは出荷時のデフォルト (事前設定) 値にリセットされます。

その他の構成設定

次のレジスタがここに示す状態に設定されます。

  • IP ノード名: T10000-<シリアル番号の末尾 9 桁>

  • SNMP アラート: すべて OFF

  • ライブラリロケータ: ACS: 0 LSM: 0 パネル: 0 ドライブ: 0

  • SNMP マネージャー: 指定なし

  • ドライブ統計情報: すべてゼロ

  • 永続エラー: すべてゼロ、ポインタを初期化。

  • 一時的エラー: すべてゼロ、ポインタを初期化。