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• メッセージについては、「ファイル・コンバータ・メッセージ」を参照してください。
表6-1 z/OSからUNIXファイル編成へ PDSの一部であるファイルは、METAW00.NIV1.ESSAI(FIC)などの物理ファイル名自体で識別されます。世代別データ・グループ(GDG)ファイルは、その特殊性(アンロードおよび再ロードするGDGアーカイブの数)を維持するために、アンロード・コンポーネントおよび再ロード・コンポーネントによって特別に処理されます。その後、世代ファイルとしてOracle Tuxedo Application Runtime Batchで管理されます(詳細は、『Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchリファレンス・ガイド』を参照してください)。ターゲット・プラットフォームでは、これらのファイルはLINE SEQUENTIAL編成になります。
注意: enable-reverse-converterがシステム記述ファイルに設定されている場合、ソース・ファイルはUNIX/Linuxプラットフォーム上にあり、ファイル形式はレコード・シーケンシャルのみに対応します。変換後の出力ファイル形式はz/OSシーケンシャルです。リスト6-1 db-param.cfgテンプレート
表6-2 db-param.cfgのパラメータ デフォルト値はMicro Focus COBOLではcobol_mfです。 EBCDIC (z/OSのコード・セット)とASCII (Linux/UNIXのコード・セット) 16進数値間のマッピング表ファイルを指定します。hexa-map-fileを指定しない場合は、警告がロギングされます。 このファイルが存在する場合、生成プロセスの最後に自動的に実行されます。これは、引数として<configuration name>を使用して呼び出されます。リスト6-2 file-template.txt必要な場合には、別のバージョンのfile-template.txtファイルを$PARAM/fileディレクトリに配置できます。代替ファイルの使用は、file.shの実行中にメッセージによって示されます。リスト6-3 代替テンプレート・ファイルによる実行ログこのファイルはTuxedo ART Workbenchのインストール時に配置され、様々なインストール・ディレクトリに生成されたコンポーネントの転送を制御します。このファイルは、file.sh -iを使用してfile.shが起動されたときに、インストール・フェーズでコピーする各コンポーネントの場所を指定します。
注意: マッパー・ファイルでは、converted句はRDBMS表ターゲットのみに関連します。この句をFile-to-Fileコンバータで使用しないでください。
attributes LOGICAL_MODULE_ONLY句とともに使用して、このファイルがMicro Focus COBOLまたはCOBOL-ITファイルとして保持されることを示します。これには、Oracle Tuxedo Application Runtime CICSによる論理アクセスCOBOL関数でアクセスします。前述のattributes句がない場合、このファイルがRDBMS表に変換されることを示します。このファイルをファイルに変換するように示すには、この句を無視する必要があります。converted句とtransferred句を組み合せることができます。 ファイルがロードおよび再ロードされることを示します(converted句と組み合せることができます)。
• record name: コピー記述におけるレベル01のフィールド名に対応します。
• path/COPY name: 移行するファイルの記述コピーのアクセス・パスと名前に対応します。
注意: map recordパラメータとsource recordパラメータでは、同じrecord nameとdescriptive copyを使用する必要があります。これらは前方互換性の確保のために使用されます。
• record name: 移行するファイルのコピー記述におけるレベル01のフィールド名に対応します。
• path/COPY name: 移行するファイルの記述コピーのアクセス・パスと名前に対応します。
注意: map recordパラメータとsource recordパラメータでは、同じrecord nameとdescriptive copyを使用する必要があります。これらは前方互換性の確保のために使用されます。
表6-4 識別ルール
注意: これらの条件はカッコで囲んで指定できます。NUMERICは比較演算子の引数としては使用できません。次の例では、フィールドDPODP-DMDCHQ、DPONO-PRDTIVおよびDP5CP-VALZONNUMが再定義されています。リスト6-5 識別ルールのCOBOL記述リスト6-6 識別ルール最初のルールは、数値フィールドDPODP-RDCRPHYの値をテストします。2番目のルールは、英数字フィールドDPONO-NPDTの最初の2文字をテストします。値01および02のみが許可されます。3番目のルールは、フィールドDPODP-RDCRPHYが数値かどうかをテストします。COBOL記述ファイルを準備したら、mapper-<configuration name>.reファイルに記述したコピー・ファイルを$PARAM/file/recs-sourceディレクトリに置く必要があります。ソース・プラットフォームのCOBOLコピーブックを使用してファイルを記述する場合(「COBOL記述」を参照)、コピーブックの場所が直接使用されます。
表6-5 コンポーネントの場所 <file name>.jclunload マッパー・ファイルでattributes句を使用した場合、アクセス機能が生成されます。
注意: <target table name>はターゲット・プラットフォームでのファイル名であり、このファイル名はマッパー・ファイルで指定されます。各JCLには、2つのステップが含まれ、z/OS IDCAMS REPROユーティリティを使用して1つのファイルをアンロードします。JCLのリターン・コードは正常終了では0または4です。
JCLの名前は<file name>.jclunloadです
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• 入力ファイルと出力ファイルのアクセス・パス: <data>。リスト6-7 アンロード用JCLの例このJCLでは、各VERSIONの2つのファイルが作成されます(バージョンの数は、LIMIT句で指定されます)。この場合の<id>は、すべてのバージョンを識別する数値です(0: 現在のバージョン、1: 1つ前のバージョン、2: ...)リスト6-8 GDGのアンロード用JCLの例プログラムの名前はRELFILE-<logical file name>.cblですプログラムは、「コンパイラ・オプション」で説明するターゲットのCOBOLコンパイル・オプションを使用してコンパイルする必要があります。これらのプログラムのコンパイルには、「コードセットの変換」の章に記載されている、プロジェクトのために調整されたCONVERTMW.cpyコピー・ファイルの存在が必要です。
1. Else If Length > コピー・ブックの長さこれらのプログラムのコンパイルには、「コードセットの変換」の章に記載されている、プロジェクトのために調整されたCONVERTMW.cpyコピー・ファイルの存在が必要です。このCONVERTMW.cpyは、「z/OSファイルのUNIX/Linuxファイルへの移行」で使用するものとは異なるので注意してください。プログラムは、「コンパイラ・オプション」で説明するターゲットのCOBOLコンパイル・オプションを使用してコンパイルする必要があります。さらに、<logical file name>1.cblおよび<logical file name>2.cblを正しくコンパイルするためには、次のコンパイル・オプションを追加する必要があります。Micro Focus COBOLの場合、コンパイル・オプションIBMCOMPおよびNOTRUNCを追加する必要があります。COBOL-ITの場合、コンパイル・オプションvariable-rec-pad-mf:yesを追加する必要があります。スクリプトの名前はloadfile-<logical file name>.kshですスクリプトを実行すると、実行ログが$MT_LOG/<logical file name>.logに生成されますリスト6-11 ファイル再ロード用スクリプトの変数
注意: use-file-catalogがシステム記述ファイルに設定されている場合、生成されたスクリプト・ファイルのDD_SORTIEから${DATA}が削除されます。DD_SORTIEの名前を変更する場合は、スクリプトを呼び出す前に、${DATA}を含まないファイル名を使用してDD_SORTIE変数を設定します。スクリプトの実行フェーズでは様々なメッセージが生成されますが、これらのメッセージについては、「Oracle Tuxedo Application Rehosting Workbenchメッセージ」で説明します。正常終了すると、リターン・コード0が返されます。enable-reverse-converterがシステム記述ファイルに設定されている場合、スクリプト・ファイルが生成され、loadfile-R-<logical file name>.kshという名前が付けられます。これらには、トランスコード(またはロード)フェーズとチェック・フェーズが含まれます。これらの異なるフェーズは別に開始することができます。スクリプトを実行すると、実行ログが$MT_LOG/<logical file name>.logに生成されます。各スクリプトの最初に変数が設定され、この形式は、「z/OS QSAM/VSAMファイルをUNIX/Linuxファイルに移行するための再ロード用Kornシェル・スクリプト」の章に記載されているものとほとんど同じです。
注意: use-file-catalogがシステム記述ファイルに設定されている場合でも、生成されたスクリプト・ファイルのDD_SORTIEから${DATA}は削除されません。DD_SORTIEの名前を変更する場合は、スクリプト・ファイルを呼び出す前に、常に${DATA}を含むファイル名を使用してDD_SORTIE変数を設定します。マスター・スクリプトの名前はloadgdg-<logical file name>.kshです。バージョン、つまり世代別データ・セットごとに、これらはスクリプトloadgds-<logical file name>.kshを呼び出し、チェック・フェーズを実行します。loadgdg-*kshスクリプトには、トランスコード(またはロード)フェーズが含まれます。これらの異なるフェーズは別に開始することができます。マスター・スクリプトを実行すると、実行ログが$MT_LOG/<logical file name>.logに生成されますリスト6-12に、各スクリプトの最初に設定される変数を示します。リスト6-12 ファイル再ロード用スクリプトの変数
注意: use-file-catalogがシステム記述ファイルに設定されている場合、生成されたスクリプト・ファイルのDD_SORTIEから${DATA}が削除されます。DD_SORTIEの名前を変更する場合は、スクリプトを呼び出す前に、${DATA}を含まないファイル名を使用してDD_SORTIE変数を設定します。スクリプトの実行フェーズでは様々なメッセージが生成されますが、これらのメッセージについては、「Oracle Tuxedo Application Rehosting Workbenchメッセージ」で説明します。EJRはOracle Tuxedo Application Runtime Batchの一部です。詳細は、『Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchリファレンス・ガイド』を参照してください。削除手順および再ロード手順が記載されています。
表6-6 アクセス機能 複数の割当てがある場合に生成されるオプションのモジュール。File-to-Fileコンバータ・ツールを使用する際に、attributes句がマッパー構成ファイルに存在すると、このモジュールが生成されます。 このプログラムは、入力引数として指定されたassign-nameに関連付けられた<logical file name>.rdbが存在するかどうかをチェックします。この機能は、ASG_<logical file name>.cblによって呼び出されます。 すべてのinit_all_files_<configuration name>.cblを呼び出します(Oracle Tuxedo Application Runtime Batchで使用される機能)。 トランザクションを初期化します。リストされた構成名についてリレーショナル・モジュールおよびASG_<logical file name>モジュールで使用されるすべての変数が初期化されます(Oracle Tuxedo Application Runtime Batchで使用される機能)。 トランザクションを閉じます。このプログラムは、リストされた構成の表で開かれたすべてのカーソルを閉じ、論理アクセサASG_<logical file name>で開かれたすべてのファイルのロックを解除します(Oracle Tuxedo Application Runtime Batchで使用される機能)。 すべてのclose_all_files_<configuration name>.cblを呼び出します(Oracle Tuxedo Application Runtime Batchで使用される機能)。
表6-7 アクセス呼出しに実装される変数 実行する操作のタイプを指定します(たとえば、OPEN、WRITEなど)。コードはMWFITECHコピー・ファイルのFILE-CODE-F変数を使用して渡されます。 ファイルは様々なモードで開くことができます(INPUT、OUTPUT、I O、EXTEND)。モードはMWFITECHコピー・ファイルのFILE-OPEN-MODE変数を使用して渡されます。 リスト6-13 LINKAGE SECTIONの構造すべてのOPEN操作で、FILE-CODE-F変数はキーワードOPENを含む必要があります。
表6-8 呼出し引数のファイル・オープン・モード CLOSE操作では、FILE-CODE-F変数はキーワードCLOSEを含む必要があります。CLOSE LOCK操作では、FILE-CODE-F変数はキーワードCLOSE-LOCKを含む必要があります。
表6-9 呼出し引数の削除モード 機能コードは、ファイル・アクセス・モードと必要な読取りタイプ(順次読取り、主キーの読取り、二次キーの読取りまたはRBA値の読取り)によって異なります(Micro Focus COBOLコンパイラのみ)
表6-10 引数によって異なる読取り操作の値
表6-11 引数によって異なる再書込み操作の値
表6-12 引数によって異なる再書込み操作の値
表6-13 引数によって異なる書込み操作の値 特定のアクセス機能によって次のコピー・ファイルが使用されます。これらは、Tuxedo ART Workbenchをインストールするときに< installation platform>/fixed-copy/ディレクトリに配置する必要があります。次のコンパイラ内部コピー・ファイルはアクセス機能によって使用されるため、アクセス機能をコンパイルする前に、コンパイラのCOBCPY環境に配置する必要があります。file.shでは、選択したオプションに応じて様々な実行レポートが作成されます。次の例では次のコマンドが使用されます。
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注意: enable-reverse-converterがシステム記述ファイルに設定されている場合、UNIX/Linuxレコード・シーケンシャル・ファイルからz/OSシーケンシャル・データセットへの移行について「アンロード・データ」の手順は含まれません。ターゲット・ファイルはUNIX/Linuxプラットフォームに配置され、ファイル形式はz/OSシーケンシャル・データセットの形式に適合しています。ターゲット・ファイルのz/OSへのアップロードは実行されません。file.sh - ファイル移行コンポーネントを生成します。file.shは、z/OSファイルをUNIX Micro Focus COBOL/COBOL-ITファイルに移行するために使用されるTuxedo ART Workbenchのコンポーネントを生成します。指定された構成に関して$TMPPROJECTでのアンロード用およびロード用コンポーネントの生成をトリガーします。生成内容は、構成ファイルで検出される情報によって異なります。生成されたSHELLスクリプトを実行可能にします。COBOLプログラムは、ターゲットCOBOLの固定形式に合うように調整されます。「生成されるコンポーネントを変更するファイル」で説明されているシェル・スクリプトが存在している場合は実行されます。インストール・ディレクトリにコンポーネントを配置します。この操作では、file-move-assignation.pgmファイルに格納されている情報が使用されます。これらすべてのファイルは$PARAM/dynamic-configに作成されます
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5. アンロードで使用されるコンポーネント($HOME/trf/unload/fileに生成される)は、ソースのz/OSプラットフォームにインストールする必要があります(生成されたJCLは、JOBカード、ライブラリ・アクセス・パス、入力ファイルおよび出力ファイルのアクセス・パスなど、特定のサイトの制約に合せた調整が必要な場合があります)。再ロードで使用されるコンポーネント($HOME/trf/reload/fileに生成される)は、ターゲット・プラットフォームにインストールする必要があります。表6-14は、ターゲット・プラットフォームで設定する必要がある環境変数のリストです。
表6-14 ターゲット・プラットフォームの環境変数 一般的な再ロードと制御のスクリプトの場所($HOME/trf/reload/bin)。 このUNIX/Linux変数は、Oracle Tuxedo Application Runtime for Batchユーティリティのディレクトリを含む必要があります。 ターゲットのCOBOLコンパイラとしてCOBOL-ITを選択し、オープン・システムでISAMファイルとしてBDBを使用する場合は、BatchRTがBDB形式のファイルを生成できるように、これらの2つの環境変数を設定する必要があります。そうしないと、Micro Focus COBOL互換ファイルが生成されます。export COB_EXTFH_LIB=/path_to_Cobol-IT/lib/libbdbextfh.soCOBOLトランスコード・プログラムは、「コンパイラ・オプション」で指定されるオプションを使用してコンパイルする必要があります。これらのプログラムのコンパイルには、プロジェクトのために調整されたCONVERTMW.cpyのコピーの存在が必要です。
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• このようなアンロード用JCLの名前は<logical filename>.jclunloadですターゲットのUNIX/Linuxプラットフォームに転送されたファイルは、$DATA_SOURCEディレクトリに格納する必要があります。enable-buffer-converterがシステム記述ファイルに設定されている場合、変換されるデータは呼出し元プログラムから渡されたバッファ内に存在しています。たとえば、データ・バッファがIMSアプリケーションから渡された場合、変換後の出力データは同じデータ・バッファに存在し、呼出し元プログラムに戻されます。
注意: loadfileによって、データがトランスコードされ、ファイルに再ロードされます。loadgdgおよびloadgdsによって、データがトランスコードされ、ファイルに再ロードされます。