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Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)リリース・ノート

Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)リリース・ノート
Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)
日付: 2017年1月
 
Oracle TSAM Plusについて
Oracle Tuxedo System and Applications Monitor Plus 12cリリース2 (12.2.2)は、Oracle Tuxedoのシステムおよびアプリケーションに、包括的なモニターおよびレポート機能を提供します。Oracle TSAM Plusには、Oracle TSAM Plusエージェント、Oracle TSAM PlusマネージャおよびEnterprise Manager for Oracle Tuxedoという3つのコンポーネントが含まれています。
Oracle TSAM Plus 12.2.2の新機能は次のとおりです。
プライベート・クラウド用Tuxedo-as-a-Service: この機能では、Oracle Enterprise Managerに基づいてTuxedoシステムおよびアプリケーションのテンプレートを作成できます。サービス・テンプレートは、リソース・プールの1つ以上のノードでインスタンス化できます。このソリューションにより、顧客はWebLogic Server、データベース、SOA Suiteなどの様々なOracle製品で統合されたプライベートなミドルウェアPlatform-as-a-Service (PaaS)ソリューションを持つことが可能になります。この機能には、次の主要な機能が含まれます。
詳細は、クラウド・サービスとしてのOracle Tuxedoの設定に関する項を参照してください。
アプリケーションのイントロスペクション: 既存のアプリケーション・ドメインをイントロスペクトし、それらをプライベート・クラウドやパブリック・クラウドを含む別の環境へのデプロイ用にパッケージ化するためのコマンド行モードとコンソール・モードの両方を提供します。この機能を使用すると、環境間でTuxedoアプリケーションを非常に簡単に移行できます。詳細は、「既存のドメインのイントロスペクション」を参照してください。
Tuxedoトランザクションおよびサービス実行からのアプリケーション・ペイロード収集: この機能では、ペイロード収集およびフィルタリング・ポリシーを定義し、収集されたペイロードをいくつかの方法(Oracle Database、Hadoopファイル・システムまたはローカル・ファイル)のいずれかで格納し、さらに集計および分析するために一連のAPIとツールを使用してペイロードをプレーン・テキストまたはXML形式でエクスポートします。詳細は、「ユーザー・ペイロード収集」を参照してください。
テスト・ロード・ジェネレータ: 効果的かつ効率的な負荷テストを簡単に実行できるTuxedoアプリケーション負荷テスト・ツール。この機能は、ペイロード収集機能とともに動作して、ドメイン・ゲートウェイ、Webサービス・クライアントまたはアプリケーション・サーバーからの呼出しパス・メトリックやペイロード・メトリックを取得します。呼出しパスから再生定義を作成したり、標準およびストレス・テスト・モードのポリシーに基づいて再生を実行できます。詳細は、「テスト・ロード・ジェネレータの使用」を参照してください。
また、ローリング・パッチ002には、次の新機能および機能強化が含まれています。
UBBCONFIGファイルにLMS構成を自動的に追加
詳細は、Oracle TSAM Plusユーザー・ガイドを参照してください。
Oracle TSAM Plusソフトウェア・コンポーネント
Oracle TSAM Plus 12.2.2ソフトウェアは、次のコンポーネントから構成されます。
Oracle TSAM Plusエージェントを使用すると、アプリケーションの様々なパフォーマンス・メトリックを収集できます。次のサブコンポーネントが含まれます:
accrpt。servopts(5)-aオプションで生成されたアカウンティング情報およびチャージバック情報を分析するユーティリティ
Oracle TSAM Plusマネージャは、1つ以上のOracle Tuxedoドメインから収集されたパフォーマンス・メトリックを関連付けて集約し、リアルタイムに表示します。次のサブコンポーネントが含まれます:
Enterprise Manager for Oracle TuxedoはOracle Enterprise Managerのプラグインです。これにより、ユーザーはOracle WebLogic ServerやOracle Databaseのような他製品と共通のコンソールからOracle Tuxedo製品ファミリをモニターおよび管理できます。
ノート:
機能マトリックス
次の機能マトリックス表に、各Oracle Tuxedoファミリ製品に対してサポートされるOracle TSAM Plusの機能を示します。
 
 
 
インストールに関するノート
Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)は、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)でサポートされます。
Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)エージェントRP002以上には、Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2) RP014以上が必要です。
サポート対象プラットフォームの詳細は、Oracle TSAM Plusのサポート対象プラットフォーム、WebコンテナおよびDBMSに関する項を参照してください。
Enterprise Manager for Oracle TuxedoはOracle Enterprise Managerプラグインです。これをOracle Enterprise Managerにデプロイする必要があります。詳細は、Oracle TSAM Plusデプロイメント・ガイドEnterprise Manager for Oracle Tuxedoのデプロイに関する項を参照してください。
Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)には、最新でないOracle WebLogic Server 12.2.1がバンドルされています。バンドルされているバージョンを使用するかわりに、Oracle WebLogic Server 12.2.xの最新バージョンをダウンロードして使用してください。
相互運用性
スタンドアロンのTSAM Plusマネージャの場合:
Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)マネージャは、Oracle TSAMエージェント12.1.3、12.1.1.1、11.1.1.2および11.1.1.1.0と完全な相互運用性があります。
Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)マネージャは、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントをモニターできます。
Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)マネージャは、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントによって収集されたパフォーマンスおよびアラートを報告できます。
Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)マネージャは、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントによって収集されるOracle Tuxedoノードのステータス(ドメイン、マシン、グループ、サーバーおよびサービス)はモニターできません。
Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)コンソールを使用して定義されたポリシーおよびアラートの定義は、Oracle TSAM 1.1/10gR3エージェントのノードでは機能しません。Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)エージェントは、MPおよびドメイン・モードでOracle TSAM 1.1/10gR3エージェントと動作します。
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoの場合:
Enterprise Manager for Oracle Tuxedoでサポートされるバージョン
Enterprise Manager for Oracle Tuxedo 13.1.2.0.0では、次の製品バージョンのモニタリングをサポートします。
Oracle Tuxedo 12cリリース2 (12.2.2)
Oracle SALT 12cリリース2 (12.2.2)
PeopleSoftのサポート
Oracle TSAM Plusでは、PeopleSoftアプリケーション内のOracle Tuxedoのすぐに利用可能なモニタリングがサポートされます。
次のPeopleSoft製品バージョンがサポートされます。
TSAM Plusエージェント側では、Oracle TSAM Plus 12.1.1.1 for Oracle Tuxedo 12.1.1ローリング・パッチ024以上が必要です。TSAM Plusマネージャ側では、TSAM Plus 12.2.2マネージャが必要です。
 
既知の問題
次の項では、Oracle TSAM Plus 12cリリース2 (12.2.2)の既知の問題について説明します。問題の説明と、必要な場合は回避策または解決策を提示しています。
各問題はバグID番号順に記載されています。バグID番号は、これらの問題の追跡を容易にするために提供されています。
 
問題: Tuxedoクラウド・サービス・インスタンスのステータスがエラーであり、サービス・インスタンスの再起動後にtlistenプロセスが開始されません。
回避策: Tuxedoクラウド・サービス・インスタンスをサービス・インスタンス・ホーム・ページから起動します。
問題: Tuxedoクラウド・サービス・インスタンスを複数回スケール・アップ/ダウンした後、ドメインのステータスが正しくありません。
回避策: Enterprise Managerエージェントを再起動し、状態をクリアします。
問題: IBM AIXでTuxedoクラウド・サービス・インスタンスを作成する際に、Tuxedoパッチのインストールに失敗することがあります。
回避策: IBM AIXプラットフォームにTuxedoパッチを手動でインストールします。
関連項目

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