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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligenceエンタープライズ・デプロイメント・ガイド
リリース12.2.1.1
E77230-01
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12 Oracle Business Intelligenceのスケール・アウト

この章では、初期Oracle Business IntelligenceドメインをBIHOST2にスケール・アウトする手順について説明します。

コンポーネントのスケール・アウトでは、その他のホスト・コンピュータへのOracle Business Intelligenceのインストール、BIHOST1でのコンポーネントの停止とクローニング、ドメインの圧縮と解凍、スケール・アウト後のコンポーネントの開始を行います。

12.1 他のホスト・コンピュータへのOracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール

BIHOST2用に別の共有記憶域ボリュームまたはパーティションを構成している場合は、BIHOST2にもInfrastructureをインストールする必要があります。

詳細は、「エンタープライズ・デプロイメントをインストールおよび構成する場合の共有記憶域の推奨事項」を参照してください。

トポロジ内の他のホスト・コンピュータにソフトウェアをインストールするには、各ホストにログインして、「BIHOST1でのInfrastructureインストーラの起動」「Infrastructureインストール画面のナビゲート」の手順に従って、適切な記憶域デバイスにOracleホームを作成します。

注意:

以前のリリースでは、推奨エンタープライズ・トポロジに、同じ場所に配置された一連のOracle HTTP Serverインスタンスが含まれていました。これらのリリースでは、Web層ホスト(WEBHOST1とWEBHOST2)でInfrastructureをインストールするための要件がありました。ただし、このリリースでは、エンタープライズ・デプロイメント・トポロジによって、Webサーバーがスタンドアロン・モードでインストールおよび構成されていることが想定されるため、Webサーバーはアプリケーション層ドメインの一部であるとはみなされません。詳細は、「エンタープライズ・デプロイメント用のWeb層の構成」を参照してください

12.2 他のホスト・コンピュータへのOracle Business Intelligenceのインストール

BIHOST2用に別の共有記憶域ボリュームまたはパーティションを構成している場合は、BIHOST2にもソフトウェアをインストールする必要があります。

詳細は、「エンタープライズ・デプロイメントをインストールおよび構成する場合の共有記憶域の推奨事項」を参照してください。

トポロジ内の他のホスト・コンピュータにソフトウェアをインストールするには、各ホストにログインして、「インストール・プログラムの起動」「インストール画面のナビゲート」の手順に従います。

12.3 BIHOST1のコンポーネントの停止

スケール・アウトの前に、BIHOST1のドメインのすべてのコンポーネント・プロセスを停止する必要があります。

コンポーネント・プロセスには、ノード・マネージャ、WebLogicドメインの管理サーバー、システム・コンポーネントおよびノード・マネージャによって制御されるWLS_BI1管理対象サーバーが含まれます。

BIHOST1のドメインのすべてのコンポーネントを停止するには、次のタスクを実行します。

12.3.1 システム・コンポーネントの停止

次の手順に従って、Fusion Middleware Controlを使用してシステム・コンポーネントを停止します。

  1. ブラウザに次のURLを入力し、Fusion Middleware Controlログイン画面を表示します。
    http://ADMINVHN:7001/em
    
  2. 管理サーバー資格証明を使用してFusion Middleware Controlにログインします。
  3. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインがまだ表示されていない場合は、ページの左上隅にある「ターゲット・ナビゲーション」アイコンFusion Middleware Controlの「ターゲット・ナビゲーション」アイコンをクリックして表示します。
  4. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインで「Business Intelligence」フォルダを展開し、「biinstance」を選択します。
    Business Intelligenceの「概要」ページが表示されます。
  5. 「可用性」「プロセス」の順にクリックして、「可用性」ページの「プロセス」タブを表示します。
  6. すべてのシステム・コンポーネントを停止するには、「すべて停止」をクリックします。

12.3.2 WLS_BI1管理対象サーバーの停止

次の手順に従って、Fusion Middleware Controlを使用してWLS_BI1管理対象サーバーを停止します。

  1. ブラウザに次のURLを入力し、Fusion Middleware Controlログイン画面を表示します。
    http://ADMINVHN:7001/em
    
  2. 管理サーバー資格証明を使用してFusion Middleware Controlにログインします。
  3. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインがまだ表示されていない場合は、ページの左上隅にある「ターゲット・ナビゲーション」アイコンFusion Middleware Controlの「ターゲット・ナビゲーション」アイコンをクリックして表示します。
  4. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインで、「WebLogicドメイン」フォルダのドメインを開き、ドメイン内の管理対象サーバーを表示します。
  5. WLS_BI1管理対象サーバーのみを選択します。
  6. Oracle WebLogic Serverツールバーで「停止...」をクリックします。
  7. 停止操作が完了したら、「ドメイン」ホーム・ページに移動し、WLS_BI1管理対象サーバーが停止していることを確認します。

12.3.3 管理サーバーの停止

これらの手順を使用して、ノード・マネージャを通じて管理サーバーを停止します。

  1. WLSTを起動します。
    cd ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
    ./wlst.sh
    
  2. 構成ウィザードでドメインを作成したときに定義した、次のノード・マネージャ資格証明を使用してノード・マネージャに接続します。
    wls:/offline>nmConnect('nodemanager_username','nodemanager_password',
                'ADMINVHN','5556','domain_name',
                'ASERVER_HOME')

    注意:

    このユーザー名とパスワードは、ノード・マネージャとクライアントの間の接続の認証にのみ使用されます。これらは、サーバー管理IDおよびパスワードとは無関係であり、次のディレクトリにあるnm_password.propertiesファイルに格納されます。

    ASERVER_HOME/config/nodemanager
  3. 管理サーバーを停止します。:
    nmKill('AdminServer')
    
  4. WLSTを終了します。
    exit()

12.3.4 管理サーバー・ドメイン・ホームでのノード・マネージャの停止

これらの手順を使用して、ASERVER_HOMEドメイン・ディレクトリのドメインごとのノード・マネージャを停止します。

  1. 次のディレクトリに移動します。
    ASERVER_HOME/bin
    
  2. 次のコマンドを使用してノード・マネージャを停止します。
    ./stopNodeManager.sh 

12.3.5 管理対象サーバー・ドメイン・ディレクトリでのノード・マネージャの停止

これらの手順を使用して、MSERVER_HOMEドメイン・ディレクトリのドメインごとのノード・マネージャを停止します。

  1. 次のディレクトリに移動します。
    MSERVER_HOME/bin
    
  2. 次のコマンドを使用してノード・マネージャを停止します。
    ./stopNodeManager.sh 

12.4 BIHOST1のコンポーネントのクローニング

すべてのコンポーネント・プロセスを停止した後に、BIHOST1のドメイン内のコンポーネントをクローニングする必要があります。これにより、作成した初期ドメインに基づく新しいコンポーネントがBIHOST2に作成されます。

BIHOST1で次の手順を実行し、既存の管理対象サーバー、ノード・マネージャ、システム・コンポーネントおよびサービス・インスタンスをクローニングして、追加のコンポーネントを作成します。後で、BIHOST2の新しいコンポーネントを圧縮および解凍します。

  1. WLSTを起動します。
    cd ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin
    ./wlst.sh
  2. 更新用のBI管理サーバー・ドメインを開きます。
    wls:/offline> readDomain(‘ASERVER_HOME’)

    この例では、ASERVER_HOMEを、共有記憶域デバイスに作成したドメイン・ディレクトリの実際のパスに置き換えます。

  3. CloneBIMachineコマンドを実行して、初期BIドメインの既存のコンポーネントに基づく追加のコンポーネントを作成します。
    wls:/offline/bi_domain> cloneBIMachine('ASERVER_HOME','bihost2.example.com',baseMachine='BIHOST1',baseServer='WLS_BI1',machineName='BIHOST2')

    この例の説明は、次のとおりです。

    • ASERVER_HOMEを、共有記憶域デバイスに作成したドメイン・ディレクトリの実際のパスに置き換えます。

    • bihost2.example.comを新しいマシンBIHOST2のリスニング・アドレスで置き換えます。

    • WLS_BI1は、このドキュメント全体で使用されるBIHOST1のBI管理対象サーバーのサーバー名です。別の名前を選択した場合は、必要に応じて置き換えてください。

  4. ドメインを更新して保存します。
    wls:/offline/bi_domain/SystemComponent/obis2> updateDomain()
  5. ドメインを閉じます。
    wls:/offline/bi_domain/SystemComponent/obis2> closeDomain()
  6. WLSTを終了します。
    wls:/offline> exit()

12.5 BIHOST1の初期ドメインの圧縮

この項の手順を使用して、ドメイン構成情報(現在はOracle HTTP Serverインスタンスに関する構成情報が含まれる)を格納したテンプレートjarファイルを作成します。

  1. BIHOST1にログインし、次のようにpackコマンドを実行してテンプレートJARファイルを作成します。
    cd ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
     
    ./pack.sh -managed=true \ 
              -domain=ASERVER_HOME \ 
              -template=complete_path/bidomaintemplate.jar \ 
              -template_name=bi_domain_template

    この例の説明は、次のとおりです。

    • ASERVER_HOMEを、共有記憶域デバイスに作成したドメイン・ディレクトリの実際のパスに置き換えます。

    • complete_pathを、ドメイン・テンプレートjarファイルを作成する場所の完全なパスで置き換えます。ドメイン・テンプレートjarファイルをコピーまたは解凍する場合は、この場所を参照する必要があります。

    • bidomaintemplate.jarは、作成するJARファイルのサンプル名です。これには、Oracle HTTP Serverインスタンスの構成ファイルなどのドメイン構成ファイルが含まれます。

    • bi_domain_templateは、ドメイン・テンプレート・ファイルに割り当てられる名前です。

  2. packコマンドで作成したばかりのbidomaintemplate.jarファイルの場所を書き留めます。

    デフォルトでは、パック・テンプレート・ファイルは、packコマンドを実行した現在のディレクトリに作成されます。この例では、ORACLE_COMMON_HOME/common/binディレクトリに作成されますが、packコマンドの-template引数の一部としてテンプレートJARファイルのフルパスを指定できます。

    ヒント:

    packおよびunpackコマンドの詳細は、PackおよびUnpackコマンドによるテンプレートとドメインの作成のPackおよびUnpackコマンドの概要に関する項を参照してください。

12.6 BIHOST2でのドメインの解凍

この項の手順を使用して、ドメイン構成情報を格納したドメイン・テンプレートを解凍し、bidomaintemplate.jarファイルをBIHOST1からBIHOST2にコピーします。

  1. BIHOST2にログインします。
  2. BIHOST1のドメイン・テンプレートjarファイルをBIHOST2にコピーします。
  3. まだ作成していない場合は、BIHOST2のローカル記憶域デバイスに管理対象サーバー・ドメインの推奨ディレクトリ構造を作成します。
  4. 次のようにunpackコマンドを実行して、ドメイン・ディレクトリ内のテンプレートをローカル記憶域に解凍します。
    complete_path
    cd ORACLE_COMMON_HOME/common/bin
    
    ./unpack.sh -domain=MSERVER_HOME \
        -template=complete_path/bidomaintemplate.jar \
        -app_dir=APPLICATION_HOME \
        -overwrite_domain=true \
        -nodemanager_type=PerDomainNodeManager	

    この例の説明は、次のとおりです。

    • MSERVER_HOMEを、ローカル記憶域ディスクに作成するドメイン・ホームの完全なパスに置き換えます。これは、ドメインのコピーの解凍先となる場所です。

    • complete_pathを、テンプレートjarファイルを作成またはコピーした場所の完全なパスで置き換えます。

    • bidomaintemplate.jarは、packコマンドを実行してドメインを圧縮したときに作成したテンプレートのディレクトリ・パスおよび名前です。

      BIHOST2に別の共有記憶域ボリュームまたはパーティション(および冗長Oracleホーム)を使用している場合は、BIHOST2にマウントされているボリュームまたはパーティションに、まずテンプレートをコピーする必要があります。

    • APPLICATION_HOMEを、共有記憶域上のそのドメインのアプリケーション・ディレクトリの完全なパスに置き換えます。

    ヒント:

    packおよびunpackコマンドの詳細は、PackおよびUnpackコマンドによるテンプレートとドメインの作成のPackおよびUnpackコマンドの概要に関する項を参照してください。

  5. ディレクトリを、新しく作成したMSERVER_HOMEディレクトリに変更して、ドメイン構成ファイルがBIHOST2のローカル記憶域デバイスの適切な場所にコピーされていることを確認します。

12.7 スケール・アウト後のBIHOST1およびBIHOST2でのコンポーネントの起動

この項では、スケール・アウト後にBIHOST1およびBIHOST2でコンポーネントを起動する手順について説明します。コンポーネント・プロセスには、ノード・マネージャ、WebLogicドメインの管理サーバー、システム・コンポーネントおよび管理対象サーバーが含まれます。

スケール・アウト後にコンポーネントを起動するには、次のタスクを実行します。

12.7.1 管理サーバー・ドメイン・ホームでのノード・マネージャの起動

BIHOST1上のASERVER_HOMEドメイン・ディレクトリのドメインごとのノード・マネージャを起動するには、「BIHOST1上の管理サーバー・ドメイン・ホームでのノード・マネージャの起動」の手順を使用します。

12.7.2 管理サーバーの起動

ノード・マネージャを使用して管理サーバーを起動するには、「管理サーバーの起動」の手順を使用します。

12.7.3 管理対象サーバー・ドメイン・ディレクトリでのノード・マネージャの起動

BIHOST1およびBIHOST2上のMSERVER_HOMEディレクトリのドメインごとのノード・マネージャを起動するには、「BIHOST1上の管理対象サーバー・ドメイン・ディレクトリでのノード・マネージャの起動」の手順を使用します。

12.7.4 管理対象サーバーの起動

WLS_BI1管理対象サーバーおよびWLS_BI2管理対象サーバーを起動するには、「BIHOST1でのWLS_BI1管理対象サーバーの起動」の手順を使用します。

12.7.5 システム・コンポーネントの起動

すべてのOracle Business Intelligenceシステム・コンポーネントを起動するには、「システム・コンポーネントの起動」の手順を使用します。

12.8 BIHOST2でのOracle Business Intelligence URLの確認

BIHOST2でドメインのコンポーネントを起動した後、これらのURLにアクセスして、Oracle Business Intelligenceの構成を確認します。

  • 次のURLにアクセスして、WLS_BI2のステータスを確認します。
    http://BIHOST2:7003/analytics

    次にリダイレクトされます。

    http://bi.example.com/analytics
  • 次のURLにアクセスして、BI Publisherアプリケーションのステータスを確認します。
    http://BIHOST2:7003/xmlpserver

    次にリダイレクトされます。

    http://bi.example.com/xmlpserver
  • 次のURLにアクセスして、Oracle Essbaseアプリケーションのステータスを確認します。
    http://BIHOST2:7003/aps/Essbase

12.9 Oracle BI Publisherの構成

これらの手動タスクを実行して、Oracle BI Publisherを構成します。

12.9.1 JMS共有のTempディレクトリの更新

次の手順に従って、BI Publisher SchedulerのJMS共有のTempディレクトリを更新します。この項の手順は、BIホストのいずれか1つ(BIHOST1またはBIHOST2)でのみ実行する必要があります。

BI Publisher Schedulerの構成を更新する手順は次のとおりです。

  1. 次のどちらかのURLを使用してBI Publisherにログインします。
    • http://BIHOST1:7003/xmlpserver
    • http://BIHOST2:7003/xmlpserver
  2. 「管理」タブをクリックします。
  3. スケジューラ構成」を「システム・メンテナンス」で選択します。
    「スケジューラ構成」画面が表示されます。
  4. 共有記憶域にあるディレクトリを入力して、「共有ディレクトリ」を更新します。この共有記憶域には、BIHOST1およびBIHOST2の両方からアクセスできます。
  5. JMSのテスト」をクリックします。

    JMSのテストが成功したという確認メッセージが表示されます。

    注意:

    テストの成功を示す確認メッセージが表示されない場合は、JNDI URLが次のとおりに設定されていることを確認します。

    cluster:t3://bi_cluster
  6. 「適用」をクリックします。
  7. スケジューラのステータスを「スケジューラ診断」タブでチェックします。

12.9.2 Oracle BI Presentation Servicesとの統合の構成

BI PublisherとOracle BI Presentation Servicesの統合を構成する手順は次のとおりです。
  1. 管理者の資格証明を使用してBI Publisherにログインして、「管理」タブを選択します。
  2. 「統合」で、「Oracle BIプレゼンテーション・サービス」を選択します。
  3. 次の項目を検証して更新します。
    • サーバー・プロトコル: HTTP

    • サーバー: biinternal.mycompany.com

    • ポート: 80

    • URL接頭辞: analytics-ws/saw.dll

  4. 「適用」をクリックします。
  5. BI Publisherアプリケーションを再起動します。

12.9.3 Oracle BI EEのデータ・ソースの設定

Oracle Business Intelligence Enterprise Edition (BI EE)のデータ・ソースは、Cluster Controllerを介して、クラスタ化されたOracle BI Serverを参照する必要があります。このタスクは、BI Publisherで実行する必要があります。

BI PublisherでOracle BI EEデータ・ソースを設定する手順は次のとおりです。

  1. 管理者の資格証明を使用して次のURLでBI Publisherにサインインします。
    http://BIHOST1:7003/xmlpserver
  2. 「管理」タブを選択します。
  3. 「データ・ソース」で、「JDBC接続」を選択します。
  4. 接続文字列」パラメータを次のように変更して、Oracle BI EEのデータ・ソース設定を更新します。
    jdbc:oraclebi://primary_cluster_controller_host:primary_cluster_controller_
    port/PrimaryCCS=primary_cluster_controller_host;PrimaryCCSPort=primary_cluster_
    controller_port;SecondaryCCS=secondary_cluster_controller_host
    ;SecondaryCCSPort=secondary_cluster_controller_port
    次に例を示します。
    jdbc:oraclebi://BIHOST1:9706/PrimaryCCS=BIHOST1;PrimaryCCSPort=9706;
    SecondaryCCS=BIHOST2;SecondaryCCSPort=9706;
    クラスタ・コントローラのポート番号を見つける手順は次のとおりです。
    1. ブラウザに次のURLを入力し、Fusion Middleware Controlログイン画面を表示します。
      http://ADMINVHN:7001/em
    2. 管理サーバー資格証明を使用してFusion Middleware Controlにサインインします。
    3. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインがまだ表示されていない場合は、ページの左上隅にある「ターゲット・ナビゲーション」アイコンFusion Middleware Controlの「ターゲット・ナビゲーション」アイコンをクリックして表示します。
    4. 「ターゲット・ナビゲーション」ペインで「Business Intelligence」フォルダを展開し、「biinstance」を選択します。
      Business Intelligenceの「概要」ページが表示されます。
    5. 「可用性」「プロセス」の順にクリックして、「可用性」ページの「プロセス」タブを表示します。
    6. 「ポート」列のポート番号をメモします。
  5. 「システム・ユーザーの使用」を選択します。

    接続にシステム・ユーザーを使用しない場合は、「システム・ユーザーの使用」を選択解除して、「ユーザー名」「パスワード」に対してBIImpersonateUserの資格証明を指定します。このコンテキストでのBIImpersonateUserユーザーの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Edition開発者ガイド』のOracle BIプレゼンテーション・カタログへの接続の資格証明に関する項を参照してください。

  6. 「接続のテスト」をクリックします。「接続は正常に確立されました。」というメッセージが表示されます。
  7. 「適用」をクリックします。

12.10 スケール・アウト後のOracle Business Intelligence構成のバックアップ

Oracleのベスト・プラクティスとしては、ドメインの構成が正常に完了した後や別の論理ポイントでバックアップを作成することをお薦めします。インストールが正常に行われたことを確認したら、バックアップを作成します。これは、後の手順で問題が発生した場合に即座にリストアするための迅速なバックアップになります。

バックアップ先はローカル・ディスクです。エンタープライズ・デプロイメント設定が完了すると、このバックアップは破棄できます。エンタープライズ・デプロイメント設定が完了したら、バックアップとリカバリの通常のデプロイメント固有プロセスを開始できます。

構成をバックアップする方法の詳細は、「エンタープライズ・デプロイメントのバックアップとリカバリの実行」を参照してください。