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Oracle® Fusion Middlewareライフサイクル管理ツールによるOracle Fusion Middlewareの構成
リリース12c (12.2.1.1)
E77310-01
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4 前提条件となるタスクの実行

このチュートリアルの例を実行するための環境を準備するために、前提条件となるタスクをいくつか完了する必要があります。

開始する前に、次のタスクを完了してください。

4.1 動作保証されたデータベースのインストール

スキーマをインストールできるデータベースがまだない場合は、動作保証されたデータベースをインストールして構成する必要があります。

使用可能な動作保証されたデータベースのリストについては、Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成ページにある、ご使用のリリースの動作保証に関するドキュメントを参照してください。

4.2 動作保証されたJDKのインストール

ライフサイクル管理ツールを使用する前に、動作保証されたJava Development Kit (JDK)をダウンロードしてインストールする必要があります。

Oracle Fusion Middlewareのサポートされるシステム構成ページで動作保証情報を確認して、必要なJDKバージョンを必ず確認してください。

必要なJDKをダウンロードするには、ブラウザで次のURLにアクセスしてJava SE JDKをダウンロードします。

http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

4.3 Oracle Fusion Middlewareソフトウェアの入手

Oracle SOA Suiteのサンプル・トポロジをインストールするには、必要なOracle Fusion Middlewareソフトウェアを入手する必要があります。

Oracle SOA Suiteトポロジを作成するには、次のソフトウェア・ディストリビューションをダウンロードします。
  • Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.1.0) Infrastructure

  • Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.1.0) SOA SuiteおよびBusiness Process Management

ダウンロードする必要のあるディストリビューションに関する具体的な情報は、Oracle Technology Network (OTN)のOracle Fusion Middlewareのダウンロード、インストールおよび構成のREADMEファイルを参照してください。

4.4 Apache Groovyのインストール

JDKのインストール後、Apache Groovyの最新バージョンをダウンロードしてインストールします。Groovyは、ライフサイクル管理の標準アクションを起動して、サンプル・トポロジを構成するために使用するオープン・ソース・ツールです。

Groovyのディストリビューションは、次の場所からダウンロードできます。

http://groovy-lang.org/install.html

4.5 ライフサイクル管理ツールのサンプル・ファイルのダウンロード

ライフサイクル管理ツールのサンプル・ファイルには、FMWコンポーザを使用して編集できるサンプル・トポロジ・ファイル、および標準アクションの起動に使用されるサンプルApache Groovyコードが含まれています。

このチュートリアルのサンプル・ファイルを取得するには、次のステップを実行します。
  1. Oracle Technology Network (OTN)上のcreate-domain-example.zipファイルをシステム上のディレクトリにダウンロードします。
  2. ホストで新しいターミナル・ウィンドウを開きます。
  3. ディレクトリを、create-domain-example.zipファイルをダウンロードしたディレクトリに変更します。
  4. 現在のディレクトリにcreate-domain-example.zipファイルを解凍します。
  5. 現在のディレクトリにcreate-domain-exampleというフォルダが作成されたことを確認し、システム上のこのディレクトリのパスをメモします。

4.6 Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール

インフラストラクチャ・ディストリビューションおよびダウンロードしたJDKを使用して、インフラストラクチャをインストールしてOracleホームを作成します。インフラストラクチャのインストール時に、ライフサイクル管理ツールがOracleホームに自動的にインストールされます。

Oracle Fusion Middleware Infrastructureをインストールするには、次のステップを実行します。
  1. ホストにログインします。
  2. インストール・プログラムがダウンロードされたディレクトリに移動します。
  3. 次の例に示すように、システム上のJDKディレクトリからjava実行可能ファイルを実行して、インストール・プログラムを起動します。
    /home/Oracle/products/jdk1.8.0_77/bin/java -jar fmw_12.2.1.1.0_infrastructure_generic.jar

    この例のJDKの場所は、システム上の実際のJDKの場所に置き換えてください。

  4. UNIXオペレーティング・システムでは、このホストにOracleインストールを初めてインストールする場合は、「インストール・インベントリの設定」画面が表示されます。この画面を使用して、Oracle中央インベントリ・ディレクトリの場所を指定します。

    選択されたオペレーティング・システム・グループ名に対して、中央インベントリの場所への書込み権限が付与されていることを確認してください。詳細は、Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracle中央インベントリの理解に関する項を参照してください。

  5. 「ようこそ」画面で、「次へ」をクリックします。
  6. 「自動更新」画面を使用すると、My Oracle Supportアカウントを介して、重要なセキュリティ更新など、最新のソフトウェアの更新を検索できます。ソフトウェアの更新をスキップするには、「自動更新をスキップ」を選択します。
  7. 「インストールの場所」画面で、Oracleホームのディレクトリの場所を指定します。

    Oracleホームのディレクトリの選択方法の詳細は、Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニングのインストールと構成のディレクトリの更新を参照してください。

  8. 「インストール・タイプ」画面で、「Fusion Middlewareインフラストラクチャ」を選択します。
  9. 「前提条件チェック」画面を使用して、システムが最小システム要件を満たしていることを確認します。
  10. Oracle Supportアカウントを所有している場合、「セキュリティ更新」画面を使用して、セキュリティ更新を受け取る方法を指定します。

    アカウントを所有していない場合、この手順をスキップするには、チェック・ボックスの選択を解除し、フォローアップのダイアログ・ボックスで選択を確認します。

  11. 「インストールの概要」画面でインストール情報を確認し、「インストール」をクリックしてインストールを開始します。
  12. インストールの進捗バーが100%に達したら、「次へ」をクリックします。
  13. 「インストール完了」画面の情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを終了します。