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Oracle® Fusion Middlewareライフサイクル管理ツールによるOracle Fusion Middlewareの構成
リリース12c (12.2.1.1)
E77310-01
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3 ライフサイクル管理ツールのチュートリアルについて

ライフサイクル管理ツールのチュートリアルでは、Oracle Technology Network (OTN)からのサンプル・トポロジとサンプル・コードの取得、トポロジの様々な要素の編集、およびトポロジ・ファイルに指定した情報に基づいたトポロジの構成の各ステップを順を追って説明します。

3.1 ライフサイクル管理ツールのチュートリアルの概要

ライフサイクル管理ツールのチュートリアルは一連のステップで構成されており、いくつかの前提条件のステップを実行した後、ライフサイクル管理ツールを使用してOracle SOA SuiteをOracleホームに自動的に追加し、Weblogic Serverドメインを作成します。

3.1.1 チュートリアルのステップのフロー・チャート

フロー・チャートは、チュートリアルの完了に必要なタスクのサマリーを表示するための有効な方法です。

次の図は、ライフサイクル管理ツールのチュートリアルの構造を示しています。

GUID-B98FF0E0-4640-4ED5-AF84-0E60228EC439-default.pngの説明が続きます。
図GUID-B98FF0E0-4640-4ED5-AF84-0E60228EC439-default.pngの説明

3.1.2 チュートリアルのステップのロードマップ表

ロードマップ表では、チュートリアルの各ステップについて説明し、詳細へのリンクを提供します。

ステップ 説明 詳細

サンプルSOAトポロジの理解

ライフサイクル管理ツールを使用して構成するサンプル・トポロジを確認します。

サンプル・トポロジについて

動作保証されたデータベースのインストールまたは識別

Oracle Fusion Middlewareドメインを構成するには、必要な製品スキーマをインストールできる、サポートされているデータベースがある必要があります。

動作保証されたデータベースのインストール

動作保証されたJDKのダウンロード

Oracle Fusion Middlewareおよびライフサイクル管理ツールには、動作保証されたJDKが必要です。これがない場合は、製品ソフトウェアをインストールまたは実行できません。

動作保証されたJDKのインストール

Apache Groovyのダウンロードとインストール

JavaまたはJavaと互換性のあるスクリプト言語を使用して、標準アクションを起動できます。このチュートリアルでは、Javaに似ている簡単なオープンソース・プログラミング言語であるApache Groovyを使用します。

Apache Groovyのインストール

LCMツール・サンプル・コードのダウンロード

このチュートリアルでは、サンプル・トポロジ・ファイルおよびサンプルGroovyスクリプトを使用して、Oracleホームを更新し、新規Oracle SOA Suiteドメインを作成します。

ライフサイクル管理ツールのサンプル・ファイルのダウンロード

インストーラを使用したインフラストラクチャOracleホームの作成

Fusion Middlewareインフラストラクチャ・インストーラを使用して、初期Oracleホームを作成します。インフラストラクチャ・ディストリビューションは、Oracle SOA Suiteの前提条件です。これには、ライフサイクル管理ツール・ソフトウェアも含まれています。

Oracle Fusion Middleware Infrastructureのインストール

資格証明ウォレットの作成

ライフサイクル管理ツールを使用する前に、インストールおよび構成操作に必要な資格証明の格納に使用される、ウォレットを作成する必要があります。これには、管理サーバーおよびデータベース接続の資格証明が含まれます。

ウォレットの作成

コンポーザを使用してsoa-bootstrapトポロジ・ファイルを開く

コンポーザによって、Oracle SOA SuiteソフトウェアがインストールされているOracleホームの図が示されます。

FMWコンポーザの起動

soa-bootstrap-topology-1.0.jsonファイルを開く

環境にあわせたトポロジの値の編集

このステップで、以前に作成したインフラストラクチャのOracleホームを指すように、Oracleホームのプロパティを変更します。

soa-bootstrap-topology-1.0.jsonファイルの編集

install-oraclehome標準アクションを使用したOracleホームへのSOAの追加

サンプルのGroovyスクリプトをOracleホームへのパスを参照するように編集した後、そのスクリプトを実行して標準アクションを起動します。

Apache Groovyを使用したinstall-oraclehome標準アクションの実行

RCUを使用したデータベース・スキーマの作成

リポジトリ作成ユーティリティを使用して、データベースに必要なリポジトリを手動インストールの場合と同様に作成します。

データベース・スキーマの作成

コンポーザを使用してsoa-topologyトポロジ・ファイルを開く

コンポーザによって、SOA Suiteトポロジの図が表示されます。

soa-topology-1.0.jsonファイルを開く

環境にあわせたトポロジの値の編集

コンポーザを使用して、特定の環境のホスト名、ディレクトリ・パス、およびその他の特性を参照するようにトポロジ・プロパティを更新します。

soa-topology-1.0.jsonファイルの編集

create-domain標準アクションを使用したドメインの作成

サンプルのGroovyスクリプトをOracleホームへのパスを参照するように編集した後、そのスクリプトを実行して標準アクションを起動します。

Apache Groovyを使用したcreate-domain標準アクションの実行

サーバーの起動

ドメインが正常に作成された後、そのドメインで管理サーバーと管理対象サーバーを起動してドメイン構成を検証できます。

サーバーの起動

3.2 サンプル・トポロジについて

このチュートリアルで使用されるサンプル・トポロジは、Oracle SOA Suiteで使用される標準インストール・トポロジに似ています。単一ホスト上にデプロイされる、管理対象サーバー、クラスタ、および一般的なドメインのその他の要素が含まれます。

次の図は、サンプルのOracle SOA Suiteトポロジとそのトポロジ内の要素を示しています。

このトポロジはトポロジの例であり、このトポロジのみが製品でサポートされるわけではないことに注意してください。ただし、このチュートリアルでは、このトポロジを実現するための具体的な手順を示します。

GUID-EE560720-3D9D-49FB-A0C8-B51F35E89B82-default.pngの説明が続きます。
図GUID-EE560720-3D9D-49FB-A0C8-B51F35E89B82-default.pngの説明

このトポロジでは、Oracle SOA Suiteが管理対象サーバーにデプロイされます。

トポロジには、必須の製品スキーマ用の外部データベースも必要であることに注意してください。

このトポロジの要素の詳細は、サンプル・トポロジの要素についてを参照してください。

3.3 サンプル・トポロジの要素について

サンプル・トポロジには、WebLogicドメイン、管理サーバー、および1台の管理対象サーバーを含む1つのクラスタなど、一般的な要素が含まれています。

次の表は、トポロジの図の要素について説明しています。

要素 説明と関連ドキュメントへのリンク

APPHOST1

アプリケーション・サーバー・ホスト・コンピュータを表す、Oracleドキュメントで使用される標準用語。

DBHOST

データベース・ホスト・コンピュータを表す、Oracleドキュメントで使用される標準用語。

WebLogicドメイン

論理的に関連するJavaコンポーネントのグループ(ここでは、管理サーバー、管理対象サーバー、およびその他の関連ソフトウェア・コンポーネント)。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle WebLogic Serverドメインの概要に関する項を参照してください。

管理サーバー

WebLogicドメインの中央制御エンティティ。そのドメインの構成オブジェクトを管理し、管理対象サーバーに構成の変更を配布します。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解の管理サーバーの概要に関する項を参照してください。

Enterprise Manager

Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlは、ドメインの管理に使用される主要ツールです。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlに関する項を参照してください。

クラスタ

同時に稼働し連携する、複数のWebLogic Serverインスタンスの集合。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解の管理対象サーバーと管理対象サーバー・クラスタの理解に関する項を参照してください。

管理対象サーバー

アプリケーション、アプリケーション・コンポーネント、Webサービスおよび関連リソースのホスト。

詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解の管理対象サーバーと管理対象サーバー・クラスタの理解に関する項を参照してください。

インフラストラクチャ

次のものを含むサービスの集合:
  • メタデータ・リポジトリ(MDS)には、Oracle Application Developer FrameworkなどのOracle Fusion Middlewareコンポーネントのメタデータが含まれます。詳細は、Oracle Fusion Middlewareの理解のメタデータ・リポジトリの概要に関する項を参照してください。

  • Oracle Application Developer Framework (Oracle ADF)

  • Oracle Web Services Manager(OWSM)