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Oracle® Fusion Middlewareライフサイクル管理ツールによるOracle Fusion Middlewareの構成
リリース12c (12.2.1.1)
E77310-01
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7 データベース・スキーマの作成

Oracle SOA Suiteドメインを構成する前に、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して、動作保証されたデータベースに必要なスキーマをインストールします。

7.1 リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)の起動

Oracle SOA Suiteのインストール後、ORACLE_HOME/oracle_common/binディレクトリからリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を起動して、ドメインに対するSOA Suiteスキーマを作成します。

Linuxオペレーティング・システムでRCUを起動するには、次のステップを実行します。

cd ORACLE_HOME/oracle_common/bin
./rcu

7.2 RCU画面からスキーマ作成へのナビゲート

RCU画面を使用して、データベース・スキーマを作成します。

7.2.1 RCUの概要

「ようこそ」画面は、RCUを起動したときに最初に表示される画面です。

「次へ」をクリックします。

7.2.2 スキーマ作成の方法の選択

「リポジトリの作成」画面を使用して、コンポーネント・スキーマを作成してデータベースにロードするための方法を選択します。

「リポジトリの作成」画面で次を実行します。
  • 対象のデータベースに対するDBAアクティビティの実行に必要なパーミッションと権限が付与されている場合は、「システム・ロードおよび製品ロード」を選択します。この手順では、SYSDBA権限が付与されていることを想定しています。

  • データベースでDBAアクティビティを実行するために必要な権限を持っていない場合は、この画面で「システム・ロードに対するスクリプトの準備」を選択します。このオプションによってSQLスクリプトが生成され、それをデータベース管理者が使用します。『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のシステム・ロードと製品ロードの理解に関する項を参照してください。

  • DBAがシステム・ロード用のSQLスクリプトをすでに実行している場合は、「製品ロードの実行」を選択します。

7.2.3 データベース接続の詳細の指定

「データベース接続の詳細」画面に、データベースに接続するためのRCUに関するデータベース接続の詳細が表示されます。

続行するには「次」をクリックし、データベース接続の成功を確認するダイアログ・ウィンドウで「OK」をクリックします。

7.2.4 カスタム接頭辞の指定とスキーマの選択

「コンポーネントの選択」画面で、SOAインフラストラクチャ・スキーマと依存スキーマで使用する接頭辞を指定します。

  1. 「新規接頭辞の作成」を選択し、接頭辞にFMWEXを入力します。これは、スキーマ資格証明を作成してウォレットに追加したときに使用した同じ接頭辞です(ウォレットの作成を参照)。

    FMWEXは、このチュートリアルで使用されるスキーマ接頭辞であることに注意してください。別の接頭辞を使用した場合は、FMWEXを実際の接頭辞の値に必ず置き換えてください。

    注意:

    ここで入力する接頭辞は、メモしておいてください。この接頭辞は、後でドメイン作成のプロセスで必要になります。

    カスタム接頭辞は、これらのスキーマをこのドメインでのみ使用するために論理的にまとめてグループ化します。カスタム接頭辞の詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のカスタム接頭辞の理解に関する項を参照してください。

  2. 「SOA Suite」スキーマを選択します。これにより、SOA Infrastructureと、依存コンポーネントとしての次のスキーマが自動的に選択されます。
    • ユーザー・メッセージング・サービス

    • Metadata Services

    • WebLogicサービス

    • Oracle Platform Security Services

    • 監査サービス

    • 監査サービス・アペンド

    • 監査サービス・ビューア

    共通インフラストラクチャ・サービスと呼ばれるスキーマも自動的に作成されますが、このスキーマはグレー表示されます(選択や選択解除はできません)。詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のサービス表スキーマの理解に関する項を参照してください。

    マルチドメイン環境のスキーマを構成する方法の詳細は、『リポジトリ作成ユーティリティによるスキーマの作成』のスキーマの作成計画に関する項を参照してください。

  3. 「次へ」をクリックして先に進み、スキーマ作成の前提条件チェックが成功したことを確認するために「OK」をクリックします。

7.2.5 スキーマ・パスワードの指定

「スキーマ・パスワード」画面で、データベースでのスキーマ・パスワードの設定方法を指定した後、パスワードを入力して確認します。

この画面で、作成してウォレットに追加した同じスキーマ・パスワードを入力します(ウォレットの作成を参照)。

ヒント:

この画面で設定するパスワードは、メモしておく必要があります。このパスワードは、後述するドメイン作成のプロセスで必要になります。

7.2.6 カスタム変数の指定

「カスタム変数」画面で、SOAインフラストラクチャ・スキーマのカスタム変数を指定します。

Oracle SOA Suiteのサンプル・トポロジでは、データベース・プロファイル(小規模)とHealthcare Integration (いいえ)の両方のデフォルト値が受け入れられます。

詳細は、Oracle SOA SuiteおよびBusiness Process Managementのインストールと構成のSOA Suiteスキーマに必要なカスタム変数についてを参照してください。

ヒント:

この画面に示されるオプションの詳細は、リポジトリ作成ユーティリティを使用したスキーマの作成のカスタム変数を参照してください。

7.2.7 表領域情報の検証

「表領域のマップ」画面に、作成するスキーマのデフォルト表領域および一時表領域が表示されます。

このチュートリアルでは、この画面の情報を確認してください。この画面で何も変更しない場合は、「次へ」をクリックし、デフォルト値をそのまま使用します。

「確認」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックして、表領域の作成を開始します。表領域の作成後、「OK」をクリックして進行状況ウィンドウを閉じ、「サマリー」画面に進みます。

7.2.8 スキーマの作成の完了

「サマリー」画面で、情報を検証し、「作成」をクリックしてスキーマ作成を開始します。

「完了サマリー」画面に到達したら、「閉じる」をクリックしてRCUを終了します。