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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesのインストールと構成
12c (12.2.1.1)
E77351-01
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9 サイト・キャプチャの構成

Oracle WebCenter Sites: サイト・キャプチャ管理対象サーバーを構成した後、サイト・キャプチャ・コンフィギュレータを使用してサイト・キャプチャを構成できます。サイト・キャプチャは、WebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスと統合することもできます。

次のトピックでは、サイト・キャプチャの構成を完了する方法について説明します。

9.1 コンフィギュレータによるサイト・キャプチャの構成

サイト・キャプチャ・コンフィギュレータは、前提条件タスクが完了した後、対話モードまたはサイレント・モードでサイト・キャプチャを構成するための手順を提供します。

サイト・キャプチャを構成する前に、次の前提条件の完了を確認してください。
  • 「データベース・スキーマの作成」で説明しているように、リポジトリ作成ユーティリティを使用して必要なデータベース・スキーマを作成します

  • 完全に機能するWebCenter Sitesインスタンスを1つ以上デプロイします。

  • WebLogic構成ウィザードとOracle WebCenter Sites — Site Captureテンプレートを使用して、サイト・キャプチャの管理対象サーバーを作成します。

    詳細は、「WebCenter Sitesドメインの構成」を参照してください。
  • WebCenter Sitesドメインのためにまだ実行していない場合は、次のスクリプトを実行して、ORACLE_HOME/wcsites/wcsites_common/lib/sites-security.jarOracle Platform Security Services資格証明ストアの読取り、書込みおよび削除のアクセス権限を付与します。

    • UNIXオペレーティング・システムの場合:

      DOMAIN_HOME/wcsites/bin/grant-opss-permission.sh
    • Windowsオペレーティング・システムの場合:

      DOMAIN_HOME\wcsites\bin\grant-opss-permission.bat

    スクリプトから入力を要求されたら、WebLogic Server管理者のユーザー名とパスワードを使用します。

コマンド・ラインからサイト・キャプチャ・コンフィギュレータを起動し、対話モードまたはサイレント・モードのいずれかでそれを実行してサイト・キャプチャを構成できます。コンフィギュレータが、構成の手順を説明します。

注意:

OHS Webサーバーを使用してサイト・キャプチャをSSlのクラスタにインストールして、OAMと統合する場合は、次の構成を実行する必要があります。
SITE OHS
<IfModule weblogic_module>
</IfModule>
<IfModule weblogic_module>
WebLogicCluster site-capture-host-node1:site-capture-port-node1,site-capture-host-node2:site-capture-port-node2 
MatchExpression *
</IfModule>
OAM OHS
<IfModule weblogic_module>
WebLogicHost load-balancer-host  
WebLogicPort load-balancer-port 
MatchExpression *
	WLIOTimeoutSecs 1200
KeepAliveEnabled true 
	ConnectTimeoutSecs 60
ConnectRetrySecs 5
	SecureProxy ON 
	WLProxySSL ON
	WLProxySSLPassThrough ON
	Debug ALL
</IfModule>

対話モードでのサイト・キャプチャ・コンフィギュレータの実行

対話モードでコンフィギュレータを実行するための手順:

  1. コマンド・ラインを使用して、ORACLE_HOME/wcsites/sitecapture/ディレクトリに移動します。

  2. サイト・キャプチャ・コンフィギュレータを実行します: java -jar sites-sitecapture-configurator.jar -configPath DOMAIN_HOME/wcsites/sitecapture/config

  3. コンフィギュレータに表示される指示に従います。

  4. HTTPS環境でクライアントがサイト・キャプチャを実行している場合は、weblogic.xmlcookie-secureフラグをtrueに設定します。

  5. このサイト・キャプチャ・インスタンスのホストである管理対象サーバーを起動します。

サイレント・モードでのサイト・キャプチャ・コンフィギュレータの実行

サイレント・モードでコンフィギュレータを実行するための手順:

  1. DOMAIN_HOME/wcsites/sitecapture/config/wcs_sitecapture_properties_bootstrap.iniファイルを編集し、指示を完了します。

  2. コマンド・ラインで、ORACLE_HOME/wcsites/sitecapture/にディレクトリを変更します。

  3. java -jar sites-sitecapture-configurator.jar -silent DOMAIN_HOME/wcsites/sitecapture/configを実行します。

  4. サイト・キャプチャの管理対象サーバーを起動します。

サイト・キャプチャの構成の完了

  1. WebCenter Sitesにログインします。

  2. 管理インタフェースにアクセスし、「管理」タブをクリックし、「システム・ツール」「プロパティ管理ツール」に移動します。

  3. カンマ区切りのURLを受け入れるvalid.urlsプロパティを編集します。サイト・キャプチャの場合は、http://sitecapture-host:sitecapture-Port/__admin/*を追加します。

  4. WebCenter Sites管理対象サーバーを起動します。

サイト・キャプチャのクラスタ構成の完了

クラスタ構成の場合は、サイト・キャプチャ構成ディレクトリをクラスタ内の全ノードで共有する必要があります。プライマリ・ノードのDOMAIN_HOME/wcsites/sitecaptureディレクトリをマウントし、クラスタ内の他のすべてのノードで共有する必要があります。それはすべてのノードで使用されるフォルダの単一のコピーである必要があります。このディレクトリには、configおよびcrawlerディレクトリが含まれます。

注意:

DOMAIN_HOME/wcsites/sitecapture/config/wcs_sitecapture_properties_bootstrap.iniファイルを手動で編集してWebCenter Sitesパスワード(oracle.wcsites.app.password)を暗号化されていないクリア・テキスト値に変更した場合は、oracle.wcsites.sitecapture.password.replaceの値をtrueに設定する必要があります。

サイト・キャプチャの構成の詳細は、Oracle WebCenter Sitesの管理のサイト・キャプチャ・アプリケーションの使用に関する項を参照してください。

注意:

WARファイルに加えた変更は、再デプロイ時に保持されないため、WARファイルの変更は、Webアプリケーションの各再デプロイの後にコピーする必要があります。一般に、イメージやスタイルシート・ファイルなどの静的アーティファクトをWebサーバーにデプロイすることをお薦めします。

9.2 サイト・キャプチャのWebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスとの統合

サイト・キャプチャをWebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスと統合した場合、リアルタイム・パブリッシュ・セッションの完了によってサイト・キャプチャをトリガーできます。次の手順では、インストールされたサイト・キャプチャと通信できるように、WebCenter Sitesのパブリッシュ・システムを統合します。

サイト・キャプチャWebCenter Sitesのパブリッシュ・プロセスを統合するには、サイト・キャプチャ・アプリケーションをインストールして構成した後、次の手順を実行します。
  1. WebCenter Sitesソース・システムで、FW_PublishingEventRegistry表に移動し、リスナーcom.fatwire.cs.crawler.RemoteElementInvokingPublishingEventListenerのブロック値をNからYに変更します。
  2. WebCenter Sitesターゲット・システムで、次の手順を実行します。
    1. 「管理」タブをクリックし、「システム・ツール」「プロパティ管理」に移動します。
    2. Sitecaptureをカテゴリ別に検索します。
    3. 次の4つのプロパティを編集し、次のように値を更新します。
      • sitecapture.url: 次のいずれかの値を指定します。

        • 単一サーバー・インストールの場合、次のサイト・キャプチャ・アプリケーションのURLを指定します。

          sc.url=http://site-capture-host:site-capture-port/__admin
        • クラスタ化されたインストールの場合、次のロード・バランサのURLを指定します。

          sc.url=http://load-balancer-host:load-balancer-port/__admin
      • sitecapture.cas.url=http://cas-host:cas-port/cas: サイト・キャプチャ・アプリケーションが指しているCASアプリケーションを指定します。

      • sitecapture.cs.username=Rest-Admin-User: サイト・キャプチャのインストールおよび構成プロセスで指定したものと同じWebCenter Sitesの一般管理者のユーザー名を指定します。

      • sitecapture.cs.password=Password: サイト・キャプチャのインストールおよび構成プロセスで指定したものと同じ管理者ユーザーのパスワードを指定します。