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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
12c (12.2.1.1)
E77297-02
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51 ポータルへのメッセージとフィードバックの追加

「メッセージ・ボード」タスク・フローを使用すると、ユーザーはコネクションとの間でやり取りされるメッセージを投稿、表示および管理できます。「フィードバック」タスク・フローを使用すると、ユーザーはコネクションとの間でやり取りされるフィードバックを投稿、表示および管理できます。この章では、ポータルにポータルに「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローを追加する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

権限

この章のタスクを実行するには、ポータル・マネージャであるか、ポータル・レベルのBasic Services: Edit Page Access and Structure (標準権限)またはPages: Edit Pages (アドバンスト権限)のいずれかの権限を持つポータル・メンバーである必要があります。

権限の詳細は、「ポータルのロールと権限について」を参照してください。

51.1 メッセージ・ボードについて

ホーム・ポータルの個人ページでメッセージ・ボードは、あなたと他のユーザーとの間でメッセージを表示および投稿するための方法を提供します。メッセージを表示するには、ホーム・ポータルのいずれかの個人ページ(あなたが作成したページ)にメッセージ・ビューアを追加する必要があります。他のユーザーからのメッセージを受信するには、他のユーザーにその個人ページへのアクセス権を付与し、それらのユーザーのメッセージの表示/投稿を許可するようにメッセージ・プリファレンスを設定する必要があります。他のユーザーのメッセージを表示または投稿するには、そのユーザーの個人ページへのアクセス権を付与され、そのユーザーのプリファレンスによってユーザーのメッセージを表示/投稿するためのアクセス権を付与される必要があります。

ホーム・ポータル以外のポータルでは、メッセージ・ボードはポータルの範囲内のメッセージを表示および投稿するための方法を提供します。ポータルでは、メッセージ・ボード・タスク・フローのすべてのインスタンスが、同じコンテンツ(ポータルのメンバーである権限を持つユーザーが投稿したメッセージ)を表示します。ポータルのメッセージ・ボードは、権限モデルとしてページ権限を利用します。

表51-1に、ポータルのメッセージ・ボードでアクションを実行するために必要なページ権限を示します。

表51-1 ポータルのメッセージ・ボードのページ権限

ページ権限 投稿 表示 更新 削除

ページの表示

いいえ

はい

いいえ

いいえ

ページのパーソナライズ

はい

はい

このユーザーが投稿したメッセージの場合は可能

このユーザーが投稿したメッセージの場合は可能

すべてのページ・アクションの実行

はい

はい

すべてのメッセージについて可能

すべてのメッセージについて可能

注意:

  • 個々のユーザーがメッセージ・ボードにアクセスする前に、システム管理者が、すべてのユーザーが自分および他のユーザーのメッセージで表示できるものと実行できる操作に影響を与えるグローバル・アプリケーション・デフォルトを設定できます。詳細は、『Oracle WebCenter Portalの管理』のメッセージ・ボードの構成に関する項を参照してください。

  • 「メッセージ・ボード」ビューアで使用できるほかに、メッセージは「アクティビティ・ストリーム」にストリーミングされます(システム管理者がメッセージ・ボード・アクティビティを表示しないように「アクティビティ・ストリーム」を構成した場合を除く)。

WebCenter Portalでは、次のメッセージ・ボード・タスク・フローが提供されます。

メッセージ・ボードの機能の詳細は、『Oracle WebCenter Portalの使用』のフィードバックおよびメッセージ・ボードの使用に関する項を参照してください。

51.2 フィードバックについて

「フィードバック」は、フィードバック注釈を表示、投稿および管理するための方法を提供します。フィードバック・タスク・フローを個々のユーザーに関連付けて、ホーム・ポータルのユーザーの個人ページに追加する必要があります。これにより、フィードバックを提供できるように、ユーザーは他のユーザーにその個人ページへのアクセス権を付与できます。

WebCenter Portalでは、次のフィードバック・タスク・フローが提供されます。

フィードバックの機能の詳細は、『Oracle WebCenter Portalの使用』のフィードバックおよびメッセージ・ボードの使用に関する項を参照してください。

51.3 ページへの「メッセージ・ボード」または「フィードバック」タスク・フローの追加

ページにメッセージ・ボード・タスク・フローまたはフィードバック・タスク・フローを追加する手順は、「ページへのコンポーネントの追加」を参照してください。

注意:

リソース・カタログでのメッセージ・ボード・タスク・フローまたはフィードバック・タスク・フローの有無や場所は、リソース・カタログの構成方法によって異なります。たとえば、デフォルトのポータル・カタログでは、メッセージ・ボード・タスク・フローは「ソーシャルとコミュニケーション」フォルダに含まれます。

フィードバック・タスク・フローは、WebCenter Portalのデフォルトのポータル・カタログでは使用できないため、これらがページで使用できるようにしたカスタム・リソース・カタログに追加されている場合はそのエントリのみが表示されます。

詳細は、「リソース・レジストリからのリソースの追加」を参照してください(「リソース・カタログ・アイテムの追加」ダイアログで、「タスク・フロー」「デザインタイム」の順に選択し、フィードバック・タスク・フローまでスクロールします)。ポータル・ページの編集にカスタム・リソース・カタログを使用するには、それが使用可能であることを確認し、「ポータルのリソース・カタログの変更」の説明に従って、ポータルでページによって使用されるように設定します。

51.4 メッセージ・ボード・タスク・フローおよびフィードバック・タスク・フローのプロパティの使用

注意:

「フィードバック」タスク・フローはユーザーの個人ページのためのもので、個人ユーザーに関連付ける必要があります。ただし、タスク・フローのプロパティの使用は高度なタスクであるため、『Oracle WebCenter Portalの使用』ではなくこのガイドで扱っています。

メッセージ・ボード・タスク・フローおよびフィードバック・タスク・フローには関連するプロパティがあり、これらのプロパティには、十分な権限を持つユーザーが、タスク・フローの「アクション・メニューの表示」からアクセスできます。たとえば、ページの編集モードで、このタスク・フローをクリックして「アクション・メニューの表示」を表示し、「パラメータ」を選択して「パラメータ」ダイアログを開きます(図51-5)。

図51-5 フィードバック・タスク・フローの「パラメータ」ダイアログ

図51-5の説明が続きます
「図51-5 フィードバック・タスク・フローの「パラメータ」ダイアログ」の説明

次の各項では、メッセージ・ボード・タスク・フローおよびフィードバック・タスク・フローのプロパティと、タスク・フローのパラメータについて説明します。

注意:

詳細は、「コンポーネントのプロパティの設定」を参照してください。

51.4.1 「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローのプロパティの設定

ページ・エディタでコンポーネントを選択すると、「アクション・メニューの表示」が開き(図51-6)、ここから、コンポーネントのプロパティ(「パラメータ」、「アクセス」、「表示オプション」、「スタイル」および「コンテンツ・スタイル」)にアクセスできます。

図51-6 メッセージ・ボード・タスク・フローの「アクション・メニューの表示」

図51-6の説明が続きます
「図51-6 メッセージ・ボード・タスク・フローの「アクション・メニューの表示」」の説明

メッセージ・ボード・タスク・フローまたはフィードバック・タスク・フローのプロパティを設定するには、次の手順を実行します。

  1. ページ・エディタで、このタスク・フローを含むページを開きます(「ページ・エディタでのページのオープン」を参照)。
  2. タスク・フローを選択して「アクション・メニューの表示」をクリックし、設定するプロパティを選択します。

    「パラメータ」ダイアログと「表示オプション」ダイアログから式言語(EL)エディタにアクセスできます。ELエディタを使用すると、定数値のかわりに変数値を選択または指定できます。プロパティの横にある式エディタのアイコンアイコンをクリックし、「式ビルダー」を選択してエディタを開きます。

    注意:

    「表示オプション」ダイアログにELを入力する際、閉じ大カッコがないなど無効な構文が検出された場合にのみ、パーサーはエラーを報告します。検証は構文に対してのみ行われ、式の値に対しては行われません。汎用の表示オプションとは、表10-1に掲載されているオプションです。

    ELの検証は、汎用ではない表示オプションに対しては実行されません。

    ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle JDeveloperによる、WebCenter Portalアセットおよびカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

  3. 変更を保存します。

51.4.2 「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローのパラメータ

表51-2は、「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローに固有のパラメータについて説明しています。

表51-2 「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローのパラメータ

パラメータ 説明

Display Message Size

それぞれのフィードバック・メッセージについて表示する文字数。

指定の値を超えるメッセージは切り捨てられます。

このパラメータは、「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローに関連付けられています。

End Date

メッセージや投稿を表示する日付範囲の終了日。

YYYY/MM/DDという書式を使用します。このパラメータはStart Dateとともに使用します。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード

Group Space

メッセージを表示するポータルを指定します

ポータル内部名を入力します。ポータルの内部名は、ポータルの管理設定の「一般」ページのポータルURL」で指定される名前になります。ポータル表示名「表示名」によって指定される名前で、ポータル上部にあるバナーに表示される名前になります。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Hide Actions

通常はフィードバックまたはメッセージ・ボードのエントリと関連付けられているアクション(プライベート、編集、非表示、削除など)を表示するか非表示にするかを指定します。

  • チェック・ボックスを選択して、フィードバックまたはメッセージ・ボードのエントリと関連付けられているアクションを非表示にします(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除して、フィードバックまたはメッセージ・ボードのエントリと関連付けられているアクションを表示します(#{false})。値を入力しない場合のデフォルトは、これになります。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Hide Footer

タスク・フローのフッターを非表示にするかどうかを指定します。

  • チェック・ボックスを選択して、タスク・フローのフッターを非表示にします(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除して、タスク・フローのフッターを表示します(#{false})。

このパラメータによって、「詳細」リンクがオン(#{false})またはオフ(#{true})になります。同様にタスク・フロー下部に表示される可能性がある「前」および「次」リンクには影響を与えないことに注意してください。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Hide Given

他のユーザー宛てに投稿したフィードバックの表示を有効にするか無効にするかを指定します。

  • チェック・ボックスを選択して、所定のタスク・フロー・インスタンスで他のユーザー宛てに投稿したフィードバックの表示を無効にします(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除して、所定のタスク・フロー・インスタンスで他のユーザー宛てに投稿したフィードバックの表示を許可します(#{false})。

Hide Givenを選択すると、「表示」メニューが非表示になり、受信したフィードバックのみが表示されます。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

Hide Header

タスク・フローのヘッダーを表示するか非表示にするかを指定します。

  • チェック・ボックスを選択すると、タスク・フロー・ヘッダーは非表示になります(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除すると、タスク・フロー・ヘッダーは表示されます(#{false})。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Hide Publisher

メッセージ入力フィールドおよびファイルとURLのアップロード用コントロールを表示するか非表示にするかを指定します(パブリッシャ)。

  • チェック・ボックスを選択して、所定のタスク・フロー・インスタンスでメッセージ入力フィールドの表示を無効にします(#{true})。

  • チェック・ボックスを選択解除して、所定のタスク・フロー・インスタンスでメッセージ入力フィールドの表示を許可します(#{false})。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Message Type

表示するメッセージのタイプを指定します。

  • All - (デフォルト)パブリック・メッセージとプライベート・メッセージの両方を表示します。

  • Public - パブリック・メッセージのみを表示します。

  • Private - プライベート・メッセージのみを表示します。

このパラメータは、ユーザーが各自のメッセージ・ボードを表示している場合にのみ適用されます。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

No of Feedback items

タスク・フローに表示するフィードバック・アイテムの数。

たとえば、タスク・フローに最大5つのアイテムを表示させるには、5と入力します。クイック・ビューでは、指定された数より多くのアイテムがある場合は、タスク・フローの下部に「詳細」リンクが表示されます。ユーザーが「詳細」をクリックすると、タスク・フローのメイン・ビューが開き、そこですべてのアイテムにアクセスできます。メイン・ビューには、「前」リンクと「次」リンクが表示されます。ユーザーはこれらのリンクをクリックして、前や次のページのエントリを表示できます。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

No of Messages

タスク・フローに表示するメッセージの数。

たとえば、タスク・フローに最大5つのアイテムを表示させるには、5と入力します。クイック・ビューでは、指定された数より多くのアイテムがある場合は、タスク・フローの下部に「詳細」リンクが表示されます。ユーザーが「詳細」をクリックすると、タスク・フローのメイン・ビューが開き、そこですべてのアイテムにアクセスできます。メイン・ビューには、「前」リンクと「次」リンクが表示されます。ユーザーはこれらのリンクをクリックして、前や次のページのエントリを表示できます。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

Resource Id

タスク・フローに表示するユーザーのID。

この値は自動的に#{securityContext.userName}に設定され、これによって現在のユーザーの名前が返されます。

注意: ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

このパラメータは、「フィードバック」タスク・フローに関連付けられています。

Start Date

メッセージや投稿を表示する日付範囲の開始日。

YYYY/MM/DDという書式を使用します。このパラメータはEnd Dateとともに使用します。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • フィードバック

  • フィードバック - クイック・ビュー

  • メッセージ・ボード

User Id

タスク・フローに表示するユーザーのID。

この値は自動的に#{securityContext.userName}に設定され、これによって現在のユーザーの名前が返されます。

注意: ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

このパラメータは「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローに関連付けられています。

User Name

タスク・フローに表示するユーザーのID。

この値は自動的に#{securityContext.userName}に設定され、これによって現在のユーザーの名前が返されます。

注意: ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください。

このパラメータは、次のタスク・フローに関連付けられています。

  • メッセージ・ボード

  • メッセージ・ボード - クイック・ビュー

51.4.3 パラメータを使用した「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フロー・インスタンスの構成

「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローに関連付けられたプロパティを使用して、表示するメッセージの数、フィードバック投稿の最大長、メッセージ入力フィールドの表示と非表示などを制御できます。

タスク・フローのプロパティを設定すると、すべてのユーザーのタスク・フロー・インスタンス・ビューが影響を受けます。

この項では、タスク・フロー・パラメータを使用してこれらを行う方法の例を示します。次のサブセクションが含まれます:

51.4.3.1 タスク・フロー・インスタンス上の「アクション」リンクおよびアイコンの非表示化

ページ編集権限を持つユーザーは、「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」または「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローのHide Actionsパラメータを設定して、投稿された各メッセージに通常は関連付けられているアクションを非表示にできます。こうしたアクションには、「編集」リンク、「非表示」リンク、「プライベート」リンクおよび「削除」アイコンがあります(図51-7)。

図51-7 メッセージ・ボードのメッセージのアクション

図51-7の説明が続きます
「図51-7 メッセージ・ボードのメッセージのアクション」の説明

「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」または「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのアクションを非表示にするには、次の手順を実行します。

  1. 「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」または「フィードバック - クイック・ビュー」のタスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、「Hide Actions」を選択します。

    注意:

    非表示のアクションを表示するには、「Hide Actions」を選択解除します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

51.4.3.2 表示するメッセージ数およびフィードバック投稿数の制限

すべての「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フロー・タイプのパラメータによって、所定のタスク・フロー・インスタンスに表示するメッセージ数またはフィードバック投稿数を指定できます。メッセージ数または投稿数が指定した値を超えた場合は、次のようになります。

  • 「前」および「次」アイコンがタスク・フローのフル・ビューに表示され、ユーザーはページを移動してすべてのメッセージや投稿を表示できます。

  • タスク・フローのクイック・ビューに「詳細」リンクが表示されます。ユーザーがこれをクリックすると、動的に生成されたページが起動し、すべてのメッセージまたは投稿が表示されます。

「メッセージ・ボード」タスク・フローおよび「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、No of Messagesパラメータを使用します。「フィードバック」タスク・フローおよび「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、No of Feedback Itemsパラメータを使用します。

所定のタスク・フロー・インスタンスに表示するメッセージ数およびフィードバック投稿数を制限するには、次の手順を実行します。

  1. メッセージ・ボードまたはフィードバックのタスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、タスク・フロー・インスタンスで許可するメッセージまたはフィードバック投稿の数を入力します。
    • 「メッセージ・ボード」タスク・フローおよび「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、「No of Messages」ボックスに数を入力します。

    • 「フィードバック」タスク・フローおよび「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローの場合は、「No of Feedback Items」に数を入力します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

51.4.3.3 「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローへの投稿の長さの制限

「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのDisplay Message Sizeパラメータを使用して、所定の投稿で入力できる文字の数を制限できます。制限値を超える投稿は切り捨てられます。

「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローへの投稿で入力できる文字の数を制限するには、次の手順を実行します。

  1. フィードバック - クイック・ビュー・タスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログの「Display Message Size」ボックスに、所定の投稿に許可される文字数を入力します。
  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

51.4.3.4 ユーザーによるメッセージ・ボードへのメッセージ追加の阻止

Hide Publisherパラメータを使用して、「メッセージ・ボード」または「メッセージ・ボード - クイック・ビュー」タスク・フロー・インスタンスのメッセージ入力フィールドとそれに関連付けられたアイコンを非表示にできます。入力ポイントなしでメッセージ・ボードを現在のメッセージへのウィンドウにする場合、これが役立ちます。

ユーザーが「メッセージ・ボード」タスク・フロー・インスタンスへメッセージを追加できないようにするには、次の手順を実行します。

  1. メッセージ・ボード・タスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、「Hide Publisher」を選択します。

    注意:

    パブリッシャ・コントロールを表示するには、「Hide Publisher」を選択解除します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

51.4.3.5 他のユーザー宛てに投稿したフィードバックの非表示化

Hide Givenパラメータを使用して、両方のタイプのフィードバック・タスク・フローで他のユーザー宛てに投稿したフィードバックが表示されないようにできます。Hide Givenを選択すると、「表示」メニューが非表示になり、受信したフィードバックのみが表示されます。

他のユーザー宛てに投稿したフィードバックを非表示にするには、次の手順を実行します。

  1. フィードバック・タスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、「Hide Given」を選択します。

    注意:

    「表示」メニューを表示するには、「Hide Given」を選択解除します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

51.4.3.6 指定したポータルへのメッセージの表示のスコープ設定

どちらのタイプのメッセージ・ボード・タスク・フローも、メッセージの表示先ポータルを指定するためのGroup Portalパラメータを提供します。たとえば、ユーザーが標準ポータルに入力するメッセージをホーム・ポータルから表示できるように設定すると仮定します。ホーム・ポータルのページにいずれかのタイプのメッセージ・ボード・タスク・フローを配置して、標準ポータルに入力されたメッセージを表示するようにこれを構成できます。

指定したポータルにメッセージの表示をスコープ設定するには、次の手順を実行します。

  1. メッセージ・ボード・タスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログの「Group Portalフィールドに、対象のポータルの内部名を入力します。

    注意:

    パブリッシャ・コントロールを表示するには、「Hide Publisher」を選択解除します。

    ヒント:

    ポータル内部名は、ポータルの管理設定の「一般」ページのポータルURL」で指定される名前になります。ポータル表示名「表示名」によって指定される名前で、ポータル上部にあるバナーに表示される名前になります。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

51.4.3.7 表示されるメッセージとフィードバックの日付範囲の指定

「メッセージ・ボード」、「フィードバック」および「フィードバック - クイック・ビュー」タスク・フローのStart DateおよびEnd Dateパラメータを使用して、表示するメッセージとフィードバック投稿を、指定した2つの日付の間に入力されたものに制限できます。

どちらのパラメータでも、日付書式YYYY-MM-DDを使用します(例: 2010-01-02)。

表示するメッセージとフィードバック投稿を、指定の日付範囲内に入力されたものに制限するには、次の手順を実行します。

  1. メッセージ・ボードまたはフィードバックのタスク・フロー・インスタンスのツールバーで、「アクション・メニューの表示」をクリックし、「パラメータ」を選択します。
  2. 「パラメータ」ダイアログで、日付範囲を入力します。
    • Start Dateフィールドに、メッセージや投稿を表示する日付範囲の開始日を入力します。

    • End Dateフィールドに、メッセージや投稿を表示する日付範囲の終了日を入力します。

  3. コンポーネント・パラメータの修正が終了したら、「OK」をクリックします。
  4. 変更を保存して、ページ・エディタを終了します。

51.5 「メッセージ・ボード」および「フィードバック」タスク・フローの使用

メッセージ・ボード・タスク・フローおよびフィードバック・タスク・フローの使用方法の詳細は、『Oracle WebCenter Portalの使用』のフィードバックおよびメッセージ・ボードの使用に関する項を参照してください。