作成後、ロード・バランサをOracle Java Cloud Serviceインスタンスに追加できます。
複数の管理対象サーバー・ノードを含むOracle Java Cloud Serviceインスタンスの場合、ロード・バランサを使用すると次のような利点が得られます。
すべての管理対象サーバーにおいてリクエストのルーティングを管理します。
ルーティング・ポリシーの構成が可能になります。
Oracle Java Cloud Serviceインスタンスの中断で説明されているように、定期メンテナンス実施のためにサービス・インスタンスを一時的に中断できるようになります。
サービス・インスタンスには、ゼロ、1つまたは2つのロード・バランサ・ノード(VM)を含めることができます。 各ノードには、個別のパブリックIPアドレスが割り当てられます。 2つのアクティブなロード・バランサ・ノードを持つ構成には、次のような利点があります。
ロード・バランサが使用不能になった場合の高可用性。
アプリケーションのスループットを高めるための複数のロード・バランサ。
注意:
Oracle Java Cloud Serviceは、ロード・バランサが使用不能になった場合、アプリケーション・リクエストを他のロード・バランサ・ノードに自動的にフェイルオーバーしません。Oracle Traffic Director (OTD)は、サービス・インスタンスのロード・バランサとして使用されます。
ロード・バランサをサービス・インスタンスに追加するには:
ロード・バランサの追加中、サービス・インスタンスはMaintenanceステータスになるため、サービス・インスタンスで他の管理操作は開始できません。
また、ロード・バランサが追加されると、そのロード・バランサの情報が「管理」ページの「ロード・バランサ」タブに表示されます。
「WebLogicプラグインの有効化」コントロールをOracle WebLogic Serverに設定する必要がある場合は、このコントロールを手動で設定する必要があります。 サービス・インスタンスの作成後にロード・バランサをOracle Java Cloud Serviceインスタンスに追加した場合、Oracle Java Cloud ServiceではOracle WebLogic Serverでの「WebLogicプラグインの有効化」コントロールの設定は行われません。 この動作は、サービス・インスタンスの作成時にロード・バランサをサービス・インスタンスに追加するときの動作とは異なります。
詳細は、WebLogicプラグイン有効化の使用についてを参照してください。