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パッチ適用事前チェックの実行とパッチ適用に関する問題の対処

オプションのパッチ適用事前チェックを行うと、パッチ適用の失敗を引き起こす可能性がある原因を特定することができ、パッチ適用を試行する前に問題を確認して修正できます。

パッチ適用事前チェックの実行

パッチ適用では、事前チェックが実行されてからパッチが適用されます。ただし、パッチ適用の前にオプションの事前チェック操作を実行することで、まず問題を特定して修正することができます。

事前チェックは、メニューから選択すると自動的に行われ、結果を知らせるメッセージを出力します。
事前チェックでは次の条件がチェックされます。
  • ディスク領域不足

  • データベース接続の切断

  • サーバーの停止

  • ストレージのアクセス失敗

事前チェックでは、別の管理タスク(バックアップ、リストアまたはスケーリング)が進行中かどうかは確認されません。これらが実行している場合はパッチ適用を行うことができません。

事前チェックで問題がない場合、または特定されたすべての問題を対処した場合は、パッチ適用処理を実行したときにそれらの問題が発生しません。

パッチ適用ページにリストされている承認済パッチについて事前チェックをリクエストするだけで使用できます。
  1. チェックしたいパッチの右側のメニュー・アイコンメニュー・アイコンをクリックします。
    「事前チェック」「パッチ」が含まれるメニューが表示されます。
  2. 「事前チェック」を選択します。
    パッチ名の下にメッセージが表示されます: Prechecks in progress
  3. リフレッシュアイコンリフレッシュアイコンをクリックして、事前チェックが終了したかどうかを確認します。
    事前チェックが終了すると、「事前チェックの結果」リンクが表示されます。
    • 事前チェックが成功した場合は、緑色のチェック・マーク・アイコンが表示されます。

    • 事前チェックが失敗した場合は、赤色の感嘆符アイコンが表示されます。

  4. 「事前チェックの結果」リンクをクリックします。
    「パッチ事前チェックの結果」ダイアログが表示されます。
    • 事前チェックが成功した場合に、ダイアログに表示されるメッセージ: date_and_timeでのパッチ patch_name_and versionの事前チェックに成功しました。 競合は見つかりません。

      たとえば、opatchを使用して未承認のパッチが適用されると競合が発生します。 Oracle Java Cloud Serviceパッチ適用ページから入手できる承認済パッチのみを適用してください。

    • 事前チェックが失敗した場合に、ダイアログに表示されるメッセージ: data_and_timeでのパッチpatch_name_and_versionの事前チェックに失敗しました。

      エラー・メッセージもダイアログに表示されます。 事前チェックが失敗した場合は、エラー・メッセージを調べて、対処する必要がある問題を確認します。

「事前チェックの結果」リンクは、事前チェックが完了した後もそのまま表示されます。

パッチ適用事前チェックの問題の対処

パッチ適用の前に事前チェックを実行することで、パッチ適用の成功を妨げる条件を確認できます。

事前チェックを実行すると問題を特定することができ、パッチを適用する前に問題に対処できます。

エラー・メッセージへのアクセス

エラー・メッセージは、「パッチ適用中」ページのパッチ適用結果リンクをクリックして表示されるパッチ適用事前チェック結果ダイアログに表示されます。

注意:

次のメッセージに示される値は例です。 実際の値およびホスト名は異なります。

ディスク領域不足

ディスク領域不足のためにパッチ適用が失敗する可能性がある場合は、次のエラー・メッセージが表示されます。

Not enough space on vm. Dir size: 457 Free space: 350

十分なディスク領域がない場合は、不要なバックアップの削除などを行ってディスク領域を解放してください。 詳細は、「バックアップの削除」を参照してください。

データベース接続の切断

データベース接続が失われているためにパッチ適用が失敗する可能性がある場合は、次のエラー・メッセージが表示されます。

Could not connect to database running at 
location. 
Please ensure that the database, VM, database instance, and 
database listener being used by the service are running. 
Currently configured: testdb.us.oracle.com:1521:orcl12c

データベースが存在し正常であることを確認します。 Oracle Database Cloud Serviceコンソールを開いて、データベース・デプロイメントのステータスを確認します。

ノード・マネージャの停止

ノード・マネージャが実行していないためにパッチ適用が失敗する可能性がある場合は、次のメッセージが表示されます。

Nodemanager is not running on test_adminserver. 
Could not reach node manager on host: test_adminserver.

ノード・マネージャを起動します。

管理対象サーバーと管理サーバー間の接続の問題

管理対象サーバーと管理サーバーの間にSSH接続がないためにパッチ適用が失敗する可能性がある場合は、次のメッセージが表示されます。

Connectivity issue between Managed Server 
VM test-wls-2 and Admin Server VM test-wls-1. Please contact 
Oracle Support Services to ensure connectivity 
is restored.

Oracleサポート・サービスに連絡して、接続をリストアしてください。

実行していないサーバー

管理サーバーまたは管理対象サーバーが実行していないためにパッチ適用が失敗する可能性がある場合は、次のメッセージが表示されます。

Admin Server is not running on test-wls-1.
Please ensure Admin Server is running through 
Node Manager. Could not reach adminserver: test_adminserver 
on host test-wls-1 through NodeManager.
Could not reach managed server: test_server_1 on host test-wls-1
through NodeManager. Please refer to the WebLogic
documentation to start managed server through 
node manager using WLS Console or wlst.

実行していないサーバーを起動します。 「Oracle Java Cloud Service Instanceと個々のVMの停止と起動」を参照してください。