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このリリースでのOracle Autonomous Health Frameworkユーザーズ・ガイド リリース12cの変更点

ここでは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2)およびリリース1 (12.1)のOracle Autonomous Health Frameworkでの変更点をリストします。

トピック:

Oracle Database 12c  リリース2 (12.2)の新機能

Oracle Database 12c リリース2 (12.2)の新機能は次のとおりです。

トピック:

Oracle Cluster Health Advisor

Oracle Cluster Health Advisorは、Oracle Database 12c リリース2 (12.2)で導入されました。Oracle Cluster Health Advisorは、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)とOracle RAC One Nodeデータベース、およびオペレーティング・システムとハードウェア・リソースからデータを収集します。その後、Oracle Cluster Health Advisorはデータベースの問題またはパフォーマンスの問題の修正方法のアドバイスを提供します。

グリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)の拡張

Oracle Grid Infrastructureのデプロイメントでは、グローバルなクラスタを離れたグリッド・インフラストラクチャ管理リポジトリ(GIMR)がサポートされるようになりました。

Oracle ORAchkおよびOracle EXAchk 12.1.0.2.7の新機能

Oracle ORAchkおよびOracle EXAchk 12.1.0.2.7の新機能は次のとおりです。

トピック:

企業全体のデータ構成およびメンテナンスの簡素化

このリリースには、システムおよびユーザーの構成とメンテナンスを簡素化し、状態チェック収集結果をアップロードする複数の変更点が含まれます。

トピック:

事業単位へのシステムの一括マッピング

Oracle Health Check Collections Managerでは、多数のシステムを事業単位に迅速にマッピングできるようにXML一括アップロード・オプションが提供されます。

ログイン時のユーザーの選択的取得

デフォルトでは、Oracle Health Check Collections Managerは、LDAP認証を使用してログインするユーザーの詳細を取得し、Oracle Health Check Collections Managerロールをユーザーに割り当てます。

状態チェック収集結果のアップロードの詳細の構成

状態チェック収集結果をOracle Health Check Collections Managerデータベースに自動的にアップロードするようにOracle ORAchkおよびOracle EXAchkを構成します。

失敗したアップロードの表示および再試行

新しいオプション-checkfaileduploadsを使用して、失敗したアップロードを検出します。

Oracle Health Checkの収集の消去の管理

Oracle Health Check Collections Managerは、3か月より古くなった収集をデフォルトで消去するようになりました。

ファイル属性に対する変更の追跡

Oracle ORAchkおよびOracle EXAchkのオプション–fileattrを使用して、ファイル属性への変更を追跡します。

–fileattrオプションとともに実行した場合、Oracle ORAchkおよびOracle EXAchkでは、デフォルトで、Oracle Grid InfrastructureおよびOracle Databaseホーム内のすべてのファイルが検索されます。また、監視するディレクトリ、サブディレクトリおよびファイルのリストを指定し、スナップショットを比較して変更を確認します。

関連項目

実行に特権ユーザーを必要とする状態チェックの検出

新しい特権ユーザー・フィルタを使用して、実行するのに特権ユーザーを必要とする状態チェックを検出します。

関連項目

より広範囲のOracle製品のサポート

状態チェックのサポートは、Linuxオペレーティング・システムの状態チェック(Oracle ORAchkのみ)、外部ZFS Storage Applianceの状態チェック(Exalogic上のOracle EXAchkのみ)およびOracle Enterprise Manager Cloud Control 13.1を含めるように拡張されました。

関連項目

Oracle Exadata Storage Server上でのより簡単なOracle EXAchkの実行

データベース・サーバーからストレージ・サーバーへのSSH接続なしで、Oracle Exadata Storage ServerからOracle EXAchkを実行します。

関連項目

Oracle ORAchkおよびOracle EXAchkの新しい状態チェック

次の項目を対象として新しい状態チェックが含まれています。

  • Oracle Exadata

  • Oracle SuperCluster

  • Oracle Exalogic

  • Oracle ZFS Storage

  • Oracle Enterprise Linux

  • Oracle Solaris Cluster

  • Oracle DatabaseおよびOracle Grid Infrastructure

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Control Oracle Management Service (OMS)およびリポジトリ

My Oracle Supportのノート1268927.2を参照し、ヘルス・チェック・カタログ・タブをクリックして、ヘルス・チェックのリストをダウンロードおよび表示します。

関連項目

クラスタ状態モニター12.2.0.1.1の新機能

oclumon dumpnodeviewコマンドに次の2つの新しいパラメータが追加されました。

  • oclumon dumpnodeview —format csv: このオプションは、dumpnodeviewのCSV形式出力モードを提供します。

  • oclumon dumpnodeview –procag: このオプションは、カテゴリごとに集計されたノード・ビュー・プロセスの出力を提供します。

関連項目

Oracle Trace File Analyzer 12.2.0.1.1の新機能

Oracle Trace File Analyzerリリース12.2.0.1.1の新機能は次のとおりです。

  • Oracle Trace File Analyzerにより、30日よりも古いログの自動消去が60分間隔で実行されます。

  • managelogsコマンドを使用して、自動診断リポジトリ(ADR)のログおよびトレース・ファイルを管理します。

  • Oracle Trace File Analyzerは、ディスク使用状況の監視、およびスナップショットの記録を自動的に実行するようになりました。

  • Oracle Trace File Analyzerは、イベントドリブンのサポート・サービス・リクエスト・データ収集(SRDC)の収集を提供するようになりました。

  • Oracle Trace File Analyzerは、インシデント・パッケージング・サービス(IPS)を統合しており、IPSを実行してインシデント、問題およびパッケージを表示できるようになりました。IPSパッケージを診断収集に含めることもでき、その際、IPSパッケージを操作してからパッケージングするオプションもあります。

  • Oracle Trace File AnalyzerはJava Runtime Environment (JRE) 1.8上に構築されています。

    Oracle Trace File Analyzerは、このリリースでJava Runtime Environment (JRE) 1.8上に構築されました。最新のJava機能を使用します。bashシェルはOracle Trace File Analyzerでは必要なくなりました。Oracle Trace File Analyzerは、シェル・スクリプトとしてではなくJava上で実行されるため、Microsoft Windowsプラットフォームでサポートされるようになりました。

    Oracle Trace File Analyzerを使用する予定である場合、JREが必要です。JREは、Oracle DatabaseおよびOracle Grid Infrastructureに付属しています。JREは、My Oracle Supportのノート1513912.2にあるOracle Trace File Analyzerのデータベース・サポート・ツール・バンドルにも含まれています。

関連項目

ハング・マネージャの新機能

ハング・マネージャには、次の新機能が含まれます。

  • 感度設定

    sensitivityパラメータを設定して、ハング・マネージャがセッションのハングを確認するために待機するしきい値期間を調整します。

  • トレース・ファイルの数の設定

    base_file_set_countパラメータを設定して、トレース・ファイル・セット内に生成できるトレース・ファイルの数を調整します。

  • トレース・ファイルのサイズの設定

    base_file_size_limitパラメータを設定して、トレース・ファイルのサイズ(バイト単位)を調整します。

関連項目

メモリー・ガードの新機能

  • メモリー不足が検出された場合のアラート通知

    メモリー・ガードは、危険性があるサーバーを検出するとアラート通知を送信するようになりました。これらの通知を監査ログで見つけます。

関連項目

Oracle Database Quality of Service Management 12c リリース2 (12.2.0.1)の新機能

  • OC4J J2EEコンテナを置き換える新しいqosmserver

    以前のリリースでは、Oracle Database Quality of Service ManagementサーバーがOC4J J2EEコンテナにデプロイされていました。OC4J J2EEは、最新バージョンのJavaではサポートされておらず、Oracle Database Quality of Service Managementで必要とされる以上のリソース・フットプリントが発生していました。qosmserverと呼ばれる、Tomcatのプロファイル・バージョンによってOC4J J2EEコンテナが置き換えられます。

  • 管理者管理およびマルチテナントのOracle RACデータベースの完全なサポート

    Oracle Database 12c リリース1 (12.1)では、Oracle Database Quality of Service Managementは管理者管理のOracle RACおよびOracle RAC One Nodeデータベースをその測定のみモードと監視モードでサポートしていました。このリリースでは、管理者管理のOracle RACデータベースおよびマルチテナントOracle RACデータベースの管理モードでOracle Database Quality of Service Managementサポートを使用できます。ただし、管理者管理のデータベースはサーバー・プールで実行されないため、Oracle Database Quality of Service Managementは、管理者管理のデータベースのサーバー・プール・サイズの変更によるインスタンス数の拡大や縮小は実行できません。Oracle Enterprise Manager Cloud Controlは、Oracle Database Quality of Service Managementのページでこの新機能をサポートしています。