4.1.2 Oracle Trace File Analyzerの自動化された診断収集
デーモン・モードで実行されている場合、Oracle Trace File Analyzerでは、重要なOracleログを確認して重要な問題の兆候となるイベントが監視されます。
その後、検出されたイベント・タイプに基づいて、Oracle Trace File Analyzerで自動診断収集が開始されます。
収集されるデータは、検出されたイベントに応じて異なります。Oracle Trace File Analyzerによってクラスタに関連する収集の連携が行われ、該当する期間周辺のログが切り捨てられ、すべての収集結果が1つのノードの単一のパッケージにパッケージ化されます。
Oracle Trace File Analyzerでは、検出されたすべてのイベントに対して収集が実行されるわけではありません。イベントが初めて識別されると、Oracle Trace File Analyzerによって収集の開始点がトリガーされ、5分間待機してから診断収集が開始されます。5分間の待機には、他の関連するイベントも同時に取得するという目的があります。
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5分後にもまだイベントが発生する場合、Oracle Trace File Analyzerは、診断収集の完了をさらに最大5分待機し、イベントが発生しない30秒間を待ちます。
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最初の検出から10分間依然としてイベントが発生する場合、Oracle Trace File Analyzerは、診断収集を強制的に実行し、次のイベントに対する新しい収集の開始点を生成します。
収集が完了すると、Oracle Trace File Analyzerから収集結果の場所の詳細を含む電子メール通知が関連する受信者に送信されます。
表4-1 自動イベント検出のトリガー
文字列パターン | 監視対象ログ |
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アラート・ログ - DB アラート・ログ - ASM アラート・ログ - ASMプロキシ アラート・ログ - ASM IOサーバー |
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アラート・ログ - CRS |
関連項目