13.40 INSERT文の拡張機能

SQLのINSERT文に対するPL/SQLの拡張機能により、insert_into_clauseで列リストを指定するかわりに、single_table_insertvalues_clauseでレコード名を指定できます

この形式のINSERT文は、結果的にはレコードを表に挿入しますが、実際には表に行を追加し、その行の各列へ対応するレコードの値を設定します。

関連項目:

SQLのINSERT文の構文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

ここでのトピック

構文

insert_into_clause ::=

values_clause ::=

セマンティクス

insert_into_clause

dml_table_expression_clause

通常は表名。詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

t_alias

dml_table_expression_clauseの別名。

values_clause

record

RECORD型または%ROWTYPE型のレコード変数の名前。recordは、dml_table_expression_clauseによって説明される項目の行を表している必要があります。つまり、レコードには、行のすべての列に対して、互換性のあるデータ型のフィールドが必要です。列にNOT NULL制約が含まれている場合、対応するフィールドにNULL値を含めることはできません。

関連項目:

INSERT文の構文の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。

  • 例5-52デフォルト値のレコードの挿入による表の初期化