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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース2
E78869-07
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38.4 Oracle SuperClusterシステムの表示

Oracle SuperClusterのランディング・ページには、システムに関する情報とそのシステムに含まれるターゲットについて集約された情報が表示されます。このページは2つの部分に分かれています。上のリージョンは、システムの概要を示すダッシュレットで構成されています。

最初のダッシュレットは、「サマリー」ダッシュレットです。システムのサマリー、つまり最も重要なターゲット・タイプ(ラック、スイッチ、サーバー、Exadataセル)の合計数、使用可能なメモリー量およびCPUコア数が表示されます。

2番目のダッシュレットには、重大度でグループ化されたオープン・インシデントの数が表示されます。Oracle SuperClusterは、関連付けられているすべてのターゲットからインシデントを収集します。ダッシュレットで数字をクリックすると、インシデントの詳細を取得できます。詳細は、たとえば「ターゲット」、「サマリー」、「最終更新」、「確認済」および「ステータス」などの情報とともに、表に表示されます。ターゲットをクリックして特定のターゲットの詳細情報を表示したり、サマリーをクリックしてインシデントの詳細を表示することができます。

3番目のダッシュレットには、最後の構成変更の時間と、最後にインシデントが報告された時間が表示されます。

メイン・ページは、Oracle SuperClusterの物理ビューを表示する1つのタブで構成されています。いずれかのターゲットをクリックすると、重要情報が表示され、ターゲットのランディング・ページが開きます。別のラックまたはMシリーズ・サーバーに切り替えるには、左のメニューで選択します(システムに複数のラックまたはMシリーズ・サーバーがある場合のみ可能。)

38.4.1 Oracle SuperClusterの物理ビュー

Oracle SuperClusterシステムの物理ビューには、Oracle SuperClusterシステムがラックにどのように物理的に構築されているかの概要が表示されます。システムに複数のラックまたはMシリーズ・サーバーがある場合、左側にあるセレクタからターゲットを選択して、その詳細な物理レイアウトを表示することができます。(ラックまたはサーバーが1つのみ存在する場合、セレクタは非表示です)。いずれかのターゲットまたはコンポーネントをクリックすると、その詳細情報を表示できます。ターゲットになんらかのインシデントが存在する場合は、その特定のターゲットが赤枠で強調され、注意が必要であることを示します。重大度ごとにグループ化されたインシデントを表示するには、ターゲットをクリックします。続けて重大度をクリックすると、インシデントの詳細をさらに取得できるインシデント・マネージャを開くことができます。

物理ビューの表示は、様々に切り替えることができます。

  • フォトリアリスティック・ビューにはシステムのリアルな写真が表示され、すべてのコンポーネントの詳細なグラフィックスが提供されます。

  • 構成図ビューはデータ指向で、ロケータ光、ステータス、温度、ホスト名などの、最も重要な情報が表示されます。ビューの各コンポーネントは、コンポーネントを簡単に識別できるように、タイプに基づいて色分けされています。

  • 表ビューは、物理ビューを表で表したもので、表示対象コンポーネントと最も重要な情報のリストが表示されます。

図38-3は、Oracle SuperClusterシステムの前面ビューと背面ビューを示しています。

図38-3 Oracle SuperClusterラックのビュー

図38-3の説明が続きます
「図38-3 Oracle SuperClusterラックのビュー」の説明

38.4.2 Oracle SuperClusterシステムでの仮想化管理

Oracle Superclusterの仮想化管理では、管理する予定の各仮想プラットフォームにEnterprise Managerエージェントをデプロイする必要があります。

Oracle VM Server for SPARCをモニタリングするには、制御ドメイン・オペレーティング・システムにホスト・ターゲットのEMエージェントをデプロイします。このエージェントは、すべてのOracle VM Server for SPARCリソースと、制御ドメインに構成されたSolarisゾーンをモニタリングします。Enterprise managerエージェントがゲスト・ドメイン・オペレーティング・システムにデプロイされると、ゲスト・ドメインに構成されたSolarisゾーンがモニタリングされます。ホスト・ターゲットの追加ウィザードを使用して、EMエージェントを制御ドメインとOracle Solarisゾーンにインストールできます。