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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース2
E78869-07
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28.3 管理エージェントのログ・ファイルおよびトレース・ファイルの検索

次の項では、Oracle Management Agentのログ・ファイルとトレース・ファイルについて説明します。

28.3.1 管理エージェントのログ・ファイルおよびトレース・ファイルについて

Oracle Management Agentのログ・ファイルとトレース・ファイルは、サポート担当者が後から問題の解決に使用できる重要な情報を格納します。エージェントのメイン・ログは、$EMSTATE/sysman/logにあります。ログは、デフォルトでは、5MBずつの11のセグメントに分かれています。セグメントは、gcagent.logおよびgcagent.log.#と名前が付けられています(#は1から10までの数値です)。これらの設定は、次の項で説明するように、emd.properties内のプロパティによって制御されます。最後のセグメントは常にgcagent.logで、最も古いセグメントはgcagent.log.Xです(Xは最大の数値です)。

管理エージェントは次のログ・ファイルを使用します。

  • Oracle Management Agentメタデータ・ログ・ファイル(gcagent.log)

    このログ・ファイルには、追跡、デバッグ、情報、エラー、またはエージェントからの警告メッセージが含まれます。

  • Oracle Management Agent fetchletトレース・ファイル(gcagent_sdk.trc)

    このログ・ファイルには、fetchletおよびreceiveletについてのロギング情報が含まれます。

  • Oracle Management Agentエラー・ログ・ファイル(gcagent_errors.log)

    このエラー・ログ・ファイルには、エラーについての情報が含まれます。このファイル内のエラーは、gcagent.log内のエラーの複製です。

  • Oracle Management Agentメタデータ・ログ・ファイル(gcagent_mdu.log)

    このログは、エージェントに対するメタデータの更新を追跡します。

  • Enterprise Manager Controlログ・ファイル(emctl.log)

    Enterprise Manager Controlコマンドを実行すると、情報はemctl.logファイルに保存されます。emctl.logファイルの詳細は、「Enterprise Managerコンポーネントの起動および停止」の章を参照してください。

注意:

前述のすべてのエージェント・ログ($EMSTATE/sysman/logにあるもの)は一時的なものです。エージェント・ログは、セグメント化されており、全体サイズに制限があるため、削除や管理の必要はありません。

28.3.1.1 エージェント・ログ・ファイルの構造

ログには、次の形式の個別のログ・メッセージが含まれます。

YYYY-MM-DD HH:MM:SS,### [<tid>:<thread code or code:name>] <level> -<the message>

各項目の意味は次のとおりです。

  • YYYY-MM-DD HH:MM:SS,###はタイムスタンプです(24時間形式で、###は小数ミリ秒です)。

  • <tid>はスレッドIDです(小数)。

  • <thread name or code>は、スレッドの完全名または省略形式の16進数コードです(次の例を参照)。

  • <level>はロギング・レベルで、(重要性が大きくなる順に)DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATALのいずれかを指定できます。

  • <the message>は、ログされるフリー・テキスト・メッセージです。メッセージには、新しい行および生成された複数の行を含めることができます。

次に例を示します。

2011-06-07 15:00:00,016 [1:3305B9:main] DEBUG - ADR_BASE='/ade/example_user/oracle/example/agentStateDir' 
2011-06-07 15:00:01,883 [1:3305B9] INFO - Agent is starting up

28.3.2 管理エージェントのログ・ファイルおよびトレース・ファイルの検索

管理エージェントのログ・ファイルおよびトレース・ファイルは、エージェントのランタイム・ディレクトリに書き込まれます。ランタイム・ディレクトリは、次のコマンドを使用して検索できます。

$ emctl getemhome

ログ・ファイルとトレース・ファイルは<EMHOME>/sysman/logにあります。

28.3.3 Oracle Management Agentのログ・レベルの設定

各ログ・メッセージは、特定のログ・レベルを使用してログに記録されます。ログ・レベルは、DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATALという優先順序で並べられます。ログ設定によって、ログに含められる最小レベルが決定されます。たとえば、ログ・レベルがINFO(デフォルト)に設定されている場合、レベルINFO以上(INFO、WARN、ERRORおよびFATAL)のログ・メッセージのみがログに含められます。

ロギング構成構文はハンドラ(log4j用語でのアペンダ)とロガーの概念を使用します。ハンドラは1つの出力ファイルとそのファイルの管理方法(最大ファイル・サイズ、セグメント数など)を定義します。すべてのハンドラに使用されるデフォルトのログ接頭辞oracle.sysmanがあり、ログ接頭辞は指定しないことに注意してください。ロギング・プロパティはLogger.接頭辞をエージェント(log4j)ロギング構成に対し使用し、ODLLogger.接頭辞をODL(java.util.logger.*に基づく)ロギング構成に使用します。接頭辞の他は、どちらのシステムも同じ構文を共有します。構成の完全な構文(LoggerおよびODLLogger接頭辞を除く)は次のとおりです。

表28-2

プロパティ名 説明 必須 デフォルト値

directory=<directory>

ロギング・システム(log4jまたはODL)のロギング・ディレクトリを定義します。あるシステムに対するディレクトリの指定は他のシステムに影響を与えません(Logger.ディレクトリの設定は、Logger.構成にのみ影響し、ODLLogger.には影響しません)。

いいえ

$EMSTATE/sysman/log

<handler>.filename=<filename>

ハンドラで使用するファイル名。ファイル名が相対的な場合、ロギング・ディレクトリに対して相対的です(前述のディレクトリ・プロパティを参照)。絶対ファイル名はそのまま使用されます。

できる

<handler>.level=<level>

ハンドラのデフォルトのロギング・レベル。使用できるレベルは次のとおりです。

DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL

できる

<handler>.totalSize=<size>

すべてのハンドラのファイル・セグメントの合計サイズ(MB)。

いいえ

無制限

<handler>.segment.count=<count>

ハンドラで使用するセグメント数。

いいえ

1

<handler>.logger=<logger names>

このハンドラで使用される、ロガー名のカンマ区切りのリスト。

いいえ

指定しないと、デフォルトのロガーが使用されます。

level.<logger name>=<level>

ロガーとその子孫すべてに特定のロギング・レベルを設定します。使用できるレベルは次のとおりです。

DEBUG、INFO、WARN、ERROR、FATAL

いいえ

additivity.<logger name>=<trueまたはfalse>

falseに設定すると、特定のロガー名に対して構成されているハンドラのみが使用されます。それ以外の場合、ロガーの親の名前に対して構成されているハンドラも使用されます。

いいえ

true

次に構文の例を示します。

# logging properties
Logger.log.filename=gcagent.log
Logger.log.level=INFO
Logger.log.totalSize=100
Logger.log.segment.count=20 

ODLLogger.wsm.level=ERROR
ODLLogger.wsm.totalSize=5
ODLLogger.wsm.segment.count=5
ODLLogger.wsm.filename=gcagent_wsm.log

前述のログ構成は、デフォルトのロギング・レベルがINFOで、合計サイズが100MBのgcagent.logファイルを(デフォルトのロギング・ディレクトリに)作成し、最大20セグメントを使用し、デフォルトのロガー(oracle.sysman)により使用されるように構成されたハンドラ(ログ)を設定します。

28.3.3.1 デフォルトのロギング・レベルの変更

管理エージェントにDEBUGレベルのロギングを有効にするには、ログ・ハンドラのレベルをDEBUG(後述)に設定します。その後でエージェントをリロードします。

Logger.log.level=DEBUG 

または、次のようにemctl setproperty agentコマンドを使用します。

$ emctl setproperty agent -name "Logger.log.level" -value DEBUG

または

$ emctl setproperty agent -name "Logger.log.level" -value "DEBUG"

28.3.3.2 gcagent.logの設定

gcagent.logはエージェントのメイン・ログで、エージェントのすべてのコア・コードからのログ・エントリが含まれます。次にgcagent.logの構成を示します。

Logger.log.filename=gcagent.log
Logger.log.level=DEBUG
Logger.log.totalSize=100
Logger.log.segment.count=20

28.3.3.3 gcagent_error.logの設定

gcagent_errors.logは、gcagent.logのサブセットで、ERRORおよびFATALレベルのログ・メッセージが含まれます。gcagent_errors.logのロギング構成はemd.propertiesで指定されます。gcagent_errors.logの設定は次のとおりです。

Logger.err.filename=gcagent_errors.log
Logger.err.level=ERROR
Logger.err.totalSize=100
Logger.err.segment.count=5

28.3.3.4 個々のクラスおよびパッケージのログ・レベルの設定

個々のクラスおよびパッケージのロギング・レベルも設定できます。次に、現在デフォルトで構成されている例を示します。

# Set the class loaders to level INFO
Logger.level.oracle.sysman.gcagent.metadata.impl.ChainedClassLoader=INFO 
Logger.level.oracle.sysman.gcagent.metadata.impl.ReverseDelegationClassLoader=INFO 
Logger.level.oracle.sysman.gcagent.metadata.impl.PluginLibraryClassLoader=INFO 
Logger.level.oracle.sysman.gcagent.metadata.impl.PluginClassLoader=INFO 

上の構成では、4つのクラスのデフォルトのロギング・レベルがINFOに変更されました。デフォルトのロギング・レベルがINFOの場合、差異はありませんが、デフォルトのログ・レベルがDEBUGに設定されている場合(コードのデバッグ時)、これら4つのクラスのDEBUGレベルでのロギングが阻止されます(一般に詳細すぎるため)。

逆の場合も同様です。たとえば、次の構成が追加されるとします(デフォルトでは設定されていません)。

Logger.level.oracle.sysman.gcagent.metadata.impl.collection=DEBUG 

デフォルトのログ・レベルがINFOであっても、oracle.sysman.gcagent.metadata.impl.collectionパッケージ内のすべてのクラスが、DEBUGレベルでログに記録されます。

28.3.3.5 gcagent_mdu.logの設定

gcagent_mdu.logファイルでは、ターゲット・インスタンス、ターゲット・インスタンス・コレクションまたはブラックアウトを変更するクライアント・コマンドごとに一連のエントリが作成されます。次に、エントリを示します。

2011-08-18 22:56:40,467 [HTTP Listener-34 - /emd/main/ (DispatchRequests)] - SAVE TARGET(S)
<Target IDENTIFIER="TARGET_GUID=6A3A159D0BB320C50B7926E0671A1A98" STATUS="MONITORED" TIMEZONE_REGION="" ON_HOST="" DISPLAY_NAME="EM Management Beacon" NAME="EM Management Beacon" TYPE="oracle_beacon"/>
<Target IDENTIFIER="TARGET_GUID=51F9BBC6F5B833058F4278B51E496000" STATUS="MONITORED" TIMEZONE_REGION="" ON_HOST="" DISPLAY_NAME="mytestBeacon" NAME="mytestBeacon" TYPE="oracle_beacon"><Property VALUE="***" NAME="proxyHost"/><Property VALUE="***" NAME="proxyPort"/><Property VALUE="***" NAME="dontProxyFor"/></Target>
<Target IDENTIFIER="TARGET_GUID=7C4336B536C9F241DBCAC4D1D082AD22" STATUS="MONITORED" TIMEZONE_REGION="" ON_HOST="" DISPLAY_NAME="CSAcollector" NAME="CSAcollector" TYPE="oracle_csa_collector"><Property VALUE="***" NAME="recvFileDir"/></Target>
<Target IDENTIFIER="TARGET_GUID=207B57A3FE300C86F81FE7D409F5DD1C" STATUS="MONITORED" TIMEZONE_REGION="" ON_HOST="" DISPLAY_NAME="Oemrep_Database" NAME="Oemrep_Database" TYPE="oracle_database"><Property VALUE="***" NAME="MachineName"/><Property VALUE="***" NAME="Port"/><Property VALUE="***" NAME="SID"/><Property VALUE="***" NAME="OracleHome"/><Property ENCRYPTED="FALSE" VALUE="***" NAME="UserName"/><Property ENCRYPTED="FALSE" VALUE="***" NAME="Role"/><Property ENCRYPTED="FALSE" VALUE="***" NAME="password"/></Target>
<Target IDENTIFIER="TARGET_GUID=0C48C5AE0FAFB42ED91F897FF398FC84" STATUS="MONITORED" TIMEZONE_REGION="" ON_HOST="" DISPLAY_NAME="Management Services and Repository" NAME="Management Services and Repository" TYPE="oracle_emrep"><Property VALUE="***" NAME="ConnectDescriptor"/><Property ENCRYPTED="FALSE" VALUE="***" NAME="UserName"/><Property ENCRYPTED="FALSE" VALUE="***" NAME="password"/><AssocTargetInstance ASSOC_TARGET_TYPE="oracle_oms" ASSOC_TARGET_NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service" ASSOCIATION_NAME="app_composite_contains"/><AssocTargetInstance ASSOC_TARGET_TYPE="oracle_oms" ASSOC_TARGET_NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service" ASSOCIATION_NAME="internal_contains"/><CompositeMembership><Member ASSOCIATION="" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_CONSOLE" TYPE="oracle_oms_console"/><Member ASSOCIATION="" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_PBS" TYPE="oracle_oms_pbs"/><Member ASSOCIATION="" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service" TYPE="oracle_oms"/></CompositeMembership></Target>
<Target IDENTIFIER="TARGET_GUID=DF64B4A7C0F2EEBA7894EA3AD4CAF61E" STATUS="MONITORED" TIMEZONE_REGION="" ON_HOST="" DISPLAY_NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service" TYPE="oracle_oms"><Property VALUE="***" NAME="InstanceHome"/><Property VALUE="***" NAME="OracleHome"/><AssocTargetInstance ASSOC_TARGET_TYPE="oracle_oms_console" ASSOC_TARGET_NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_CONSOLE" ASSOCIATION_NAME="app_composite_contains"/><AssocTargetInstance ASSOC_TARGET_TYPE="oracle_oms_pbs" ASSOC_TARGET_NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_PBS" ASSOCIATION_NAME="app_composite_contains"/><AssocTargetInstance ASSOC_TARGET_TYPE="oracle_oms_console" ASSOC_TARGET_NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_CONSOLE" ASSOCIATION_NAME="internal_contains"/><AssocTargetInstance ASSOC_TARGET_TYPE="oracle_oms_pbs" ASSOC_TARGET_NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_PBS" ASSOCIATION_NAME="internal_contains"/><CompositeMembership><MemberOf ASSOCIATION="" NAME="Management Services and Repository" TYPE="oracle_emrep"/><Member ASSOCIATION="" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_CONSOLE" TYPE="oracle_oms_console"/><Member ASSOCIATION="" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_PBS" TYPE="oracle_oms_pbs"/></CompositeMembership></Target>
<Target IDENTIFIER="TARGET_GUID=4D290260F13596502EFD8F3E22752404" STATUS="MONITORED" TIMEZONE_REGION="" ON_HOST="" DISPLAY_NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_CONSOLE" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_CONSOLE" TYPE="oracle_oms_console"><Property VALUE="***" NAME="InstanceHome"/><Property VALUE="***" NAME="OracleHome"/><CompositeMembership><MemberOf ASSOCIATION="" NAME="Management Services and Repository" TYPE="oracle_emrep"/><MemberOf ASSOCIATION="" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service" TYPE="oracle_oms"/></CompositeMembership></Target>
<Target IDENTIFIER="TARGET_GUID=D0A23AE06A9E678221B075A216364541" STATUS="MONITORED" TIMEZONE_REGION="" ON_HOST="" DISPLAY_NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_PBS" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service_PBS" TYPE="oracle_oms_pbs"><Property VALUE="***" NAME="InstanceHome"/><Property VALUE="***" NAME="OracleHome"/><CompositeMembership><MemberOf ASSOCIATION="" NAME="Management Services and Repository" TYPE="oracle_emrep"/><MemberOf ASSOCIATION="" NAME="linuxserver07.myco.com:41034_Management_Service" TYPE="oracle_oms"/></CompositeMembership></Target>
2011-08-18 22:57:10,084 [HTTP Listener-34 - /emd/main/ (DispatchRequests)] - SUCCESS
2011-08-18 22:57:10,084 [HTTP Listener-34 - /emd/main/ (DispatchRequests)] - SUCCESS
2011-08-18 22:57:10,084 [HTTP Listener-34 - /emd/main/ (DispatchRequests)] - SUCCESS
2011-08-18 22:57:10,084 [HTTP Listener-34 - /emd/main/ (DispatchRequests)] - SUCCESS
2011-08-18 22:57:10,084 [HTTP Listener-34 - /emd/main/ (DispatchRequests)] - SUCCESS
2011-08-18 22:57:10,084 [HTTP Listener-34 - /emd/main/ (DispatchRequests)] - SUCCESS
2011-08-18 22:57:10,084 [HTTP Listener-34 - /emd/main/ (DispatchRequests)] - SUCCESS
2011-08-18 22:57:10,084 [HTTP Listener-34 - /emd/main/ (DispatchRequests)] - SUCCESS

上の例の保存されたターゲットのバッチでは、元のリクエストが22:56:40に着信しており、保存されたターゲットのリストがSAVE TARGET(S)メッセージの後の行に表示されています。このケースでは、8個のターゲットがありました。ターゲットの保存結果は、次の8行に表示されており(同じスレッド)、このケースでは、すべてが22:57:10までに正常に保存されました。

パターンは、保存されたコレクション・アイテム(またはコレクション)およびブラックアウトと同じです。

gcagent_mduログのロギング構成はemd.propertiesで指定されますが、このログは変更できません。たとえば、これらのエントリはINFOレベルでログに記録され、スペースを保存してこれをWARNに変更する場合、これはemd.propertiesファイルのmduログ・エントリを編集することでのみ可能で、このログを有効に無効化できます。

gcagent_mduログの設定は次のとおりです。

Logger.mdu.filename=gcagent_mdu.log
Logger.mdu.level=INFO
Logger.mdu.totalSize=100
Logger.mdu.segment.count=5
Logger.mdu.logger=Mdu

注意:

ファイル名およびロガー設定はサポートから要求された場合にのみ変更します。

28.3.3.6 TRACEレベルの設定

次の_enableTraceプロパティがtrueに設定されている場合、DEBUGメッセージとして示されるTRACEロギング・レベルが有効になります。

Logger._enableTrace=true

トレース・レベルが機能するには、エージェント・ログのデフォルトのログ・レベルをDEBUGに設定する必要があります。