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Oracle® Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド
13c リリース2
E78869-07
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21.3 更新の適用

更新の適用プロセスは、基本的に次のようになります。

次の項で、更新の適用方法について説明します。

21.3.1 オンライン・モードでの更新の適用

更新を適用するためには、ソフトウェア・ライブラリ(ローカル・ストア)にダウンロードする必要があります。自己更新コンソールから、入手可能な最新の更新を確認できます。

Enterprise Managerで入手可能な更新をダウンロードするには、インターネット経由でEnterprise Managerストアにアクセスできる必要があります。このアクセスが不可能な場合は、オフライン・モードでエンティティをダウンロードできます。詳細は、「オフライン・モードでの更新の適用」を参照してください。

  1. 「設定」メニューで、「拡張性」「自己更新」の順に選択します。
  2. 「更新の確認」をクリックして、Oracleからの新しい更新があるかどうかを確認するジョブを発行します。「OK」をクリックして、確認メッセージを閉じます。
  3. ジョブが完了したら、目的のエンティティ・タイプを選択し、「アクション」メニューから「開く」を選択します。エンティティ・タイプのページが表示されます。
  4. 使用可能な更新のリストから更新を選択します。
  5. 「ダウンロード」をクリックします。「スケジュール・ダウンロード」ダイアログ・ボックスが表示されます。
  6. 更新をいつダウンロードするか選択します。複数のダウンロードを同時にスケジュールすることも可能です。

    次のオプションを使用できます。

    • 即時

    • 後で(指定した時刻)

    • ダウンロードが完了したとき通知を送信するかどうか

  7. 「選択」をクリックします。ソフトウェア・ライブラリに更新をダウンロードするためのEnterprise Managerジョブが作成されます。

    Enterprise Managerでは、Oracle Enterprise Managerストアからのアーカイブのダウンロードが開始します。ダウンロードが完了するまで待ちます。(オフライン・モードの場合、システムは指定された場所からの読取りを開始します。)

    ダウンロードが完了すると、確認ページが表示されます。

    注意:

    ページは自動的にはリフレッシュされません。更新出力ダウンロード・ステータスを表示するには、リフレッシュ・アイコンをクリックします。

  8. エンティティが一度ソフトウェア・ライブラリにダウンロードされれば、インストールに適用できるようになります。リストから「ダウンロード」ステータスの更新を選択してから、「適用」をクリックします。

    アプリケーション・プロセスはエンティティ・タイプによって次のように異なります。

    • コネクタ、診断チェックおよびコンプライアンス・コンテンツの場合、「適用」をクリックすると、Enterprise Managerの更新がインストールされます。これ以外のアクションは必要ありません。

    • プラグインの場合、プラグイン・デプロイ・ページにリダイレクトされます。

    • プロビジョニング・バンドルの場合、Enterprise Managerコンソールを終了し、端末を介してOpatchおよび他のコマンドを実行し、OMSを再起動する必要があります。

21.3.2 オフライン・モードでの更新の適用

セキュリティの厳しい環境など、状況によっては、Enterprise ManagerとEnterprise Manager Updateストアとの間でインターネット接続を確立できない場合があります。このような状況では、オフライン・モードで自己更新機能を使用できます。

Enterprise Manager Updateストアへの接続で引き続き更新を入手する必要があるため、更新プロセスでは、インターネットにアクセス可能なコンピュータがサイトに存在する必要があります。このコンピュータからは、ファイアウォールを越えたところにあるコンピュータにも更新ファイルを転送できます。

オフライン更新の一般的な手順は、次のとおりです。

  1. Cloud Controlがオフライン・モードに設定されていることを確認します。「設定」メニューから、「プロビジョニングとパッチ適用」、「オフライン・パッチ」の順に選択します。
  2. 「接続」の設定を「オフライン」に変更します。
  3. 自己更新ホームページで、「更新の確認」をクリックします。メッセージが表示され、すべての更新のカタログをダウンロードするためにアクセスされるURLが示されます。
  4. インターネット接続できるコンピュータから、メッセージに記載されていたURLを使用してカタログ・ファイルをダウンロードします。
  5. ダウンロードしたファイルを、更新のデプロイ先であるOracle Management Serviceホストまたは管理エージェント・ホストにコピーします。
  6. emcli import_update_catalogコマンドを実行して、更新するOracle Management Serviceインスタンスまたは管理エージェントに、ファイルをインポートします。
  7. 自己更新ホームから更新を確認し、「アクション」メニューの「ダウンロード」をクリックします。URLおよび手順を含むメッセージが表示されます。
  8. 更新を適用するには、「アクション」メニューの「適用」をクリックします。