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Oracle® Fusion Middleware Oracle BAMでのビジネス・アクティビティのモニタリング
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7 ビジネス・ビューの作成と使用

この章では、ビジネス問合せやキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)によってフェッチされたデータを表示する、様々なタイプのOracle Business Activity Monitoring (Oracle BAM)のビューを作成およびフォーマットする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

7.1 ビジネス・ビューの理解

ビジネス・ビューまたはビューとは、ビジネス問合せや1つ以上のKPIによってフェッチされたデータの視覚表現のことです。

ほとんどのビューでは、メジャーと呼ばれる数値データ・フィールドが、ディメンションと呼ばれる数値以外のデータ・フィールドによってグループ化されています。たとえば、売上(メジャー)を国(ディメンション)別にグループ化できます。集計とは、合計や平均など、データ・フィールドの複数の値に基づく計算のことです。

注意:

1つのビューで複数のメジャーまたはディメンションが表示される順序は、基礎となる問合せによって決定されます。詳細は、ビジネス問合せの作成を参照してください。

表7-1に、ビュー・カテゴリおよび各カテゴリ内のビュー・タイプを示します。

Oracle BAMでは、Oracle Application Development Frameworkのデータ視覚化ツール(DVT)に基づいて、様々なビュー・タイプが使用されます。これらを次に示します。

  • グラフ・ビュー

  • チャート・ビュー

  • 表ビュー

  • ゲージ・ビュー

  • ジオマップ・ビュー

  • ツリーマップ・ビュー

  • KPIウォッチリスト・ビュー

面チャート、棒チャート、横棒チャート、折れ線チャート、円チャート、コンボ・チャート、散布図チャートおよびバブル・チャートのビューは、まとめてチャート・ビューと呼ばれます。これらの各ビューに対応するグラフ・ビューのバリエーションがあります。

グラフの中には切替え可能なものがあります。これらは互換性のあるタイプに変更できます。問合せに互換性がある場合、一部のビューは相互に切替え可能です。これらは、面、棒、横棒、折れ線、円およびコンボのビューです。ゲージ・ビューは、そのカテゴリ内で切り替え可能です。

色、フォント、ラベル、しきい値およびその他のプロパティを変更し、様々な方法でビューをフォーマットできます。詳細は、ビジネス・ビューのフォーマットを参照してください。

実行時に動的に変更可能な、ビューの特性を構成できます。ドリルと呼ばれる、より詳細なデータをユーザーが表示できる方法を構成できます。エンド・ユーザーがビューで実行可能なアクションを構成できます。また、ビューが基づく問合せを連続した問合せに変更する、アクティブ・データを構成することもできます。詳細は、「ビジネス・ビューとのランタイムの相互作用」を参照してください。

表7-1 ビジネス・ビューのカテゴリおよびタイプ

アイコン カテゴリ ビジネス・ビュー・タイプ ビジネス問合せ要件 推奨条件

面ビュー・アイコン

積上げ面

面チャート

グループSQL問合せ

X軸が日時フィールドなどの単一の連続するディメンションで、データの線が交差する見込みがない場合

棒ビュー・アイコン

二重-Y棒

積上げ棒

二重-Y積上げ棒

棒チャート

グループSQL問合せ

横軸に複数または連続しないディメンションが表示されている場合

横棒アイコン

横棒

横棒

二重-Y棒

積上げ棒

二重-Y積上げ棒

横棒チャート

時系列を使用しないグループSQL問合せ

縦軸に複数または連続しないディメンションが表示されている場合

折れ線ビュー・アイコン

折れ線

折れ線

二重-Y折れ線

積上げ折れ線

二重-Y積上げ折れ線

折れ線チャート

グループSQL問合せ

X軸が日時フィールドなどの単一の連続するディメンションで、データの線が交差する可能性が高い場合

円ビュー・アイコン

複数円

ドーナツ

複数ドーナツ

円チャート

グループSQL問合せ

1つのディメンションで1つのメジャーを分析しているか、または複数バリエーションの場合には、同じディメンションで複数のメジャーを分析しており、データに負の値が含まれていない場合

コンボ・ビュー・アイコン

コンボ

コンボ・グラフ

コンボ・チャート

グループSQL問合せ

非常に異なるメジャーを比較している場合

表ビュー・アイコン

リスト

アクション・リスト

縮小リスト

ピボット表

リストおよびアクション・リスト: フラットSQL問合せ

縮小リスト: 1つ以上の集計タイプ、1つ以上のメジャーおよび1つ以上のディメンションを含むグループSQL問合せ

ピボット表: 1つ以上の集計タイプ、1つ以上のメジャーおよび2つ以上のディメンションを含むグループSQL問合せ

グラフのかわりに正確な数字を表示するか、または表形式フォーマットでデータを表示する必要がある場合

KPIウォッチリスト・ビュー・アイコン

KPIウォッチリスト

KPIウォッチリスト

1つ以上のリアルタイムKPIまたはスケジュールされたKPI

関連するクリティカル・メジャーのセットを確認できるようにする場合

ゲージ・ビュー・アイコン

ゲージ

ダイアル

しきい値ありのダイアル

矢印

ステータスメーター

垂直ステータスメーター

ディメンションを含まないグループSQL問合せ

単一のクリティカル・メジャーの集計値を確認できるようにする場合

ジオマップ・アイコン ジオマップ

点テーマ

色テーマ

GPSテーマ

点テーマ: 住所および国コードのフィールドまたは緯度と経度のフィールドおよび1つのメジャーを含むフラットSQL問合せ

GPSテーマ: 緯度と経度のフィールドおよび1つのメジャーを含むフラットSQL問合せ

色テーマ: フラットSQL問合せおよび1つのメジャー(場所フィールドは、表7-6を参照してください)

メジャーの分析において地理が特に重要な場合

散布図ビュー・アイコン

散布図

散布図

散布図

少なくとも2つのメジャーを含むグループSQL問合せ

2つのメジャー間の関係を確認できるようにする場合

バブル・ビュー・アイコン

バブル

バブル・グラフ

バブル・チャート

少なくとも3つのメジャーを含むグループSQL問合せ

3つのメジャー間の関係を確認できるようにする場合

ツリーマップ・ビュー・アイコン

ツリーマップ

ツリーマップ

ツリー・モデル問合せ

ディメンションが階層化されている場合(国、州または都道府県、および市区町村など)

7.2 ビジネス・ビューの前提条件と用途

ビジネス・ビューの前提条件は、ビジネス・ビューが円滑に機能するように、ビジネス・ビューを作成する前に完了する必要があるタスクです。

ビジネス・ビューを作成する前に、次のことを実行する必要があります。

  • プロジェクトに、ビューに表示するデータを含むデータ・オブジェクトを追加します。プロジェクトの詳細は、プロジェクトの計画および作成を参照してください。データ・オブジェクトの詳細は、データ・オブジェクトの使用を参照してください。

  • タイプがKPIウォッチリストのビューを作成する場合は、ビューの基準となる1つ以上のKPIを作成します。KPIの詳細は、KPIの作成を参照してください。

  • その他のビューを作成する場合は、ビューの基準となるビジネス問合せを作成します。作成する問合せのタイプは、表7-1の「ビジネス問合せ要件」列を参照してください。問合せの詳細は、ビジネス問合せの作成を参照してください。

ビューでは連続した問合せを使用できません。ただし、ほとんどのビューでデータをアクティブにすることはできます。詳細は、アクティブ・データの使用を参照してください。

ビジネス・ビューを作成したら、次の方法でビューを使用できます。

ダッシュボード

ダッシュボードには、関連するビジネス・ビューのグループが含まれます。ユーザーに対してデータを表示するには、ビューがダッシュボードに含まれている必要があります。詳細は、ダッシュボードの作成を参照してください。

ダッシュボードを作成する前に、ボトムアップ・アプローチを使用してビューを作成できます。または、ダッシュボード内のビューを作成する前に、トップダウン・アプローチを使用してダッシュボードを作成できます。詳細は、ダッシュボードの作成およびビューの追加およびボトムアップまたはトップダウンのプロジェクト構築手順の選択を参照してください。

パラメータの使用

ビジネス・ビューで、パラメータと直接相互作用することはできません。ただし、ユーザー指定のパラメータ値を使用して問合せデータをフィルタすることで、ダッシュボードに含まれるビューに表示されるデータを変更できます。詳細は、パラメータの作成を参照してください。

ビューで、アラートと相互作用することはできません。ただし、ビュー固有のアクションを構成できます。詳細は、ビジネス・ビューでのアクションの使用を参照してください。

7.3 ビジネス・ビューの作成

この項では、Oracle BAMの各ビューを作成して使用する方法について説明します。

この項では、次の項目について説明します。

7.3.1 チャート・ビジネス・ビューおよびグラフ・ビジネス・ビューの作成

ビジネス・ビューは、グラフ・ビューとチャート・ビューに広く分類されます。チャート・ビューは、グラフ・ビューよりも強化された機能を提供するデータ視覚化ツール(DVT)に基づいています。次に、チャート・ビューに固有のプロパティをいくつか示します。
  • チャート・ビューの下部にあるスライド・ズーム・ホイール。棒、折れ線、面およびコンボの各チャートについては、チャートに下にあるプレビュー・コントロールを使用して、X軸の範囲を狭め、選択した範囲のデータを表示することができます。

  • 動作の非表示と表示: 凡例ボタンをクリックして、チャートで選択したグループまたはシリーズの非表示と表示を切り替えることができます。

  • 時間軸のインテリジェントなレイアウト: 棒、折れ線、面またはコンボの各チャートのX軸が時間の値に基づいている場合、DVTチャートは隣り合うグループの間隔を判断します。

    たとえば、1月1日、2月1日および11月1日という時間グループを考えてみましょう。1月1日と2月1日の間の時間間隔は、2月1日と11月1日の間の時間間隔よりもはるかに短いため、最初のグループと2番目のグループは、2番目と3番目のグループと比べて、その分近づいて表示されます。また、X軸に表示される時間グループのグループ・ラベルの数は、選択したデータ範囲に基づいて変動します。たとえば、範囲全体のチャート・データを表示する場合、X軸に表示されるのは年のみです。データのサブセットにズームインすると、月と日付が表示されるようになります。

ビジネス・ビューには、次のカテゴリ内のすべてのビューが含まれます。

ビューには、値の描画線と、視覚的に比較できるように塗りつぶされた面が表示されます。

グラフ・ビューと異なり、チャート・ビューは次のように表示されます。

ビューには、集計値を表す縦棒が表示されます。

横棒ビューには、集計値を表す横棒が表示されます。

横棒グラフでは、標準の規則と異なり、X軸が縦、Y軸が横になります。これは、1つのグラフ・ビューから別のグラフ・ビューに切り替えて、軸プロパティを保持できるようにするために必要です。

折れ線ビューには、値または比較値の描画線が表示されます。

図7-5 折れ線グラフの例

図7-5の説明が続きます
「図7-5 折れ線グラフの例」の説明

ビューには、円のセグメントで値が表示されます。

データに負の値が含まれる場合、円は表示されません。

コンボ・ビューには、値の組合せが、面、棒および線として同じビューに表示されます。

図7-7 コンボ・グラフの例

図7-7の説明が続きます
「図7-7 コンボ・グラフの例」の説明

注意:

データが連続していないか、基礎となる問合せで凡例が使用されている場合は、棒グラフまたは横棒グラフを使用することをお薦めします。面、折れ線およびコンボの各グラフでは、NULL値によって線が欠落する場合があります。

散布図ビューはバブル・ビューに似ていますが、X、Y座標がバブルではなく、様々な形と色の点として表示されることが異なります。「バブルのサイズ」データ・フィールドの選択を除いて、散布図ビューの作成手順は、バブル・ビューの作成手順と同じです。

次に、バブル・グラフ・ビューの例を示します。

図7-9 バブル・グラフの例

図7-9の説明が続きます
「図7-9 バブル・グラフの例」の説明

バブル・チャートを使用していても「バブルのサイズ」属性が負の値の場合は、対応するバブルは表示されません。

ビュー・タイプには、一般的に次のようなバリエーションがあります。

  • 二重-Yビューには、左右に1つずつ、2つのY軸があります。

  • 積上げビューには、値のセットが異なる列に並んで積み上げられるのではなく、単一のセグメント化された列に積み上げられて表示されます。図7-4に、セグメント化された棒を含む積上げ横棒グラフを示します。

  • 二重-Y積上げビューは、二重-Y積上げを組み合せたものです。

注意:

面グラフのメジャーが別のメジャーの後ろに隠れる場合は、基礎となる問合せでメジャーの順序を変更するか、または積上げ面グラフに切り替えることをお薦めします。

注意:

複数のメジャーを使用している場合は、最初に表示される列をソートできます。その順序に応じて、ビジネス・ビューの凡例、棒グラフやチャートのグループ化の順序、および積上げチャートの表示が変わります。

ビューには、グループSQL問合せからのデータが表示されます。詳細は、グループSQL問合せの作成を参照してください。

ビューは表示するとそれぞれ異なりますが、すべてのビューの作成手順は同じです。一般的に、グラフ・ビューは相互に切替え可能です。チャート切り替えは、DVTベースのチャート・ビューには適用されません。チャート切替えにはいくつかの制限があります。

  • アクティブ・データを使用するチャートは、基本的なチャート・タイプにのみ切り替えることができ、二重-Y積上げなどのバリエーションに切り替えることはできません。詳細は、「アクティブ・データの使用」を参照してください。

  • 時系列を使用する問合せに基づくチャートは、横棒タイプのいずれにも切り替えることはできません。詳細は、時間グループまたは時系列の使用を参照してください。

  • 円グラフに切り替える場合、データに負の値が含まれていると、円は表示されません。

7.3.1.1 ビジネス・ビューの作成: 手順

「デザイナ」ページからビューを作成できます。

ビューを作成するには、次のようにします。

  1. 「デザイナ」ページに移動します。

  2. 左側のパネルのナビゲータで「ビジネス・ビュー」をクリックするか、「ビジネス・ビュー」を右クリックして、「作成」メニュー・アイテムを選択します。

    「ビジネス・ビュー」ダイアログが開きます。

  3. 「名前」を入力し、オプションで「表示名」を編集します。

    「名前」は、大/小文字が区別され、文字で始まる必要があり、文字、数字およびアンダースコア文字のみを含めることができます。最大128文字を使用できます。ビューの作成後は変更できません。

    「表示名」は、大/小文字が区別され、フォルダ・パスを示すスラッシュ(/)を除く任意の文字を含めることができます。最大128文字を使用できます。いつでも変更できます。

  4. 「カテゴリ」を選択します。

  5. 目的のビュー・タイプを表すサムネイルを選択します。

  6. 「作成」をクリックします。

    新規ビューのためのタブが開き、汎用データを使用した視覚的なプレビューが表示されます。

  7. 「問合せ」ドロップダウン・リストから、問合せを選択します。グループSQL問合せのみがリストされます。

    プレビューが、問合せによりフェッチされたデータ・フィールドを反映して変更されます。

  8. ビューのフォーマットを変更するには、「プロパティ」をクリックします。チャート・ビューに適用されるフォーマット・プロパティの詳細は、次の項を参照してください。

    編集したプロパティを保存するには、「適用」をクリックします。

    JETベースのプロパティ・エディタを使用して、ビジネス・ビューを変更できます。コンソールのサンプルURLは、http://host:port/bam/composer/streamconsole.htmlです。JETベースのエディタを使用して、ビジュアライゼーションを表示し、選択されたビジネス・ビューのプロパティを変更できます。JETベースのエディタで行う変更はMDSに保持され、ADFベースのビジュアライゼーションにより、これらの変更が表示されます。

  9. ビューにランタイムの相互作用を追加するには、「ランタイム-相互作用」をクリックします。チャート・ビューに適用されるランタイムの相互作用の詳細は、次の項を参照してください。

  10. 「保存」をクリックします。

    変更されたプロパティおよびランタイム設定を反映して、プレビューが変化します。

注意:

問合せの変更中にビュー・タブが開いたままの場合、問合せの変更後にビューが正しく保存されません。

7.3.2 表ビジネス・ビューの作成

この項では、表ビューの作成について説明します。次の項目が含まれます。

7.3.2.1 表ビジネス・ビューの理解

表ビューには、表のフォーマットでデータ値が表示されます。Oracle BAMでは、次の表ビューのタイプを使用できます。

リストには、ソート可能なリストが表示されます。ここには、フラットSQL問合せからのデータが表示されます。

アクション・リストには、1つ以上の列に値が含まれており、編集可能です。ここには、リフレッシュしなくても、データ・オブジェクトについての挿入、更新および削除操作も表示されます。ここには、フラットSQL問合せからのデータが表示されます。

縮小リストには、1つ以上のディメンションでグループ化された、集計されたデータ値の行が表示されます。また、データ値に、色分けされたしきい値を適用することもできます。ここには、1つ以上の集計タイプ、1つ以上のメジャーおよび1つ以上のディメンションを含むグループSQL問合せからのデータが表示されます。

「ピボット表」には、行と列を組み合せて、集計データ値の多次元ビューが表示されます。ピボット表は、列と行で縦方向および横方向に集計されます。ここには、1つ以上の集計タイプ、1つ以上のメジャーおよび2つ以上のディメンションを含むグループSQL問合せからのデータが表示されます。

*リスト・ビューには、ピボット表を除くすべての表ビュー、つまり、リスト、アクション・リストおよび縮小リストが含まれます。*リスト・ビューは、ピボット表には共通しないいくつかの機能を共有しています。

表ビューのタイプを相互に切り替えることはできません。

注意:

以前のOracle BAMリリースからインポートされた表ビジネス・ビューは、配置、値および色のフォーマットが正しくない場合があります。これを修正するには、以前のビジネス・ビューのプロパティをすべて手動で更新するか、単に「保存」をクリックして、デフォルトのフォーマットを保持します。

詳細は、 フラットSQL問合せの作成およびグループSQL問合せの作成を参照してください。

7.3.2.2 表ビジネス・ビューの作成: 手順

すべての表ビューの作成手順は類似しています。ビュー・タイプ間の相違点については記載されています。

表ビューを作成するには:

  1. 「デザイナ」ページに移動します。
  2. 左側のパネルのナビゲータで「ビジネス・ビュー」をクリックするか、「ビジネス・ビュー」を右クリックして、「作成」メニュー・アイテムを選択します。

    「ビジネス・ビュー」ダイアログが開きます。

  3. 「名前」を入力し、オプションで「表示名」を編集します。

    「名前」は、大/小文字が区別され、文字で始まる必要があり、文字、数字およびアンダースコア文字のみを含めることができます。最大128文字を使用できます。ビューの作成後は変更できません。

    「表示名」は、大/小文字が区別され、フォルダ・パスを示すスラッシュ(/)を除く任意の文字を含めることができます。最大128文字を使用できます。いつでも変更できます。

  4. カテゴリとして「表」を選択します。
  5. 目的のビュー・タイプを表すサムネイルを選択します。
  6. 「作成」をクリックします。

    新規ビューのためのタブが開きます。

  7. 「問合せ」ドロップダウン・リストから、問合せを選択します。

    ビュー要件を満たす問合せのみがリストされ、ビュー・タイプがリストおよびアクション・リストの場合にはフラットSQL問合せが、タイプが縮小リストおよびピボット表の場合にはグループSQL問合せがリストされます。

    視覚的なプレビューには、問合せによってフェッチされたデータ・フィールドが反映されます。

  8. ビューのフォーマットを変更するには、「プロパティ」をクリックします。表ビューに適用されるフォーマット・プロパティの詳細は、次の項を参照してください。
  9. ビューにランタイムの相互作用を追加するには、「ランタイム-相互作用」をクリックします。表ビューに適用されるランタイムの相互作用の詳細は、次の項を参照してください。

    リスト・ビューおよびアクション・リスト・ビューでは、ドリル・アクロスのみがサポートされています。縮小リスト・ビューでは、ディテール・ドリルおよびドリル・アクロスがサポートされています。ピボット表ビューでは、ドリルはサポートされていません。

  10. 「保存」をクリックします。

    変更されたプロパティおよびランタイム設定を反映して、プレビューが変化します。

7.3.2.3 表ビジネス・ビューの列幅の調整

列内の値が列幅より大きい場合は、列ヘッダー間のセパレータをドラッグして、ビューの幅を手動で変更できます。

「サイズ変更」レイアウト・プロパティは、デフォルトで有効になっています。これにより、編集中に、リスト、アクション・リストまたは縮小リストの列のサイズを変更できます。

7.3.2.4 表ビジネス・ビューの列の並替え

「並替え」レイアウト・プロパティは、デフォルトで有効になっています。これにより、BAMビューア(ホームページ)で表示中に、リスト、アクション・リストまたは縮小リストの列の順序を再配置できます。

7.3.2.5 表ビジネス・ビューでのデータのソート

リスト、アクション・リストまたは縮小リストの場合、ソートするフィールドの列ヘッダーをクリックします。列ヘッダーの横に、このフィールドのソートが昇順か降順かを示す上向きまたは下向きの矢印が表示されます。

ピボット表のソートを構成するには:

  1. ビュー・タブから、「プロパティ」をクリックします。
  2. 「データ」をクリックします。
  3. ソート表の各データ・フィールドについて、ドロップダウン・リストから「昇順」または「降順」を選択します。
  4. 「適用」をクリックします。

7.3.2.6 アクション・リストでの編集可能フィールドの選択

標準リストと区別される点として、アクション・リストには編集可能フィールドがあります。

データ・フィールドの編集を有効にするには:

  1. ビュー・タブから、「プロパティ」をクリックします。
  2. 「編集可能フィールド」をクリックします。
  3. 必要なフィールドごとに、ボックスを選択します。
  4. 「適用」をクリックします。

BAMビューア(ホームページ)でアクション・リストを表示する場合、編集可能なフィールド列の値がテキスト・ボックスに表示されます。必要に応じて、各表セルを編集できます。これらの編集を保存できるようにするには、「保存」アクションを構成する必要があります。詳細は、「ビジネス・ビューでのアクションの使用」を参照してください。

注意:

アクション・リストでカスタム・アクションがサポートされるようになったため、Oracle BAMがアクセスできる場所にjarファイルを置かないと、エラーが発生する場合があります。

7.3.2.7 ピボット表を有効化または無効化するには

ピボット表ビューには、他の表ビューにはない機能があります。

  1. ビュー・タブから、「プロパティ」をクリックします。
  2. 「一般」をクリックします。
  3. 「ピボット可能」を選択または選択を解除します。

    デフォルトでは選択されています。

  4. 「適用」をクリックします。

7.3.2.8 データ・ビューをピボットするには

  1. ビュー・タブで、列の場所から行の場所にヘッダーをクリックしてドラッグします。

    現在の行ヘッダーが強調表示され、このヘッダーの移動先を示します。

  2. マウス・ボタンを放して新しい場所のヘッダーにドロップします。

    表示されるデータには、行ヘッダーと列ヘッダーの更新された組合せが反映されます。

図7-12に、ピボット処理の前のピボット表を示します。

図7-12 ピボット処理の前のピボット表

図7-12の説明が続きます
「図7-12 ピボット処理の前のピボット表」の説明

図7-13に、ピボット処理の後のピボット表を示します。「地域」列は、「カテゴリ」列と「製品」列の間に移動されています。

図7-13 ピボット処理の後のピボット表

図7-13の説明が続きます
「図7-13 ピボット処理の後のピボット表」の説明

7.3.2.9 ピボット表に集計関数のカテゴリを追加するには

  1. ビュー・タブから、「プロパティ」をクリックします。

  2. 「データ」をクリックします。

  3. 「集計位置」を「なし」、「後」または「前」から選択します。

  4. 「集計関数」を「合計」、「平均」、「件数」、「最小」または「最大」から選択します。

  5. 「適用」をクリックします。

7.3.3 KPIウォッチリストのビジネス・ビューの作成

「KPIウォッチリスト」には、1つ以上のキー・パフォーマンス・インディケータ(KPI)に関する次の情報が表示されます。

  • 「KPI」には、KPI名がリストされます。

  • 「リスク」には、各KPIに関連付けられているリスク・インディケータの色分けされたステータスがリストされます。

  • 実際には、最新のKPI値が表示されます。

  • 「今日」には、過去10個のKPI値の折れ線グラフが表示されます。古いKPI値は左に、新しい値は右にあります。

  • 「ターゲット」には、現在のKPI値をターゲット値と比較した横棒が表示されます。

図7-14 KPIウォッチリストの例

図7-14の説明が続きます
「図7-14 KPIウォッチリストの例」の説明

KPIの作成方法の詳細は、KPIの作成を参照してください。

KPIウォッチリスト・ビューを作成するには:

  1. 「デザイナ」ページに移動します。
  2. 左側のパネルのナビゲータで「ビジネス・ビュー」をクリックするか、「ビジネス・ビュー」を右クリックして、「作成」メニュー・アイテムを選択します。

    「ビジネス・ビュー」ダイアログが開きます。

  3. 「名前」を入力し、オプションで「表示名」を編集します。

    「名前」は、大/小文字が区別され、文字で始まる必要があり、文字、数字およびアンダースコア文字のみを含めることができます。最大128文字を使用できます。ビューの作成後は変更できません。

    「表示名」は、大/小文字が区別され、フォルダ・パスを示すスラッシュ(/)を除く任意の文字を含めることができます。最大128文字を使用できます。いつでも変更できます。

  4. カテゴリとして「KPIウォッチリスト」を選択します。
  5. 「KPIウォッチリスト」サムネイルを選択します。
  6. 「作成」をクリックします。

    新規ビューのためのタブが開き、列ヘッダーの視覚的なプレビューが表示されます。

  7. ドロップダウン・リストから1つ以上のKPIを選択します。すべてのKPIを指定するには、「すべて」.を選択します。

    選択したKPIを反映して、プレビューが変化します。

  8. 「保存」をクリックします。

7.3.4 ゲージ・ビジネス・ビューの作成

ゲージ・ビューでは、単一値がダイアルまたはメーター上の場所として表示されるか、数字が色分けされた図形の横に表示されます。

Oracle BAMでは、次のゲージ・ビューのタイプを使用できます。

  • ダイアルは、数値がマークされた曲線状のゲージで現在値を示します。

  • しきい値ありのダイアルは、低、中および高の範囲が色分けされ、数値がマークされた曲線状のゲージで現在値を示します。

  • 矢印は、値が低、中または高のいずれであるかに応じて色分けされた、矢印の図形です。矢印の方向は、現在値が前の値より高い(上向き)、同じ(右向き)または低い(下向き)のいずれであるかを示します。

  • ステータスメーターは、低、中および高の範囲が色分けされ、数値がマークされた水平方向のゲージで現在値を示します。

  • 垂直ステータスメーターは、低、中および高の範囲が色分けされ、数値がマークされた垂直方向のゲージで現在値を示します。

図7-15 ステータス・メーター・ゲージの例

図7-15の説明が続きます
「図7-15 ステータス・メーター・ゲージの例」の説明

デフォルトでは、値範囲を表す色コードは、低が緑、中が黄および高が赤です。詳細は、ゲージのしきい値プロパティを参照してください。

ゲージ・ビューには、グループSQL問合せからのデータが、ディメンションなしで表示されます。詳細は、グループSQL問合せの作成を参照してください。

KPIウォッチリスト・ビューでのみ、KPIを直接使用できますが、ゲージ・タイプのビューで、スケジュールされたKPIの基礎となるグループSQL問合せを使用できます。スケジュールされたKPIの作成

ゲージ・ビューは表示するとそれぞれ異なりますが、作成手順は同じであり、相互に切替え可能です。

ゲージ・ビューを作成するには:

  1. 「デザイナ」ページに移動します。
  2. 左側のパネルのナビゲータで「ビジネス・ビュー」をクリックするか、「ビジネス・ビュー」を右クリックして、「作成」メニュー・アイテムを選択します。

    「ビジネス・ビュー」ダイアログが開きます。

  3. 「名前」を入力し、オプションで「表示名」を編集します。

    「名前」は、大/小文字が区別され、文字で始まる必要があり、文字、数字およびアンダースコア文字のみを含めることができます。最大128文字を使用できます。ビューの作成後は変更できません。

    「表示名」は、大/小文字が区別され、フォルダ・パスを示すスラッシュ(/)を除く任意の文字を含めることができます。最大128文字を使用できます。いつでも変更できます。

  4. カテゴリとして「ゲージ」を選択します。
  5. 目的のビュー・タイプを表すサムネイルを選択します。
  6. 「作成」をクリックします。

    新規ビューのためのタブが開き、汎用データを使用した視覚的なプレビューが表示されます。

  7. 「問合せ」ドロップダウン・リストから、問合せを選択します。ディメンションが含まれないグループSQL問合せのみがリストされます。

    プレビューが、問合せによりフェッチされたデータ・フィールドを反映して変更されます。

  8. ドロップダウン・リストから、ゲージに値を表示するメジャー・データ・フィールドを選択します。

    選択内容を反映して、プレビューが変化します。

  9. ビューのフォーマットを変更するには、「プロパティ」をクリックします。ゲージ・ビューに適用されるフォーマット・プロパティの詳細は、次の項を参照してください。
  10. ビューにランタイムの相互作用を追加するには、「ランタイム-相互作用」をクリックします。ゲージ・ビューに適用されるランタイムの相互作用の詳細は、次の項を参照してください。
  11. 別のビュー・タイプに変更するには、「チャート切替え」をクリックして「ゲージ」を選択してから、ビュー・タイプ・サムネイルを選択します。

    新しいビュー・タイプを反映して、プレビューが変化します。

  12. 「保存」をクリックします。

    変更されたプロパティおよびランタイム設定を反映して、プレビューが変化します。

7.3.5 ジオマップ・ビジネス・ビューの作成

注意:

ジオマップはプレビュー機能です。それらを作成するツールはOracle BAMのデフォルト・インストールでは非表示になります。ジオマップをアクティブ化するには、EnablePreviewFeatureプロパティの値をtrueに設定します。プロパティの設定に関する一般情報は、「BAMサーバーのMBeanプロパティの構成」を参照してください。

ジオマップ・ビューには、メジャーの値が場所別に表示されます。次のジオマップ・ビューのタイプはOracle BAMで使用できます。

  • 点テーマは、固定的な場所をマップ上の点で表します。フラットSQL問合せからのデータが表示され、これには、住所および国コードのフィールドまたは緯度と経度のフィールド、および1つのメジャーを含める必要があります。

  • カラー・テーマは、地域をマップ上の色で表します。フラットSQL問合せからのデータが表示され、これには、場所フィールドおよび1つのメジャーを含める必要があります。

  • GPSテーマは、GPSによって追跡される移動中の場所をマップ上の点で表します。フラットSQL問合せからのデータが表示され、これには、緯度と経度のフィールドおよび1つのメジャーを含める必要があります。

図7-16 点テーマ・ジオマップの例

図7-16の説明が続きます
「図7-16 点テーマ・ジオマップの例」の説明

緯度と経度の値は有効である必要があります。値が無効だと、ランダムな場所にデータ・ポイントがプロットされます。

ジオマップ・ビューのタイプを切り替えることはできません。

フラット問合せの詳細は、フラットSQL問合せの作成を参照してください。

ジオマップ・ビューを作成するには:

  1. 「デザイナ」ページに移動します。
  2. 左側のパネルのナビゲータで「ビジネス・ビュー」をクリックするか、「ビジネス・ビュー」を右クリックして、「作成」メニュー・アイテムを選択します。

    「ビジネス・ビュー」ダイアログが開きます。

  3. 「名前」を入力し、オプションで「表示名」を編集します。

    「名前」は、大/小文字が区別され、文字で始まる必要があり、文字、数字およびアンダースコア文字のみを含めることができます。最大128文字を使用できます。ビューの作成後は変更できません。

    「表示名」は、大/小文字が区別され、フォルダ・パスを示すスラッシュ(/)を除く任意の文字を含めることができます。最大128文字を使用できます。いつでも変更できます。

  4. カテゴリとして「ジオマップ」を選択します。
  5. 目的のビュー・タイプを表すサムネイルを選択します。
  6. 「作成」をクリックします。

    新規ビューのためのタブが開き、マップの視覚的なプレビューが表示されます。

  7. 「問合せ」ドロップダウン・リストから、問合せを選択します。フラットSQL問合せのみがリストされます。
  8. 住所および国コードのフィールドを使用して、点テーマ・ジオマップの場所を定義するには、「住所を使用」を選択します。

    注意:

    緯度と経度の値ではなく住所で定義されたジオ・マップを表示する場合、アクティブ・モードのビジネス・ビューは自動的にリフレッシュされない場合があります。

    国コードのフィールド値は、ISO 3166の2文字または3文字の国名である必要があります。eLocationジオ・コーダは、追加のデータ・ライセンスなしで、次の国名をサポートしています: USAAUTDNKESPFRAGBRSWEITANLDBELDEUPRICANLUXCHENORFINLIEPRTIRL

    住所フィールドの値には、1行で構成される任意のフォーマットを使用できます。個別の国コード・フィールドがない場合、住所フィールドに前述した国コードを含める必要があります。

    市区町村と都道府県の両方を含めてください。都道府県を省略すると、市区町村が誤った場所にプロットされる可能性があります。

    「住所を使用」を選択しない場合、またはGPSテーマのジオ・マップを作成している場合、緯度と経度のフィールドが使用されます。

    緯度の値は+90から-90です。経度の値は+180から-180です。N、S、EおよびWの使用はサポートされていません。

    色テーマ・ジオマップで許可される場所フィールド名の詳細は、表7-7を参照してください。

  9. 次に実行する手順は、前の手順によって異なります。次のいずれかを実行します。
    • 「住所」および「国コード」ドロップダウン・リストからデータ・フィールドを選択します。

    • 「経度」および「緯度」ドロップダウン・リストからデータ・フィールドを選択します。

  10. 「マップ・データ」ドロップダウン・リストから、ジオ・マップに値を表示するメジャー・データ・フィールドを選択します。

    選択内容を反映して、プレビューが変化します。

  11. ビューのフォーマットを変更するには、「プロパティ」をクリックします。ジオマップ・ビューに適用されるフォーマット・プロパティの詳細は、次の項を参照してください。
  12. ビューにランタイムの相互作用を追加するには、「ランタイム-相互作用」をクリックします。ジオマップ・ビューに適用されるランタイムの相互作用の詳細は、次の項を参照してください。

    アクティブ・データは、色テーマ・ジオマップではサポートされていません。

  13. 「保存」をクリックします。

    変更されたプロパティおよびランタイム設定を反映して、プレビューが変化します。

7.3.6 散布図ビジネス・ビューおよびバブル・ビジネス・ビューの作成

バブル・ビューは散布図ビューに似ていますが、X、Y座標が様々なサイズのバブルとして表示されることが異なります。「バブルのサイズ」データ・フィールドの選択を除いて、バブル・ビューの作成手順は、散布図ビューの作成手順と同じです。

図7-17 バブルのビューの例

図7-17の説明が続きます
「図7-17 バブルのビューの例」の説明

散布図ビューまたはバブル・ビューには、グループSQL問合せからのデータが表示されます。詳細は、グループSQL問合せの作成を参照してください。

散布図ビューまたはバブル・ビューを作成するには:

  1. 「デザイナ」ページに移動します。
  2. 左側のパネルのナビゲータで「ビジネス・ビュー」をクリックするか、「ビジネス・ビュー」を右クリックして、「作成」メニュー・アイテムを選択します。

    「ビジネス・ビュー」ダイアログが開きます。

  3. 「名前」を入力し、オプションで「表示名」を編集します。

    「名前」は、大/小文字が区別され、文字で始まる必要があり、文字、数字およびアンダースコア文字のみを含めることができます。最大128文字を使用できます。ビューの作成後は変更できません。

    「表示名」は、大/小文字が区別され、フォルダ・パスを示すスラッシュ(/)を除く任意の文字を含めることができます。最大128文字を使用できます。いつでも変更できます。

  4. カテゴリとして、「散布図」または「バブル」を選択します。
  5. 目的のビュー・タイプを表すサムネイルを選択します。
  6. 「作成」をクリックします。

    新規ビューのためのタブが開き、汎用データを使用した視覚的なプレビューが表示されます。

  7. 「問合せ」ドロップダウン・リストから、問合せを選択します。グループSQL問合せのみがリストされます。

    プレビューが、問合せによりフェッチされたデータ・フィールドを反映して変更されます。

  8. 「X軸」ドロップダウン・リストから、データ・フィールドを選択します。

    「X軸」の選択内容を反映して、プレビューが変化します。

  9. 「Y軸」ドロップダウン・リストから、データ・フィールドを選択します。

    「Y軸」の選択内容を反映して、プレビューが変化します。

  10. バブル・ビューの場合にのみ、「バブルのサイズ」ドロップダウン・リストからデータ・フィールドを選択します。

    「バブルのサイズ」の選択内容を反映して、プレビューが変化します。

  11. ビューのフォーマットを変更するには、「プロパティ」をクリックします。散布図ビューおよびバブル・ビューに適用されるフォーマット・プロパティの詳細は、次の項を参照してください。

    注意:

    散布図ビューおよびバブル・グラフ・ビューについては、そのビューが日付/時間の値を持つ時系列問合せに基づいている場合、凡例に時間単位が表示されないことがあります。これはグラフ・ビューのみに適用され、チャート・ビューには適用されません。
  12. ビューにランタイムの相互作用を追加するには、「ランタイム-相互作用」をクリックします。散布図ビューおよびバブル・ビューに適用されるランタイムの相互作用の詳細は、次の項を参照してください。
  13. 「保存」をクリックします。

    変更されたプロパティおよびランタイム設定を反映して、プレビューが変化します。

7.3.7 ツリーマップ・ビジネス・ビューの作成

ツリーマップ・ビューでは、階層データのグループは長方形内の長方形に配置されます。たとえば、階層が国、州または都道府県、および市区町村で構成される場合があります。売上数によって長方形のサイズが決定され、売上の合計によって色が決定されるようにできます。

図7-18に、プロセス分析プロジェクト内の事前アセンブルされたダッシュボードのいずれかからのツリーマップ・ビューを示します。詳細は、オープン・プロセスのボトルネック分析ダッシュボードを参照してください。

図7-18 ツリーマップの例

図7-18の説明が続きます
「図7-18 ツリーマップの例」の説明

ツリーマップ・ビューには、ツリー・モデル問合せからのデータが表示されます。詳細は、ツリー・モデル問合せの作成を参照してください。

ツリーマップ・ビューを作成するには:

  1. 「デザイナ」ページに移動します。
  2. 左側のパネルのナビゲータで「ビジネス・ビュー」をクリックするか、「ビジネス・ビュー」を右クリックして、「作成」メニュー・アイテムを選択します。

    「ビジネス・ビュー」ダイアログが開きます。

  3. 「名前」を入力し、オプションで「表示名」を編集します。

    「名前」は、大/小文字が区別され、文字で始まる必要があり、文字、数字およびアンダースコア文字のみを含めることができます。最大128文字を使用できます。ビューの作成後は変更できません。

    「表示名」は、大/小文字が区別され、フォルダ・パスを示すスラッシュ(/)を除く任意の文字を含めることができます。最大128文字を使用できます。いつでも変更できます。

  4. カテゴリとして「ツリーマップ」を選択します。
  5. 「ツリーマップ」サムネイルを選択します。
  6. 「作成」をクリックします。

    新規ビューのためのタブが開き、汎用データを使用した視覚的なプレビューが表示されます。

  7. 「問合せ」ドロップダウン・リストから、問合せを選択します。ツリー・モデル問合せのみがリストされます。
  8. 「値」ドロップダウン・リストから、メジャー・データ・フィールドを選択します。このフィールドは、各矩形のサイズを決定します。

    ツリーマップでは、負の値を含むメジャーを「値」に使用することはできません。

  9. 「色」ドロップダウン・リストから、メジャーまたはディメンションのデータ・フィールドを選択します。このフィールドは、各矩形の色を決定します。
  10. ビューのフォーマットを変更するには、「プロパティ」をクリックします。ツリーマップ・ビューに適用されるフォーマット・プロパティの詳細は、次の項を参照してください。
  11. 「保存」をクリックします。

    問合せによってフェッチされたデータ・フィールド(「値」「色」の選択内容)および変更されたプロパティ設定を反映して、プレビューが変化します。

7.4 ビジネス・ビューのフォーマット

フォーマットには、表示タイトルの追加、テキストと色のフォーマットおよび値のフォーマットの変更などのタスクが含まれます。

この項では、Oracle BAMの各ビューに固有のオプションとなる、フォーマットの選択肢の詳細について説明します。

多数のフォーマット機能が、特定のビュー・タイプにのみ適用されます。各ビュー・タイプの特性と構造は異なるため、フォーマット・オプションはビュー・タイプに応じて変わります。

KPIウォッチリスト・ビューには、フォーマット・プロパティはありません。

ビューのフォーマット・プロパティを編集するには、ビュー・タブで「プロパティ」をクリックします。

一部のプロパティは、保存しないと変更が反映されません。編集したプロパティを保存するには、次のいずれかを実行します。

  • 保存必須アイコンのないプロパティの場合は、「適用」をクリックします。

  • 保存必須アイコンのあるプロパティの場合は、「適用」をクリックして「閉じる」をクリックし、「保存」をクリックします。

この項では、次の項目について説明します。

7.4.1 一般プロパティ

一般フォーマット・プロパティは、特定のタイプのすべてのビューで共有されます。共通の一般プロパティは、ほとんどのビュー・タイプによって共有されます。

ビューの一般フォーマット・プロパティを編集するには、ビュー・タブで「プロパティ」をクリックし、次に「一般」をクリックします。

この項では、次の項目について説明します。

7.4.1.1 ビジネス・ビューの一般プロパティ

次の表に、一般的な書式設定プロパティの説明を示します。

表7-2 一般プロパティ

プロパティ 説明 適用対象

事前定義済スタイル

全体的なカラー・スキームを指定します(デフォルト」、「Blue」、「Green」(「緑、黄、赤」)または「Alta」)。また、ColorThemesデータ・オブジェクトを使用して、カスタム色テーマのセットをリストします。 すべてのチャートおよびグラフ

ホバー動作

データセットにマウスを重ねたときに他のデータセットを暗く表示するかどうかを指定します。デフォルト値は指定なしです。 面チャート、棒チャート、横棒チャート、折れ線チャート、コンボ・チャート、バブル・チャート。

積上げ

積上げを有効にするかどうかを指定します。デフォルト値は「オフ」です。 面チャート、棒チャート、横棒チャート、折れ線チャート。

説明

ビューのテキスト説明を指定します。フォーマット・プロパティを持つすべてのビュー・タイプに適用されます。

面、棒、横棒、折れ線、バブル、コンボ、散布図のグラフおよびチャート。リスト・ビュー。

空のテキスト

データが存在しないためグラフの要素または表のセルが空の場合に表示されるテキストを指定します。デフォルトのテキストは、「値なし」です。チャート、「散布図」、「バブル」および「表」のビューに適用されます。

面、棒、横棒、折れ線、円、コンボ、散布図、バブルのグラフおよびチャート。リスト・ビュー。

境界線の表示

ビューに境界線を表示するかどうかを指定します。デフォルトは、「いいえ」です。グラフ・ビューとチャートビューの両方において、散布図、バブル、リスト、ゲージのビューに適用されます。

面、棒、横棒、折れ線、円、コンボ、散布図、バブルのグラフおよびチャート。リスト・ビュー。

境界線の色

「境界線の表示」が「はい」に設定されている場合に、境界線の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは白です。チャート、「散布図」、「バブル」、「リスト」および「ゲージ」のビューに適用されます。

面、棒、横棒、折れ線、円、コンボ、散布図、バブルのグラフおよびチャート。リスト・ビュー。

塗りつぶしの表示

ビューのグラフ領域に、塗りつぶしの色を設定するかどうかを指定します。デフォルトは、「いいえ」です。チャート、「散布図」、「バブル」、「リスト」および「ゲージ」のビューに適用されます。

面、棒、横棒、折れ線、円、コンボ、散布図、バブルのグラフおよびチャート。リスト・ビュー。

塗りつぶしの色

「塗りつぶしの表示」が「はい」に設定されている場合に、塗りつぶしの色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは白です。チャート、「散布図」、「バブル」、「リスト」および「ゲージ」のビューに適用されます。

面、棒、横棒、折れ線、円、コンボ、散布図、バブルのグラフおよびチャート。リスト・ビュー。

3D効果

ビジネス・ビューを3Dによる視覚化に変換します。 面、棒、横棒、折れ線、円、コンボ、散布図、バブルの各グラフ。円チャート。

他のフォーマット・プロパティは、この後の項で説明します。

7.4.1.2 散布図およびバブルの一般プロパティ

表7-3に、散布図およびバブルの一般的なフォーマット・プロパティを示します。面チャート、棒チャート、横棒チャート、折れ線チャート、円チャート、コンボ・チャート、散布図およびバブル・チャートのカテゴリのビューは、まとめてチャート・ビューと呼ばれます。

表7-3 散布図およびバブルの一般プロパティ

プロパティ 説明
ホバー動作 マウスをデータセットに重ねたときに他のデータセットを不鮮明にするかどうかを指定します。デフォルト値は指定なしです。

7.4.1.3 リストの一般プロパティ

表7-4に、ピボット表を除くすべての表ビュー(リスト、アクション・リストおよび縮小リスト)に共通する一般的なフォーマット・プロパティを示します。

表7-4 リストの一般プロパティ

プロパティ 説明

同じ塗りつぶしの色を適用

選択した場合、すべての列に同じ塗りつぶしの色が指定されます。デフォルトでは選択されていません。選択した場合、下向き矢印をクリックしてパレットを表示します。デフォルトの色は白です。

列の塗りつぶしの色

指定された列の塗りつぶしの色を指定します。「同じ塗りつぶしの色を適用」の選択が解除されている場合のみ表示されます。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトの色は白です。

7.4.1.4 ゲージの一般プロパティ

表7-9に、すべてのゲージ・ビューに共通の一般的なフォーマット・プロパティを示します。

7.4.1.5 ピボット表ビジネス・ビューに固有の一般プロパティ

表7-5に、ピボット表ビューに固有の一般的なフォーマット・プロパティを示します。

表7-5 ピボット表の一般プロパティ

プロパティ 説明

ピボット可能

選択した場合(デフォルト)、列と行をピボットできます。

ヘッダー背景色

ヘッダーの背景色を指定します。16進数またはRGBの色コードを指定するか、下矢印をクリックしてパレットを表示します。デフォルトは白です。

データ背景色

データの背景色を指定します。16進数またはRGBの色コードを指定するか、下矢印をクリックしてパレットを表示します。デフォルトは白です。

7.4.1.6 ジオマップ・ビジネス・ビューに固有の一般プロパティ

注意:

ジオマップはプレビュー機能です。それらを作成するツールはOracle BAMのデフォルト・インストールでは非表示になります。ジオマップをアクティブ化するには、EnablePreviewFeatureプロパティの値をtrueに設定します。プロパティの設定に関する一般情報は、「BAMサーバーのMBeanプロパティの構成」を参照してください。

すべてのジオマップ・ビューでは、ベース・マップの一般プロパティがWORLD_MAPに設定されています。ジオマップのその他すべての一般プロパティは、テーマに固有です。

GPSテーマを使用したジオ・マップには、追加の一般プロパティが1つのみ存在します。「点のグラフィック」では、マップ上の点に使用するイメージ・ファイルを指定します。デフォルトはBall_Orangeです。

表7-6に、点テーマを使用したジオマップ・ビューに固有の一般的なフォーマット・プロパティを示します。

表7-6 点テーマを使用したジオマップの一般プロパティ

プロパティ 説明

赤最小

マップの赤い点の値の範囲の下限を指定します。デフォルトは0.0です。

赤最大

マップの赤い点の値の範囲の上限を指定します。デフォルトは100.0です。

赤のイメージ

マップの赤い点に使用されるイメージ・ファイルを指定します。デフォルトは3DCube_Redです。

オレンジ最小

マップのオレンジ色の点の値の範囲の下限を指定します。デフォルトは100.0です。

オレンジ最大

マップのオレンジ色の点の値の範囲の上限を指定します。デフォルトは200.0です。

オレンジのイメージ

マップのオレンジ色の点に使用されるイメージ・ファイルを指定します。デフォルトは3DCube_Orangeです。

緑最小

マップの緑の点の値の範囲の下限を指定します。デフォルトは200.0です。

緑最大

マップの緑の点の値の範囲の上限を指定します。デフォルトは300.0です。

緑のイメージ

マップの緑の点に使用されるイメージ・ファイルを指定します。デフォルトは3DCube_Greenです。

表7-7に、色テーマを使用したジオマップ・ビューに固有の一般的なフォーマット・プロパティを示します。

表7-7 色テーマを使用したジオマップの一般プロパティ

プロパティ 説明

テーマ名

色付きの地域のテーマ(MAP_COUNTRIES_NAME (デフォルト)、MAP_CONTINENTS_NAMEMAP_COUNTIES_NAMEMAP_STATES_ABBREVまたはMAP_STATES_NAME)を指定します。

テーマの場所列

地域のデータ・フィールドの名前を指定します。この列の値は、「フラットSQL問合せ」場所フィールドの値に正確に一致する必要があります。この列の値は指定された場所に一意である必要もあり、一意でないと、同じデータが複数の場所にプロットされる可能性があります。

「テーマ名」MAP_COUNTRIES_NAMEの場合、オプションはCOUNTRY (デフォルト)、CAPITALCONTINENTGEOMETRYRIDまたはAREAになります。

「テーマ名」MAP_CONTINENTS_NAMEまたはMAP_COUNTIES_NAMEの場合、オプションはCONTINENTまたはGEOMETRYとなります。

テーマ名MAP_STATES_ABBREVまたはMAP_STATES_NAMEの場合、オプションはCARTO_IDFEATURE_TYPENAMEISO_COUNTRY_CODELANG_CODESQKMDATA_SOURCEGEOMETRYSTATE_ABRVまたはPOLYGON_NAMEになります。

バケット・カウント

データ値の色分けされた範囲の数を指定します。

最小色

最小のバケットの色を指定します。16進数の色コードを指定するか、下矢印をクリックしてパレットを表示します。デフォルトは赤です。中間バケットには中間の色があります。

最大色

最大のバケットの色を指定します。16進数の色コードを指定するか、下矢印をクリックしてパレットを表示します。デフォルトは緑色です。中間バケットには中間の色があります。

7.4.2 ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティ

ほとんどのビューでは、タイトル、凡例のタイトル、軸ラベル、データ・ラベル、および他のテキスト要素を使用します。ビューごとに異なるテキスト要素とテキスト書式設定のオプションがありますが、各オプションは、オプションが存在するすべてのビューで同じように機能します。

ビューのテキスト・プロパティを編集するには、ビュー・タブで「プロパティ」をクリックし、次に「テキスト」をクリックします。

*リスト・ビューには独自のテキスト・プロパティがあります。テキスト・プロパティを参照してください。

ツリーマップ・ビューには、独自のラベル・プロパティがあります。ラベル・プロパティを参照してください。

表7-8に、共通のテキスト・フォーマット・プロパティを示します。

表7-8 共通のテキスト・フォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

テキスト

表示するテキストを指定します。円グラフの区分のラベルなどの編集できないテキスト要素の場合、テキスト・フィールドは表示されません。

フォント

ドロップダウン・リストからフォントを選択します。デフォルトはTahomaです。

フォント・サイズ

フォントのポイント・サイズを指定します。デフォルトは11です。

B I U

テキストが、太字、イタリック、下線または組合せかを指定します。デフォルトはプレーン・テキストです。

テキストの色

テキストの色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは黒です。

位置

テキストの配置を指定します。下向き矢印をクリックし、「左」、「中央」、または「右」を選択します。デフォルトは「左」です。

自動回転

テキストが収まるように自動的に回転するかどうかを指定します(「自動回転なし」(デフォルト)、「自動的に90度回転」または「自動的に270度回転」)。

テキストの方向

テキストが常に回転するかどうかを指定します(「ローテーションなし」(デフォルト)、「90度回転」または「270度回転」)。

ラベル・テキスト

チャートのデータ・フィールド・ラベルのテキストを指定します(「散布図」または「バブル」ビュー)。デフォルトは、データ・フィールド名です。

脚注テキスト チャートまたはグラフの下に表示されるテキストを指定します。必要に応じて、位置合わせが可能です。

表7-9に、共通の値のフォーマット・プロパティを示します。

表7-9 共通の値のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

フィールドの書式設定(またはゲージ・ビジネス・ビューのメトリック値フィールドの書式設定)

データ値のフォーマット(なし、HTML、数値、通貨またはパーセント)を指定します。「HTML」は、*リスト・ビューのテキスト・フィールド専用です。「数値」、「通貨」および「パーセント」は数値フィールドの場合のみ使用できます。デフォルトは「なし」であり、これにより、ビューのすべてのフォーマット情報が削除されます。このプロパティは、BAMビューア(ホームページ)で現在開いているダッシュボードのビューに影響することはなく、ビューの保存後に有効になります。

小数点以下の桁数

フィールドの書式設定が「数値」、「通貨」または「パーセント」の場合、小数点以下の桁数を指定します。デフォルトは2です。

負の数値書式

フィールドの書式設定が「数値」、「通貨」または「パーセント」である場合の負の数値のフォーマットを指定します。-1234.001234.001234.00-または(1234.00)。デフォルトは-1234.00です。

桁数のグルーピング記号を使用

フィールドの書式設定が「数値」である場合に、桁数を千でグループ化するかどうかを指定します。デフォルトは「はい」です。

通貨

フィールドの書式設定が「通貨」である場合の通貨のテキスト文字列を指定します。デフォルトは空白です。

7.4.3 軸プロパティ

次のいずれかのビュー・タイプの任意の軸をフォーマットできます。

  • 横棒

  • 折れ線

  • コンボ

  • ダイアル

  • ステータスメーター

  • 散布図

  • バブル

横棒グラフでは、標準の規則と異なり、X軸が縦、Y軸が横になります。これは、1つのチャート・ビューから別のチャート・ビューに切り替えて、軸プロパティを保持できるようにするために必要です。

Y軸のかわりに、デフォルトである軸の自動フォーマットを受け入れると、アクティブ・データに基づいて軸が調整されます。

ビューの軸プロパティを編集するには、「ビュー」タブで「プロパティ」をクリックし、ビュー・タイプに応じて「軸」「X軸」「Y軸」「Y1軸」または「Y2軸」をクリックします。

この項では、次の項目について説明します。

7.4.3.1 ダイアル・ビジネス・ビューおよびステータスメーター・ビジネス・ビューに固有の軸プロパティ

表7-10に、ビュー・タイプがダイアルおよびステータスメーターの軸のフォーマット・プロパティを示します。

表7-10 ダイアルおよびステータスメーターの軸のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

主ティック・マークを表示

主ティックを表示するかどうかを指定します。デフォルトは「はい」です。

ティックの間隔

ティックの間隔を指定します。デフォルトは0.0です。

ティックの色

ティックの色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは黒です。

副ティック・マークを表示

副ティックを表示するかどうかを指定します。デフォルトはNoです。

ティック・ラベル

ティック・ラベルのテキストをフォーマットします。詳細は、ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティを参照してください。

ラベルの表示

軸ラベルを指定します(「最小、最大および増分」(デフォルト)、「増分」、「最小値と最大値」、「実際のメトリック値」、「目盛ラベルなし」または「しきい値」)。

角度範囲

ダイアル・ビューの角度の範囲の数値を指定します。デフォルトは180です。

7.4.3.2 X軸のプロパティ

表7-11に、X軸のフォーマット・プロパティを示します。X軸を使用したすべてのビューに、これらすべてのプロパティが含まれるわけではありません。

表7-11 X軸のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

タイトル

軸のタイトルを指定します。詳細は、「ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティ」を参照してください。

軸の幅

軸の幅をピクセル単位で指定します。デフォルトは1です。

軸の色

軸の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは黒です。

主ティックの幅

主ティックの幅をピクセル単位で指定します。デフォルトは1です。

主ティックの色

主ティックの色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは黒です。

主ティックの線のスタイル

主ティックの線のスタイル(破線パターン)を指定します。デフォルト実線(破線なし)です。

主ティックのスタイル

主ティックのスタイル(「なし」、「自動」、「拡張済」、「グリッド」、「内側軸」、「軸をまたぐ」または「外側軸」)を指定します。

ティック・ラベル

ティック・ラベルのテキストをフォーマットします。詳細は、「ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティ」を参照してください。

水平フィールドのフォーマットするためのグループを選択

ティック・フォーマットを適用するディメンションを指定します。

7.4.3.3 Y軸のプロパティ

表7-12に、Y軸のフォーマット・プロパティを示します。Y軸を使用したすべてのビューに、これらすべてのプロパティが含まれるわけではありません。

表7-12 Y軸のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

タイトル

軸のタイトルを指定します。詳細は、「ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティ」を参照してください。

軸の幅

軸の幅をピクセル単位で指定します。デフォルトは1です。

軸の色

軸の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは黒です。

軸の自動設定

選択すると、データに基づいて軸が調整されます。デフォルトでは選択されています。

軸最小

「軸の自動設定」が選択されていない場合に、軸の最小値を指定します。最低値を指定しない場合、デフォルトは0です。

軸最大

「軸の自動設定」が選択されていない場合に、軸の最大値を指定します。最大値を指定しない場合、デフォルトは0です。

軸の補助増分

「軸の自動設定」が選択されていない場合に、軸の補助増分を指定します。増分を指定しない場合、デフォルトは0です。

軸の主要増分

「軸の自動設定」が選択されていない場合に、軸の主要増分を指定します。増分を指定しない場合、デフォルトは0です。

主ティックの幅

主ティックの幅をピクセル単位で指定します。デフォルトは1です。

主ティックの色

主ティックの色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは黒です。

主ティックの線のスタイル

主ティックの線のスタイル(破線パターン)を指定します。デフォルト実線(破線なし)です。

主ティックのスタイル

主ティックのスタイル(「なし」、「自動」、「拡張済」、「グリッド」、「内側軸」、「軸をまたぐ」または「外側軸」)を指定します。

副ティックの幅

副ティックの幅をピクセル単位で指定します。デフォルトは1です。

副ティックの色

副ティックの色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは黒です。

副ティックの線のスタイル

主ティックの副ティックの線のスタイル(破線パターン)を指定します。デフォルト実線(破線なし)です。

副ティックのスタイル

副ティックのスタイル(「なし」、「自動」、「拡張済」、「グリッド」、「内側軸」、「軸をまたぐ」または「外側軸」)を指定します。

ティック・ラベル

ティック・ラベルのテキストをフォーマットします。詳細は、「ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティ」を参照してください。

フィールドの書式設定

値のフォーマットを適用するY軸のデータ・フィールドを指定します。詳細は、表7-9を参照してください。

7.4.4 凡例のプロパティ

次のいずれかのビュー・タイプの凡例をフォーマットできます。

  • 横棒

  • 折れ線

  • コンボ

  • ゲージ

  • 散布図

  • バブル

ビューの凡例プロパティを編集するには、「ビュー」タブで「プロパティ」をクリックして、「凡例」をクリックします。

表7-13に、凡例のフォーマット・プロパティを示します。

表7-13 凡例のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

凡例の表示

凡例を表示または非表示にするかどうかを指定します。

境界線の表示

凡例に枠線を表示するかどうかを指定します。デフォルトはNoです。

境界線の色

「境界線の表示」が「はい」に設定されている場合に、境界線の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは白です。

塗りつぶしの表示

凡例が塗りつぶしの色を持つかどうかを指定します。デフォルトはNoです。

塗りつぶしの色

「塗りつぶしの表示」が「はい」に設定されている場合に、塗りつぶしの色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは白です。

凡例の位置

凡例の位置(ビューの左、右、下または上部)を指定します。デフォルトの位置は右側です。

グラフ・タイプ

コンボ・ビューの各データ・フィールドのグラフ・タイプ(棒グラフ、折れ線グラフ、面グラフ、曲線、中央の段付きの線、段付きの線またはデフォルト)を指定します。デフォルトで、各データ・フィールドには、前述の順序でタイプが割り当てられます。

7.4.5 ターゲット・プロパティ

ターゲット線を使用すると、目標を追跡するプロセスを簡単に比較できます。次のいずれかのビュー・タイプにターゲット線を追加できます。

  • 横棒

  • 折れ線

  • コンボ

  • 散布図

  • バブル

横棒タイプのビューの場合、ターゲット線は垂直です。その他のタイプの場合、ターゲット線は水平です。

ビューのターゲット・プロパティを編集するには、「ビュー」タブで「プロパティ」をクリックして、「ターゲット」をクリックします。

表7-14に、ターゲット線のフォーマット・プロパティを示します。

表7-14 ターゲット線のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

線の表示

ターゲット線が表示されるかどうかを指定します。デフォルトはNoです。

Y軸のターゲット線の値を指定します。デフォルトはゼロです。

テキスト

ターゲット線のテキスト・ラベルを指定します。

線幅

ターゲット線の幅をピクセル単位で指定します。デフォルトは1です。

線の色

ターゲット線の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは赤です。

線のスタイル

ターゲット線のスタイル(破線パターン)を指定します。デフォルト実線(破線なし)です。

凡例で表示

ターゲット線とテキスト・ラベルを凡例に含めるかどうかを指定します。デフォルトはNoです。

7.4.6 アニメーション・プロパティ

次のいずれかのビュー・タイプにアニメーションを追加できます。

  • 横棒

  • 折れ線

  • コンボ

  • ゲージ

  • 散布図

  • バブル

ビューのアニメーション・プロパティを編集するには、「ビュー」タブで「プロパティ」をクリックして、「アニメーション」をクリックします。

この項では、次の項目について説明します。

7.4.6.1 チャートのアニメーション・プロパティ

表7-15に、チャート、散布図およびバブル・ビューのアニメーションのフォーマット・プロパティを示します。

表7-15 チャートのアニメーションのフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

系列反転効果

ビューの凡例アイテムまたは系列の上にマウスをロールオーバーしたときに、系列を強調表示するかどうかを指定します。「なし」または「ハイライト」。デフォルトは「ハイライト」です。

遷移時のアニメーション

ビューのレンダリング時にアニメーションを実行するかどうか指定します(「なし」または「自動」)。デフォルトは「なし」です。

7.4.6.2 ゲージのアニメーション・プロパティ

表7-15に、ゲージのアニメーションのフォーマット・プロパティを示します。

表7-16 ゲージのアニメーションのフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

データ変更時のアニメーション

データの変更時にアニメーションを実行するかどうか指定します(「アクティブ」(デフォルト)、「なし」または「自動」)。「アクティブ」はアクティブ・データの変更のみをアニメーション化します。「自動」はすべてのデータの変更をアニメーション化します。

アニメーション表示期間: 時間

アニメーションの表示期間をミリ秒単位で指定します(1000から1500)。デフォルトは1000です。

遷移時のアニメーション

ビューのレンダリング時にアニメーションを実行するかどうか指定します(「なし」または「自動」)。デフォルトは「なし」です。

7.4.7 区分のプロパティ

区分のプロパティは、円ビューにのみ適用されます。

ビューの円グラフの区分のプロパティを編集するには、ビュー・タブで「プロパティ」をクリックしてから、「区分」をクリックします。

表7-17に、円グラフの区分のフォーマット・プロパティを示します。

表7-17 円グラフの区分のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

区分ラベルのテキスト・フォーマット

区分ラベルのテキストをフォーマットします。詳細は、ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティを参照してください。

区分の動作

BAMビューア(ホーム・ページ)では「円」ビューを表示するとき、区分を開けるかどうかを指定します。「開く」は一度に1つのスライスを移動します。「すべて開く」はすべてのスライスを外側に移動し、「なし」でスライスの展開が無効になります。デフォルトは「なし」です。

区分ラベルの位置

区分ラベルの位置を指定します。「外側、引出線あり」、「ラベルなし」、「外側、引出線なし」、「内側」または「外側、引出線あり(必要な場合)」。デフォルトは「外側、引出線あり」です。

区分ラベル

区分ラベルのテキストを指定します。「パーセンテージ」、「スライス名」、「値」または「スライス名と値」。デフォルトは「パーセンテージ」です。

注意:

DVTベースの円チャートでは、区分ラベルのフォーマットがサポートされていません。その結果、「スライス名と値」オプションを使用している場合、小数点以下の桁数が多くなる場合があります。

7.4.8 テキスト・プロパティ

ここで説明するテキスト・プロパティは、*リスト・ビューにのみ適用されます。

その他のビューに関するテキスト・フォーマット・プロパティの詳細は、ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティを参照してください。

リスト・ビューのテキスト・プロパティを編集するには、ビュー・タブで「プロパティ」をクリックしてから、「テキスト」をクリックします。

表7-18に、テキスト・フォーマット・プロパティを示します。

表7-18 テキスト・フォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

表タイトル

表タイトルをフォーマットします。詳細は、ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティを参照してください。

表テキスト

表テキストをフォーマットします。詳細は、ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティを参照してください。

表示列ヘッダー

選択した場合、列ヘッダーが表示されます。デフォルトでは選択されています。

列ヘッダー・表示テキスト

列ヘッダーのテキストを指定します。デフォルトは、データ・フィールド名です。

列ヘッダーの塗りつぶしの色

列ヘッダーの塗りつぶしの色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは白です。

書式設定する表の列を選択

値のフォーマットを適用する列を指定します。詳細は、表7-9を参照してください。

7.4.9 レイアウト・プロパティ

「レイアウト」プロパティは、*「リスト」および「ツリー・マップ」ビューに適用されます。

ビューのレイアウト・プロパティを編集するには、ビュー・タブで「プロパティ」をクリックし、次に「レイアウト」をクリックします。

この項では、次の項目について説明します。

7.4.9.1 リストのレイアウト・プロパティ

表7-19に、*リストのレイアウトのフォーマット・プロパティを示します。「行選択」は、縮小リスト・ビューに適用されません。

表7-19 リストのレイアウトのフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

水平グリッド

選択した場合、水平グリッド線が表示されます。

垂直グリッド

選択した場合、垂直グリッド線が表示されます。

行バンド間隔

バンディングされた行の間のバンディングされていない行数を指定します。デフォルトは1です。

列バンド間隔

バンディングされた列の間のバンディングされていない列数を指定します。デフォルトは0で、列のバンディングはありません。

サイズ変更

選択した場合、列のサイズ変更が有効になります。

並替え

選択した場合、列の並替えが有効になります。

行選択

選択できる行数を指定します(なし、単一または複数)。デフォルトは単一です。

テキストの折返し 選択された場合、データのテキストの折返しを有効にします。テキストの折返しを有効にすると、セル内の完全なテキストが複数行に折り返されて表示されます。無効にすると、テキストは省略記号で切り捨てられます。完全なテキストはツールチップに表示できます。

列拡張

ビューのサイズが変更されたときに拡張できる列を、「なし」、「複数」、または「最後」から指定します。デフォルトは「なし」です。

列の可視性

表示する列を指定します。表示する列名を選択します。デフォルトではすべての列が表示されます。

適用 「適用」をクリックして、行った変更を適用します。
閉じる ウィンドウを閉じるには、「閉じる」をクリックします。

7.4.9.2 ツリーマップのレイアウト・プロパティ

「レイアウト・オプション」は、ツリーマップの長方形の階層の配置方法を決定します。

  • squarifiedでは、すべてのレベルのすべての長方形ができるかぎり四角くなります。これはデフォルトです。

  • スライスとダイス水平では、長方形は左から右にノード・ラベルのアルファベット順になります。

  • スライスとダイス垂直では、長方形は上から下にノード・ラベルのアルファベット順になります。

7.4.10 編集可能なフィールド・プロパティ

「編集可能フィールド」プロパティは、「アクション・リスト」ビューにのみ適用されます。

ビューの「編集可能フィールド」プロパティを編集するには、「ビュー」タブで「プロパティ」をクリックしてから、「編集可能フィールド」をクリックします。

「編集可能フィールド」では、編集可能なデータ値を含む列を決定します。データ値を編集可能にするには、列の名前を選択します。デフォルトでは、編集可能なデータ値を含む列はありません。

編集可能フィールドは、アクションと組み合せる場合にのみ役立ちます。詳細は、「ビジネス・ビューでのアクションの使用」を参照してください。

注意:

アクション・リストの編集可能フィールドに行数を乗じた値が10000を超える場合、ダッシュボードでこのビューを使用するとエラーが発生します。

7.4.11 ピボット表のデータ・プロパティ

データ・プロパティは、「ピボット表」ビューにのみ適用されます。

ビューのデータ・プロパティを編集するには、「ビュー」タブで「プロパティ」をクリックしてから、「データ」をクリックします。

表7-20に、データのフォーマット・プロパティを示します。

表7-20 データのフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

ソート

ラベル・テキストのソート方法を「昇順」または「降順」で指定します。デフォルトは「昇順」です。

集計位置

追加の集計値の位置を指定します。「なし」、「後」または「前」。デフォルトは「なし」です。

集計関数

集計関数のカテゴリを指定します。「合計」、「平均」、「件数」、「最大」または「最小」。デフォルトは「合計」です。

7.4.12 しきい値プロパティ

しきい値プロパティは、縮小リスト、ゲージおよびツリーマップのビューにのみ適用されます。

ビューのしきい値プロパティを編集するには、「ビュー」タブで「プロパティ」をクリックして、「しきい値」をクリックします。

この項では、次の項目について説明します。

7.4.12.1 縮小リストのしきい値プロパティ

表7-21に、縮小リストのしきい値のフォーマット・プロパティを示します。

表7-21 縮小リストのしきい値のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

データ・フィールド

色分けされたしきい値の基になるデータ・フィールドを指定します。「販売」などのメジャー・フィールドでも、「製品」などのディメンション・フィールドでもかいまいません。

BGの色の使用とフォーマット

選択した場合は、セルの背景色のしきい値を指定します。デフォルトでは選択されています。

グラフィックの使用とフォーマット

選択した場合は、セル・ステータスのグラフィックのしきい値を指定します。デフォルトでは選択されています。

列データを非表示

しきい値でイメージを使用する場合に、イメージとともに列データをレンダリングするか、イメージのみをレンダリングするかを選択します。デフォルトでは選択されていません。

しきい値

データ値の範囲の高しきい値と低しきい値をコロンで区切って指定します。たとえば、100:200です。新しい範囲を追加するには、「追加」アイコンをクリックします。

しきい値の色

データ値の範囲のセルの背景色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。

しきい値のイメージ

データ値の範囲のセル・ステータスのグラフィックを指定します。選択肢のメニューを表示するには、「イメージの選択」をクリックします。

独自のグラフィックを追加するには、このメニューから「イメージをアップロード」を選択します。グラフィック・ファイルへのパスを入力するか、「参照」をクリックして、ファイル・チューザを開きます。次に、「OK」をクリックします。

オーバーフローの色

上限しきい値より高い値のセルの背景色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。

アンダーフローの色

下限しきい値より低い値のセルの背景色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。

イメージの位置

セル・ステータスのグラフィックの位置(「左」または「右」)を指定します。デフォルトは「左」です。

7.4.12.2 ゲージのしきい値プロパティ

表7-22に、ゲージのしきい値のフォーマット・プロパティを示します。

表7-22 ゲージのしきい値のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

最小値

ダイアルまたはステータスメーター軸に表示する下限値の範囲の最小値を指定します。デフォルトは0.0です。

最大値

ダイアルまたはステータスメーター軸に表示する上限値の範囲の最大値を指定します。デフォルトは100.0です。

しきい値1の値

下限値の範囲の最大値を指定します。デフォルトは33.33です。

しきい値1の色

下限値の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは緑色です。

しきい値2の値

中間値の範囲の最大値を指定します。デフォルトは66.66です。

しきい値2の色

中間値の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは黄色です。

しきい値3の値

上限値の範囲の最大値を指定します。これは「最大値」と同じで、読取り専用です。

しきい値3の色

上限値の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。デフォルトは赤です。

7.4.12.3 ツリーマップのしきい値プロパティ

表7-23に、ツリーマップのしきい値のフォーマット・プロパティを示します。

表7-23 ツリーマップのしきい値のフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

色分けされたしきい値の基になるデータ・フィールドを指定します。「販売」などのメジャー・フィールドでも、「製品」などのディメンション・フィールドでもかいまいません。

階層レベル

しきい値の色が適用される長方形を持つ階層のグループ・データ・フィールドを指定します。たとえば、階層が国、州または都道府県および市区町村の場合、カラー・コーディングはこれらのレベルのうちの1つにのみ適用できます。

線形のしきい値

しきい値が線形で、同じ色の明から暗への階調を使用することを指定します。

最大値

線形のしきい値に、データ・ラベルの最大値を1から100の範囲で入力します。

最小値

線形のしきい値に、データ・ラベルの最小値を1から100の範囲で入力します。

バケット

「最大値」「最小値」の間のデータ・パーティションの数を指定します。たとえば、「最大値」100で、「最小値」1で、「バケット」5の場合、5つのデータ・パーティションが次のように作成されます: 1-20、21-40、41-60、61-80、81-100。

基本色

線形のしきい値内の値の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。

カスタムしきい値

しきい値が線形ではなく、関係のない色を使用することを指定します。

しきい値

カスタムしきい値に、データ値の範囲のカンマ区切りの下限しきい値および上限しきい値を指定します。新しい範囲を追加するには、「追加」アイコンをクリックします。

しきい値の色

カスタムしきい値に、データ値の範囲の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。

オーバーフローの色

しきい値の上限よりも上の値の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。

アンダーフローの色

しきい値の下限よりも下の値の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。

値なし

データ値のないグループに対応する長方形の色を指定します。パレットを表示するには、下向き矢印をクリックします。

このチェック・ボックスは、線形のしきい値プロパティの順序を逆にします。たとえば、基本色#C0EFFFにmin=0、max=7、およびbuckets=7を設定すると、しきい値の色は、0付近で#COEFFF、7付近で濃い色になります。「逆」チェック・ボックスを使用すると、その順序が逆になります。つまり、値が7付近の場合に#COEFFFが表示され、0付近の場合に最も明るくなります。

注意:

ダッシュボードを表示する前に、色のグラデーションと正確な凡例の値が表示されるよう、常にツリーマップのしきい値を設定することをお薦めします。

7.4.13 ノードの深度プロパティ

「ノードの深度」プロパティは、「ツリー・マップ」ビューにのみ適用されます。

ビューのノードの深度プロパティを編集するには、「ビュー」タブで「プロパティ」をクリックしてから、「ノードの深度」をクリックします。

「最初のレンダリング時のノードの深度」では、最初に表示する階層のレベル数を決定します。デフォルトは2です。

7.4.14 ラベル・プロパティ

ここで説明するラベル・プロパティは、ツリーマップ・ビューにのみ適用されます。

その他のビューに関するラベルのフォーマット・プロパティの詳細は、ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティを参照してください。

ツリーマップ・ビューのラベル・プロパティを編集するには、ビュー・タブで「プロパティ」をクリックしてから、「ラベル」をクリックします。

表7-24に、ツリーマップのラベルのフォーマット・プロパティを示します。

表7-24 ラベルのフォーマット・プロパティ

プロパティ 説明

リーフ表示

最下位レベルの階層のグループのラベル表示のタイプを指定します。「ノード」または「オフ」。デフォルトは「ノード」で、各ラベルはその長方形内に配置されます。

グループ表示

最下位レベルの階層以外のすべてのグループのラベル表示のタイプを指定します。「ヘッダー」、「ノード」または「オフ」。デフォルトは「ヘッダー」で、これを指定すると、各ラベルはその長方形の左上隅に配置されます。

水平方向の配置

ノード・ラベルの水平方向の配置を指定します。「中央」、「開始」または「終了」。デフォルトは「中央」です。

垂直方向の配置

ノード・ラベルの垂直方向の配置を指定します。「中央」、「上」または「下」。デフォルトは「中央」です。

データ・ラベルの位置

DVTチャートのデータ・ラベルの位置を指定します。デフォルト値はNoneです。

7.4.15 ツールチップ・ラベル・プロパティ

ツールチップ・ラベル・プロパティにツリーマップ・ビューに固有のものです。このプロパティを使用して、ツリーマップのツールチップ・テキストを構成できます。

ここで説明するツールチップ・ラベル・プロパティは、ツリーマップ・ビューにのみ適用されます。

その他のビューに関するラベルのフォーマット・プロパティの詳細は、ラベル、テキスト、タイトルおよび値のプロパティを参照してください。

ツリーマップ・ビューのツールチップ・ラベル・プロパティを編集するには、ビュー・タブで「プロパティ」をクリックしてから、「ツールチップ・ラベル」をクリックします。

ツールチップ・ラベルの構成

2つの使用可能なツールチップ・ラベルとそれぞれのデフォルトのラベル・テキストは次のとおりです。
ラベル ラベル・テキスト
COUNTX # プロセス
AVGDAYS_UNTIL_DUE_DATE Avg Days Until Due Date

プロジェクトのニーズに合わせて、ツールチップのラベル・テキストを編集できます。

注意:

これらの変更は、「適用」をクリックしたときではなく、「保存」をクリックしたときに有効になります。

7.5 ビジネス・ビューとのランタイムの相互作用

この項では、エンド・ユーザーがBAMビューア(ホームページ)を使用してビューを表示しながら、ドリル、アクションの実行またはデータのアクティブ化によってビューを変更できるようにする方法について説明します。

注意:

ドリルおよびその他の実行時相互作用は表示モードでのみサポートされ、デザイナ・モードではサポートされません。

この項では、次の項目について説明します。

7.5.1 ドリルの使用

ドリルを使用すると、エンド・ユーザーはBAMビューア(ホームページ)で系列内のアイテムを選択し、より詳細なレベルでデータを表示できます。設計者は、ビューの「ドリル」プロパティでドリルを構成します。

ビューの編集中にドリルすることはできません。BAMビューアでは、ドリル時にはアクティブ・データは停止され、その後再開されます。

この項では、次の項目について説明します。

7.5.1.1 ドリルダウン

ドリルダウンとは、同じビュー内でドリル・パスの1レベル下のデータを表示することを意味します。ドリルダウンは、次の条件をすべて満たす場合に使用できるオプションです。

  • ドリルダウンが有効化されています。

    デフォルトでは無効です。ドリルダウンの有効化を参照してください。

  • ビュー内のデータが集計されています。

  • 基礎となるデータ・オブジェクトに階層があります。

  • 1つ下のレベルが最下位レベルではありません。

1つ下のレベルが最下位レベルである場合、実際のデータ行にのみドリル・スルーできます。ドリル・スルーは、無効になっているか、そのビュー・タイプで使用できないために、オプションとして使用できないことがあります。ドリル・スルーを参照してください。

ドリル領域は次のとおりです。

  • 面、折れ線、コンボ、散布図またはバブルの各ビュー内の点

  • 棒、横棒またはコンボの各ビュー内の棒

  • 円ビュー内の区分

  • ツリーマップ・ビュー内のノード

  • 縮小リスト・ビュー内の行

ドリルダウンするには、点、棒、区分、ノードまたは行を右クリックして、メニューからドリル・レベルを選択します。

面グラフや折れ線グラフなどのビューでは、グラフを作成するのに2つのデータ・ポイントが必要です。ドリル・ダウンする際に2つのポイントが使用できない場合、エラー・メッセージが表示されます。パッシブ・ビューでは、ランタイム・フィルタを使用して、適用されているフィルタをクリアできますが、アクティブ・ビューにはそのようなオプションはありません。MDSブラウザに移動して、適用されているフィルタを手動でクリアする必要があります。ドリルが有効化されているビューでは、ツールバーのホーム・アイコンをクリックして、元の状態に戻ることができます。

7.5.1.2 ドリルアップ

ドリルアップは、ドリル・パスの1レベル上のデータを表示することを意味します。前にドリルダウンした場合は、ドリルアップのみを実行できます。

面グラフや折れ線グラフなどのビューでは、グラフを作成するのに2つのデータ・ポイントが必要です。ドリル・ダウンする際に2つのポイントが使用できない場合、エラー・メッセージが表示されます。パッシブ・ビューでは、ランタイム・フィルタを使用して、適用されているフィルタをクリアできますが、アクティブ・ビューにはそのようなオプションはありません。MDSブラウザに移動して、適用されているフィルタを手動でクリアする必要があります。ドリルが有効化されているビューでは、ツールバーのホーム・アイコンをクリックして、元の状態に戻ることができます。

ドリルアップするには:

  • 点、棒、区分、ノードまたは行を右クリックして、メニューからドリル・レベルを選択します。

  • ビューの最初のドリル・レベルに移動するには、点、棒、区分、ノードまたは行を右クリックして、「ホーム」を選択します。

注意:

面、折れ線またはコンボ・ビューで、1つのデータ・ポイントのみが含まれるレベルにドリルダウンすると、線は描画されず、ドリルアップは実行できません。ビューをリストアするには、ドリルを適用するフィルタを削除します。詳細は、ビューのランタイム・データのフィルタリングを参照してください。

7.5.1.3 ドリル・スルー

ドリル・スルーとは、リスト・ビューでドリル・バスの最下位レベルにある実際のデータ行を表示することを意味します。ドリル・スルーは、次の条件をすべて満たす場合に使用できるオプションです。

  • ドリル・スルーが有効化されています。

    これはデフォルトで有効になっています。詳細へのドリル・スルーの有効化を参照してください。

  • ビュー内のデータが集計されています。

  • 基礎となるデータ・オブジェクトに階層がある場合、1つ下のレベルが最下位レベルです。

ドリル・スルーの場合、基礎となるデータ・オブジェクトに階層を定義する必要はありません。

ドリルダウンはデフォルトで無効化されていてドリル・スルーはデフォルトで有効化されているため、ドリルスルーがデフォルトのドリル・アクションです。

ツリーマップでは、ドリルダウンを使用できますが、ドリル・スルーは使用できません。

ドリル・スルーするには:

  • 点、棒、区分または行を右クリックして、メニューから「詳細の表示」を選択します。

7.5.1.4 ドリル・アクロス

ドリル・アクロスとは、ターゲット・ダッシュボードまたはURLを新しいブラウザ・ウィンドウで開くことを意味します。

ドリル・アクロスするには:

  • ビューを右クリックし、ターゲット名を選択します。

詳細は、「ターゲット全体のドリルの構成」を参照してください。

7.5.1.5 ドリルダウンの有効化

ドリルダウンのためのドリル階層は、次のビュー・タイプで構成できます。

  • 横棒

  • 折れ線

  • コンボ

  • 縮小リスト

  • 散布図

  • バブル

基礎となるデータ・オブジェクトに、階層が定義されている必要があります。階層には、標準と日時ベースの2つのタイプがあります。

ツリーマップには、基礎となるツリー・モデル問合せの階層がドリルダウンに使用されるため、ドリル階層構成がありません。

ドリル階層を選択するには:

  1. ビュー・タブから「ランタイム-相互作用」をクリックします。
  2. 「ドリル」をクリックします。
  3. 「ドリル階層」タブを選択します。
  4. 「ドリルの有効化」を選択します。
  5. 「階層」設定の右側にある「参照」アイコンをクリックします。

    「階層選択」ダイアログが表示され、標準および日時ベースの階層がリストされます。

  6. ドリル時に使用する「階層」を選択します。

    リストにアイテムが表示されない場合は、データ・オブジェクトで階層が定義されていません。データ・オブジェクトにおける階層の構成の詳細は、階層の追加を参照してください。

  7. 「OK」をクリックします。

    「階層選択」ダイアログが閉じ、「プロパティ」ウィンドウに階層情報が表示されます。

  8. 「適用」をクリックします。

7.5.1.6 詳細へのドリル・スルーの有効化

集計データから(リストに表示されている)詳細データにドリル・スルーできるビュー・タイプは、次のとおりです。

  • 横棒

  • 折れ線

  • コンボ

  • 縮小リスト

  • ゲージ

  • 散布図

  • バブル

基礎となるデータ・オブジェクトに階層を定義する必要はありません。

詳細へのドリル・スルーによる階層のドリルが許可されないビューもあります。たとえば、ゲージ・ビューではドリル・スルーのみを実行できます。

ツリーマップでは、ドリルダウンを使用できますが、ドリル・スルーは使用できません。

詳細へのドリル・スルーを有効化するには:

  1. ビュー・タブから「ランタイム-相互作用」をクリックします。
  2. 「ドリル」をクリックします。
  3. 「ディテール・ドリル」タブを選択します。
  4. 「詳細へのドリル・スルーを有効化します」を選択します。
  5. 宛先タイプを選択します。
    • 現在のビューを置換: 現在のビューのダッシュボードの領域をターゲット・ビューで置き換えます。

  6. ビュー・タイプとして「リスト」を選択します。
  7. 「表の表示フィールド」設定の右側にある「参照」アイコンをクリックします。

    「表の表示フィールドの選択」ダイアログが表示されます。

  8. 目的のデータ・フィールドを「使用できるフィールド」リストから「選択したフィールド」リストに移動します。
  9. 「OK」をクリックします。

    「表の表示フィールドの選択」ダイアログが閉じ、選択したフィールドが表に表示されます。

  10. 「適用」をクリックします。

7.5.1.7 ドリル・アクロス・ターゲットの構成

ドリル・アクロス・ターゲットを構成できるビュー・タイプは、次のとおりです。

  • 横棒

  • 折れ線

  • コンボ

  • リスト

  • アクション・リスト

  • 縮小リスト

  • 散布図

  • バブル

ターゲット・ダッシュボードまたはURLを新しいブラウザ・ウィンドウで開きます。1つのビューに複数のドリル・アクロス・ターゲットを作成できます。

ゲージ、ピボット表、KPIウォッチリスト、ツリーマップおよびジオマップの各ビューからは、ドリル・アクロスを実行できません。

ターゲット全体のドリルを構成するには:

  1. ビュー・タブから「ランタイム-相互作用」をクリックします。
  2. 「ドリル」をクリックします。
  3. 「ドリル・アクロス」タブを選択します。
  4. 「追加」アイコンをクリックします。

    「ドリル・パスの作成」ダイアログが開きます。

  5. 「ドリル・パス名」を入力します。

    これは、エンド・ユーザーがドリル・アクロス・ターゲットを選択するメニューに表示される名前です。

  6. 宛先タイプを選択します。
    • 新規ブラウザ・ウィンドウを起動: 新規ブラウザが開いてターゲット・ビューが表示されます。

    • ダッシュボードを置換すると、ターゲット・ビューを表示するダッシュボードが置き換えられます。

  7. 宛先を選択します。
    • 「宛先ダッシュボード」には、指定されたダッシュボードが表示されます。

    • 「宛先Web URL」には、指定されたURLが表示されます。

  8. 「ダッシュボード」を選択するか、「URL」を入力します。

    URLを入力する場合は、オプションで「相対URLとして設定」オプションを選択して、完全なURLではなく、相対URLを指定できます。ホスト名、ポート番号およびコンテキスト・パスは、実行中のOracle BAMアプリケーションと同じになります。

  9. 必要に応じて、「デフォルトのドリル・アクションとして設定」を選択して、グラフ要素に対して左クリックを有効にできます。
  10. 必要に応じて、「+」記号をクリックして、現在のビューのフィールドを、ターゲット・ダッシュボードのパラメータにマップします。
    パラメータ・マッピングには3つのタイプがあります。
    • ビジネス・ビューの値: ターゲット・ダッシュボードでパラメータが使用されている場合、現在のビューのフィールドからターゲット・ダッシュボード内のパラメータに値を渡すことができます。エンド・ユーザーがターゲットを選択する際に右クリックする点、棒、区分、ノードまたは行によって、渡される特定の値が決まります。たとえば、「棒」ビューで棒を右クリックすると、その棒で表されているグループ値がターゲット・ダッシュボードのパラメータに渡されます。

    • 定数値: 外部パラメータに定数値を渡すことができます。

    • パラメータ値: ソース・ダッシュボードで、パラメータがソース・ビューの問合せ内で使用されている場合、その値を外部パラメータに渡すことができます。 

  11. 「保存」をクリックします。

    「ドリル・パスの作成」ダイアログが閉じて、ドリル・パスが表に表示されます。

  12. 「適用」をクリックします。

7.5.2 ビジネス・ビューでのアクションの使用

この項では、Oracle BAMで作成するビューにアクション・ボタンを追加する方法について説明します。アクション・ボタンにより、ビューをリフレッシュし、データを追加または変更し、これらのアクションの確認を求めることができます。

アクション・ボタンは、KPIウォッチリストを除くすべてのビューに表示できます。

アラートにより、アクションを実行することもできます。詳細は、アラート・アクションを参照してください。

アクション・ボタンを作成するには:

  1. ビュー・タブから「ランタイム-相互作用」をクリックします。
  2. 「アクション」をクリックします。
  3. 「追加」アイコンをクリックします。

    新規アクション・ボタンが、「アクション・ボタン・リスト」表にNew Action#というデフォルト名で表示され、アクション・リストが表示されます。

  4. オプションで、アクション・ボタンの「名前」を編集し、「説明」を追加します。

    「名前」フィールドに入力したテキストは、ビューでボタン・テキストとして表示されます。

  5. このアクション・ボタンに構成されているすべてのデータ・アクションが1つのトランザクションで実行されることを確認する必要がある場合は、オプションで「すべてコミット」を選択します。
  6. 「アクション」のすぐ左側にある矢印をクリックして、アクション・リストを表示します。
  7. アクション・リストの右側にある「追加」アイコンをクリックして、選択したアクション・ボタンのアクションを定義します。

    すべてのビューにおいて、次のオプションが用意されています。

    • 「ダッシュボードを開く」は、新規ブラウザ・ウィンドウで、指定されたダッシュボードを開きます。「検索」アイコンをクリックし、リストからダッシュボードを選択して、「OK」をクリックします。

      ダッシュボードにパラメータが含まれる場合は、表7-25に示されている渡すことのできる値を参照してください。

    • 「URLを開く」は、新規ブラウザ・ウィンドウで、指定されたURLを開きます。「URLを開く」アクションの「追加」アイコンをクリックします。

      表7-25に、URLの構成に使用できる値を示します。URLは指定する順序でそれぞれの値を連結して作成されます。

    • 「ビューのリフレッシュ」で、最新のデータおよびプロパティを使用してビューを再表示します。

    • 「確認メッセージの表示」で、このアクション・ボタンに対して設定された他のアクションを実行する前に、確認メッセージ・ダイアログを表示します。メッセージのテキストを入力します。

    「アクション・リスト」ビューでは、これらの追加のオプションが用意されています。

    • 「挿入」はデータを挿入します。虫眼鏡アイコンをクリックし、データ・オブジェクトを選択します。データ・オブジェクトの各データ・フィールドについて、表7-25に示された値のいずれかを選択します。

    • 「更新」はデータを更新します。アクション・リストの各データ・フィールドについて、表7-25に示された値のいずれかを選択します。選択した行、定数またはパラメータからのデータを使用し、このアクションを使用して、別のDOの行を更新できます。これにはDO選択と列マッピングが必要です。

    • 「保存」は、「アクション・リスト」に対して行われたすべての変更を保存します。編集可能フィールドがあり、変更を保存する場合に、このアクションを使用します。これらの変更は同じDOおよび列に適用されるので、マッピングは必要ありません。

    • 「削除」は、選択した行を「アクション・リスト」から削除します。

    • 「カスタム」アクションでは、カスタム・アクションをビジネス・ビューに追加できます。カスタム・アクションを追加する手順:

      1. ビジネス・ビューで、「ランタイム」→「相互作用」オプションを選択します。

      2. 「アクション」ボタンをクリックします。「アクション・ボタン・リスト」ダイアログが開きます。

      3. 「アクション・ボタン・リスト」の「追加」アイコンをクリックします。

      4. カスタム・アクションの「名前」および「説明」を入力します。

      5. このアクション・ボタンで構成されたすべてのデータ・アクションが1回のトランザクションで実行されるようにするには、「すべてコミット」チェックリストを選択します。

      6. 「アクション」および「追加したアクション」ドロップ・ボタンをクリックし、追加したカスタム・アクションを選択します。

      7. 次の資格証明を指定します。
        • ライブラリ・パス - /scratch/myfolder/BusinessViewJar.jarなど

        • クラス名 - oracle.beam.server.customAlert.BusinessActionなど

        • 引数 - 追加の文を入力します。

      8. 「適用」をクリックし、ダイアログを閉じます。

    アクション・ボタンに対する複数のアクションは、作成する順序で発生します。

    注意:

    挿入、更新、保存および削除アクションは、外部データ・オブジェクトでは機能しません。

  8. 「適用」をクリックします。

表7-25に、アクションによって渡すことのできる値の詳細を示します。

表7-25 アクションの値

コンポーネント 説明

クライアントのCookie

このレポートが表示されるクライアント上にあるCookieの値を入力します。

定数値

定数値を入力します。値には、想定されるデータ型に準拠する任意のテキストを使用できます。日時型の場合は、日時を入力したり、日時ピッカーを使用できます。

たとえば、このオプションを使用すると、http://www.example.com/など、URLの先頭を指定できます。

プロンプト/パラメータ

ドロップダウン・リストからパラメータを選択します。このオプションを使用すると、ドライブやプロンプト入力によって変更される場合も、パラメータの現在値が取得されます。現在値が空の場合は、パラメータのデフォルト値が使用されます。

このオプションを使用するには、ビューの基礎となる問合せでフィルタ内のパラメータが参照されている必要があります。詳細は、パラメータの作成を参照してください。

一意のボタン・クリックID

一意のID番号が生成され、ボタンをクリックするたびに増分されます。「ダッシュボードを開く」「URLを開く」「挿入」および「更新」アクションにのみ適用されます。

このIDは、ダッシュボードおよびデータ・オブジェクト全体で保存されます。アクション・リストで行を挿入または更新するときに、行ごとに一意の識別子が必要となる場合に役立ちます。

アクション・リストの値

アクション・リストから列(データ・フィールド名)を選択します。「挿入」および「更新」アクションにのみ適用されます。

7.5.3 アクティブ・データの使用

アクティブ・データは、データの連続的な集計、または定義された時間ウィンドウ内のデータ・セグメントの表示を行います。時間ウィンドウ内での時間の経過に伴い、古いデータがビューから削除され新しいデータが追加されます。

アクティブ・データは、基本的な、面、棒、折れ線、コンボ、円、散布図およびバブルのビューでのみサポートされています。これらのビュー・タイプの他のバリエーションでは、アクティブ・データはサポートされていません。ただし、アクティブ・データは、ゲージ・ビューと、点テーマおよびGPSテーマ・ジオマップのビューのすべてのバリエーションでサポートされています。

アクティブ・データは、横棒、KPIウォッチリスト、ツリーマップおよび色テーマ・ジオマップの各ビューではサポートされていません。

アクティブ・データは外部データ・オブジェクトではサポートされていません。

アクティブ・データのタイム・スライスは、「パーソナライズ」のタイムゾーンによって制御されません。アクティブ・データの時間はUTCに基づいています。

注意:

時系列または時間グループを使用すると、ビュー内のデータは日時フィールドに基づいて配置されますが、アクティブ・データを使用すると、あるデータ・オブジェクトの特定のタイム・スライスに焦点が当てられます。これらのオプションは、同じビュー内に共存できます。

「時系列の使用」オプションによってビューの値がグループ化されると、ビュー・データは時間の経過に伴い、右から左へスライドして表示されます。「時間グループの使用」オプションを選択した場合、スライド効果はありませんが、固定した時間グループに表示されるデータが時間の経過に伴って変化します。

ビューの基礎となる問合せでの日時の値によるデータのグループ化の詳細は、時間グループまたは時系列の使用を参照してください。

アクティブ・データを構成するには:

  1. ビュー・タブから「ランタイム-相互作用」をクリックします。
  2. 「アクティブ・データ」をクリックします。
  3. 「この問合せを連続した問合せにする」ボックスを選択します。
  4. 必要に応じて、「ランタイム変更を許可」ボックスを選択します。これにより、表示モードでの実行時にアクティブ・データのプロパティを変更できるようになります。
  5. データ集計(平均、合計などの計算)をアクティブにするには、次の設定を指定します。
    • アクティブ・データ縮小: オプションで、連続的なデータ集計を有効にするには、このボックスを選択します。

    • 間隔: ビューで集計結果を更新する頻度を指定します。

    • 単位: 「間隔」に、「日」、「時間」、「分」または「秒」を選択します。

    表示用に開いたダッシュボードで「間隔」および「単位」を変更した場合、新規データのスナップショットは、間隔の終了時にのみ表示されます。たとえば、間隔が1分に設定されている場合、新しいスナップショットが1分後に表示されてから、アクティブ・データ縮小が発生します。

  6. 時間ウィンドウを定義するには、次の設定を指定します。
    • 時間ウィンドウを使用: オプションで、データが更新される期間および頻度を定義するには、このボックスを選択します。たとえば、過去1時間に完了したコールの数を10分ごとに更新できます。

    • スライド範囲のベース: ローリング・ウィンドウの計算が基準とする日付または時間の列。たとえば、コール開始時刻を選択した場合、指定したセルがローリング・ウィンドウ期間内かどうかがシステムによって判別されます。

      この設定は、選択したデータ・オブジェクトがリレーションである場合のみ表示されます。これは、ストリーム・データ・オブジェクトではサポートされていません。

    • 範囲長: データが表示される過去から現在までの時間。範囲の例は、過去30分または過去24時間などです。

    • 更新間隔: ローリング・ウィンドウ内の結果が更新される頻度。

    • 単位: 「範囲長」および「更新間隔」に、「日」、「時間」、「分」または「秒」を選択します。

  7. 「適用」をクリックします。

7.6 ビジネス・ビューの編集、名前変更、削除および保護

この項には、ビジネス・ビューのプロパティの変更または削除に関する情報が含まれます。

他のOracle BAMエンティティと同じように、ビューを編集、名前変更、削除および保護できます。

7.6.1 ビジネス・ビューの編集

ビューを開き、編集および保存する手順は、次のとおりです。ビューを編集すると、変更内容はビューを含むすべてのダッシュボードに伝播します。

注意:

基礎となる問合せまたはデータ・オブジェクトが変更されてビューが機能しなくなった場合は、ビューを編集および保存する前に、閉じて再度開く必要があります。

ビューを編集する手順:

  1. 左側のナビゲーション・ペインで、「ビジネス・ビュー」の左側にある矢印をクリックします。

    現在のプロジェクト内で保存されたすべてのビューが、リストに表示されます。

  2. ビュー名をクリックするか、ビュー名を右クリックして「編集」メニュー・アイテムを選択します。
  3. 必要な変更を行います。
  4. 「保存」をクリックします。「保存」オプションまたは情報の表示(i)ボタンのような他のツールが表示されない場合は、ブラウザが全画面モードであることを確認してください。また、ナビゲーション・ペインは閉じてください。これは既知の問題です。

7.6.2 ビジネス・ビューの名前変更

次の手順を使用して、ビューの「表示名」を変更します。

「表示名」は、大/小文字が区別され、フォルダ・パスを示すスラッシュ(/)を除く任意の文字を含めることができます。最大128文字を使用できます。いつでも変更できます。

ビューの名前を変更するには:

  1. 左側のナビゲーション・ペインで、「ビジネス・ビュー」の左側にある矢印をクリックします。

    現在のプロジェクト内で保存されたすべてのビューが、リストに表示されます。

  2. ビューの名前を変更するには、ビュー名を右クリックして「名前の変更」メニュー・アイテムを選択します。

    名前が編集可能フィールドのテキストになります。

  3. 新しい名前を入力し、[Enter]を押します。

    新しい名前がリストに表示されます。

ビューを編集するとき、新しい表示名がタブに表示されます。この名前は、ダッシュボードにビューを表示する場合にも表示されます。

ただし、内部は変更されず、そのままです。ビューを編集するとき、この名前はヘッダーの左側に表示されます。

7.6.3 ビジネス・ビューの削除

ビューを削除する手順は、次のとおりです。ビューは、このビューを参照するすべてのダッシュボードから削除されます。

ビューを削除するには、次のステップを実行します。

  1. 左側のナビゲーション・ペインで、「ビジネス・ビュー」の左側にある矢印をクリックします。

    現在のプロジェクト内で保存されたすべてのビューが、リストに表示されます。

  2. ビュー・アイコンをクリックして「削除」アイコンをクリックするか、ビュー名を右クリックして「削除」メニュー・アイテムを選択します。

    ビューの削除を確認するダイアログが表示されます。いずれかのダッシュボードにこのビューが含まれる場合、該当するダッシュボードがリストされます。

  3. 「OK」をクリックします。

    リストにビューが表示されなくなります。

7.6.4 ビジネス・ビューの保護

ビューは、作成元のプロジェクトからセキュリティ設定を継承します。プロジェクトの詳細は、「プロジェクトの計画および作成」を参照してください。

ビューのセキュリティ設定を変更するには:

  1. 左側のナビゲーション・ペインで、「ビジネス・ビュー」の左側にある矢印をクリックします。

    現在のプロジェクト内で保存されたすべてのビューが、リストに表示されます。

  2. ビューを右クリックして、ポップアップ・メニューから「セキュリティ」を選択します。

    ビューのセキュリティ・タブが開きます。

  3. 明示的に権限を付与または拒否するロールまたはグループを追加するには、次の手順を実行します。

    1. 「権限の付与」表または「権限の拒否」表で「追加」アイコンをクリックします。

      「アプリケーション・ロール、グループおよびユーザーの追加」ダイアログが開きます。

      ユーザーをロールおよびグループに追加する方法の詳細は、Oracle BAMユーザーの管理を参照してください。

    2. 追加するロールまたはグループの名前を「名前」に入力します。

    3. ドロップダウン・リストから「アプリケーション・ロール」または「グループ」を選択します。

    4. 「検索」をクリックして、「選択可能メンバー」リストにデータを移入します。

    5. 「選択済メンバー」リストにメンバーを追加するには、メンバーを選択し、一重の右矢印をクリックします。

    6. 「選択済メンバー」リストにすべてのメンバーを追加するには、メンバーを選択し、二重の右矢印をクリックします。

    7. 「選択済メンバー」リストからメンバーを削除するには、一重および二重の左矢印を使用します。

    8. 「選択済メンバー」リストが完成したら、「OK」をクリックします。

      「アプリケーション・ロール、グループおよびユーザーの追加」ダイアログが閉じ、「名前」に指定した名前が表に表示されます。

  4. ロールまたはグループを削除するには、表の行を選択し、「削除」アイコンをクリックします。

  5. 権限を付与するには、「権限の付与」表にリストされているユーザー、ロールおよびグループに対し、「読取り」「書込み」「削除」または「セキュリティ」を選択します。

  6. 権限を拒否するには、「権限の拒否」表にリストされているユーザー、ロールおよびグループに対し、「読取り」「書込み」「削除」または「セキュリティ」を選択します。

  7. 「保存」をクリックします。