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Oracle® Fusion Middleware Oracle Traffic Directorのアップグレード
12c (12.2.1.2)
E82831-01
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1 Oracle Traffic Director12c (12.2.1.2)へのアップグレードの概要

Oracle Traffic Director12c (12.2.1.2)へのアップグレードを開始する前に、標準的なアップグレード・トポロジおよびドメインのアップグレード・パスを理解していることを確認します。

概要の情報および準備の手順の次に、このガイドの手順は2つの項に分かれます。使用するドメイン用の正しい手順を参照することが重要です。

注意:

Fusion Middlewareのアップグレードのプランニングに関する一般情報およびアップグレードのその他の概念およびリソースについては、『Oracle Fusion Middlewareのアップグレードのプランニング』の次の各項を参照してください
  • Oracle Fusion Middleware 12cへのアップグレードのプランニング

  • インプレース・アップグレードとアウトオブプレース・アップグレードの理解

  • 基本的な12cのアップグレード・タスクの理解

Oracle Traffic Directorの詳細は、次のドキュメントを参照してください。

次のトピックでは、Oracle Traffic Directorのアップグレードに関連する概念について説明します。

1.1 Oracle Traffic Directorアップグレードの開始点について

このガイドでは、サポートされている11gおよび12cリリースからアップグレードするための情報を提供します。

Oracle Traffic Director 12c (12.2.1.2)は、次の開始点からアップグレードできます。

  • Oracle Traffic Director 11gリリース1 (11.1.1.7および11.1.1.9)

  • Oracle Traffic Director 12c (12.1.2.0、12.1.3.0、12.2.1.0、12.2.1.1)

このガイドのアップグレード手順では、既存のOracle Traffic Director 11gドメインおよび既存の12cドメインをOracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.2)にアップグレードする方法について説明しています。アップグレードが必要なその他のコンポーネントがドメインに含まれる場合に備えて、サポート・ドキュメントへのリンクが提供されています。

1.2 Oracle Traffic Directorの標準トポロジについて

Oracle Traffic Director12c (12.2.1.2)にアップグレードする手順は、現在の本番トポロジ(11gか以前の12cリリースのいずれか)によって異なります。

そのため、考えられるすべてのOracle Traffic Directorインストールに対して正確なアップグレード手順を示すことは困難です。そのため、このアップグレード・ドキュメントでは、いくつかの一般的なOracle Traffic Directorトポロジのアップグレードに対する手順について説明しています。これらの一般的なトポロジを、標準アップグレード・トポロジと呼びます。

実際のトポロジは異なる場合がありますが、ここで説明するトポロジを、他の同様のOracle Traffic Directorトポロジをアップグレードする際の参考にしてください。

注意:

アップグレードを成功させるためのアップグレード・プロセスおよびプランニング・リソースの詳細は、『Oracle Fusion Middlewareのアップグレードのプランニング』のアップグレードの準備に関する項を参照してください。

1.3 アップグレード要件について

単一のサポート対象Oracle Fusion Middleware構成内で、同一バージョンまたは異なるバージョンの複数のOracle Fusion Middleware製品を使用している場合は、アップグレードの計画前に、相互運用性と互換性にかかわる要因について検討する必要があります。

相互運用性

Oracle Fusion Middleware製品のコンテキストでは、相互運用性は、サポート対象のOracle Fusion Middleware構成内で同一バージョン(またはリリース)の2つのOracle Fusion Middleware製品またはコンポーネントを連係動作(相互運用)できる能力と定義されています。具体的に言うと、相互運用性は、リリース番号またはバージョン番号の最初の4桁が同じ場合に該当します。たとえば、Oracle Fusion Middleware 12c (12.2.1.0)コンポーネントは、通常、他の12c (12.2.1.2)コンポーネントと相互運用性があります。

互換性

Oracle Fusion Middleware製品のコンテキストでは、互換性は、異なるバージョン(またはリリース)の2つのOracle Fusion Middlewareコンポーネントを相互運用できる能力と定義されています。

Oracle Fusion Middlewareリリース12.2.1.2で使用可能な製品と機能のリストは、『相互運用性および互換性の理解』のOracle Fusion Middlewareで使用可能な製品と機能に関する項を参照してください。

ハードウェアまたはソフトウェアのアップグレードを行う場合は、Oracle Fusion Middlewareソフトウェアで、新しいオペレーティング・システムまたはコンピュータ・ハードウェアのサポートが保証されていることを確認してください。詳細は、次のマニュアルを参照してください。