以降の項に記述される手順では、基本的なWebCenterドメインを12c (12.2.1.2)にアップグレードするプロセスの概要を説明しています。ほとんどの場合、アップグレードではこれらの一般的な手順に従いますが、実際に実行するアップグレード手順は、アップグレードするコンポーネントによって異なります。コンポーネントに関連して、アップグレードの前後に追加の手順を実行することが必要になる場合があります。そのため、ドメインのアップグレードを行うには、アップグレード前の環境に存在するコンポーネントごとにアップグレード手順を確認する必要があります。
たとえば、Oracle WebCenterドメインにOracle WebCenter ContentとWebCenter Portalが含まれている場合は、「Oracle WebCenter Contentのアップグレード」と「Oracle WebCenter Portal 11gインストールのアップグレード」で説明している手順に従う必要があります。
WebCenter製品の12cへのアップグレードのプロセス・フローを確認して、実行する手順および実行する時期について理解します。
このプロセス・フローは、WebCenterドメインを12c (12.2.1.2)にアップグレードする大まかな手順を示しています。実際に実行するプロセスは、アップグレード前の環境およびアップグレードするコンポーネントによって異なります。
タスク | 説明 |
---|---|
必須 Oracle Fusion Middlewareの、標準のアップグレード前のタスクと、追加のコンポーネント固有の必須タスクをすべて実行します。 |
Oracle WebCenterコンポーネントのアップグレード前のタスク |
必須 ドメインに含まれるすべての製品の製品ディストリビューションをインストールします。 |
12cでは、WebLogic ServerとJRFはインフラストラクチャのディストリビューションに含まれているため、これを最初にインストールする必要があります。 バイナリは、既存のデプロイメントと同じホストの新規Oracleホームにインストールする必要があります。 |
11gから12cへのアップグレードのみ: 12cのリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行して、12cの必要なスキーマ( 12cにはサービス表( 11gでOIDベースのポリシー・ストアが使用されていた場合は、OPSS ( |
以前の12cリリースからアップグレードしている場合は、これらのスキーマがリポジトリ内にすでにあります。 |
オプション アップグレード・アシスタントでアップグレード前の準備状況チェックを実行します。 |
チェックはコンポーネントによって異なり、考えられる問題のトラブルシューティングに役立つ完了レポートが生成されます。 |
必須 管理サーバー、管理対象サーバー、および既存のデプロイメントで実行されている他のアプリケーションを停止します。 |
アップグレード中に既存の環境を停止しないと、スキーマまたはコンポーネント構成、あるいはその両方が破壊される可能性があります。 |
必須 アップグレード・アシスタントを実行して、選択したスキーマを個別に、またはドメインで使用されるスキーマをすべてアップグレードします。 |
アップグレード・アシスタントで、可能であればいつでも選択したドメイン内のすべてのスキーマをアップグレードできるようにすることをお薦めします。 |
必須 再構成ウィザードを実行してドメインを再構成します。再構成ウィザードは、Oracle Fusion Middleware 12cの新しいツールです。 |
|
WebCenter PortalおよびSitesのユーザーのみ: アップグレード・アシスタントを(再度)実行し、残りのコンポーネント構成をアップグレードします。 WebCenter Contentのユーザーのみ: 必要な構成変更は、サーバーの起動時(アップグレード後)に、ユーザーの介入なしに自動的に実行されるので、アップグレード・アシスタントは実行しません。 |
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WebCenter Portalのユーザーのみ: Oracle WebCenter Portalを12cにアップグレードするには、一連の追加手順を実行する必要があります。 |
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必須 コンポーネント固有のドキュメントで説明されている、アップグレード後に必要なすべてのタスクを実行します。 アップグレード後にこれらのタスクを実行しないと、一部のコンポーネントが正しく動作しないことがあります。 |
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必須 管理サーバーおよび管理対象サーバーを再起動します。 |
|
必須 アップグレードが成功したこと(アプリケーションが予期したとおり機能するなど)を確認します。 |
|
オプション クラスタ・トポロジのWebCenterをアップグレードします(該当する場合)。 |
アップグレードを開始する前に、ターゲット・システムにOracle Fusion Middleware InfrastructureおよびWebCenter Contentのディストリビューションをダウンロードし、Oracle Universal Installerを使用してインストールします。
注意:
アップグレードにInfrastructureが必要な場合は、最初にOracle Fusion Middleware Infrastructureのディストリビューションをインストールしてから、その他のFusion Middleware製品をインストールする必要があります。Infrastructureのインストールが完了した後に、適切なディストリビューション名を使用して、残りのディストリビューションを同様にインストールします。たとえば、Oracle WebCenter Contentのインストール・プログラムを開始するには、ディストリビューション名としてfmw_12.2.1.2.0_wccontent_generic.jar
を使用します。
11gからアップグレードする場合、アップグレードを開始する前に、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用して必要な12cスキーマを作成する必要があります。
注意:
Oracle Fusion Middlewareの前の12cリリースからアップグレードする場合、これらのスキーマがすでに存在する場合には再作成する必要はありません。ドメインの既存のスキーマを特定するには、次の手順を参照してください。11gからアップグレードする場合は、アップグレード前のチェックリストを参照してドメインの既存のスキーマを識別します。12cにアップグレードする前に、次のスキーマが存在している必要があります。
サービス表スキーマ(prefix_STB
)。このスキーマは12cで新規のものであり、ドメインベースのアップグレードに必要になります。基本的なスキーマ構成情報(スキーマ接頭辞やパスワードなど)が格納され、他のOracle Fusion Middlewareコンポーネントはドメイン作成中にこれにアクセスして使用できます。このスキーマはリポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行するときに自動的に作成され、ここで他の11gスキーマに使用した既存のスキーマ所有者接頭辞を指定します。注意: サービス表スキーマが存在しない場合、UPGAST-00328: スキーマ・バージョンのレジストリ表はこのデータベースに存在しません。その場合、アップグレード・アシスタントを実行するためにはサービス表スキーマを作成する必要があります。
というエラー・メッセージが表示されることがあります。
Oracle Platform Security Services (OPSS)スキーマ(prefix_OPSS
)。このスキーマは、11gでOIDベースのセキュリティ・ストアを使用している場合に必要です。このスキーマは、リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を実行するときに自動的に作成されます。LDAPベースのOPSSセキュリティ・ストアでサポートされているのは、Oracle Internet Directory (OID)のみです。LDAPベースのポリシー・ストアは、通常、本番環境で使用します。アップグレード前に、OIDベースのセキュリティ・ストアを再関連付けする必要はありません。アップグレード・アシスタントの実行中に、OPSSスキーマを選択できます。アップグレード・アシスタントは、OIDベースのセキュリティ・ストアを自動的にアップグレードします。注意: 12c OPSSデータベース・スキーマが必要なのは、ドメインの再構成時に12cスキーマを参照するためです。ドメインでは、アップグレード完了後にOIDベースのセキュリティ・ストアが引き続き使用されます。
監査スキーマ(OPSS_AUDIT_VIEWER
)。11gでXMLベースのOPSS_AUDIT
スキーマを使用していた場合は、RCUを使用して新しい12cのOPSS_AUDIT_VIEWER
スキーマを作成しないと、ドメインの再構成が失敗します。
アップグレードの潜在的な問題を識別するには、準備状況チェックを実行してからアップグレード・プロセスを開始することをお薦めします。準備状況チェックでは、アップグレードの潜在的な問題をすべて発見できるわけではないことに注意してください。準備状況チェック・レポートが成功しても、アップグレードが失敗する場合があります。
-readiness
モードで実行することにより、実際にアップグレードを実行する前に問題を検出できます。準備状況チェックは、アップグレード・アシスタントを使用してGUIモードで実行するか、またはレスポンス・ファイルを使用してサイレント・モードで実行できます。 -readiness
パラメータを使用して、アップグレード・アシスタントを準備状況モードで起動します。アップグレード・アシスタントを-readiness
モードで実行することにより、実際にアップグレードを実行する前に問題を検出できます。準備状況チェックは、アップグレード・アシスタントを使用してGUIモードで実行するか、またはレスポンス・ファイルを使用してサイレント・モードで実行できます。
アップグレード・アシスタントの準備状況チェックでは、サポートされている開始ポイントのFusion MiddlewareスキーマおよびWebLogicドメインの読取り専用のアップグレード前確認を行います。この確認は読取り専用操作です。
準備状況チェックでは、フォーマットされ、タイムスタンプの付けられた準備状況レポートが生成され、実際のアップグレードを試みる前に潜在的な問題に対処できます。問題が検出されない場合は、アップグレード・プロセスを開始できます。アップグレードを実行する前に、このレポートを詳細に確認することをお薦めします。
準備状況チェックは、既存のOracle Fusion Middlewareドメインがオンライン(他のユーザーがアクティブに使用している間)またはオフラインである間に実行できます。
実際のアップグレードを実行する前に、準備状況チェックを何回でも実行できます。ただし、アップグレード後はレポートの結果がアップグレード前の準備状況チェックの結果と異なる場合があるため、準備状況チェックを実行しないでください。
注意:
パフォーマンスが影響を受けないようにするには、準備状況チェックをオフピーク時に実行することをお薦めします。
-readiness
パラメータを使用して、アップグレード・アシスタントを準備状況モードで起動します。
アップグレード・アシスタントをコマンドラインから起動する際に、追加パラメータを指定できます。
表3-5 アップグレード・アシスタントのコマンドライン・パラメータ
パラメータ | 必須/オプション | 説明 |
---|---|---|
|
準備状況チェックに必要 注意: 準備状況チェックはスタンドアロン・インストール上で実行できません(WebLogic Serverの管理対象でありません)。 |
実際のアップグレードを実行せずにアップグレードの準備状況チェックを実行します。 スキーマおよび構成がチェックされます。
|
|
オプション |
スキーマの同時アップグレードまたはスキーマの準備状況チェックに使用可能なスレッドの数を識別します。 値は、1 - 8の正の整数である必要があります。デフォルトは4です。 |
|
サイレント・アップグレードまたはサイレント準備状況チェックに必要 |
アップグレード・アシスタントがGUIモードで実行されているときに入力したデータから生成されるレスポンス・ファイルに保存されている入力を使用して、アップグレード・アシスタントを実行します。このパラメータを使用すると、アップグレード・アシスタントはサイレント・モード(アップグレード・アシスタントの画面表示なし)で実行されます。 |
|
オプション |
調査フェーズを実行しますが、実際のアップグレードは実行しません。
|
|
オプション |
次のいずれか1つの属性を指定して、ロギング・レベルを設定します。
デフォルトのロギング・レベルは
|
|
オプション |
アップグレード・ログ・ファイルおよび一時ファイルのデフォルトの場所を設定します。アップグレード・アシスタントによってログ・ファイルおよび一時ファイルが作成される、既存の書込み可能なディレクトリを指定する必要があります。 デフォルトの場所は次のとおりです。 UNIX:
Windows:
|
|
オプション |
コマンドライン・オプションをすべて表示します。 |
アップグレード・アシスタントの各画面を移動して、アップグレード前の準備状況チェックを実行します。
ドメインの準備状況チェックを実行した後、レポートを確認してアップグレードを成功させるためのアクションをとる必要があるかどうかを判断します。
準備状況レポート・ファイルの書式は次のとおりです。
readiness_timestamp.txt
timestamp
は、準備状況チェックが実行された日時を示します。
準備状況レポートには、次の情報が含まれています。
表3-6 準備状況レポートの要素
レポートの情報 | 説明 | 必要なアクション |
---|---|---|
全体的な準備状況ステータス: SUCCESSまたはFAILURE | レポートの上部に、準備状況チェックが合格したか1つ以上のエラーで完了したかが示されます。 | 1つ以上のエラーが発生してレポートが完了した場合、アップグレードを試みる前に、FAILを検索し、障害の原因となった問題を修正します。準備状況チェックは、アップグレードする前に必要に応じて何度でも再実行できます。 |
タイムスタンプ |
レポートが生成された日付と時刻。 |
アクションは必要ありません。 |
ログ・ファイルの場所
|
生成されたログ・ファイルのディレクトリの場所。 |
アクションは必要ありません。 |
準備状況レポートの場所
|
生成された準備状況レポートのディレクトリの場所。 |
アクションは必要ありません。 |
チェックされたコンポーネントの名前 |
チェックに含まれるコンポーネントの名前およびバージョンとステータス。 |
ドメインに、このリリースにアップグレードできないSOAコア拡張機能などのコンポーネントが含まれる場合は、アップグレードを試行しないでください。 |
チェックされたスキーマの名前 |
チェックに含まれるスキーマの名前および現在のバージョンとステータス。 |
スキーマのバージョン番号をレビューします。ドメインに、このリリースにアップグレードできないスキーマが含まれる場合は、アップグレードを試行しないでください。 |
個別のオブジェクト・テスト・ステータス: FAIL |
準備状況チェック・テストによって、特定のオブジェクトの問題が検出されました。 |
失敗した問題がすべて解決されるまではアップグレードしないでください。 |
個別のオブジェクト・テスト・ステータス: PASS |
準備状況チェック・テストによって、特定のオブジェクトの問題が検出されませんでした。 |
準備状況チェック・レポートに「成功」ステータスのみが表示されている場合は、環境をアップグレードできます。ただし、準備状況チェックでは、ハードウェアやアップグレード時の接続性などの外部環境に関する問題を検出することはできません。アップグレードの進捗を常に監視する必要があります。 |
<Object>の完了した準備状況チェックのステータス: FAILURE | 準備状況チェックで、スキーマ、索引またはデータ型などの特定のオブジェクトに対して解決する必要がある1つ以上のエラーが検出されました。 | 失敗した問題がすべて解決されるまではアップグレードしないでください。 |
<Object>の完了した準備状況チェックのステータス: SUCCESS | 準備状況チェック・テストによって問題が検出されませんでした。 | アクションは必要ありません。 |
Upgrade readiness check completed with one or more errors. This readiness check report was created on Tue May 30 11:15:52 EDT 2016 Log file is located at: ORACLE_HOME/oracle_common/upgrade/logs/ua2016-05-30-11-14-06AM.log Readiness Check Report File: ORACLE_HOME/oracle_common/upgrade/logs/readiness2016-05-30-11-15-52AM.txt Starting readiness check of components. Oracle Metadata Services Starting readiness check of Oracle Metadata Services. Schema User Name: DEV11_MDS Database Type: Oracle Database Database Connect String: machinename@yourcompany.com VERSION Schema DEV11_MDS is currently at version 12.1.1.1.0. Readiness checks will now be performed. Starting schema test: TEST_REQUIRED_TABLES Test that the schema contains all the required tables Completed schema test: TEST_REQUIRED_TABLES --> Test that the schema contains all the required tables +++ PASS Starting schema test: TEST_REQUIRED_PROCEDURES Test that the schema contains all the required stored procedures EXCEPTION Schema is missing a required procedure: GETREPOSITORYFEATURES Completed schema test: TEST_REQUIRED_PROCEDURES --> Test that the schema contains all the required stored procedures +++ FAIL Starting schema test: TEST_REQUIRED_VIEWS Test that the schema contains all the required database views Completed schema test: TEST_REQUIRED_VIEWS --> Test that the schema contains all the required database views +++ PASS Starting index test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes Completed index test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS Starting index test for table MDS_COMPONENTS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes Completed index test for table MDS_TXN_LOCKS: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ PASS Starting schema test: TEST_REQUIRED_TRIGGERS Test that the schema has all the required triggers Completed schema test: TEST_REQUIRED_TRIGGERS --> Test that the schema has all the required triggers +++ PASS Starting schema test: TEST_MISSING_COLUMNS Test that tables and views are not missing any required columns Completed schema test: TEST_MISSING_COLUMNS --> Test that tables and views are not missing any required columns +++ PASS Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_TABLES Test that the schema does not contain any unexpected tables Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_TABLES --> Test that the schema does not contain any unexpected tables +++ PASS Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_PROCEDURES Test that the schema does not contain any unexpected stored procedures Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_PROCEDURES --> Test that the schema does not contain any unexpected stored procedures +++ PASS Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_VIEWS Test that the schema does not contain any unexpected views Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_VIEWS --> Test that the schema does not contain any unexpected views +++ PASS Starting index test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes Completed index test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS Completed index test for table MDS_LABELS: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes +++ PASS Starting index test for table MDS_LARGE_ATTRIBUTES: TEST_UNEXPECTED_INDEXES --> Test that the table does not contain any unexpected indexes Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_TRIGGERS Test that the schema does not contain any unexpected triggers Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_TRIGGERS --> Test that the schema does not contain any unexpected triggers +++ PASS Starting schema test: TEST_UNEXPECTED_COLUMNS Test that tables and views do not contain any unexpected columns Completed schema test: TEST_UNEXPECTED_COLUMNS --> Test that tables and views do not contain any unexpected columns +++ PASS Starting datatype test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes Completed datatype test for table MDS_ATTRIBUTES: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes +++ PASS Starting datatype test for table MDS_COMPONENTS: TEST_COLUMN_DATATYPES_V2 --> Test that all table columns have the proper datatypes Starting permissions test: TEST_DBA_TABLE_GRANTS Test that DBA user has privilege to view all user tables Completed permissions test: TEST_DBA_TABLE_GRANTS --> Test that DBA user has privilege to view all user tables +++ PASS Starting schema test: TEST_ENOUGH_TABLESPACE Test that the schema tablespaces automatically extend if full Completed schema test: TEST_ENOUGH_TABLESPACE --> Test that the schema tablespaces automatically extend if full +++ PASS Starting schema test: TEST_USER_TABLESPACE_QUOTA Test that tablespace quota for this user is sufficient to perform the upgrade Completed schema test: TEST_USER_TABLESPACE_QUOTA --> Test that tablespace quota for this user is sufficient to perform the upgrade +++ PASS Starting schema test: TEST_ONLINE_TABLESPACE Test that schema tablespaces are online Completed schema test: TEST_ONLINE_TABLESPACE --> Test that schema tablespaces are online +++ PASS Starting schema test: TEST_DATABASE_VERSION Test that the database server version number is supported for upgrade INFO Database product version: Oracle Database 11g Enterprise Edition Release 11.2.0.3.0 - 64bit Production With the Partitioning, OLAP, Data Mining and Real Application Testing options Completed schema test: TEST_DATABASE_VERSION --> Test that the database server version number is supported for upgrade +++ PASS Finished readiness check of Oracle Metadata Services with status: FAILURE.
12.1.3.0バージョンのOracle Fusion Middleware IAU Schemasを実行しており、それらのスキーマが11g (11.1.1.7以上)または12c (12.1.2.0)からアップグレードされた場合、準備状況チェックが次のエラーで失敗する場合があります。
Starting index test for table IAU_COMMON: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes INFO Audit schema index DYN_EVENT_CATEGORY_INDEX in table IAU_COMMON is missing the required columns or index itself is missing. This maybe caused by a known issue, anyway, this missing index will be added in 12.2.2 upgrade. INFO Audit schema index DYN_EVENT_TYPE_INDEX in table IAU_COMMON is missing the required columns or index itself is missing. This maybe caused by a known issue, anyway, this missing index will be added in 12.2.2 upgrade. INFO Audit schema index DYN_TENANT_INDEX in table IAU_COMMON is missing the required columns or index itself is missing. This maybe caused by a known issue, anyway, this missing index will be added in 12.2.2 upgrade. INFO Audit schema index DYN_USER_INDEX in table IAU_COMMON is missing the required columns or index itself is missing. This maybe caused by a known issue, anyway, this missing index will be added in 12.2.2 upgrade. INFO Audit schema index DYN_COMPONENT_TYPE_INDEX in table IAU_COMMON is missing the required columns or index itself is missing. This maybe caused by a known issue, anyway, this missing index will be added in 12.2.2 upgrade. INFO Audit schema index DYN_USER_TENANT_INDEX in table IAU_COMMON is missing the required columns or index itself is missing. This maybe caused by a known issue, anyway, this missing index will be added in 12.2.2 upgrade. Completed index test for table IAU_COMMON: TEST_REQUIRED_INDEXES --> Test that the table contains all the required indexes +++ FAIL
注意:
準備状況レポートの欠落索引エラーは無視できます。これは既知の問題です。スキーマのアップグレード操作時に、対応する欠落索引が追加されます。アップグレードされるスキーマがRCUを使用して12cで作成された場合、このエラーは発生しません。アップグレード・アシスタントを実行してスキーマと構成をアップグレードする前に、管理サーバーおよび管理対象サーバーを含むすべてのプロセスとサーバーを停止する必要があります。
Oracle Fusion Middleware環境は、Oracle WebLogic Serverドメイン、管理サーバー、複数の管理対象サーバー、Javaコンポーネント、アイデンティティ管理コンポーネントなどのシステム・コンポーネント、およびメタデータのリポジトリに使用されるデータベースで構成できます。コンポーネントは相互に依存していることがあるため、適切な順序で停止する必要があります。
注意:
この項の手順では、WLSTコマンドライン・ユーティリティまたはスクリプトを使用してサーバーおよびプロセスを停止する方法について説明します。Oracle Fusion Middleware ControlおよびOracle WebLogic Server管理コンソールを使用することもできます。Oracle Fusion Middlewareの管理の管理サーバーと管理対象サーバーおよびノード・マネージャの起動と停止を参照してください。Fusion Middleware環境を停止するには、次の手順を実行します。
ステップ1: システム・コンポーネントの停止
Oracle HTTP Serverなどのシステム・コンポーネントを停止するには、stopComponent
スクリプトを使用します。
(UNIX) DOMAIN_HOME/bin/stopComponent.sh component_name
(Windows) DOMAIN_HOME\bin\stopComponent.cmd component_name
システム・コンポーネントは任意の順序で停止できます。
ステップ2: 管理対象サーバーの停止
WebLogic Server管理対象サーバーを停止するには、stopManagedWebLogic
スクリプトを使用します。
(UNIX) DOMAIN_HOME/bin/stopManagedWebLogic.sh managed_server_name admin_url
(Windows) DOMAIN_HOME\bin\stopManagedWebLogic.cmd managed_server_name admin_url
プロンプトが表示されたらユーザー名とパスワードを入力します。
ステップ3: Oracle Identity Managementコンポーネントの停止
Oracle Identity Managementのコンポーネント(Oracle Internet Directoryなど)を停止します。(UNIX) DOMAIN_HOME/bin/stopComponent.sh component_name
(Windows) DOMAIN_HOME\bin\stopComponent.cmd component_name
ステップ4: 管理サーバーの停止
管理サーバーを停止する場合、管理サーバーで稼働しているWebLogic Server管理コンソールやFusion Middleware Controlなどのプロセスも停止します。
管理サーバーを停止するには、stopWebLogic
スクリプトを使用します。
(UNIX) DOMAIN_HOME/bin/stopWebLogic.sh
(Windows) DOMAIN_HOME\bin\stopWebLogic.cmd
プロンプトが表示されたら、管理サーバーのユーザー名、パスワードおよびURLを入力します。
ステップ5: ノード・マネージャの停止
ノード・マネージャを停止するには、それが実行されているコマンド・シェルを閉じます。
またはnodemanager.properties
のQuitEnabled
の属性をtrue
に設定した後(デフォルトはfalse
です)、WLSTを使用して、ノード・マネージャに接続して停止できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware WebLogic Server WLSTコマンド・リファレンス』のstopNodeManagerに関する項を参照してください。
サーバーとプロセスの停止後に、Upgrade Assistantを使用して、サポートされている製品スキーマをOracle Fusion Middlewareの現在のリリースにアップグレードします。
アップグレード・アシスタントを使用すると、個別に選択したスキーマまたはドメインに関連付けられているすべてのスキーマをアップグレードできます。選択したオプションによって、表示されるアップグレード・アシスタントの画面は異なります。
schema_version_registry
のスキーマ・バージョンが適切に更新されていることをチェックして、アップグレードが成功したことを確認します。 このオプションのタスクでは、スキーマのバージョン・レジストリを問い合せて、アップグレードを開始する前に使用可能なスキーマのリストを確認できます。このレジストリには、バージョン番号、コンポーネント名およびID、作成日と変更日、カスタム接頭辞などのスキーマ情報が含まれます。
アップグレード・アシスタントでは、ドメイン内のすべてのスキーマをアップグレードすることも、アップグレードするスキーマを個々に選択することもできます。いずれかの方法を選択するために、次の手順に従って、アップグレードに使用可能なすべてのスキーマのリストを確認します。
Oracleデータベースを使用している場合、Oracle DBA権限を持つアカウントを使用してデータベースに接続し、SQL*Plusから次を実行します。
SET LINE 120 COLUMN MRC_NAME FORMAT A14 COLUMN COMP_ID FORMAT A20 COLUMN VERSION FORMAT A12 COLUMN STATUS FORMAT A9 COLUMN UPGRADED FORMAT A8 SELECT MRC_NAME, COMP_ID, OWNER, VERSION, STATUS, UPGRADED FROM SCHEMA_VERSION_REGISTRY ORDER BY MRC_NAME, COMP_ID;
生成されたレポートを確認します。VERSION
列の値が11.1.1.7.0
以上で、STATUS
列の値がVALID
である場合、スキーマはアップグレードでサポートされます。
あるスキーマでアップグレードの必要がない場合、schema_version_registry
表には、アップグレード前のバージョンでそのスキーマが保持されます。
既存のスキーマに使用されているスキーマ接頭辞名を確認します。新しい12cスキーマの作成時に、同じ接頭辞を使用することになります。
注意:
既存のスキーマが、サポートされているバージョンでない場合、12c (12.2.1.2)のアップグレード手順を使用する前に、サポートされているバージョンにアップグレードする必要があります。詳細は、アップグレード前のバージョンのドキュメントを参照してください。
一部のコンポーネント(Oracle Enterprise Data Quality、Oracle GoldenGate Monitor、Oracle GoldenGate Veridataなど)では、標準的なOracle Fusion Middlewareのサポート対象バージョン以外のバージョンからのアップグレードがサポートされています。
11gでOIDベースのポリシー・ストアを使用していた場合は、アップグレードを実行する前に新しいOPSSスキーマを必ず作成してください。アップグレード後も、OPSSスキーマはLDAPベース・ストアのままです。
Oracle Fusion Middlewareリリース12c (12.2.1.2)でアップグレード可能な製品のスキーマのみをアップグレードできます。まだ12c (12.2.1.2)へのアップグレードが可能になっていないコンポーネントを含むドメインをアップグレードしないでください。
アップグレード・アシスタントを実行して、製品スキーマ、ドメイン・コンポーネント構成またはスタンドアロン・システム・コンポーネントを12c (12.2.1.2)にアップグレードします。アップグレード・アシスタントを非SYSDBAユーザーとして実行し、一度に1つのドメインのアップグレードを完了することをお薦めします。
oracle_common/upgrade/bin
ディレクトリに移動します。ORACLE_HOME/oracle_common/upgrade/bin
ORACLE_HOME\oracle_common\upgrade\bin
ロギング・パラメータなど、コマンドラインで指定できるその他のパラメータは、次を参照してください。
アップグレード・アシスタントをコマンドラインから起動する際に、追加パラメータを指定できます。
表3-7 アップグレード・アシスタントのコマンドライン・パラメータ
パラメータ | 必須/オプション | 説明 |
---|---|---|
|
準備状況チェックに必要 注意: 準備状況チェックはスタンドアロン・インストール上で実行できません(WebLogic Serverの管理対象でありません)。 |
実際のアップグレードを実行せずにアップグレードの準備状況チェックを実行します。 スキーマおよび構成がチェックされます。
|
|
オプション |
スキーマの同時アップグレードまたはスキーマの準備状況チェックに使用可能なスレッドの数を識別します。 値は、1 - 8の正の整数である必要があります。デフォルトは4です。 |
|
サイレント・アップグレードまたはサイレント準備状況チェックに必要 |
アップグレード・アシスタントがGUIモードで実行されているときに入力したデータから生成されるレスポンス・ファイルに保存されている入力を使用して、アップグレード・アシスタントを実行します。このパラメータを使用すると、アップグレード・アシスタントはサイレント・モード(アップグレード・アシスタントの画面表示なし)で実行されます。 |
|
オプション |
調査フェーズを実行しますが、実際のアップグレードは実行しません。
|
|
オプション |
次のいずれか1つの属性を指定して、ロギング・レベルを設定します。
デフォルトのロギング・レベルは
|
|
オプション |
アップグレード・ログ・ファイルおよび一時ファイルのデフォルトの場所を設定します。アップグレード・アシスタントによってログ・ファイルおよび一時ファイルが作成される、既存の書込み可能なディレクトリを指定する必要があります。 デフォルトの場所は次のとおりです。 UNIX:
Windows:
|
|
オプション |
コマンドライン・オプションをすべて表示します。 |
アップグレード・アシスタントの各画面を移動して、製品スキーマをアップグレードします。
すべてのアップグレード手順の完了後に、schema_version_registry
のスキーマ・バージョンが適切に更新されていることをチェックして、アップグレードが成功したことを確認します。
Oracle Databaseを使用する場合、Oracle DBAを持つユーザーとしてデータベースに接続し、SQL*Plusから次を実行して現行のバージョン番号を取得します。
SET LINE 120 COLUMN MRC_NAME FORMAT A14 COLUMN COMP_ID FORMAT A20 COLUMN VERSION FORMAT A12 COLUMN STATUS FORMAT A9 COLUMN UPGRADED FORMAT A8 SELECT MRC_NAME, COMP_ID, OWNER, VERSION, STATUS, UPGRADED FROM SCHEMA_VERSION_REGISTRY ORDER BY MRC_NAME, COMP_ID ;
問合せ結果で次を行います。
VERSION
列の数値が、そのスキーマの最新のバージョン番号に一致していることを確認します。たとえば、スキーマ・バージョン番号が12.2.1.2.0
であることを確認します。ただし、すべてのスキーマ・バージョンが更新されるわけではありません。一部のスキーマはこのリリースにアップグレードする必要がなく、アップグレード前のバージョン番号が保持されます。
STATUS
フィールドは、スキーマへのパッチ適用処理中はUPGRADING
またはUPGRADED
になり、処理が終了するとVALID
になります。
ステータスが「INVALID」
と表示された場合は、ステータスの更新が失敗しています。ログ・ファイルを調べて、失敗した理由を判定する必要があります。
IAU_APPEND
およびIAU_VIEWER
によって所有されるシノニム・オブジェクトは、INVALID
として表示されますが、これは失敗を意味するわけではありません。
ターゲット・オブジェクトがシノニムの作成後に変更されたため、これらのオブジェクトは無効になります。シノニム・オブジェクトは、アクセスされると有効になります。これらのINVALID
オブジェクトは無視しても問題ありません。
再構成ウィザードを実行して、ドメイン・コンポーネント構成を12c (12.2.1.2)に再構成します。
WebLogic Serverドメインを再構成する場合は、ドメインのアプリケーションによって、次の項目が自動的に更新されます。
WebLogic Serverコア・インフラストラクチャ
ドメイン・バージョン
注意:
ドメインの再構成を開始する前に、次の制限事項を確認します。
再構成ウィザードでは、ドメインに含まれる独自のアプリケーションは更新されません。
アップグレード・プロセス時の非動的クラスタ・ドメインから動的クラスタ・ドメインへの変換はサポートされていません。
再構成ウィザードの実行時に動的クラスタ機能を使用できますが、非動的クラスタ・アップグレードのアップグレードおよび動的クラスタの追加のみがサポートされます。アップグレード・プロセス中に動的クラスタを追加することはできません。
ドメインのconfig.xml
ファイルのドメイン・バージョン番号は、管理サーバーのインストール済WebLogic Serverバージョンに更新されます。
すべてのインストール済Oracle製品の再構成テンプレートは、自動的に選択されてドメインに適用されます。これらのテンプレートは、WebLogicドメインが現在のWebLogic Serverバージョンと互換性を持つために必要な再構成タスクを定義します。
起動スクリプトが更新されます。
変更した起動スクリプトを保存する場合は、起動スクリプトのバックアップを作成してから再構成ウィザードを起動してください。
注意:
ドメインの再構成プロセスを開始すると、元に戻すことはできません。再構成ウィザードを実行する前に、アップグレード前のチェックリストに示されているようにドメインのバックアップを作成したことを確認します。再構成ウィザードの実行中にエラーまたは他の割込みが発生した場合、バックアップ場所から元のドメイン・ディレクトリにファイルとディレクトリをコピーすることによって、ドメインをリストアする必要があります。これは、再構成前にドメインを確実に元の状態に戻す唯一の方法です。ドメインの再構成後に、アップグレード・アシスタントを使用して、ドメイン内のドメイン・コンポーネント構成を、更新されたドメイン構成に一致するようにアップグレードします。
アップグレード・アシスタントを実行して、製品スキーマ、ドメイン・コンポーネント構成またはスタンドアロン・システム・コンポーネントを12c (12.2.1.2)にアップグレードします。アップグレード・アシスタントを非SYSDBAユーザーとして実行し、一度に1つのドメインのアップグレードを完了することをお薦めします。
oracle_common/upgrade/bin
ディレクトリに移動します。ORACLE_HOME/oracle_common/upgrade/bin
ORACLE_HOME\oracle_common\upgrade\bin
ロギング・パラメータなど、コマンドラインで指定できるその他のパラメータは、次を参照してください。
アップグレード・アシスタントをコマンドラインから起動する際に、追加パラメータを指定できます。
表3-8 アップグレード・アシスタントのコマンドライン・パラメータ
パラメータ | 必須/オプション | 説明 |
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準備状況チェックに必要 注意: 準備状況チェックはスタンドアロン・インストール上で実行できません(WebLogic Serverの管理対象でありません)。 |
実際のアップグレードを実行せずにアップグレードの準備状況チェックを実行します。 スキーマおよび構成がチェックされます。
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オプション |
スキーマの同時アップグレードまたはスキーマの準備状況チェックに使用可能なスレッドの数を識別します。 値は、1 - 8の正の整数である必要があります。デフォルトは4です。 |
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サイレント・アップグレードまたはサイレント準備状況チェックに必要 |
アップグレード・アシスタントがGUIモードで実行されているときに入力したデータから生成されるレスポンス・ファイルに保存されている入力を使用して、アップグレード・アシスタントを実行します。このパラメータを使用すると、アップグレード・アシスタントはサイレント・モード(アップグレード・アシスタントの画面表示なし)で実行されます。 |
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オプション |
調査フェーズを実行しますが、実際のアップグレードは実行しません。
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オプション |
次のいずれか1つの属性を指定して、ロギング・レベルを設定します。
デフォルトのロギング・レベルは
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オプション |
アップグレード・ログ・ファイルおよび一時ファイルのデフォルトの場所を設定します。アップグレード・アシスタントによってログ・ファイルおよび一時ファイルが作成される、既存の書込み可能なディレクトリを指定する必要があります。 デフォルトの場所は次のとおりです。 UNIX:
Windows:
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オプション |
コマンドライン・オプションをすべて表示します。 |
アップグレード・アシスタントの各画面を移動して、WebLogicドメインのコンポーネント構成をアップグレードします。
再構成ウィザードを実行してWebLogicドメインを12c (12.2.1.2)に再構成した後に、アップグレード・アシスタントを実行して、ドメイン・コンポーネント構成を、更新されたドメイン構成に一致するようにアップグレードする必要があります。
ドメイン固有コンポーネント構成のアップグレードが成功したことを確認するには、管理コンソールおよびFusion Middleware Controlにログインし、各コンポーネントのバージョン番号が12.2.1.2であることを確認します。
管理コンソールにログインするには、次に移動します: http://administration_server_host:administration_server_port/console
Fusion Middleware Controlにログインするには、次に移動します: http://administration_server_host:administration_server_port/em
注意:
アップグレード後、管理ツールは、前のOracleホームではなく新しい12cのOracleホームから必ず実行してください。
アップグレード・プロセス時に、一部のOWSMドキュメント(ポリシー・セット、ポリシーおよびアサーション・テンプレートなどの事前定義ドキュメント)のアップグレードが必要な場合があります。ポリシー・セットまたは事前定義ドキュメントがアップグレードされると、バージョン番号が1増分されます。
デプロイメントに含まれるコンポーネントによっては、アップグレード後に追加の構成タスクを実行することが必要になります。
Oracle WebLogic Server管理サーバーは、WLSTコマンドラインまたはスクリプトを使用して起動および停止できます。管理サーバーを起動または停止すると、WebLogic Server管理コンソールやFusion Middleware Controlなど、管理サーバーで実行されているプロセスも起動または停止されます。
たとえば、管理サーバーを起動するには、次のスクリプトを使用します。
DOMAIN_HOME/bin/startWebLogic.sh
管理サーバーを停止するには、次のスクリプトを使用します。
DOMAIN_HOME/bin/stopWebLogic.sh username password [admin_url]
ノード・マネージャは、WLSTコマンド行またはスクリプトを使用して起動できます。
ノード・マネージャを起動するには、次のスクリプトを使用します。
(UNIX) DOMAIN_HOME/bin/startNodeManager.sh (Windows) DOMAIN_HOME\bin\startNodeManager.cmd
ノード・マネージャを停止するには、それが実行されているコマンド・シェルを閉じます。
Fusion Middleware Controlを使用してWebLogic Server管理対象サーバーを起動または停止するには、次の手順を実行します。
ナビゲーション・ペインからドメインを展開します。
管理対象サーバーを選択します。
「WebLogic Server」メニューから、「コントロール」を選択してから、「起動」または「停止」を選択します。
また、サーバーを右クリックして、「コントロール」を選択してから、「起動」または「停止」も選択できます。
スクリプトまたはWLSTを使用して、WebLogic Server管理対象サーバーを起動および停止できます。
たとえば、WebLogic Server管理対象サーバーを起動するには、次のスクリプトを使用します。
(UNIX) DOMAIN_HOME/bin/startManagedWebLogic.sh managed_server_name admin_url (Windows) DOMAIN_HOME\bin\startManagedWebLogic.cmd managed_server_name admin_url
プロンプトが表示されたらユーザー名とパスワードを入力します。
WebLogic Server管理対象サーバーを停止するには、次のスクリプトを使用します。
(UNIX) DOMAIN_HOME/bin/stopManagedWebLogic.sh managed_server_name admin_url username password (Windows) DOMAIN_HOME\bin\stopManagedWebLogic.cmd managed_server_name admin_url username password