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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenterのアップグレード
12c (12.2.1.2)
E82840-02
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7 クラスタ・トポロジのWebCenterのアップグレード

この手順は、クラスタ化された複数ノードのWebCenterトポロジをアップグレードするために使用します。

WebCenterのクラスタ・トポロジ(複数のマシンでサーバーが実行されるドメイン)をアップグレードするには、次に示すように、最初のノード(Node 1)ですべてのアップグレード・プロセスを実行し、ドメインを圧縮して他のノードで解凍します。

クラスタ・トポロジをアップグレードするには、次の手順を実行します。

  1. Node 1でアップグレードをすべて実行します。Oracle WebCenterドメインのアップグレード
    1. アップグレード後の構成タスクをすべて実行します。アップグレード後の構成タスクの実行
    2. アップグレードが成功したことを確認します。新規アプリケーションが予期したとおり動作することの確認
  2. 管理サーバーを圧縮します。
    cd ORACLE_HOME/common/bin
    ./pack.sh -managed=true -domain=DOMAIN_HOME -template=wcdomaintemplate.jar -template_name=wc_domain_template
  3. wcdomaintemplate.jarを他のマシンのORACLE_HOME/common/binにコピーします。
  4. 他のマシンの古いドメイン・ディレクトリ(DOMAIN_HOMEおよびAPPLICATION_HOME)を削除または移動します。
  5. 他の各マシンのドメインを解凍します。
    cd ORACLE_HOME/common/bin
    ./unpack.sh -domain=DOMAIN_HOME -template=wcdomaintemplate.jar -overwrite_domain=true

7.1 WebCenterクラスタのアップグレードのトラブルシューティング

WebCenterのクラスタ・トポロジのアップグレード中にエラーが発生した場合は、これらのアップグレード後のタスクを確認してください。

7.1.1 アップグレード後のWebCenter Content URLへのアクセス

この手順は、クラスタ・トポロジのアップグレード後にWebCenter Content URLにアクセスできない場合にのみ必要です。

セカンダリ・ノードで圧縮と解凍を実行した後、セカンダリ・ノードでWebCenter Content URLにアクセスできなくなることがあります。これは、圧縮と解凍のプロセスによってWebCenter Content Serverがセカンダリ・ノードに完全に伝播されない場合に発生します。

  1. Intradoc.cfgファイルの変数を変更します。
    a) <Domain_Home>/ucm/cs/binにナビゲートします。

    b) Intradoc.cfgファイルを探し、サーバー・ディレクトリ: IdcHomeDirを、11gのインストール場所ではなく、新しい12.2.1のインストール場所に変更します。

    注意: これをWebCenter Contentの管理対象サーバーごとに実行する必要があります。

  2. idcs_components.hdaファイルを変更します。
    a) <Domain_Home>/ucm/cs/dataにナビゲートします。

    b) idcs_components.hdaファイルを探し、廃止されたコンポーネントをすべて削除します。

    ヒント: ファイルの更新をすばやく行うには、Node1の既存のidcs_components.hdaファイルのコピーを作成し、Node2の同じ場所(<Domain_Home>/ucm/cs/data)に貼り付けます。これによってNode2のファイルが上書きされます。