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Oracle® R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド
リリース1.5
E67080-02
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『Oracle R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド リリース1.5』の変更点

ここでは、『Oracle R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド』のリリース1.5およびリリース1.4.1および1.4での変更内容について説明します。

リリース1.5でのこのガイドの変更点

  • Oracle R Enterprise 1.5には、新しいSupporting Packages (randomForest)が含まれています。また、他の一部のより新しいバージョンのSupporting Packagesも含まれています。Oracle R Enterprise 1.5のSupporting Packagesは次のとおりです。

    arules 1.1-9
    Cairo 1.5-8
    DBI 0.3-1
    png 0.1-7
    randomForest 4.6-10
    ROracle 1.2-1
    statmod 1.4.21
    
  • R 3.2の要件

    Oracle R Enterprise 1.5にはR 3.2が必要です。Oracle R Enterpriseの以前のリリースと同様に、Oracle R Distributionを使用することをお薦めします。

関連項目:

リリース1.4.1でのこのガイドの変更点

  • Oracle R Enterprise Serverのインストールおよび管理の機能が大幅に拡張されました。

    Oracle R Enterprise Serverに影響を与えるすべての管理操作は、1つのスクリプトserver.shまたはserver.batによって実行されます。このスクリプトを実行して、サーバーのインストール、アップグレードまたはアンインストールや、Oracle R Enterpriseユーザーの構成を実行できます。スクリプトは対話的に実行することも、バッチ・モードまたはハイブリッド・モードで実行することもできます。

    関連項目:

    詳細は、Oracle R Enterprise Serverのインストールを参照してください

  • Oracle Database 12cのマルチテナントのコンテナ・データベース(CDB)機能がサポートされています

    Oracle R Enterprise Serverのサポートはマルチテナント環境にインストールできます。Oracle R Enterprise Serverは、ルート・データベースではなくプラガブル・データベースにインストールする必要があります。

    関連項目:

    • マルチテナント・アーキテクチャの概要については、『Oracle Database概要』を参照してください

    • マルチテナント環境の管理の詳細は、『Oracle Database管理者ガイド』を参照してください

  • Oracle R Enterprise 1.4.1には、arulesおよびstatmodという新しい2つのSupporting Packagesが追加されました。Oracle R Enterprise 1.4.1のSupporting Packagesは次のとおりです。

    arules 1.1-3
    cairo 1.5-5
    DBI 0.2-7
    png 0.1-7
    ROracle 1.1-12
    statmod 1.4.20

    関連項目:

    Supporting Packagesの詳細は、Oracle R Enterprise Clientのインストールを参照してください

  • Oracle R Enterpriseでは、R 3.0.1とR 3.1.1の両方がサポートされています。

    以前はR 3.0.1のみがサポートされていました。

リリース1.4でのこのガイドの変更点

  • R 3.0.1の要件

    Oracle R Enterprise 1.4にはR 3.0.1が必要です。Oracle R Enterpriseの以前のリリースと同様に、Oracle R Distributionを使用することをお薦めします。

    Oracle R Enterprise向けのRのインストールを参照してください。

  • Microsoft WindowsでのOracle R Distributionのサポート

    以前のリリースでサポートされていた64ビット版LinuxおよびUNIXプラットフォームに加え、Oracle R Distribution 3.0.1は64ビット版Windowsでサポートされています。

    Microsoft WindowsへのOracle R Distributionのインストールを参照してください。

  • サーバー上に表示されるグラフィックで使用されるCairoパッケージ

    Oracle R Enterprise 1.4では、Cairoを使用してOracle R Enterpriseサーバー上にグラフィックスを表示します。Cairoはオープン・ソースRパッケージで、高品質なビットマップ、ベクターおよび表示出力を作成します。

    CairoはOracle R Enterprise Supporting Packagesで提供されます。Cairoを使用することによって、Oracle SolarisサーバーおよびAIXサーバー上にX11サーバーを構成する必要がなくなります。

    表6-2を参照してください

  • 新しいClient Packages

    Oracle R Enterprise 1.4には、次の2つの新しいClient Packagesが含まれています。

    • OREcommon — Oracle R Enterprise用の共通の低レベル機能

    • OREembed — Oracle R Enterprise用の埋込みR機能

    表6-1を参照してください。

  • Oracle R Enterprise Serverのインストール・スクリプトの機能拡張

    Oracle R Enterprise Server 1.4のインストール・スクリプトには、次の拡張機能が含まれています。

    • 構成モード

      configonlyフラグが設定されている場合、インストーラはOracle R Enterpriseのデータベース構成を実行しますが、Oracle R Enterpriseライブラリを$ORACLE_HOME/libにコピーせず、Oracle R Enterprise Client Packagesをインストールしません。

    • RQSYSパスワードの入力を求め、デフォルト・パスワードを表示

      デフォルトのパスワードが受け入れられるか別のパスワードを指定するかをユーザーが確認できるように、デフォルトのパスワードが表示されます。

  • demo_userスクリプトの機能拡張

    Oracle R Enterpriseのデータベース・ユーザーを作成するdemo_userスクリプトは、新しいユーザーを作成することに加え、既存のOracle R Enterpriseユーザーを有効化できるようになりました。

    Oracle R Enterpriseのデータベース・ユーザーの作成を参照してください。

  • スクリプトの移行

    Oracle R Enterprise 1.4には、Oracle R Enterpriseのデータおよびスキーマ・オブジェクトをソース環境からターゲット環境にインポートおよびエクスポートするためのスクリプトが含まれています。ソースおよびターゲットでは、同じバージョンのOracle DatabaseおよびOracle R Enterpriseが必要です。