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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース5.1
E83810-03
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8.3.1 対話グリッドのリージョン属性の管理

Oracle Application Expressアプリケーションの各ページに、1つ以上のリージョンが含まれます。リージョンはページ上の領域で、対話グリッドなどのコンテンツのコンテナとして機能します。開発者は、リージョン属性を編集して、SQLソースの変更、リージョンのレイアウトと外観の変更、リージョン表示セレクタの定義およびリージョン条件の作成を実行できます。

トピック:

8.3.1.1 対話グリッドのリージョン属性の編集

ページ・デザイナでリージョン・属性を編集するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、リージョンを選択します。

    プロパティ・エディタの右ペインにリージョン属性が表示されます。

    属性は、機能グループに編成されます。これらのグループを展開または縮小するには、「共通の表示」「すべて表示」「すべて閉じる」および「すべて開く」アイコンをクリックします。

  3. 属性を検索するには、「フィルタ・プロパティ」フィールドにキーワード検索を入力します。

    その用語を含むグループと属性が表示されます。

  4. 対象となる属性を編集します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。

8.3.1.2 既存の対話グリッドからのマスター・ディテールの作成

1ページのマスター・ディテールには、2つの関連する表またはビューに基づく2つの編集可能対話グリッドがあります。既存の対話グリッドがある場合は、次のことを実行して、別の関連する対話グリッドを追加できます。

  • 親対話グリッドを作成します。

  • 主キーを定義します(必要に応じて)。

  • 子対話グリッドを作成します。

  • 子対話グリッドに対して、マスター・リージョンとマスター列を指定します。

次の例では、ページの作成ウィザードを実行して、部門表EBA_DEMO_IG_DEPTに対して対話グリッドを作成する方法を示します。このウィザードでは親対話グリッドが作成され、ユーザーは主キーを定義できます。次に、従業員表EBA_DEMO_IG_EMPに対して子対話グリッドを作成します。

既存のグリッドの下に関連する対話グリッドを追加するには:

  1. アプリケーションを作成します。
  2. ページの作成ウィザードを実行します。「アプリケーション」ホームページで、「ページの作成」をクリックします
  3. 「ページの作成」ウィザードで、次のステップを実行します。
    1. ページ・タイプの選択 - 「レポート」「対話グリッド」の順に選択します。

    2. ページ属性 - 「ページ名」にDepartmentsと入力して「次へ」をクリックします。

    3. ナビゲーション・メニュー - デフォルト値を受け入れ、「次へ」をクリックします。

    4. 「レポート・ソース」で、次のステップを実行します。

      • 編集が有効 - 「はい」を選択します。

      • 表/ビューの名前 - EBA_DEMO_IG_DEPTを選択します。

      • 主キー列 - DEPTNO (数値)を選択します。

      • 「作成」をクリックします。

    ページ・デザイナが表示されます。

  4. 「ページの保存と実行」をクリックして、レンダリングされたバージョンの親対話グリッドを表示します。

    次の図は、EBA_DEMO_IG_DEPT表に対して作成された編集可能対話グリッドを示しています。

    GUID-60F9F939-9366-43D3-AABF-1F024D22857F-default.pngの説明が続きます
    図GUID-60F9F939-9366-43D3-AABF-1F024D22857F-default.pngの説明
  5. ページ・デザイナに戻ります。実行時開発者ツールバーでページXの編集をクリックします。
  6. EBA_DEMO_IG_EMP表に対して子対話グリッドを作成します。
    1. ギャラリで、「リージョン」タブを見つけます。

    2. 「リージョン」で、「対話グリッド」を右クリックします。

    3. 「追加先」コンテンツ本体、リージョン、「部門」「後」の順に選択します。

      「レンダリング」タブと「レイアウト」タブに、新規リージョンが赤で表示されます。

      GUID-FE7D20EE-AC4C-4C4B-BF76-563E3F9BC5C9-default.pngの説明が続きます
      図GUID-FE7D20EE-AC4C-4C4B-BF76-563E3F9BC5C9-default.pngの説明
  7. 新しい子リージョンを編集します。
    1. 「レンダリング」タブで、新しいリージョンを選択します。

    2. プロパティ・エディタで、リージョン属性を編集します。

      注意:

      属性を検索するには、プロパティ・エディタ上部の「フィルタ・プロパティ」フィールドに検索文字列を入力します。

      • 指定、タイトル - Employeesと入力します。

      • ソース、SQL問合せ: 問合せを入力します。

        select EMPNO,
               ENAME,
               JOB,
               MGR,
               HIREDATE,
               SAL,
               COMM,
               ONLEAVE,
               DEPTNO
        from EBA_DEMO_IG_EMP
      • レイアウト、新規行の開始: 「はい」を選択します。

      • 外観、テンプレート: 「標準」を選択します。

      • マスター・ディテール、マスター・リージョン - リージョン、Departmentsを選択します。

  8. 子対話グリッドに対して、マスター列としてDEPTNOを定義します。
    1. 「レンダリング」タブの子対話グリッドの下で、「列」ノードを展開してDEPTNOを選択します。

    2. プロパティ・エディタで、次のものを編集します。

      • マスター・ディテール、マスター列: DEPTNOを選択します。

  9. 「保存」をクリックします。ページを実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。
    GUID-55603D51-7868-4974-BEFD-44BD36C9C2A0-default.pngの説明が続きます
    図GUID-55603D51-7868-4974-BEFD-44BD36C9C2A0-default.pngの説明

    親Departmentにより、子Employeesの結果がフィルタ処理されます。

    次に、子Employeesを編集可能にします。

  10. 子Employeesを編集可能にするには、次のステップを実行します。
    1. ページ・デザイナにアクセスします。「開発者」ツールバーで、「ページの編集XX」をクリックします。

    2. 「レンダリング」タブのEmployeesの下で、「属性」を選択します。

    3. プロパティ・エディタで、次のものを編集します。

      • 編集、有効: 「はい」を選択します。

      • 実行可能な操作 - 次の操作が有効化されていることを確認します: 「行の追加」「行の更新」「行の削除」

  11. 「保存」をクリックします。ページを実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。
    GUID-45A95E96-7783-4AF4-AD69-369D94ABDEBA-default.pngの説明が続きます
    図GUID-45A95E96-7783-4AF4-AD69-369D94ABDEBA-default.pngの説明

    子対話グリッドEmployeesが編集可能になりました

8.3.1.3 対話グリッドの条件付き表示

リージョン属性を編集することによって、対話グリッドを条件付きで表示するように選択できます。

対話グリッドを条件付きで表示するには、次のステップを実行します。

  1. ページ・デザイナでページを表示します。
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. ページを選択します。
    ページ・デザイナが表示されます。
  2. 「レンダリング」タブで、リージョンを選択します。
    プロパティ・エディタの右ペインにリージョン属性が表示されます。
  3. プロパティ・エディタで「すべて閉じる」アイコンをクリックし、「サーバー側の条件」を見つけて展開します。
  4. 「タイプ」で、条件タイプを選択して、画面に表示される手順に従います。

    ページ・デザイナで属性を編集するとき、対処する必要があるエラーおよび警告が「メッセージ」タブに表示されます。「メッセージ」タブに、対処する必要があるメッセージの数を示した赤または黄色のバッジが表示されます。「メッセージ」タブをクリックして、メッセージを確認します。

    ヒント:

    属性のヘルプを表示するには、プロパティ・エディタで属性を選択し、中央ペインで「ヘルプ」タブをクリックします。

  5. 変更を保存するには、「保存」をクリックします。ページを保存して実行するには、「ページの保存と実行」をクリックします。