開発者は、テーマを直接またはテーマのサブスクリプションを使用して管理できます。
アプリケーションがマスター・テーマをサブスクライブする際、変更できるのはデフォルト・テンプレートのみです。すべてのテーマ属性、サブスクライブされたテンプレート・オプションおよびサブスクライブされたテンプレートは読取り専用に設定されます。さらに、開発者はテーマまたはテンプレート・メタデータにテーマまたはテンプレート編集ページからアクセスするときに、それらを変更できません。テーマのサブスクリプションのもう1つの利点は、将来のOracle Application Expressのリリース時にマスター・テーマをアップグレードできることです。
トピック:
この項では、テーマのサブスクリプションについて説明します。
トピック:
開発者は、次の場合にテーマをサブスクライブします。
アプリケーションの作成ウィザードを実行するとき。
開発者が、アプリケーションの作成ウィザードを実行するときに組込みテーマを選択すると、そのテーマが自動的にマスター・テーマにサブスクライブされます。組込みテーマを使用するかわりとして、アプリケーションの作成ウィザードには既存のアプリケーションからテーマをコピーするオプションが用意されています。既存のアプリケーションからテーマをコピーするとき、開発者は、そのテーマがサブスクライブされるようにするかどうかを選択できます。アプリケーションの作成ウィザードの使用を参照してください。
テーマ・リポジトリから新しいテーマを作成するとき。新しいテーマを作成すると、関連するアプリケーションによって自動的にそのテーマがサブスクライブされます。テーマの作成を参照してください。
アプリケーションがマスター・テーマをサブスクライブすると、すべてのテーマ属性、サブスクライブされたテンプレート・オプションおよびサブスクライブされたテンプレートが読取り専用に設定されます。つまり、変更できるのはデフォルト・テンプレートのみだということです。マスター・テーマをサブスクライブすることの利点は、将来のOracle Application Expressのリリース時にテーマをアップグレードできることです。テーマがサブスクライブされた場合、開発者はテーマまたはテンプレート・メタデータにテーマまたはテンプレート編集ページからアクセスするときに、それらを変更できません。
マスター・テーマのサブスクリプションを解除しないでテンプレートを変更するために、開発者は自分のワークスペースにテンプレートのローカル・コピーを作成できます。ローカル・テンプレート・コピーはサブスクライブされないため、編集可能です。テーマ・スタイルについても同じ方法を利用できます。テーマ・スタイルのローカル・コピーを作成して、それをサブスクライブされたテーマに追加できます。ローカルで作成されたテーマ・スタイルは編集可能ですが、テーマのリフレッシュからは除外されます。
関連項目:
テーマのサブスクリプションの検証ウィザードは、サブスクライブするテーマのすべてのテーマ属性、テンプレートおよびテンプレート・オプションを確認し、マスター・テーマと同期が取れていない対象にはエラーを表示します。また、マスター・テーマに定義されているが、サブスクライブするテーマにまだパブリッシュされていないテンプレートをハイライトします。
テーマのサブスクリプションの検証ウィザードを実行するには、次のステップを実行します。
注意:
テーマをサブスクライブ解除すると、それ以降テーマが更新されなくなります。テーマの再サブスクライブは、テーマのコピーや切替えを含む複数ステップのプロセスであることに注意してください。詳細は、「組込みテーマの再サブスクライブ」を参照してください。
テーマをサブスクライブ解除すると、そのテーマに含まれるすべてのテンプレート、スタイル、ファイルなどもサブスクライブ解除されます。
テーマをサブスクライブ解除するには、次のステップを実行します。
現在アプリケーションに関連付けられているテーマのみがテーマ・ページに表示されます。他のテーマにアクセスするには、テーマの作成ウィザードを実行する必要があります。テーマを作成すると、テーマ・ページでそのテーマにアクセスできるようになります。新しく作成するか、またはリポジトリから既存のテーマを選択することによって、テーマを作成できます。
ヒント:
新しいテーマを作成すると、関連するアプリケーションによって自動的にそのテーマがサブスクライブされます。テーマおよびサブスクリプションの管理を参照してください。
テーマを作成するには、次のステップを実行します。
関連項目:
この項では、アプリケーションのアクティブなテーマを変更する方法について説明します。
テーマに切り替えると、テンプレートに割り当てられたすべてのコンポーネントは、テーマの対応するテンプレートに割り当てられます。アプリケーション・ビルダーは、テンプレート・クラス識別子の割当てによってテンプレート・マッピングを行います。
アクティブなテーマの切替えでは、次の点に注意してください。
テーマが存在する場合にのみ、そのテーマに切り替えることができます。たとえば、リポジトリで使用可能なテーマに切り替える前に、最初にテーマを作成する必要があります。テーマの作成を参照してください。
ウィザードによって複数の一致が検出された場合(つまり、複数のテンプレートが同じテンプレート・タイプおよびテンプレート・クラスを共有する場合)、ウィザードのデフォルトで、タイプ、クラスおよび名前が一致するテンプレートになります。一致するものが検出されなかった場合、同じタイプおよびクラスの別のテンプレートを選択する必要があります。
一致するテンプレートが見つからなかった場合(つまり、同じタイプおよびクラスのテンプレートが存在しない場合)、同じタイプでクラスが異なるテンプレートを選択するよう求められます。次に、この問題がページ機能の問題またはページの表示の問題の原因になる場合があることを説明する警告が表示されます。同じテンプレート・タイプのテンプレートが存在しない場合、テーマを切り替えることはできません。テーマの切替えがブロックされます。
Oracle Application Expressの以前のリリースで提供されていたテーマと比べて、ユニバーサル・テーマにはいくつかの新機能が追加され、改善および最適化が行われています。さらに、ユニバーサル・テーマではOracle Application Expressリリース5の主要なUI機能のいくつかを利用し、アプリケーションのUIをカスタマイズする機能を大幅に拡張する新しいテンプレートおよびテンプレート・オプションが複数提供されています。ユニバーサル・テーマの利点の詳細およびユニバーサル・テーマへの切替え方法は、『移行ガイド - ユニバーサル・テーマへの移行』を参照してください。
すべてのテーマには、識別番号(ID)があります。テーマIDの変更ユーティリティを使用して、テーマIDを別の識別番号に変更できます。テーマIDの変更は、テーマに異なる番号を付けてエクスポートし、別のアプリケーションにインポートする場合に便利です。
テーマ識別番号を変更するには、次のステップを実行します。
すべてのテーマは、数値による識別番号(ID)で識別されます。テーマをコピーする場合は、テーマIDを指定します。テーマのコピーは、テーマの編集を試行したり、テーマに異なるIDを付けてエクスポートする場合に便利です。
テーマをコピーするには、次のステップを実行します。
関連項目:
アクティブではないテーマのみ削除できます。テーマを削除すると、アプリケーション・ビルダーによって、アクティブではないテンプレートのみ削除されます。
ヒント:
テーマはアプリケーションに関連付けられています。テーマを変更した場合、その変更は編集中のアプリケーションにのみ適用されます。テーマを削除した場合、テンプレートの変更はすべて失われます。テンプレートの変更を維持するには、テーマをエクスポートする必要があります。テーマのエクスポートを参照してください。
テーマを削除するには、次のステップを実行します。
開発者はマスター・テーマ・アプリケーションを作成できます。ベスト・プラクティスとして、ユニバーサル・テーマ- 42を使用する既存のパッケージ・アプリケーション(たとえば、サンプル・データベース・アプリケーション)から始めることをお薦めします。
新規アプリケーションを作成してマスター・テーマ・アプリケーションを作成するには、次のステップを実行します。
ワークスペース管理者は、ワークスペースのテーマ・リポジトリを管理します。ワークスペース管理者は、リポジトリにテーマを追加してワークスペース内のすべての開発者がそのテーマを使用できるようにしたり、テーマを削除することができます。
トピック:
関連項目:
『Oracle Application Express管理ガイド』のパブリック・テーマの管理に関する項
ワークスペーステーマを直接編集することはできません。ワークスペース・テーマを変更するには、そのテーマを使用してアプリケーションを作成し、変更し、ワークスペース・テーマ・リポジトリに手動で追加する必要があります。
ワークスペーステーマを変更するには、次のステップを実行します。
テーマのエクスポートは、関連するアプリケーション・ファイルのエクスポートと同様の方法で行います。ワークスペーステーマをエクスポートするには、次のステップを実行します。
Oracle Application Expressインスタンス全体のテーマ・リポジトリは、インスタンス管理者が管理します。リポジトリに対してテーマを追加または削除できるのは、インスタンス管理者のみです。
関連項目:
『Oracle Application Express管理ガイド』のパブリック・テーマの管理に関する項
テーマのエクスポートは、関連するアプリケーション・ファイルのエクスポートと同様の方法で行います。1つの開発インスタンスから別のインスタンスへテーマをエクスポートするには、次のステップを実行します。
この項では、テーマおよびテンプレートの管理に役立ついくつかのレポートについて説明します。
「テーマ・テンプレート数」レポートには、現在、テンプレート・クラス用に作成されたテンプレートがあるテンプレート・クラスが表示されます。
テーマ・テンプレート数レポートを表示するには、次のステップを実行します。
テーマ・ページにナビゲートします。テーマ・ページへのアクセスを参照してください。
「レポート」をクリックします。
テーマ・レポート・ページで、次のステップを実行します。
レポート - 「テーマ・テンプレート数」を選択します。
テーマ - テーマを選択するか、「すべてのテーマ」を選択します。
「実行」をクリックします。
カスタムの分類を使用する場合は、「カスタムの表示」を選択し、「実行」をクリックします。
ファイル参照のレポートには、テンプレートに関連付けられたすべてのファイル、共有コンポーネント、カレント・アプリケーションのページ・コンポーネントの一覧が表示されます。
「ファイル参照」のレポートを表示するには、次のステップを実行します。
クラス参照のレポートにアクセスすると、テンプレートに関連付けられたクラス、共有コンポーネント、カレント・アプリケーションのページ・コンポーネントの一覧が表示されます。
クラス参照のレポートを表示するには、次のステップを実行します。