アプリケーションの作成ウィザードを使用して、複数のページを含む完全なアプリケーションを作成します。アプリケーションの作成ウィザードの動作は、作成するページのタイプによって異なります。
トピック:
アプリケーションの作成ウィザードを使用すると、開発者は、基本的なOracle Application Expressアプリケーションを設計し、簡単に作成できます。アプリケーションの作成ウィザードを使用することにより、様々なレポートやフォームなど、複数のページを含む完全なアプリケーションを作成できます。このウィザードを使用してアプリケーションを作成した後、ページを変更したり、ページの作成ウィザードを使用してページを追加できます。
アプリケーションの作成ウィザードを使用すると、既存のデータベース表のSQL問合せに基づいて空白ページでアプリケーションを作成できます。表に基づいたアプリケーションは簡易レポート、フォームとレポート、または編集可能対話グリッドで構成できます。SQL問合せは、手動でSQLを入力しても、「クエリー・ビルダー」のグラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用しても、どちらでも作成できます。
ワークスペースレベルでは、その表領域で構築されたアプリケーションに使用されるデフォルト値を設定するオプションがあります。これらのデフォルト値を設定すると、各ステップを介さずにウィザードを終了できます。ウィザードを終了する場合、ユーザーが作成したアプリケーションは、ユーザーがデフォルトとして指定した値を使用します。
関連項目:
Oracle Application Express SQLワークショップ・ガイドの「クエリー・ビルダーを使用した問合せの構築」
『Oracle Application Express管理ガイド』のアプリケーション・ビルダーのデフォルト値の利用に関する項
アプリケーションの作成ウィザードを実行したときに、ターゲット・ユーザー・インタフェースを選択します。選択したユーザー・インタフェースによって、使用可能なページ・タイプが決まります。すべてのページ・タイプがすべてのユーザー・インタフェースでサポートされるわけではありません。
デスクトップ・アプリケーションでサポートされるページ・タイプ
デスクトップ・アプリケーションを作成する場合、アプリケーションの作成ウィザードでサポートされるページ・タイプは次のとおりです。
表6-1 アプリケーションの作成ウィザード: デスクトップ・アプリケーションでサポートされるページ・タイプ
ページ・タイプ | 説明 | 詳細情報 |
---|---|---|
空白 |
組込み機能のないページを作成します。 |
適用されません。 |
レポート |
SQL問合せの書式設定された結果を含むページを作成します。レポートを作成する表を選択するか、カスタムSQL SELECT文またはSQL SELECT文を戻すPL/SQLファンクションを指定する表を選択します。次に、レポート・タイプ(つまり、対話モード・レポート、対話グリッドまたはクラシック・レポート)を選択します。 |
レポートの開発を参照してください。 |
レポートとフォーム |
2ページのレポートとフォームの組合せを作成する表を選択します。次に、レポート・タイプ(つまり、対話モード・レポート、対話グリッドまたはクラシック・レポート)を選択します。最初のページで、ユーザーは更新する行を選択します。2ページ目では、レコードを追加するか、あるいは既存のレコードの更新または削除を行うことができます。 |
レポートの開発を参照してください。 |
フォーム |
データベース表の単一行を更新するフォームを作成します。フォームを構築する表を選択します。 |
フォームの開発を参照してください。 |
編集可能対話グリッド |
対話グリッドでは、検索およびカスタマイズ可能なレポートのデータのセットがユーザーに表示されます。編集可能対話グリッドでは、ユーザーはページ上で直接データ・セットを追加、変更およびリフレッシュすることもできます。機能面では、対話グリッドには、対話モード・レポートで使用可能な多くのカスタマイズ機能と、マウスを使用して対話的にレポートを再配置する機能が含まれています。対話グリッドを構築する表を選択します。 |
対話グリッドの管理を参照してください。 |
マスター・ディテール |
編集可能対話グリッドを含む1ページのマスター・ディテールを作成します。このページを使用すると、関連する2つの表またはビューに対し、値の問合せ、挿入、更新および削除を行うことができます。マスター・リージョンおよびディテール・リージョンを構築する表を選択します。 |
マスター・ディテール・フォームの管理を参照してください。 |
チャート |
SQL問合せの結果を表すチャートを含むページを作成します。 |
チャートの作成を参照してください。 |
モバイル・アプリケーションでサポートされるページ・タイプ
モバイル・アプリケーションを作成する場合、アプリケーションの作成ウィザードでサポートされるページ・タイプは次のとおりです。
表6-2 アプリケーションの作成ウィザード: モバイル・アプリケーションでサポートされるページ・タイプ
ページ・タイプ | 説明 | 詳細情報 |
---|---|---|
空白 |
組込み機能のないページを作成します。 |
適用されません。 |
リスト・ビュー |
モバイル・アプリケーションのレスポンシブなレポートを作成します。レポートは、表の列を縮小して、各行に対するラベルやデータ・ペアのブロックのような外観の積上げ表示形式にすることによって機能します。この切替えは、レポートを水平に表示できる十分な領域がない場合に発生します。 |
レポートの開発を参照してください。 |
列切替えレポート |
モバイル・アプリケーションのレスポンシブなレポートを作成します。デフォルトでは、列切替えレポートはすべての列が同じ優先度に設定されて作成されます。ただし、開発者はレポート列属性を編集し、重要度に応じて列をランク付けできます。優先度がより低い列は、より狭い幅で表示されます(たとえば、優先度6の列は最初に非表示になり、優先度1の列は最後に非表示になります。)レポートには、エンド・ユーザーが表示する列を選択できる「列」ボタンが含まれています。 |
レポートの開発を参照してください。 |
リフロー・レポート |
モバイル・アプリケーションのレスポンシブなレポートを作成します。レポートを水平に表示できる十分な領域がない場合、レポートは、表の列を縮小して、各行に対するラベルやデータ・ペアのブロックのような外観の積上げ表示形式にすることによって機能します。 |
レポートの開発を参照してください。 |
リスト・ビューとフォーム |
スマートフォンでデータの表示とナビゲーション用に最適化されます。 2ページのリスト・ビューとフォームの組合せを構築します。1ページ目では、「リスト・ビュー」から更新する行を選択します。2ページ目では、ユーザーは選択した表またはビューを更新できます。 |
レポートの開発を参照してください。 |
フォーム |
データベース表の単一行を更新するフォームを作成します。フォームを構築する表を選択します。 |
フォームの開発を参照してください。 |
チャート |
SQL問合せの結果を表すチャートを含むページを作成します。 |
チャートの作成を参照してください。 |