この項では、ページ・デザイナおよびコンポーネント・ビューでページ計算を管理する方法について説明します。ページ計算を使用して、ページの送信時または表示時に、指定したアイテムに値を割り当てることができます。アプリケーション・レベルの計算を使用して、アイテムに値を割り当てることもできます。ほとんどのページ・レベルの計算では、ページ・アイテムを移入します。一方、ほとんどのアプリケーション・レベルの計算では、アプリケーション・アイテムを移入します。
この項では、ページ・デザイナでページ計算を作成する方法について説明します。
ヒント:
検証エラーがあった際の処理の詳細を理解します。
トピック:
関連項目:
計算を実行するタイミングは、「実行オプション」、順序および実行オプション、「ポイント」を使用して制御します。「順序」属性によって、評価の順序が決定されます。「ポイント」属性によって、計算を実行するページのレンダリングまたは処理のポイントが決定されます。最も一般的な計算ポイントは、「送信後」です。たとえば、「新しいインスタンス開始時」を選択すると、新しいセッション(またはインスタンス)の生成時に計算が実行されます。
順序およびポイントの指定後、「計算」にアイテムの値を計算するための式または問合せを入力します。計算が失敗した場合のために、「エラー・メッセージ」属性にエラー・メッセージを定義できます(オプション)。
開発者は、コンポーネント・ビューでページ計算を作成および編集できます。
ヒント:
検証エラーがあった際の処理の詳細は、検証が失敗した場合の処理を参照してください。
トピック:
ページ計算では、ページが表示または送信(レンダリングおよび処理)されたときに、指定したアイテムに値が割り当てられます。ページ計算を作成するには、ページ計算の作成ウィザードを実行します。各計算について、計算の作成対象のアイテムを指定し、計算タイプを選択します。
ページ計算を作成するには、次のステップを実行します。
計算を実行するタイミングは、ページ計算の編集ページの「順序」および「計算ポイント」属性を使用して制御します。「順序」属性によって、評価の順序が決定されます。「計算ポイント」属性によって、アイテムの計算を実行するポイントを指定できます。たとえば、「新しいインスタンス開始時」を選択すると、新しいセッション(またはインスタンス)の生成時に計算が実行されます。
順序および計算ポイントの指定後、「ソース」で、アイテムの値を計算するための式または問合せを「計算」フィールドに入力します。計算が失敗した場合のために、「計算エラー・メッセージ」フィールドにエラー・メッセージを定義できます(オプション)。
計算のわかりやすい使用例として、電話番号入力用のフォーム・フィールドを含むページがあげられます。この例では、電話番号は1つのデータベース列に格納されますが、データ・エントリ・フォームでは電話番号が市外局番、局番および回線番号の3つの要素に分割されます。この例では、ページ・アイテムはP10_AREA_CODE
、P10_PREFIX
およびP10_LINE_NUMBER
と呼ばれます。
次に、これらのアイテムに格納された値を1つの文字列に結合します。これは、「送信後」計算を使用して行い、結合した値をP10_PHONE_NUMBER
というアイテムに格納します。
P10_AREA_CODE
、P10_PREFIX
およびP10_LINE_NUMBER
を結合した値を新規アイテムに格納するための計算を作成するには、次のステップを実行します。
P10_PHONE_NUMBER
という名前のアイテムを作成して、P10_AREA_CODE
、P10_PREFIX
およびP10_LINE_NUMBER
を結合した値を格納します。