7 テスト環境から本番環境への移動
7.1 前提条件
Oracle GoldenGate Monitorサーバーをテスト環境から本番環境に移動する前に、Oracle GoldenGate Monitorエージェントを使用したOracle GoldenGateモニタリングを有効にするためにソースとターゲットの両環境でOracle GoldenGateがインストールされ、構成されていることを確認します。
7.2 テスト環境の準備
テスト環境を準備するには、Oracle WebLogic Serverインフラストラクチャをインストールし、次のようにします。
-
リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)を使用してデータベース・インスタンスを作成します。手順については、「リポジトリの作成」を参照してください。
-
次の順序でOracle GoldenGate Monitor 12c (12.2.1)をインストールし、構成します。
-
Oracle GoldenGate Monitorサーバー
-
Oracle GoldenGate Monitorエージェント
-
7.3 本番環境の準備
この項には、本番(ターゲット)環境の準備方法に関する情報が含まれています。
7.3.1 始める前に
ターゲット環境は次の前提条件を満たす必要があります。
-
コピーする
ORACLE_HOME
およびコンポーネントのバージョンと互換性のあるcloningclient.jar
ファイルおよびpasteBinary
スクリプト・ファイルを使用する必要があります。この章の手順では、現在のバージョンのcloningclient.jar
ファイルおよび移動スクリプトを使用するものとします。 -
ターゲット環境は、ソース環境と同じオペレーティング・システム上にある必要があります。また、オペレーティング・システムのアーキテクチャは両環境で同じである必要があります。たとえば、両環境とも32ビット・オペレーティング・システムまたは64ビット・オペレーティング・システムである必要があります。
-
ホストにはJDK 8u40以上がインストールされている必要があります。また、
PATH
、CLASSPATH
およびJAVA_HOME
環境変数がJDKを指していることを確認します。スクリプトを実行する際、適合するJavaホームを指定する必要があります。つまり、Oracleホームが64ビットの場合、64ビットJavaホームを指定する必要があります。Oracleホームが32ビットの場合、32ビットJavaホームを指定する必要があります。 -
ターゲット環境に、ソース環境のユーザーと同じスーパーユーザーまたは管理ユーザーが必要です。インストールの移動の完了後、ターゲット環境のユーザーを変更できます。