9.8 Windows仮想マシンに複数の仮想ディスクがアタッチされている場合のアップグレード障害

Oracle VM PV Drivers for Microsoft Windowsリリース3.4.1から、複数の仮想ディスクがアタッチされたWindowsゲスト仮想マシンの後のリリースにアップグレードすると、Windowsブルー・スクリーン・エラーが発生することがあります。

回避策:

  1. Oracle VM PV Drivers for Microsoft Windowsリリース3.4.1がインストールされている仮想マシンをシャットダウンします。

  2. アップグレード前に、次のように、Oracle VM Manager Webインタフェースを使用して仮想マシンから仮想ディスクを個別にデタッチする必要があります。

    1. 「Servers and VMs」タブをクリックします。

    2. ナビゲーション・ツリーで、仮想マシンが存在するサーバー・プールを選択します。

    3. 「Perspective」ドロップダウン・リストから「Virtual Machines」を選択します。 管理ペインで仮想マシンを選択し、「Edit...」をクリックします (管理ペインのツールバー)。

    4. 「Edit Virtual Machine」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    5. 「Disks」タブを選択し、1つ目の仮想ディスクの「Disk Type」「Empty」に設定して「Ok」をクリックします。

      注意

      「CD/DVD」など、システム・ブート・ディスクをディタッチする必要はありません。

    6. システム・ブート・ディスクを除き、残りすべての仮想ディスクについて、ステップc、dおよびeを繰り返します。

    7. データ仮想ディスクをすべてディタッチしたら、仮想マシンを起動します。

  3. Oracle VM PV Drivers for Microsoft Windowsリリース3.4.1のアップグレードに進みます。 詳細については、第5章、「Oracle VM PV Drivers for Microsoft Windowsのアップグレード」を参照してください。

  4. アップグレードが正常に終了したら、必要に応じて、次のようにOracle VM Manager Webインタフェースを使用して仮想ディスクをWindows仮想マシンに再度アタッチできます。

    1. 「Servers and VMs」タブをクリックします。

    2. ナビゲーション・ツリーで、仮想マシンが存在するサーバー・プールを選択します。

    3. 「Perspective」ドロップダウン・リストから「Virtual Machines」を選択します。 管理ペインで仮想マシンを選択し、「Edit...」をクリックします (管理ペインのツールバー)。

    4. 「Edit Virtual Machine」ダイアログ・ボックスが表示されます。

    5. 「Disks」タブを選択し、「Disk Type」「Empty」から「Virtual Disk」に変更します。

    6. 「Select a Virtual Machine Disk」をクリックし、アップグレード前に仮想マシンからすでに削除した仮想ディスクを選択します。

    7. すべての仮想ディスクを再度アタッチしたら、「Ok」をクリックします。

      注意

      Microsoft Windows Server 2003 R2 SP2を使用している場合は、新しいディスクの再アタッチまたは追加後に、デバイス マネージャーで新しいハードウェアの検索ウィザードまたはハードウェアの更新ウィザードのいずれかを使用してデバイスを特定します。

Oracle VM PV Drivers for Microsoft Windowsのリリース3.4.1からそれ以降のリリースへのアップグレードが、複数の仮想ディスクがアタッチされたWindowsゲスト仮想マシンで完了しました。

Oracle Bug#25135637