Oracle GoldenGate 12.3 for SQL Serverには、AlwaysOn可用性グループのプライマリ・データベース、および読取り専用、同期モードのセカンダリ・データベースの取得サポートの新機能、さらにプライマリ・データベースへの配信機能が含まれています。
内容は次のとおりです。
通常の手順に従って、プライマリ(取得/配信)またはセカンダリ(取得のみ)のレプリカ・データベースに接続するシステムDSNを作成します。
Oracle GoldenGateはAlwaysOnリスナーとの接続はサポートしません。
サプリメンタル・ロギングは、GGSCIを使用した通常の方法(ADD TRANDATA
)で、セカンダリ・レプリカ・データベースではなく、キャプチャの対象に含めるプライマリ・ソース・データベース表に対して有効化する必要があります。
Oracle GoldenGateがセカンダリ・レプリカ・ノードにインストールされている場合、DBLOGIN
を使用して接続し、ADD TRANDATA
を実行するために、プライマリ・データベースに対する個別のDSNを作成する必要があります。
DBLOGIN
で使用するログインには、プライマリ・レプリカ・インスタンスのsysadmin
メンバーシップが必要です。
プライマリ・データベースのサプリメンタル・ロギングを有効にするときに、SQL Serverチェンジ・データ・キャプチャ・ジョブは自動的には作成されないため、フェイルオーバー後にセカンダリ・データベースがプライマリになった場合は、新しいプライマリのSQL Server CDCキャプチャ・ジョブを手動で作成する必要があります。新しいプライマリに対して次を実行してください。
EXECUTE sys.sp_cdc_add_job 'capture'
注意:
詳細は、AlwaysOnセカンダリ・レプリカのCDCキャプチャ・ジョブを有効にする方法に関するMicrosoftドキュメントを参照してください。中間層のWindowsサーバーからExtractを実行する場合は、中間層サーバーの日付、時刻およびタイムゾーンをプライマリ・データベース・サーバーと同じ設定にします。
Extractが読取り可能なセカンダリ・データベースから読取り中の場合、Oracle GoldenGate CDCクリーンアップ・ジョブを更新することはできません(使用されている場合)。したがって、セカンダリ・データベースに対して実行する場合は、TRANLOGOPTIONS NOMANAGECDCCLEANUP
を使用してExtractを実行する必要があります。
Extractがプライマリ・データベースに対してキャプチャを行うように構成されている場合は、新しいプライマリへのフェイルオーバー時に、Oracle GoldenGate CDCクリーンアップ・ジョブを手動で作成してからExtractを起動します。これは、プライマリの各候補が使用可能になった後で、候補ごとに1回のみ実行する必要があります。これを行うには、以前のプライマリからジョブを記述し、新しいプライマリに対して実行します。