| Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Publisherユーザーズ・ガイド 12c (12.2.1.3.0) E90112-02 |
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ここでは、プリファレンスの設定、カタログの移動、タスク・メニューへのアクセスなどの基本機能について説明します。
内容は次のとおりです。
BI PublisherをOracle Business Intelligence Enterprise Edition (BI EE)と統合して実装している場合は、Oracle BI EEアプリケーションを介してBI Publisherにアクセスします。『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド』の「Oracle BI Enterprise Editionについての序説」を参照してください。
資格情報を使用して、またはゲストとしてログインすることでOracle Business Intelligence Publisherにアクセスできます。
BI Publisherには、次の方法でアクセスできます。
BI Publisherアプリケーションを開始するには、資格情報を使用してサインインします。
ログイン後の操作は、次のとおりです。
ユーザー・プリファレンスの設定方法については、アカウントのプリファレンス設定とグループの表示を参照してください。
カタログの参照方法については、カタログの参照を参照してください。
レポートのスケジュール方法については、「レポート・ジョブのスケジュール」ページへの移動を参照してください。
「アカウント」ダイアログを使用して、アカウントのプリファレンスの設定、パスワードの変更、グループの表示を行います。
プリファレンスは、別のOracle製品から継承されている場合があります。作業環境がこのようなケースに当てはまる場合は、BI Publisherからプリファレンスを更新することはできません。プリファレンスをどこで更新すればよいか不明な場合は、管理者に問い合せてください。
BI PublisherがOracle Business Intelligence Enterprise Edition (BI EE)と統合されている場合は、レポート・ロケール、UI言語およびタイムゾーンのユーザー・プリファレンスはOracle BI EEアプリケーションで設定されます。『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド』のプリファレンスの設定に関する項を参照してください。Oracle BI EEでBI Publisherのプリファレンスを更新する場合は、更新内容をBI Publisherインタフェースで有効にするためにBI Publisherの新しいHTTPセッションを開始する必要があります。
「アカウント」ダイアログを使用して、一般プリファレンスおよび「一般」タブでオプションを設定します。
「一般」タブを使用して、次のオプションを設定します。
| オプション | 説明 |
|---|---|
| レポート・ロケール | ロケールは、言語と地域の組合せ(英語(米国)、フランス語(カナダ)など)です。 BI Publisherでは、レポート・ロケールの選択肢を使用して、次の内容を決定します。
特定のレポートに選択されているロケールの翻訳がない場合は、BI Publisherによってロケールのフォールバック・ロジックが適用され、用意されている中で最も適したレイアウトが選択されます。『Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のロケール選択ロジックに関する項を参照してください。 BI Publisherでは、レイアウトの翻訳とは無関係に、ローカライズされた数値、日付および通貨の書式が適用されます。 |
| UI言語 | BI PublisherをOracle Business Intelligence Enterprise Editionと統合して実装している場合は、ここでUI言語を変更することはできません。『Oracle Business Intelligence Enterprise Editionユーザーズ・ガイド』のプリファレンスの設定に関する項を参照してください。 |
| タイムゾーン | レポートには、ここで選択されたタイムゾーンのプリファレンスに従って時刻が表示されます。スケジュール済のレポート・ジョブの作成時にこの設定を上書きできます(レポート・ジョブの作成を参照)。ユーザー・インタフェースに表示され、レポートの処理時刻にも反映される時刻には、BI Publisherサーバーのタイムゾーンが使用されます。 管理者は個別のタイムゾーン設定を上書きできるため、レポートのすべてまたは一部で同一のシステムのタイムゾーンが使用される場合があります。 |
| アクセシビリティ・モード | アクセシビリティ・モードをオンにすると、BI Publisherと対話するためにキーボードのみを使用する場合にアクセシビリティ機能が有効になります。 アクセシビリティ・モードが有効な場合は、次の機能が有効になります。
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| 電子メール・アドレス | このフィールドは将来の使用に向けて予約されており、このリリースでは機能しません。 |
「ホーム」ページには、BI Publisherの各機能に直感的にアクセスできる、タスク別のウィンドウが用意されています。
「ホーム」ページは、次のセクションで構成されます。
「作成」セクションには、レポート作成、レポート・ジョブ作成、データ・モデル作成などの作成タスクを開始するためのリンクが用意されています。
「作成」セクションで、表示されていないオプションにアクセスするには、「詳細」をクリックします。このリストには、ユーザーの持つ権限やロールに基づいて値が移入されます。
| タスク | 参照先 |
|---|---|
レポートの作成 |
『Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』を参照してください。
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スタイル・テンプレートの作成 |
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サブ・テンプレートの作成 |
Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイドのサブ・テンプレートの理解 |
レポート・ジョブの作成 |
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データ・モデルの作成 |
Oracle Business Intelligence Publisherデータ・モデリング・ガイドのデータ・モデル・エディタの使用 |
「ホーム」ページの「参照/管理」リージョンを使用して、カタログ・フォルダ、レポート・ジョブ、およびレポート・ジョブ履歴のリンクにアクセスして、特定のタスクをすばやく開始します。
Oracle BI Enterprise Editionの「ホーム」ページの「ジョブ」セクションから、「レポート・ジョブ」ページおよび「レポート・ジョブ履歴」ページへアクセスでき、スケジュール済、実行中および完了したレポート・ジョブを表示および管理できます。
「最近」セクションには、最近表示、作成または更新したレポートやその他のオブジェクトが含まれます。
これらのオブジェクトに対して、「最近」リージョンから直接アクションを実行できます。たとえば、レポートのジョブまたはジョブ履歴を開き、編集、スケジュールおよび表示することができます。
BI PublisherがOracle BI Enterprise Editionと統合されている場合、このリージョンはBI PublisherオブジェクトがOracle BI EEインタフェースからアクセスされた場合にのみ更新されます。
「お気に入り」リージョンを使用すると、すばやくアクセスできるように、オブジェクトの独自のリストを作成することができます。
「お気に入り」リージョンでは、このリージョンに配置したオブジェクトの表示、スケジュール、構成および編集を行うことができます(適切な権限がある場合)。「お気に入り」リージョンには、次のようないくつかの方法で、オブジェクトを追加できます。
カタログにあるオブジェクトの「詳細」オプションをクリックします
レポート・ビューアから「アクション」メニューをクリックします。
「ホーム」ページの「管理」リンクからレポートを追加します。
「管理」リンクを使用して、「お気に入り」リージョンのレポートを追加または削除できます。「カタログ」ペインでレポートを選択して、レポートを「お気に入り」リージョンにドラッグできます。
カタログには、レポート、データ・モデル、スタイル・テンプレートなどの、BI Publisherのオブジェクトが格納されます。
「カタログ」ページを使用して、カタログ内にオブジェクトを配置し、これらのオブジェクト固有のタスクを実行します。使用できるオブジェクトおよびオプションは、システム権限、および個々のフォルダやオブジェクトに割り当てられている権限によって異なります。「BI Publisherフォルダの概要」を参照してください。
「カタログ」ページを使用すると、次のようなさらに特殊なタスクを実行できます。
オブジェクトレベルの権限の設定
オブジェクトのダウンロードとアップロード
カタログの翻訳のエクスポートとインポート
カタログを参照すると、フォルダの内容を表示できます。
「カタログ」ページの「フォルダ」ペインを使用して、個人フォルダ(「マイ・フォルダ」)およびすべてのユーザーがアクセスできる共有フォルダのコンテンツの表示やナビゲーションを行います。フォルダを選択すると、表示領域にコンテンツが表示されます。
グローバル・ヘッダーの検索機能を使用すると、カタログ内の任意の場所にあるオブジェクトをタイプと名前ですばやく検索できます。
「検索」メニューからオブジェクトのタイプを選択し、オブジェクト名の全体または一部を検索フィールドに入力します。「検索」ボタンをクリックすると、基準と一致した結果が表示されます。
結果ページでは、結果に含まれるオブジェクトに対してアクションを選択して実行したり、検索結果をフィルタ処理したり、新しい検索を開始したりすることができます。
注意:
BI PublisherをOracle BI Enterprise Editionの一部として使用する場合、管理者はBIの「検索」フィールドが使用できるようにBI Publisherを構成する必要があります。構成しないと、BI Publisherのレポートが検索結果に表示されません。『Oracle Business Intelligence Publisher管理者ガイド』のOracle BI EEカタログを使用するためのBI Publisherの構成に関する項を参照してください。
Oracle BI Enterprise Editionの「ホーム」ページまたはBI Publisherの「ホーム」ページから、BI Publisherのデスクトップ・ツールをダウンロードできます。
Oracle BI Enterprise Editionの「ホーム」ページでは、次のようにします。
「BIデスクトップ・ツールのダウンロード」リストには、Oracle BI Enterprise Editionの「ホーム」ページが表示され、ダウンロードおよびインストールできる追加の製品が含まれています。BI Publisher RTFまたはExcelテンプレートを作成する場合、「Template Builder for Word」を選択し、BI Publisher Desktopインストーラをダウンロードします。
BI Publisherの「ホーム」ページでは、次のようにします。
「ヘルプ」をクリックし、「BI Publisherツールのダウンロード」を選択します
BI Publisher Desktopには、次のものが含まれます。
Template Builder for Word
Template Builder for Microsoft Excel
Template Viewer
Microsoft Word用のこのアドインを使用すると、RTFテンプレートの設計が容易になります。次を参照してください。
Template Builder for Excelは、Template Builder for Wordのインストールに含まれます。Template Builder for Excelは、Excelテンプレートの設計を容易にするMicrosoft Excel用のアドインです。
Template Viewerでは、デスクトップのほとんどのテンプレート・タイプをテストできます。
Oracle SQL Developerは、データベース開発を全面的にサポートする無料のグラフィカルなツールです。SQL Developerではデータベース・オブジェクトの参照、SQL文とSQLスクリプトの実行、PL/SQL文の編集およびデバッグを実行できます。また、付属のレポートを実行できるだけでなく、独自のレポートを作成して保存することもできます。SQL Developerにより、データベース開発作業が簡略化され、生産性が向上します。
『Oracle Business Intelligence Publisherレポート・デザイナーズ・ガイド』のTemplate Builder for Wordを使用したRTFテンプレートの作成に関する項およびExcelテンプレートの作成に関する項を参照してください。