このリリースでの『Oracle Database 2日でデータベース管理者』の変更点

ここでは、『Oracle Database 2日でデータベース管理者』の変更点を示します。

• Oracle Databaseリリース18c, バージョン18.1の変更点

• Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)での変更点

• Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)での変更点

• Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)での変更点

Oracle Databaseリリース18c, バージョン18.1の変更点

次の項では、Oracle Databaseリリース18c, バージョン18.1用のOracle Database 2日でデータベース管理者の変更点について説明します。

このリリースの新機能の完全なリストについては、Oracle Database新機能ガイドを参照してください。

新機能

この項では、このマニュアルで説明するOracle Databaseリリース18c, バージョン18.1の新機能の一覧を示します。

Database Configuration Assistant (DBCA)を使用して、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)内に新しいプラガブル・データベース(PDB)を作成できます。

DBCAを使用してPDBを作成する方法の詳細は、DBCAを使用したPDBの管理を参照してください。

Oracle Database 12cリリース2 (12.2.0.1)での変更点

次に、Oracle Database 12c リリース2 (12.2.0.1)の『Oracle Database 2日でデータベース管理者』の変更点を示します。

新機能

Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)には、いくつかの新機能が含まれています。

EM Expressの新機能は、次のとおりです。

• マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)、プラガブル・データベース(PDB)、およびCDBに対するリソース・マネージャのサポート。これらのデータベースのリソースを効率的に管理できるようにするリソース・プランの作成、編集、削除、アクティブ化、および非アクティブ化が可能です。

  EM Expressのリソース・マネージャ機能の詳細は、「データベース・リソースの管理」を参照してください。

• SQLパフォーマンス・アナライザ(SPA)およびSQLパフォーマンス・アナライザ・クイック・チェック(SPAクイック・チェック)のサポート。これにより、データベースの変更がSQLパフォーマンスに与える影響にアクセスできるようになります。

  EM ExpressのSPA機能とSPAクイック・チェック機能の詳細は、「データベースの変更がSQLのパフォーマンスに与える影響の分析」を参照してください。

• CDBのルートでは、単一のポート(グローバル・ポート)を構成できます。これにより、EM Expressは、CDBのHTTPSポートを使用してCDB内のすべてのPDBに接続できるようになります。

  グローバル・ポートの構成方法の詳細は、「PDB用EM Expressの起動」を参照してください。

• CDBおよびPDBに対するパフォーマンス・ハブの追加サポート

  各種データベース(CDB、PDB、および非CDB)に対して使用可能になるタブのリストは、「パフォーマンス・ハブを使用したパフォーマンスの監視」の表を参照してください。

• 新しいタイプのPDBの管理のサポート

  EM Expressは、リフレッシュ可能PDB、プロキシPDB、アプリケーション・ルート、およびアプリケーションPDBの管理に使用できます。「EM Expressで管理可能なPDBについて」および「アプリケーション・ルートの「コンテナ」ページへのアクセス」を参照してください。

  EM Expressは、プロキシPDBの管理をサポートしています。プロキシPDBは、リモートPDBのSQL文および操作をプロキシPDBから実行するコンテキストを提供します。

  プロキシPDBで実行されるすべての文(ただし、ALTER DATABASE文、CREATE PLUGGABLE DATABASE文、ALTER PLUGGABLE DATABASE文、およびDROP PLUGGABLE DATABASE文を除く)は、リモートPDBで実行されることになります。

• リモートCDBから別のCDBへのPDBのホット・クローニング

  リモートCDBから別のCDBにPDBをクローニングする方法の詳細は、「EM Expressを使用したリモートCDBからのPDBのクローニングによるPDBの作成」を参照してください。

• 最小の停止時間でのリモートCDBから別のCDBへのPDBの再配置

  リモートCDBのPDBを別のCDBに再配置する方法の詳細は、「リモートPDBの再配置」を参照してください。

• リフレッシュ可能PDBの作成

  リモートCDB内の既存のPDBからクローニングすることで新しいPDBを作成するときに、リフレッシュ可能PDBを作成するために「リフレッシュ・オプション」フィールドを使用する方法の詳細は、「EM Expressを使用したリモートCDBからのPDBのクローニングによるPDBの作成」を参照してください。

• オンデマンドでのリフレッシュ可能PDBのリフレッシュ

  リフレッシュ可能PDBをリフレッシュする方法の詳細は、「オンデマンドでのPDBのリフレッシュ」を参照してください。

• Oracle Data Guardのスタンバイ・データベースを管理するためのEM Expressの新機能

  EM Expressは、次の目的に使用できます。

  • スタンバイ・データベースに関するリアルタイム・パフォーマンス統計の「パフォーマンス・ハブ」での表示

    スタンバイ・データベースのパフォーマンス統計を表示する方法の詳細は、「スタンバイ・データベースに関するパフォーマンス統計の表示について」を参照してください。

  • SQLチューニング・アドバイザを使用したスタンバイ・データベースのSQL問合せのチューニング

    スタンバイ・データベースのSQL文をチューニングする方法の詳細は、「スタンバイ・データベースのSQL文のチューニングについて」および「スタンバイ・データベースのSQL文のチューニング」を参照してください。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)での変更点

次に、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)の『Oracle Database 2日でデータベース管理者』の変更点を示します。

新機能

Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)は、マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)およびプラガブル・データベース(PDB)の管理に使用できます。また、非CDBの管理にも使用できます。

• EM Expressを起動してCDBを管理する詳細は、「CDB用EM Expressの起動」を参照してください。

• EM Expressを起動してPDBを管理する詳細は、「PDB用EM Expressの起動」を参照してください。

• EM ExpressのPDB管理機能の詳細は、「EM Expressを使用したPDBの管理」を参照してください。これらの機能の多くは、CDBの「コンテナ」ページで使用できます。

EM Expressでは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)で導入されたインメモリー・データベース機能をサポートしています。

• 「メモリー管理」ページの「割当ての内訳」および「割当て履歴」の各グラフには、インメモリー領域の情報が表示されます。

• CPUの使用量は、標準のCPU使用率(インメモリー処理に関連していないCPU使用率)およびインメモリーCPU使用率(インメモリー処理のCPU使用率)に分類されます(適用可能な場合)。このCPUブレークダウンは、次の各所で表示されます。

  • 「モニターされたSQL実行の詳細」ページ(CPUアクティビティが表示されるすべての箇所)。

  • 「SQLの詳細」ページの「アクティビティ%」列。

  • 「パフォーマンス・ハブ」の「アクティビティ」タブ(待機クラス別のリソース使用量が選択されている場合)。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)での変更点

次に、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)の『Oracle Database 2日でデータベース管理者』の変更点を示します。

新機能

この項では、Oracle Database 12c リリース1 (12.1.0.1)の新機能について説明します。

• Oracle Enterprise Manager Database Express (EM Express)は、Oracle Database 12c リリース1 (12.1)に用意されている、個々のデータベースを管理するための次世代の管理ツールです。

  以前のOracle Databaseリリースでは、Oracle Enterprise Manager Database Control (DB Control)が主要なデータベース管理ツールでした。DB Controlはこのリリースには含まれていません。

  EM Expressの詳細は、「Oracle Enterprise Manager Database Expressの概要」を参照してください。

• SQL Developerは、スキーマ・オブジェクトの管理に使用します。

  このマニュアルの前のバージョンでは、DB Controlを使用してスキーマ・オブジェクトを管理する方法について説明していました。このバージョンでは、SQL Developerを使用してスキーマ・オブジェクトを管理する方法について説明します。

  SQL Developerの使用方法の詳細は、「スキーマ・オブジェクトの管理」を参照してください。

• Oracle Recovery Manager (RMAN)は、データベースのバックアップおよびリカバリ操作を実行するために使用します。

  このマニュアルの前のバージョンでは、DB Controlを使用してデータベースのバックアップおよびリカバリ操作を実行する方法について説明していました。このバージョンでは、RMANを使用してデータベースのバックアップおよびリカバリ操作を実行する方法について説明します。

  RMANを使用したデータベースのバックアップおよびリカバリの実行の詳細は、「バックアップおよびリカバリの実行」を参照してください。