このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされていないか、拡張サポートが提供されています。
現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。
Spacewalk 2.0サーバーをSpacewalk 2.2にアップグレードするには:
次のディレクトリにあるSpacewalk構成ファイルをバックアップします:
/etc/jabberd
/etc/rhn
/etc/sysconfig/rhn
サーバーSSLビルド・ディレクトリ、通常は
/root/ssl-build
たとえば、tarコマンドを使用してバックアップを作成することができます:
#
tar -cvf preSWupgrade.tar /etc/jabberd /etc/rhn /etc/sysconfig/rhn /root/ssl-build
Spacewalkデータベースをバックアップします。
Recovery Manager(RMAN)を使用してバックアップを作成する方法の詳細については、以下を参照してください:
「RMANスタート・ガイド」 (Oracle Database 11gR2)
「RMANスタート・ガイド」 (Oracle Linux 12c)
Spacewalk Server 2.0パッケージへのアクセスを無効にし、Spacewalk Server 2.2パッケージへのアクセスを有効にします。
Spacewalkサーバーが自身のクライアントとして登録されている場合:
Spacewalk Server 2.2チャネルをOracle Linux 6ベース・チャネルの子として作成します。
Oracle Linux 6と同じGPG設定を使用して、Oracle Linux yumサーバー(
https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL6/spacewalk22/server/x86_64/
)上のSpacewalk Server 2.2チャネルにアクセスするSpacewalk Server 2.2リポジトリを作成します。Spacewalk Server 2.2リポジトリをSpacewalk Server 2.2チャネルに関連付けて、Oracle Linux yumサーバーからリポジトリ・パッケージを同期します。
Spacewalk Server 2.0チャネルからSpacewalk Server 2.2チャネルへのSpacewalkのSpacewalkサーバーのチャネル・サブスクリプションを変更します。
Spacewalkサーバーが、Oracle Linux yumサーバーからSpacewalk Server 2.0パッケージを取得するように構成されている場合:
yumリポジトリ構成ファイル内でSpacewalk Server 2.0リポジトリを無効にするか、Spacewalk Server 2.0
.repo
ファイルを削除します。yumリポジトリの最新構成ファイル(https://yum.oracle.com/public-yum-ol6.repo)をyumリポジトリ・ディレクトリ(デフォルトでは
/etc/yum.repos.d
)にダウンロードし、そのファイルのol6_spacewalk22_server
リポジトリを有効にします。または、次の内容でyumリポジトリ構成ファイル(
/etc/yum.repos.d/spacewalk22.repo
など)を作成します。[ol6_spacewalk22_server] name=Spacewalk Server 2.2 for Oracle Linux 6 ($basearch) baseurl=https://yum.oracle.com/repo/OracleLinux/OL6/spacewalk22/server/$basearch/ gpgkey=file:///etc/pki/rpm-gpg/RPM-GPG-KEY-oracle gpgcheck=1 enabled=1
Spacewalkパッケージをアップグレードします。
#
yum upgrade
パッケージのインストール時に表示されるSELinux
restorecon
のメッセージは無視しても問題ありません。アップグレード後の構成ファイルにカスタマイズを保持する場合は、
rpmconf
パッケージをインストールして、rpmconfコマンドを使用し、そのカスタマイズをコピーします。#
yum install rpmconf
#rpmconf -a
Spacewalkサービスを停止します。
#
spacewalk-service stop
Shutting down spacewalk services... Stopping RHN Taskomatic... Stopped RHN Taskomatic. Stopping cobbler daemon: [ OK ] Stopping rhn-search... Stopped rhn-search. Shutting down osa-dispatcher: [ OK ] Stopping httpd: [ OK ] Stopping tomcat6: [ OK ] Terminating jabberd processes ... Stopping s2s: [ OK ] Stopping c2s: [ OK ] Stopping sm: [ OK ] Stopping router: [ OK ] Done.Spacewalkデータベース・スキーマをアップグレードします。
Oracle Databaseサーバーで、データベース管理者(通常は
SYSDBA
)としてログインし、データベースが実行中であることを確認します。$
sqlplus / as SYSDBA
SQL*Plus: Release 12.1.0.2.0 Production on Tue Jun 2 11:25:42 2015 Copyright (c) 1982, 2014, Oracle. All rights reserved. Connected to: Oracle Database 12c Enterprise Edition Release 12.1.0.2.0 - 64bit Production With the Partitioning, OLAP, Advanced Analytics and Real Application Testing options SQL>追加のシステム権限
CREATE TABLE
とCREATE TRIGGER
をSpacewalkデータベース・ユーザーに付与します。SQL>
grant create table, create trigger to
sw_user
;Spacewalkサーバーで、次のコマンドを入力してデータベース・スキーマをアップグレードします。
#
/usr/bin/spacewalk-schema-upgrade
spacewalk-schema-upgradeコマンドの出力で、スキーマのアップグレードに成功したかどうかを確認します。 失敗した場合は、次の手順を実行します。
/var/log/spacewalk/schema-upgrade
ディレクトリ内のログ・ファイルを確認して、原因を特定します。バックアップからデータベースをリストアします。
問題の原因を修正します(たとえば、表領域に十分な領域がない場合は表領域を拡張します)。
データベース・スキーマをアップグレードします。
Oracle DatabaseのSpacewalk構成をアップグレードします。
#
spacewalk-setup --disconnected --external-oracle --upgrade
/etc/rhn/rhn.conf
などのSpacewalkインストールを以前にカスタマイズした場合は、バックアップからカスタマイズをリストアしてください。(オプション)モニタリングとモニタリング・スカウトを有効にします。
注モニタリングは、将来のリリースで削除される非推奨の機能です。
モニタリング・スカウトを有効にせずにモニタリングを有効にするには、次のように入力します:
#
/usr/share/spacewalk/setup/upgrade/rhn-enable-monitoring.pl
モニタリングとモニタリング・スカウトを有効にするには、次のように入力します:
#
/usr/share/spacewalk/setup/upgrade/rhn-enable-monitoring.pl --enable-scout
Spacewalkサービスを再起動します。
#
spacewalk-service start
Starting spacewalk services... Initializing jabberd processes ... Starting router: [ OK ] Starting sm: [ OK ] Starting c2s: [ OK ] Starting s2s: [ OK ] Starting tomcat6: [ OK ] Waiting for tomcat to be ready ... Starting httpd: [ OK ] Starting osa-dispatcher: [ OK ] Starting rhn-search... Starting cobbler daemon: [ OK ] Starting RHN Taskomatic... Done.