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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース18.1
E98591-01
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17.11.3 動的リストの作成

動的リストは、SQL問合せまたは実行時に実行されるPL/SQLファンクションに基づいています。

17.11.3.1 動的リストの作成プロセスについて

動的リストにより、SQL問合せまたはSQL問合せを戻すPL/SQLファンクションからのアイテムに基づくリスト・コンポーネントを作成できます。これらの動的リストは、テーマのリスト・テンプレートを使用してページにレンダリングできます。

動的リストの作成プロセスでは、次のステップを実行します。

  • ステップ1: リストの作成ウィザードを実行して、リストを作成します。

  • ステップ2: 最初からリストを作成するか既存リストをコピーするかを指定します。

  • ステップ3: 最初からリストを作成する場合は、リスト・タイプを選択するプロンプトが表示されます。「動的」を選択します。

  • ステップ4: SQL問合せまたはSQL問合せを戻すPL/SQLファンクションを入力します。

  • ステップ5: リスト・リージョンを作成して、ページにリストを追加します。

17.11.3.2 動的リスト構文の理解

SQL問合せまたはSQL問合せを戻すファンクションを使用して、動的リストを作成します。

SQL問合せの構文は、次のとおりです。

SELECT level, labelValue label, 
       [targetValue]            target, 
       [is_current]             is_current_list_entry,
       [imageValue]             image, 
       [imageAttributeValue]    image_attribute,
       [imageAltValue]          image_alt_attribute,
       [attribute1]             attribute1,
       [attribute2]             attribute2,
       [attribute3]             attribute3,
       [attribute4]             attribute4,
       [attribute5]             attribute5,
       [attribute6]             attribute6,
       [attribute7]             attribute7,
       [attribute8]             attribute8,
       [attribute9]             attribute9,
       [attribute10]            attribute10
FROM ...
WHERE ...
ORDER BY ...

SQL問合せを戻すファンクションの構文は、次のとおりです。

RETURN
'SELECT level, labelValue label,'||
'       [targetValue]         target,'|| 
'       [is_current]          is_current_list_entry,'||
'       [imageValue]          image,'||
'       [imageAttributeValue] image_attribute, '||
'       [imageAltValue]       image_alt_attribute,'||
'       [attribute1]          attribute1,'||
'       [attribute2]          attribute2,'||
'       [attribute3]          attribute3,'||
'       [attribute4]          attribute4,'||
'       [attribute5]          attribute5,'||
'       [attribute6]          attribute6,'||
'       [attribute7]          attribute7,'||
'       [attribute8]          attribute8,'||
'       [attribute9]          attribute9,'||
'       [attribute10]         attribute10'||
'FROM ...'||
'WHERE ...'||
'ORDER BY ...';

内容は次のとおりです。

  • levelおよびlabelvalueが必要です。

  • level: 階層リストで、levelパラメータを指定する必要があります。階層リスト以外では、このパラメータをNULLに設定できます。

  • labelvalue: リスト・エントリとして表示されるテキスト。

  • targetvalue: リスト・エントリの選択時にブランチ先となるターゲットURL。

  • is_current: リスト・エントリの動作を制御します。値は次のとおりです。

    • NULL: ターゲットの現行性はターゲットURLに基づきます。

    • 'YES': リスト・エントリが常にカレントです。

    • 'NO': リスト・エントリがカレントではありません。

  • imagevalue: リスト・エントリに表示されるイメージ名。

  • imageattributevalue: 幅や高さなどのイメージの属性。

  • imagealtvalue: ユーザーがイメージ上でクリックする必要のあるテンプレートでアクセシビリティに必要なイメージALTタグの値。

  • attribute1から10: これらの属性は、静的リスト・エントリページで公開される既存の10のユーザー属性と一致します。

17.11.3.3 動的リストを最初から作成

動的リストを作成するには、次のステップを実行します。

  1. リストの作成/編集ウィザードへのアクセス
    1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
    2. アプリケーションを選択します。
    3. アプリケーションのホームページで、「共有コンポーネント」をクリックします。
    4. 「ナビゲーション」で、「リスト」をクリックします。
    5. 「作成」をクリックします。
  2. 「最初から」をクリックし、「次へ」をクリックします。
  3. 「名前およびタイプ」で、次のステップを実行します。
    1. 名前: 数字または英数字のリスト名を入力します。
    2. タイプ: 「動的」を選択します。
    3. ビルド・オプション: このコンポーネントのビルド・オプションを選択します(使用可能な場合)。ビルド・オプションは、アプリケーション内のコンポーネントが有効かどうかを判別する事前定義された設定です。
    4. 「次へ」をクリックします。
  4. 「問合せまたは静的値」で、次のステップを実行します。
    1. 問合せソース・タイプ: 「SQL問合せ」または「SQL問合せを戻すファンクション」を選択します。
    2. 問合せ: SQL問合せまたはSQL問合せを戻すファンクションを入力します。SQL問合せの例を表示するには、「例」リージョンを展開します。

      問合せの作成: 「問合せの作成」をクリックし、ウィザードを使用して選択した表またはビューで問合せを作成します。画面に表示されるステップに従います。

    3. 「次へ」をクリックします。
  5. 「リストの作成」で、リスト・リージョンを作成するかどうかを指定します。
    1. カレント・ページで「リストの作成」リージョンを選択すると、次の属性が表示されます。
      • リージョン位置: 新しいリージョンを作成する場合は、リージョン位置を選択します。

      • リージョン・テンプレート: 新しいリージョンを作成する場合は、リージョン・テンプレートを選択します。

      • リスト・テンプレート: 新しいリージョンを作成する場合は、リスト・テンプレートを選択します。

    2. リージョン位置: 新しいリージョンを作成する場合は、リージョン位置を選択します。
    3. リージョン・テンプレート: 新しいリージョンを作成する場合は、リージョン・テンプレートを選択します。
    4. 「作成」をクリックします。