Webソース・モジュールは、1つまたは複数の外部Webサービスへの参照として機能します。1つのモジュールには、具体的な外部Webサービスへの参照であるWebソース操作を1つ以上含めることができます。
親トピック: アプリケーション・データの管理
WebソースとWebサービス参照の違い
Webソース・モジュールにより、開発者は、Representational State Transfer (REST)サービスまたはアプリケーションの汎用JSONデータ・フィードにアクセスして、レポート、対話モード・レポート、対話グリッドなどのApplication Expressコンポーネントのデータを使用できます。既存のWebサービス参照とは異なり、Webソース・モジュールには、Webサービスを起動してレスポンスを処理するために、Application ExpressコンポーネントまたはPL/SQLプロセスが使用できるWebサービスに関するメタデータが含まれます。
Webソース・モジュールには、Webサービスのターゲットに応じて異なる複数の演算子が含まれています。RESTサービスの場合、操作は、特定のサービス・ハンドラ(GET
、PUT
、POST
、DELETE
など)になります。開発者は、操作にFetch Multiple Rows
、Fetch Single Row
、Insert Row
、Update Row
、Delete Row
などのデータベース・アクションを割り当てます。ただし、各データベース操作を1回のみWebソース操作に割り当てることができます。
Application Expressコンポーネントとの統合
Oracle Application Expressは、Webソース・モジュールのクラシック・レポート、対話モード・レポート、CSSカレンダおよびJETチャートの直接の統合を提供します。
リモート・サーバーについて
Oracle Application Expressでは、WebサービスのエンドポイントURLが2つの部分に分割されます。サーバー固有の部分は、リモート・サーバーと呼ばれる個別のエンティティとして格納されます。使用されるサーバー、ポートおよびURLパス接頭辞(コンテキスト・ルート)が同じである場合は、複数のWebソース・モジュールを持つリモート・サーバーを再利用できます。
リモート・サーバーの属性を変更すると、その変更はリモート・サーバーを使用しているすべてのWebソース・モジュールに影響を与えます。リモート・サーバーにより、Webソース・モジュールのコレクションを移動することが容易になります。たとえば、リモート・サーバー・オブジェクト内のURLを変更することで、テスト・システムから本番システムに移行できます。
認証および資格証明について
Webソース・モジュールでは、基本認証とOAuthクライアント資格証明フローの両方をサポートしています。認証資格証明は、リモート・サーバーを使用するすべてのWebソース・モジュールを対象としたリモート・サーバー・レベルで指定できます。資格証明がWebソース・モジュール・レベルで設定されている場合、その設定は、リモート・サーバー・レベルで格納されている資格証明より優先されます。
資格証明は、認証方式、クライアントID (ユーザー名)およびクライアント・シークレット(パスワード)を示します。資格証明は、共有コンポーネント内の名前付きのエンティティとして格納され、複数のWebソース・モジュールまたはリモート・サーバーで再利用できます。
関連項目:
親トピック: Webソース・モジュールの管理
Webソース・モジュールを編集するには、次のステップを実行します。
親トピック: Webソース・モジュールの管理
Webソース・モジュールをコピーするには、次のステップを実行します。
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