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Oracle® Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド
リリース18.1
E98591-01
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23.5 デバッグ・モードの使用

デバッグ・モードを使用して、予期しないアプリケーション動作を追跡します。

関連項目:

『Oracle Application Express APIリファレンス』のAPEX_DEBUGに関する説明

23.5.1 デバッグ・モードについて

デバッグ・モードは予期しないアプリケーション動作を追跡するために使用する組込みメカニズムです。実行時開発者ツールバーの「デバッグ」「デバッグなし」リンクをクリックすることによって、カレント・ページとセッションのデバッグ・モードを有効化および無効化します。デバッグ・レポートを表示するには、実行時開発者ツールバーの「デバッグの表示」リンクをクリックします。

アプリケーションをデバッグ・モードで実行すると、Oracle Application Expressは各ページ・リクエストの処理に関する情報をログ表に書き込みます。詳細情報のロギング・レベルを制御したり、独自のコードにデバッグ・コールを追加したり、記述されたログ情報を分析することができます。

デバッグが有効な場合、Oracle Application Expressは縮小されていないJavaScriptファイルも使用して、問題の発生元である可能性がある箇所をクライアント側コードで特定しやすくします。

関連項目:

23.5.2 アプリケーションのデバッグ・モードの有効化および無効化

エンド・ユーザーがアプリケーションをデバッグ・モードで実行できるかどうかを構成するには、アプリケーション定義の編集ページの「デバッグ」属性を使用します。アプリケーションが存在するワークスペースにログインしている開発者は、常にアプリケーションをデバッグ・モードで実行できます。

デバッグ・モードを有効化または無効化するには、次のステップを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. アプリケーションを選択します。
  3. アプリケーション名の右側にある「アプリケーション・プロパティの編集」ボタンをクリックします。

    アプリケーションの編集ページが表示されます。

  4. 「プロパティ」までスクロールします。
  5. 「デバッグ」で、次の項目を指定します。
    • はい。実行時にブラウザを使用してアプリケーション・デバッグ・モードを有効化します。

    • いいえ。実行時にブラウザを使用してアプリケーション・デバッグ・モードを無効化します。

23.5.3 デバッグ・モードでのアプリケーションの実行

実行時開発者ツールバーの「デバッグ」「デバッグなし」をクリックすることによって、デバッグ・モードを実行時に有効化および無効化します。アプリケーションのワークスペースに開発者としてログインしている場合を除き、デフォルトでデバッグ・モードは無効です。

実行時にデバッグ・モードを有効化または無効化するには、次のステップを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. 必要なアプリケーションを選択します。
  3. アプリケーションを実行します。
  4. 実行時開発者ツールバーで、「デバッグ」をクリックします。

    デバッグ・モードが有効になります。デバッグ・データがバックグラウンドで取得されます。

  5. デバッグ・モードを無効化するには、実行時開発者ツールバーで、「デバッグなし」をクリックします。

23.5.4 開発モードでのデバッグ・レポートの表示

デバッグ・レポートを開発モードで表示するには、次のステップを実行します。

  1. ワークスペースのホームページで、「アプリケーション・ビルダー」アイコンをクリックします。
  2. 必要なアプリケーションを選択します。
  3. 「ユーティリティ」をクリックします。
  4. ユーティリティ・ページで、「デバッグ・メッセージ」をクリックします。

    デバッグ・ページが表示されます。

  5. 表示するセッションの左にある「ビュー識別子」をクリックします。

    デバッグ・メッセージ・データ・ページが表示されます。

  6. 最も時間がかかったステップを表示するには、レポートの上のグラフのステップにカーソルを合わせます。

    ステップの詳細が表示されます。

  7. レポートのそのステップに移動するには、棒グラフをクリックします。

    注意:

    レポートにリストされているデバッグ・セッションは最低2週間存続し、アクティビティ・ログと一緒にエージ・アウトされます。これは通常、デバッグ目的では十分な期間です。

23.5.5 デバッグ・モードにアクセスするためのf?p構文の使用について

f?p構文を使用してアプリケーションをデバッグ・モードで実行することもできます。単純にページをコールし、デバッグ引数をYESまたはLEVELnに設定します(nは、1(最も簡易)から9(最も詳細)の間です)。次に例を示します。

f?p=100:1:&APP_SESSION.::YES

23.5.6 実行中のアプリケーションからのデバッグ・レポートの表示

実行中のアプリケーションからデバッグ・レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. アプリケーションを探してデバッグ・モードで実行します。
  2. 実行時開発者ツールバーの「デバッグの表示」をクリックします。

    デバッグ・レポートのリストが表示されます。

  3. 表示するセッションの左にある「ビュー識別子」をクリックします。

    デバッグ・メッセージ・データ・ページが表示されます。

  4. 最も時間がかかったステップを表示するには、レポートの上のグラフのステップにカーソルを合わせます。

    ステップの詳細が表示されます。

  5. レポートのそのステップに移動するには、棒グラフをクリックします。

    注意:

    レポートにリストされているデバッグ・セッションは最低2週間存続し、アクティビティ・ログと一緒にエージ・アウトされます。これは通常、デバッグ目的では十分な期間です。

23.5.7 デバッグ・レポートの表示

デバッグ・レポートを表示するには、次のステップを実行します。

  1. 「検索」アイコンをクリックします。

    「アイテム・ファインダ」が表示されます。

  2. 「デバッグ」タブをクリックします。
  3. 表示するセッションの左にある「ビュー識別子」をクリックします。

    デバッグ・レポートが表示されます。

  4. 最も時間がかかったステップを表示するには、レポートの上のグラフのステップにカーソルを合わせます。

    ステップの詳細が表示されます。

  5. レポートのそのステップに移動するには、棒グラフをクリックします。

    注意:

    レポートにリストされているデバッグ・セッションは最低2週間存続し、アクティビティ・ログと一緒にエージ・アウトされます。これは通常、デバッグ目的では十分な期間です。