5.2 初回リコンシリエーションの実行

初回リコンシリエーションには、Oracle Identity Managerの参照定義をターゲット・システムの参照フィールドに同期することと、完全リコンシリエーションを実行することが含まれます。完全リコンシリエーションでは、ターゲット・システムのすべての既存のユーザー・レコードがOracle Identity Managerに送信されます。

次に、すべての既存のユーザー・レコードをリコンサイルする場合の一連のステップを示します。

  1. この操作に提供されているスケジュール済ジョブを実行して、参照フィールドの同期を実行します。

    参照フィールド同期におけるスケジュール済ジョブの属性の詳細は、「参照フィールド同期のスケジュール済ジョブ」を参照してください。

  2. ユーザー・リコンシリエーションのスケジュール済ジョブを実行して、ユーザー・リコンシリエーションを実行します。

    このスケジュール済ジョブの属性の詳細は、「ユーザー・レコードのリコンシリエーションのスケジュール済ジョブ」を参照してください。

初回のリコンシリエーション後、Siebelターゲット・ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済ジョブのLatest Token属性は、リコンシリエーション実行の終了時点のタイムスタンプに自動的に設定されます。

直後のリコンシリエーション実行からは、スケジュール済ジョブに保存されているタイムスタンプより後に追加または変更されたターゲット・システムのユーザー・レコードのみが増分リコンシリエーションの対象になります。ユーザー・リコンシリエーション・スケジュール済ジョブの構成および実行時に、これらのレコードがOracle Identity Managerに送信されます。

関連項目:

スケジュール済ジョブの属性の詳細は、「リコンシリエーション・ジョブ」を参照してください。

スケジュール済ジョブの実行の詳細は、「リコンシリエーション・ジョブの構成」を参照してください。