本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
---|---|---|---|
2023年10月27日 | HCM共通 | HCMアプリケーションでのフィルタ済リストの作成 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2023年9月29日 | HCM抽出 | データ診断レポート | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2023年9月1日 | 初版作成。 |
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
-
リリース更新(23A、23B、23Cおよび23D)
-
各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
____________________
お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
____________________
全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Common What's New - このWhat's Newでは、アプリケーション全体で使用される機能について記載されています。
- Human Resources What’s New – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center - ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
- リリース・レディネス– 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せまたはフィードバックであることを電子メールの本文または件名に明記してください。
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
|||||
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
|
||
この項では、すべてのHCMアプリケーションで使用される機能について説明します。
次の雇用関係関連イベントによってトリガーされるアサイメント変更を含めるように、従業員アサイメント(empassignment)Atomフィードを構成できます。
- 新規採用
- 退職
- 雇用関係取消
特定の統合要件に応じて、従業員アサイメントのAtomフィードで雇用関係関連のイベントを有効にし、雇用関係関連のフィードをサブスクライブする必要性をなくすことで、統合を合理化します。アサイメント属性は、雇用関係フィード・エントリから追加のRESTコールを行う必要なく、従業員アサイメント・フィードで直接使用できます。
有効化のステップ
- 「設定および保守」→「HCM ATOMフィードの管理」に移動します。
- 個人のアサイメント変更済Atomフィードを選択します。
- 「その他のイベント」タブをクリックします。
- 選択したイベントを確認して選択します。
- 変更を保存します。
- 「設定および保守」→「管理者プロファイル値の管理」に移動します。
- プロファイル・オプション・コードを使用して、ORA_HRC_ATOM_OTHER_EVENTS_IN_ASGプロファイル・オプションを検索します。
- プロファイル値をYに設定して、構成を有効にします。
- 変更を保存します。
従業員アサイメント・フィード構成
主なリソース
詳細は、Oracle Help CenterにあるOracle Fusion Cloud HCMのREST APIガイドを参照してください。
この項では、すべてのHCMアプリケーションで使用される機能について説明します。HCM共通情報の詳細は、Oracle Help CenterにあるHCMの共通機能の使用ガイドを参照してください。
Visual Builder Studio (VB Studio)を使用したHCM Redwoodページの拡張
HCM Redwoodアプリケーションには、幅広いビジネス要件を満たすように設計された包括的な機能セットがあります。また、HCMの柔軟性により、アプリケーションをカスタマイズして、ビジネスまたは個々の要件に合せることができます。
このドキュメントは、HCM RedwoodアプリケーションのコンテキストでVB Studioを使用するための包括的なガイドです。特定のVB Studio機能の使用方法の詳細は、公式のVB Studioのドキュメントを参照してください。ここでの主な目的は次のとおりです。
- HCM Redwoodアプリケーション内でVB Studio機能を効果的に活用する方法を理解し、エクスペリエンスを合理化できるよう支援します。
- ページの拡張可能要素と、対応する使用ツールを識別する方法について説明します。
用語集
ページの拡張を開始する前に理解しておく必要がある用語を次に示します。
- エクスプレス・モード: VB Studioの使いやすいインタフェースで、機能管理者にはOracle Cloud Applicationsページのカスタマイズに必要な機能のみが表示されます。
- ビジネス・ルール: ページ上のリージョンおよびフィールドの表示を制御するために使用されるVB Studioの機能。これは、Redwoodではレスポンシブ・ページ用のトランザクション設計スタジオに相当するものです。
- 組込みルール: ページで使用可能なローカライゼーション・ルールを含む、Oracle提供のルール。これは、トランザクション設計スタジオの提供ルールに対応します。
- 拡張ルール: 拡張内に作成されるルール。トランザクション設計スタジオのカスタム・ルールに対応します。
- VB Studio: Oracle Visual Builder Studio (VB Studio)は、アプリケーション開発ライフサイクルのすべての段階で作業を効果的に計画および管理できるように設計された堅牢なアプリケーション開発プラットフォームです。
- UI要素: 拡張可能なRedwoodページの処理ボタン、タブ、フィルタ、ソート・キー、表またはその他の要素。
- 定数: ページの動作を制御するためにHCMアプリケーションで使用されるプロパティ値。プロパティ値は、VB Studioの設計時に機能管理者が変更できます。各定数は、Oracleによって設定された名前、摘要、および型(定数の用途に応じて数値、文字列、ブール、または配列)を持ちます。ページ上の定数の役割とそれが取り得る値を理解するには、定数のラベルと摘要を参照してください。
- 動的コンテナ: 新しいコンテンツ(ファクトリ・コンテンツとユーザー・コンテンツの両方)の追加または順序変更など、コンテンツを構造化された方法で編成するために使用される拡張可能なページ・コンポーネント。
- カスタマイズおよび拡張: サイト・レベルで適用される設計時に機能管理者によって行われた変更。
- パーソナライズ: 実行時にエンド・ユーザーによるページへの変更で、自身にのみ適用され、アプリケーションにログインするたびにそのユーザーに対して保持されます。パーソナライズには、ユーザーの動作に基づく変更(表の列幅の変更など)、検索パラメータなどユーザーが保存することを選択した変更、エンド・ユーザーがページの様々な側面を再設計できるコンポーザーベースのパーソナライズが含まれます。
- HCMエクスペリエンス設計スタジオ: レスポンシブ・ページを拡張するためのHCMアプリケーション拡張ツール(トランザクション設計スタジオおよびオートコンプリートを含む)。
- トランザクション設計スタジオ: レスポンシブ・ページの表示を制御するために使用されるHCMエクスペリエンス設計スタジオの機能。
- オートコンプリートのルール: レスポンシブ・ページのデータをデフォルト設定および検証するために使用されるHCMエクスペリエンス設計スタジオの機能。
- 拡張モード: 機能管理者がOracle Cloud Applicationsを調整するためのすべての機能が表示されるVB Studioの拡張インタフェース。
VB Studioのエクスプレス・モードの概要: HCM Redwoodページを拡張するための新しいツール
HCMは、VB Studioの新しいエクスプレス・モードを利用して、ビジネス・ユーザーがHRプロセスをカスタマイズし、データ品質を確保できるようにします。
- Redwoodでレスポンシブ・ページ用のトランザクション設計スタジオ(TDS)に相当するビジネス・ルールを使用して、次のことを行います。
- 提供されているベスト・プラクティスを活用することも、国やビジネス・ユニットなどの様々な基準に基づいて独自のルールを作成することもできます。
- フィールドとリージョンを必須またはオプション、読取り専用、編集可能にし、特定の基準に応じてフィールドとリージョンを表示または非表示にします。
- 提供されている様々な定数を使用して、Redwoodページを特定のビジネス・ニーズにあわせてカスタマイズします(「コネクション」の評価パネルの非表示、個人検索結果表の列の順序変更など)。
エクスプレス・モードの用語と主な概念については、この概要で学習します。
# | 摘要 |
---|---|
1 | 「ヘッダー」では、HCM Redwoodページを拡張するための推奨モードはエクスプレス・モードです。 |
2 | 「ページ」リストでは、拡張可能なすべてのRedwoodページにアクセスできます。ただし、このリリースでは、HCMは閉じたままにすることをお薦めします。「ページ」リストを使用せずに、変更するページからVB Studioに直接ナビゲートします。 |
3 | ページ・デザイナタブには、次の機能があります。
|
4 | 「定数」タブでは、ページ内で拡張できるページ要素を識別できるため、ページをカスタマイズして特定のニーズにあわせて調整しやすくなります。 このタブはドキュメント全体で頻繁に参照されるため、覚えておいてください。 |
5 | コントロール・フィールドおよびリージョンは、Redwoodページでトランザクション設計スタジオに相当するビジネス・ルールとともに表示されます。ページ・デザイナの「プロパティ」ペインでビジネス・ルールの構成ボタンをクリックするか、「ビジネス・ルール」タブをクリックします。 |
6 | ライブ・モードまたは再生機能を使用して、ツール自体で変更をテストおよびプレビューします。 |
7 | 公開せずに変更を他のユーザーと共有して、テスト対象範囲を増やし、製品の品質を高めます。 |
エクスプレス・モードとエクスペリエンス設計スタジオとページ・コンポーザの組合せとの比較
VB Studioの新しいエクスプレス・モードとエクスペリエンス設計スタジオとページ・コンポーザの組合せとの比較を次に示します。オラクルの目標は、お客様が十分な情報に基づいた意思決定を行い、HCM Redwoodアプリケーションによってお客様のビジネスにもたらされる新しい可能性をとらえることを可能にすることです。
VB Studioの新しいエクスプレス・モードでは、HCMエクスペリエンス設計スタジオとページ・コンポーザで以前に行った変更と同じ変更を適用できるだけでなく、多数の素晴らしい新機能も導入できます。このリリースで使用できる機能を次に示します。
ノート: トランザクション設計スタジオ、オートコンプリート・ルールおよびページ・コンポーザはレスポンシブ・ページにのみ適用され、Redwoodページのコンテキストでは使用できません。
(1)HCMエクスペリエンス設計スタジオ = TDS + オートコンプリート、(2)VB StudioでxDSに相当するもの
カテゴリ |
拡張機能 |
xDS(1)とページ・コンポーザ |
エクスプレス・モード(2) |
---|---|---|---|
表示の制御 |
|||
フィールドを読取り専用または編集可能にする |
x 新規 |
||
フィールドを必須かつ非表示にする |
x 新規 これは、すべての雇用フローで使用できます。たとえば、値が前のアサイメントから新しいアサイメントにコピーされ、ユーザーに表示する必要がない場合などです。 |
||
フィールドを必須またはオプションにする |
x | x | |
フィールドの非表示および表示 |
x | x | |
DFFとEFFの非表示および表示 |
x | x | |
UI要素の非表示および表示(処理ボタン、メッセージ…) |
x | x | |
ガイド付きジャーニの構成 |
x | x | |
ルールの評価 |
x | x | |
リージョン名の変更 |
x | x ユーザー・インタフェース・テキスト |
|
リージョンの順序変更 |
x ページ・コンポーザ |
x 拡張モードで使用可能(定数または動的コンテナを使用してページで機能が有効になっている場合)。 |
|
フィールドの順序変更 |
x ページ・コンポーザ |
部分的 すべてのページのフレックスフィールドの順序変更は、設定タスクから引き続きサポートされます。 特定のページのフレックスフィールドの順序変更は、このリリースではサポートされていません。 |
|
KFFの非表示および表示 |
x | このリリースではサポートされていません。 |
|
ユーザビリティ | |||
すべてのルールのアクティブ化と非アクティブ化 |
x 新規 |
||
上書きされたリージョンの識別(青のドット) |
x 新規 |
||
上書きされた属性の識別(青のドット) |
x | x | |
ルール、リージョンおよびフィールド名のフィルタ |
x 新規 |
||
上書きがあるリージョンおよびフィールドによるルールのフィルタ |
x 新規 |
||
ルールでのリージョンおよびフィールドのフィルタ |
x 新規 |
||
上書きがあるリージョンおよび属性のみ表示 |
x 新規 |
||
リージョン当たりの上書き数の識別 |
x 新規 |
||
フィールドまたはリージョンに適用されるすべてのルールの識別 |
x 新規 |
||
顧客がファクトリ値を上書きできないようにする |
x | x |
エクスプレス・モードを使用したRedwoodページでの拡張性
VB StudioのHCM Redwoodページに対して行うことができる変更のタイプは、変更する特定のページによって異なります。次に示す変更は、すべてのHCM Redwoodページに対して例外なく使用できるわけではありません。
ノート: レスポンシブ・ページの構成に使用するすべての設定タスク(「共通参照の管理」、「個人名形式の管理」、「付加フレックスフィールドの管理」など)は、グローバルであるか製品に固有であるかを問わず、製品ドキュメントで特に指定されていないかぎり、変更されません。
タスク |
例 |
ツール、タスクまたは機能 |
詳細情報: |
---|---|---|---|
フィールドの拡張 | |||
「ポジションの昇格・昇進および変更」で、「アサイメント」セクションのビジネス・ユニットをすべてのユーザーに対して読取り専用にします。 |
ビジネス・ルール |
ビジネス・ルールによるコントロール・フィールドおよびリージョンの表示 |
|
アクティビティ採用センターで、HR担当者のみの「ジョブ応募プレビュー」キー情報に「候補者Eメール」を表示します。 |
ビジネス・ルール |
ビジネス・ルールによるコントロール・フィールドおよびリージョンの表示 |
|
「個人詳細」で、「個人基礎情報」リージョンの特定のロールの特定のセグメント別に個人DFFを表示します。 |
ビジネス・ルール |
ビジネス・ルールによるコントロール・フィールドおよびリージョンの表示 |
|
「コネクション」で、「個人プロファイル」パネルに「代名詞」を表示します。 |
Oracle提供の定数 |
定数を使用したHRプロセスのカスタマイズ |
|
セクションの拡張 |
|||
「個人詳細」で、メキシコおよびフランスの従業員の「障害」を非表示にします。 |
ビジネス・ルール |
ビジネス・ルールによるコントロール・フィールドおよびリージョンの表示 |
|
「自分の報酬」で、特定のビジネス・ユニットの「給与履歴」セクションを非表示にします。 |
ビジネス・ルール |
ビジネス・ルールによるコントロール・フィールドおよびリージョンの表示 |
|
「ポジションの昇格・昇進および変更」で、フランスの「給与」セクションを必須にします。 |
ビジネス・ルール |
ビジネス・ルールによるコントロール・フィールドおよびリージョンの表示 |
|
独自のコンテンツの追加 |
|||
「雇用情報」で、就業者のキャリアおよび給与の昇格に関する分析をページ・レベルで表示します。 |
Oracle提供の定数 |
定数を使用したHRプロセスのカスタマイズ |
|
「雇用情報」で、「年功起算日」セクションに年功起算日ポリシーを表示します。 |
Oracle提供の定数 |
定数を使用したHRプロセスのカスタマイズ |
|
「従業員リソースのレビュー」で、各お知らせを国別に従業員に公開します。 |
Oracle提供の動的コンテナ |
動的コンテナを使用したHRプロセスのカスタマイズ |
|
UI要素の拡張 |
|||
「ジャーニ」でタブの順序を変更します。 |
Oracle提供の定数 |
定数を使用したHRプロセスのカスタマイズ |
|
「チーム学習」で、一部のソート・オプションを非表示にします。 |
Oracle提供の定数 |
定数を使用したHRプロセスのカスタマイズ |
|
ポジション検索の結果表で、デフォルトの列と順序を定義します。 |
Oracle提供の定数 |
定数を使用した表における列の表示の制御 |
|
「銀行口座」で、ページ・ヘッダーに「給与関係番号」を表示します。 |
Oracle提供の定数 |
定数を使用したHRプロセスのカスタマイズ |
ビジネス・ルールによるコントロール・フィールドおよびリージョンの表示
レスポンシブ・ページ用のトランザクション設計スタジオと同様に、ビジネス・ルールでは次のことができます。
- 有効なデータを維持し、ユーザーのエラーを減らすことでデータ品質を保証します。
- HRポリシーの複雑さを理解する必要なく、シンプルなユーザー・エクスペリエンスを提供することで、エンド・ユーザーが信頼できるより効率的なHRプロセスを構築します。
- 関連する最も適切なコンテンツのみが表示され、エンゲージメントと生産性が促進されるため、作業を迅速、簡単、管理しやすくなります。
ビジネス・ルールを使用すると、トランザクション設計スタジオおよびページ・コンポーザで以前に行った同様の変更を必要に応じて適用できる一方、フィールドを読取り専用にする新機能も導入できます。次に、フィールド・レベルおよびリージョン・レベルで制御できる内容の要約を示します。
機能 |
フィールド | リージョン |
---|---|---|
オプションまたは必須 |
x | x ポジションの昇格・昇進および変更などのコンパクトなガイド付きプロセス・フロー用 |
非表示または表示 |
x | x |
編集可能または読取り専用 |
x | x |
トランザクション設計スタジオと比較してユーザビリティが大幅に向上したため、ビジネス・ルールは、ユーザーフレンドリな拡張性ツールを提供します。これにより、HR担当者や管理者は、広範なプログラミング・スキルを必要とせずに変更を行うことができます。ここでは、ビジネス・ルールを差別化する機能について説明します。
# | 拡張機能 |
---|---|
- | ルール・リストと構成を並べて表示 - ルールとルールの詳細のリストを並べて表示することで、ルールの比較または一括更新のためにルール間をすばやく簡単に移動できます。 |
1 | ルールによるルール、リージョンおよびフィールド名のフィルタ - クリック数を減らし、ルール、リージョンおよびフィールドのフィルタ機能を使用してスクロールすることによる、生産的なパーソナライズ・ツール。 |
2 | 上書きのあるリージョンおよびフィールドによるルールのフィルタ - クリック数を減らし、ルール、リージョンおよびフィールドのフィルタ機能を使用してスクロールすることによる、生産的なパーソナライズ・ツール。 |
3 | すべてのルールのアクティブ化と非アクティブ化 - すべてのルールを1回のクリックで非アクティブ化して、デフォルトの動作を取得します(デバッグ用)。 |
4 | ルールによるリージョンおよびフィールドのフィルタ - クリック数を減らし、ルール、リージョンおよびフィールドのフィルタ機能を使用してスクロールすることによる、生産的なパーソナライズ・ツール。 |
5 | 上書きのあるリージョンおよび属性のみ表示 - 1回のクリックで、特定のルールに対するすべての変更を一目で簡単に識別できます。 |
6 | 上書きされた属性およびリージョンの識別、およびリージョン当たりの上書き数 - 特定のルールの変更を視覚的に識別します。 |
- | 他のフィールドと同様にフレックスフィールドを管理 - フレックスフィールドを含むすべてのフィールドについて、組織ツリー内のページのリージョンおよびフィールドを簡略化して表示します。 |
- | フィールドの必須化および非表示 - HRプロセスを簡略化して、従業員にとって重要なもののみを表示します。 ノート: 非表示としてマークされたフィールドは、実行時に表示可能として表示できます。値が存在しない場合、フィールドが表示され、ユーザーが続行できるようになります。 |
「ビジネス・ルール」タブが使用できない場合は、HCMでページの機能がまだ有効になっていません。
定数を使用したHRプロセスのカスタマイズ
VB Studioでは、HCMは定数の概念を利用します。定数は、機能管理者がHCM Redwoodページの機能を拡張するために使用します。これらの定数は拡張性において重要な役割を果たし、「ジャーニ」のタブの順序変更、「コネクション」のパネルの表示または非表示、「ガイド付きジャーニ」の構成など、様々な目的で使用されます。特定の国の個人代名詞の表示など、要素を条件付きでレンダリングする式を記述する機能は、エクスプレス・モードでサポートされます。
デザイナで「定数」タブにナビゲートすると、特定のページで使用可能な定数のリストにアクセスできます。「定数」タブに「このページには拡張可能な定数が見つかりませんでした」というメッセージが表示された場合、HCMではページの定数がまだ提供されていません。
HCMでは様々なRedwoodページに数百の定数がすでに提供されており、独自のニーズに合わせてアプリケーションをカスタマイズするための多様なオプションが確保されていることは注目に値します。
- ページへの独自のコンテンツの追加
- リージョンへの独自のコンテンツの追加
- ガイド付きジャーニの構成。
- ナッジの有効化。
- ソート・キー、タブ、色、場合によっては、フィールドの表示などのUI要素の制御。
- リージョンの順序変更。
例として、表における列表示の構成方法を確認します。
定数を使用した表における列の表示の制御
表は、HCM Redwoodページ全体で使用されます。エンド・ユーザーに関連データを表示するために、次の2つのタイプの変更を実行できます。
- 拡張性が使用可能な場合、機能管理者はデフォルトで表示される列をカスタマイズできます。これはOracle提供の定数を介して実行でき、変更はサイト・レベルで適用されます。
- また、エンド・ユーザーは、「列」パネルを使用して自分で同じものをパーソナライズできます。
表が拡張可能な場合、次の2つの定数を制御できます。
- 表および「列」パネルにデフォルトで表示されるデフォルト列の表示および順序。ポジション検索結果表では、この定数はpositionResultsDefaultColumnsという名前です。デフォルトの順序および予想されるプロパティ値は、PositionName、PositionCode、Incumbents、ParentPositionName、JobName、DepartmentName、LocationName、BusinessUnitName、Statusです。配列を変更することで、列の順序を変更または削除できます。
- 「列」表にデフォルトで表示される非表示列の表示と順序。ポジション検索結果表では、この定数はpositionResultsHiddenColumnsという名前です。デフォルトの順序および予想されるプロパティ値は、ParentPositionCode、JobCode、DepartmentTitle、LocationCode、HiringStatus、Typeです。配列を変更することで、列の順序を変更または削除できます。
列を定数から別の定数に移動すると、列の表示と非表示を切り替えることができます。提供されている列の1つが組織に関連していない場合は、両方の定数から列を削除します。この列はどのエンド・ユーザーにも表示されなくなります。
動的コンテナを使用したHRプロセスのカスタマイズ
動的コンテナは、主に次の2つの目的で1つのページで使用できます。
- 独自のコンテンツの追加: 動的コンテナを使用すると、様々なタイプのコンテンツを追加して、特定のニーズに応じてHCMアプリケーションをカスタマイズできます。コンテンツの一般的な例には、テキスト、イメージ、フォーム、ビデオなどがあります。
- リージョンの順序変更: 動的コンテナを使用すると、ページ上のリージョンのレイアウトを並べ替えることができ、コンテンツの整理やユーザー・エクスペリエンスの最適化に柔軟に対応できます。
これらは、ページを拡張するために拡張モードにナビゲートする必要がある、ただ2つのシナリオであることに注意してください。動的コンテナの操作には、技術スキルを持つユーザーが必要な場合があります。
動的コンテナが使用できない場合は、HCMでページの機能が有効になっていません。
この拡張により、組織のアジリティを高めて、進化するビジネス要件に迅速に対応できます。
有効化のステップ
Visual Builder Studioを活用して、アプリケーションを公開します。Visual Builderを使用したアプリケーションの拡張の詳細は、Oracle Help Center→関心のあるアプリケーション・サービス領域→「Books」→「Configuration and Extension」を参照してください。
VB Studioの操作を開始する前に、システム管理者はこれらの手順に従って設定する必要があります。
ヒントと考慮事項
- HCM Redwoodページで使用される動的コンポーネントについては、拡張性がオフになっています。また、更新23Dの前にレイアウトで行われた変更をすべて削除する必要があります。
- 新しいページには、まだオートコンプリートのルールのサポートがありません。 Redwoodで再作成された新しい「処理待ち就業者」ページでは、オートコンプリートのルールはサポートされていません。Redwoodページを有効にする場合は、このページの基礎となるビジネス・オブジェクトに基づいて作成されたすべてのルールを無効にする必要があります。ビジネス・オブジェクトのルールを無効にすると、Redwoodページとレスポンシブ・ページの両方でオートコンプリートが無効になることに注意してください。
主なリソース
VB StudioでのOracle Cloudアプリケーションのカスタマイズを開始するには、こちらの手順に従います。作業の際、Visual Builderのエクスプレス・モードにおけるOracle Cloud Applicationsの拡張を参照すると役立つ場合があります。
独自のコンテンツをページに追加するには、拡張モードで動的コンテナを使用するための技術スキルが必要になる場合があります。そのための手順は、こちらを参照してください。
アクセス要件
「人材管理アプリケーション管理者」ロールが必要です。
属性、演算子およびその他のフィルタを含むカスタム定義基準を使用してリストを作成します。作成したリストは、すべてのユーザーが使用できるシステム・リストとして保存することも、自分専用の個人リストにすることもできます。
リストは、「データ交換」ページの「自分のクライアント・グループ」タブでクイック処理として使用できます。
既存のリストを編集、削除および複製できます。自分がすでに作成したリストを検索することもできます。
リストには次のコンポーネントが含まれます:
- オブジェクト: リストで返されるエレメントのカテゴリを定義します。たとえば、就業者や学習アイテムです。
- サブスクライバ: リストが使用されるアプリケーションを定義します。たとえば、リストを使用して、スキル・アドバイザ・アプリケーション内の学習アイテムを返します。同じサブスクライバで使用するリストを複数作成できます。
-
条件: リストが結果を返す基準を定義します。ビジネス・ニーズにあわせて、複数の条件と演算子が設定された基準セットを使用するリストを作成できます。
ノート:
リストは動的な性質を持っており、現在のデータに基づいて異なる結果が返されます。たとえば、派遣就業者に関する情報を返す基準を設定して就業者のリストを作成すると、今日のリストの結果と1か月後のリストの結果が異なる場合があります。これは、1か月後には派遣就業者の数が異なる場合があるためです。
カスタム定義の基準を設定したリストを作成し、特定のタスクに使用します。たとえば、新しい従業員のリストを作成すれば、全員にオンボーディング・ジャーニを簡単に割り当てることができます。
有効化のステップ
この機能を使用する前に、必要なアクセス権を付与してください。詳細は、アクセス要件の項を参照してください。
フィルタ済リスト機能を使用するには、HRC_MANAGE_HCM_LISTSという機能権限が必要です。
フィルタ済リストは、「自分のクライアント・グループ」/「データ交換」のクイック処理として使用できます。
アクセス要件
リスト機能にアクセスして使用するには、HRC_MANAGE_HCM_LISTS機能権限が必要です。
HCMデータ・ローダーは、Oracle Human Capital Management Cloudへのデータ移行や継続的な増分更新のために、ビジネス・オブジェクト・データを柔軟かつ効率的に一括ロードする手段を提供します。
データ・ロード機能が次の新規および拡張ビジネス・オブジェクトにより拡張されます:
新規ビジネス・オブジェクト
グローバルHR - ワークフォース・ストラクチャ
ビジネス・オブジェクト | 摘要 |
---|---|
ポジション予算 | ポジションの予算情報。予算は、FTE、ヘッドカウント、金額の値を1つ以上配賦することで指定できます。 |
ポジション予算翻訳 | ポジション予算の翻訳。 |
ワークフォース管理
ビジネス・オブジェクト | 摘要 |
---|---|
エンタープライズ・シフト | 組織内の作業期間を決定する時間ブロック。 |
エンタープライズ・シフト翻訳 | エンタープライズ・シフトの翻訳。 |
作業負荷プラン | ある日付範囲の事業所における部門の特定のジョブおよびスキル・セットに対する作業負荷需要。 |
勤務パターン | シフトや休憩など、就業者の勤務パターン。 |
.
新規属性のあるビジネス・オブジェクト
次のオブジェクトには、新しい属性が追加されました。
休暇欠勤管理
休暇欠勤エントリ(PersonAbsenceEntry.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
休暇欠勤エントリ |
|
.
グローバルHR - チェックリスト
割付チェックリスト(AllocateChecklist.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
割付チェックリスト |
|
割付チェックリスト・タスク |
|
.
チェックリスト・テンプレート(Checklist.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
チェックリスト・テンプレート |
|
チェックリスト処理 |
|
チェックリスト表示プロパティ |
|
チェックリスト・タスク表示プロパティ |
|
担当者 |
|
コンテンツ |
|
タスク依存関係 |
|
タスク通知上書き |
|
タスク |
|
.
グローバルHR - 個人
個人連絡先(Contact.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
連絡先住所 |
|
.
グローバルHR - 就業者
就業者(Worker.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
個人住所 |
|
.
グローバルHR - ワーク・ストラクチャ
ジョブ(Job.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
ジョブ |
|
.
グローバル給与 - 原価計算
原価配賦(CostAllocationV3.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
原価配賦 |
|
原価配賦勘定科目(CostAllocationAccountV3.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
原価配賦勘定科目 |
|
.
グローバル給与 - HCMイベント
イベント・グループ(EventGroup.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
イベント・グループ |
|
イベント処理(EventAction.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
イベント処理 |
|
.
グローバル給与 - 個人情報
給与休暇欠勤レコード(PayrollAbsenceRecord.dat)
要素 | 新しい属性 |
---|---|
給与休暇欠勤レコード |
|
.
その他のビジネス・オブジェクトの拡張
グローバル給与 - 支払
外部銀行口座(ExternalBankAccount.dat)
要素 | 機能拡張 |
---|---|
外部銀行口座所有者 | 銀行口座のプライマリ所有者を更新できるようになりました。PrimaryFlag属性を使用して、既存のレコードの更新中または新規所有者の追加中にプライマリ所有者を指定します。 このコンポーネントでは、その他の更新はサポートされていません。 |
採用
候補者ジョブ応募(CandidateJobApplication.dat)
質問リスト応答 | 「候補者ジョブ応募」ビジネス・オブジェクトを使用して質問リスト応答を作成することで、既存のジョブ応募の「情報の要求」フローへの応答を更新できます。 |
HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーで使用可能なこれらの新しい拡張オブジェクトを使用して、一括ロード機能を拡張してください。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
最新のビジネス・オブジェクト情報をレビューおよびダウンロードするには、「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを使用します。
HCMデータ・ローダー・ビジネス・オブジェクトへのロール・アクセスの構成
この機能拡張により、ユーザーは、HCMデータ・ローダーを使用してジョブ・ロールによって一括ロードできる製品領域またはビジネス・オブジェクト(あるいはその両方)を構成できます。
-
「設定および保守」の「HCMデータ・ローダー」機能領域で、すべての新しい「HCMデータ・ローダー・ビジネス・オブジェクト・アクセス」タスクにアクセスし、「ジョブ・ロールと抽象ロール」でロールを選択します。
HCMデータ・ローダー・ビジネス・オブジェクト・アクセス: ロール別
- 選択したロールについて、「割当済ビジネス・オブジェクト」セクションで「割当」をクリックします。
- 次のロールとビジネス・オブジェクトのマッピングを使用できます。
- 個々のビジネス・オブジェクトの割当
- 製品領域のすべてのビジネス・オブジェクトの割当
- セキュリティ関連データをロードしないすべてのビジネス・オブジェクトの割当
- セキュリティ関連データをロードするビジネス・オブジェクトを含む、すべてのビジネス・オブジェクトの割当。
- 次のロールとビジネス・オブジェクトのマッピングを使用できます。
割当済ビジネス・オブジェクト
ビジネス・オブジェクトおよび製品領域のロールベース構成を使用すると、ユーザー・ロールが一括ロードに使用できるビジネス・オブジェクトを制限でき、ユーザーはロールを履行するために必要なツールにアクセスできます。
有効化のステップ
この機能を使用するには、次のことが必要です。
- HCMデータ・ロード職務ロールを使用してカスタム・ユーザー・ロールを作成し、HDLアクセス権を付与します。
- ユーザーがデータを一括ロードできるビジネス・オブジェクトおよび製品領域を割り当てます。
- 「HCMデータ・ローダーの構成」タスクを使用してビジネス・オブジェクト・アクセスの構成使用可能パラメータを上書きすることにより、「設定および保守」の「HCMデータ・ローダー」機能領域の「HCMデータ・ローダー・ビジネス・オブジェクト・アクセス」機能を使用可能にします。
ヒントと考慮事項
セキュリティ関連データのロードに関する考慮事項
「HCMデータ・ローダーの構成」ページの「セキュリティ関連ビジネス・オブジェクトへのアクセスの制限」パラメータを上書きすると、セキュリティ関連データをロードするビジネス・オブジェクトを使用してデータをロードするために、ユーザーに「HCMセキュリティ・データのロード」権限を付与する必要があることが強制されます。
HCMデータ・ローダーの給与フロー・タスクの送信:
現在給与フロー・タスクを使用して、変換FormulaまたはHCM抽出の後にHCMデータ・ローダーを開始している場合、ビジネス・オブジェクトへのロールベースのアクセスを有効にすると、HCMデータ・ローダーが失敗します。現在の給与フロー・タスクでは、昇格されたユーザーとしてHCMデータ・ローダーが送信されるため、送信ユーザーのセキュリティ構成を評価できません。新しい給与フロー・タスクはまもなく提供されます。
主なリソース
詳細は、次のドキュメントを参照してください。
追加パラメータおよびSETパラメータ上書きのデータ処分サポート
「個人情報の削除」タスクの「プロセスの送信」ページで新しく導入された「パラメータのレビュー」縮小可能セクションを使用して、デフォルトの「HCMデータ・ローダー」値を上書きする追加のランタイム・パラメータを設定できるようになりました。
実行方法:
- 「データ交換」作業領域の「個人情報の削除」タスクにナビゲートし、「プロセスの送信」をクリックします
- 「プロセスの送信」ページで、「プロセス名」、「テンプレート」、「個人番号」の値を指定し、「プロセス・モード」として「削除」を選択します
- 「パラメータのレビュー」セクションに、次のパラメータが表示されます。
- ソース・ファイルの削除
- インポートの最大コンカレント・スレッド
- ロードの最大コンカレント・スレッド
- 後処理の実行
- パラメータを設定して「送信」をクリックします。
「送信」をクリックするときに「後処理の実行」パラメータを選択解除した場合、Oracle Search一括収集を含む後処理がこのデータ処分プロセスに対して実行されないことを示す警告メッセージが表示されます。
パラメータのレビュー
この機能拡張により、ユーザーは次の操作を柔軟に実行できます。
- 処理されたデータの量または処理を完了するために使用できる時間ウィンドウに基づいて、デフォルト設定された値よりも大きいまたは小さいスレッドでデータ処分プロセスを実行します。
- 後処理の実行を上書きし、その実行をキュー済のすべてのデータ処分プロセスの最後にのみ実行を延期します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
詳細は、「個人情報の削除」を参照してください。
HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、Oracle Human Capital Management Cloudへのデータ移行や継続的な増分更新のために、ビジネス・オブジェクト・データを柔軟かつ効率的に一括ロードする手段を提供します。
次のオブジェクトに基づくテンプレートをビジネス・ユーザーと共有できるようになりました。
タレント管理
- コンテンツ項目関係
ビジネス・ユーザーは、HCMスプレッドシート・データ・ローダーを使用して、Oracle HCM Cloudデータを安全に一括ロードできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
HCMデータ・ローダー・ヘルプ・ガイドのトピック
HCM抽出とはHCMアプリケーションからデータを抽出する方法で、データを別のソースにインタフェースしたり、システム間でレポートを統合するためにデータを抽出するのに使用できます。
データ診断レポートを使用して、公開ツールによる生成済XMLデータの使用を妨げる抽出済データの異常を識別します。抽出定義の特定のインスタンスに対してデータ診断レポートを生成できます。XML変換のステータスと問題以外に、レポートでは解析エラーとその場所が示され、トラブルシューティング時間の節約に役立ちます。
データ診断要約レポートには次のものが含まれます。
- 次のような変換の詳細:
- 使用されるインスタンス名およびライブラリ
- 抽出定義IDおよび名前
- メイン・ブロックのXMLタグ名とデータベース・アイテム(DBI)
- 処理済レコードおよびエラー・レコードの数
- 変換のステータス(および開始時間と完了時間)
- 次のような問題の摘要:
- 出力内の無効な文字
- スレッドDBIのない空のDBIタグ名
- オブジェクト処理ID番号、その場所およびタグ名をリストするエラー詳細
データ診断プロセス・セットを送信し、Extractインスタンスのデータ診断ファイルをダウンロードするには:
- 「ナビゲータ」 > 「ツール」 > 「スケジュール済プロセス」をクリックします。
- スケジュール済プロセスの概要ページで、「新規プロセスのスケジュール」をクリックします。
- タイプを「ジョブ」のままにし、「抽出プロセス診断レポート」プロセスを検索して選択し、「OK」をクリックします。
抽出データ診断レポート・プロセス
- 「プロセス詳細」ダイアログ・ボックスの「基本オプション」セクションで、次を選択します:
- データ診断としてのプロセスのスコープ
- 抽出インスタンス名としてのスコープ値
プロセス詳細
- スケジュール済プロセスの場合と同じように、プロセス・セットのスケジュール、出力および通知を定義します。
- 他のオプションを設定し、「発行」をクリックします。
- 確認メッセージからプロセスIDをコピーし、「OK」をクリックします。
- プロセスIDを検索し、「検索結果」セクションでそのレコードをクリックします。
- 「プロセス詳細」タブの添付リンクをクリックして、データ診断ファイルを表示およびダウンロードします。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
Oracle Help CenterにあるHCM抽出ガイドの「抽出プロセス診断レポート」の章を参照してください。
不要な古い抽出定義を非アクティブにすることで、データベース領域の使用率を高め、抽出実行の効率を向上させます。
非アクティブな抽出定義によって以前に抽出されたすべてのデータは、この新機能を使用してパージされます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 |
削除された機能 |
削除予定 |
置換機能 |
置換済 |
追加情報 |
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HCM共通 | HCM共通の制限付提供 - 次に実行する可能性が高い処理に関するニュース・フィードの提案の取得 |
23D | 生成AI機能 |
23D以降の更新 | 23Dへのアップグレード時に、この制限付提供機能は廃止されます。この機能に対する投資はこれ以上行われません。かわりに、Oracleは、より大きな価値を提供する生成AI機能に注力しています。この機能を無効にする方法の詳細は、Fusion Applications: AIニュースフィードの提案 - リリース23Dで終了(DOC ID 2969200.1)を参照してください |
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既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 15548381)
次に、制限付提供プログラムが提供する制限付提供機能のリストを示します。
ノート: 現時点では、これらの機能をすべてのお客様がご利用いただけるわけではありません。これらは制限付提供プログラムを介してのみ使用可能であり、この機能プログラムに参加するには承認が必要になります。これらのプログラムに参加するには、テストに参加して、フィードバックを返していただく必要があります。プログラムによっては、他のご協力が必要な場合もあります。
これらの初期段階のプログラムに参加する時間がない場合、ご心配はいりません。すべてのお客様向けの一般提供が始まった時点で、この機能をご利用ください。すべてのお客様がこれらの機能をご利用いただけるようになると、通常どおり製品見出しの下に機能が表示されます。
ぜひ機能のリストをご覧になり、機能のリリース・スケジュールより前に実装する必要がある機能があるかどうかをご確認ください。機能のサインアップに関する情報は、次の表をご覧ください。これらのプログラムの参加者数は限られており、一部は特定のお客様向けのプログラムであるため、早めにサインアップしてください。
次の表に、使用可能な機能とサインアップ方法の簡単な説明を示します。提供される機能が多い場合は、この表の下にある「新機能」に機能の詳細が説明されている場合もあります。
制限付提供プログラムにご参加いただき、お客様のご意見やアイデアをお聞かせいただけることを楽しみにしています。
製品 |
機能名 |
機能の説明 |
テストが必要なお客様のタイプ |
サインアップ方法 |
制限付提供リリース |
現在参加可能 |
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すべてのHCM製品 |
次に実行する可能性が高い処理に関するニュース・フィードの提案の取得 | ニュース・フィード・レイアウトで、次に実行する可能性が高い処理に関する提案を取得します。この機能は現在制限付きで提供されており、Oracle Fusion Cloud HCM、Financials、Project ManagementおよびProcurementで使用できます。人工知能と機械学習のアルゴリズムにより、セッション中に各ユーザーが実行する可能性が最も高い処理が予測されて提案されます。このアルゴリズムでは、各ユーザーのナビゲーション動作とパターンの履歴を使用して、同様のユーザーがどのナビゲーション・ターゲットにアクセスする可能性が最も高いかを判断します。 |
ニュースフィードのすべてのお客様 |
23A | クローズ済23Dへのアップグレード時に、この制限付提供機能は廃止されます。この機能に対する投資はこれ以上行われません。かわりに、Oracleは、より大きな価値を提供する生成AI機能に注力しています。この機能を無効にする方法の詳細は、Fusion Applications: AIニュースフィードの提案- リリース23Dで終了(DOC ID 2969200.1)を参照してください |