更新24A
改訂履歴
本書は、既存の項の変更と、新規情報の追加に伴って、今後も引き続き更新されます。これまでの更新内容は次の表のとおりです。
日付 | モジュール | 機能 | ノート |
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2024年3月29日 | アプリケーション・セキュリティ |
HCMデータ・ロールを使用したエレメントの保護 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2024年1月26日 | HCM抽出 | 合理化された簡易ページによるデータの抽出 | 文書の更新。機能情報の改訂。 |
2024年1月5日 | アプリケーション・セキュリティ |
ユーザーおよびロールのプロビジョニングESSプロセスのスケジュール時の無効なパラメータ値の回避 | 更新24Aで提供される新機能。 |
2023年12月1日 | 初版作成。 |
概要
HCM Cloudアプリケーションについては、このWhat's Newに記載されている次の2つのタイプのパッチを取得できます。
- リリース更新(24A、24B、24C、24D)
- 各更新に対するオプションの月次メンテナンス・パック
環境で使用しているリリース更新を把握することが重要です。これはクラウド・ポータルで確認できます。
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お客様のアイデアをお聞かせください
ご意見をお待ちしています。製品の改善方法についての提案がございましたら、お知らせください。Oracle Customer Connectのアイデア・ラボに移動して、アイデアを入力してください。この文書の機能名の後に電球アイコンが表示されている箇所はすべて、お客様のアイデアを実現した機能です。
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全HCM製品に関して推奨される参照ドキュメントは次のとおりです。
- HCM Common What's New - このWhat's Newでは、アプリケーション全体で使用される機能について記載されています。
- Human Resources What’s New – グローバル人事管理の項では、他のアプリケーションが基盤としているベース・アプリケーションの機能を確認できます。
ノート: すべてのグローバル人事管理機能が、タレントおよび報酬製品で使用できるわけではありません。
- Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 1554838.1)これらのドキュメントには、バグ修正および考えられる既知の問題が記載されています。また、現在使用しているか、今後移行するリリース更新バージョンに基づいて、次のドキュメントも参照することが必要になります。
- Oracle Help Center – ここでは、ガイド、ビデオおよび検索可能なヘルプを見つけることができます。
- リリース・レディネス - 新機能のサマリー、新機能、機能リスト・スプレッドシート、スポットライトおよびリリース・トレーニング
フィードバックをお寄せください
本書の内容改善のため、ご意見やご提案をお待ちしております。フィードバックは、oracle_fusion_applications_help_ww_grp@oracle.comまでお送りください。HCM Cloudの新機能に関するお問い合せまたはフィードバックであることを電子メールの本文または件名に明記してください。
機能のサマリー
列の定義:
レポート = 新規または変更済の、オラクル社から提供されたすぐに実行可能なレポートです。
UIまたはプロセスベース: 小規模 = これらのUIまたはプロセスベースの機能は、通常、フィールド、検証またはプログラムの軽微な変更で構成されます。したがって、ユーザーへの影響は最小限です。
UIまたはプロセスベース: 大規模* = これらのUIまたはプロセスベースの機能の設計は、より複雑になります。したがって、ユーザーに及ぼす影響は大きくなります。
すぐ使用できない状態で提供される機能 = エンド・ユーザーがこれらの機能を使用できるようにするには、処理が必要です。これらの機能は提供時には使用不可になっているため、機能を使用可能にするかどうかおよび使用可能にする時期を選択してください。たとえば、a) 新しいまたは展開されたBIサブジェクト領域は最初にレポートに組み込む必要があり、b) 新しいWebサービスを利用するには統合が必要になり、c) ユーザーが機能にアクセスできるようにするには、それらの機能をユーザー・ロールに割り当てる必要があります。
エンド・ユーザーがすぐに使用可能 レポートと小規模UIまたはプロセスベースの新機能が更新後にユーザーに与える影響は最小限です。したがって、顧客受入テストでは、大規模UIまたはプロセスベース*の新機能に焦点を当てる必要があります。 |
エンド・ユーザーが使用する前に顧客による処理が必要 これらの機能を使用するために、膨大な作業は不要です。利用することを選択する際には、テストと展開のタイミングを設定します。 |
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機能 |
レポート |
UIまたは |
UIまたは |
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HCM共通
アプリケーション・セキュリティ
Oracle Applications Securityが提供する単一コンソールを使用することによって、ITセキュリティ・マネージャおよびITセキュリティ管理者は、ユーザーのライフ・サイクル管理、ロール定義、セキュリティ・ポリシー管理(機能とデータの両方)、ロール階層の保守、ユーザー名およびパスワード・ポリシー管理、証明書管理などの各種機能を実行できます。このコンソールでは、ユーザーはセキュリティに対する変更の影響のシミュレーション、セキュリティ・レポートの実行、およびMicrosoft Active Directoryとの統合のためのコネクタのダウンロードも実行できます。
HCMデータ・ロールを使用したエレメントの保護
「データ・ロールおよびセキュリティ・プロファイル」ページでエレメント・セキュリティ・プロファイルを定義して、割り当てられたデータ(または抽象)ロールを介した特定のエレメントへのアクセスを制限できるようになりました。ユーザーは、特定の支給項目および控除項目を、それぞれの用途のために入力、表示および編集できます。
この機能には、次の領域に対する変更が含まれます:
- 「セキュリティ基準」トレイン・ストップに新しい「エレメント・セキュリティ・プロファイル」が表示される、HCMデータ・ロールおよびセキュリティ・プロファイル
- 「ロールへのセキュリティ・プロファイルの割当」ページの新しい「エレメント」サブトレイン・ストップ
- 「HCMデータ・セキュリティのプレビュー」ページ
- 「データ・セキュリティ・プロファイルの再生成」スケジュール済プロセスのエレメント・セキュリティ・プロファイルの新しいパラメータ
- データ・ロールの移行サポート
たとえば、「福利厚生スペシャリスト」ジョブ・ロールを参照するデータ・ロールを作成するときに、データ・ロールの作成: セキュリティ基準ページに「エレメント」セクションが表示されるようになりました。
データ・ロールのエレメント・セキュリティ・プロファイルの指定
事前定義済のエレメント・セキュリティ・プロファイルとして、すべてのエレメントの表示がデフォルト値として提供されています。これは現在の動作であるため、この値は既存のデータ・ロールのアップグレード後に表示されます。
エレメント・セキュリティ・プロファイルを作成することもできます。データ・ロールのタスク・フローでエレメント・セキュリティ・プロファイルを作成する場合、「ロールへのセキュリティ・プロファイルの割当: エレメント・セキュリティ・プロファイル」ページに次のセクションが表示されます。
「エレメント」トレイン・ストップからのエレメント・セキュリティ・プロファイル詳細の表示
エレメント・セキュリティ・プロファイルを作成するには、24Aのグローバル給与の項のHCMデータ・ロールを使用したエレメントの保護に関する新機能文書を参照してください。
「エレメント・セキュリティ・プロファイルの管理」設定および保守タスクを使用して、エレメント・セキュリティ・プロファイルを個別に作成することもできます。対応する国別仕様データ・グループまたは分類に関連するエレメントを指定できます。
エレメント・セキュリティ・プロファイルの作成
セキュリティ・プロファイルを一括で再生成する場合は、エレメント・セキュリティ・プロファイルに対してのみ「データ・セキュリティ・プロファイルの再生成」プロセスを実行するか、パラメータを空白のままにしてすべてのセキュリティ・プロファイルを再生成できます。
セキュリティ・プロファイルスケジュール済プロセス・パラメータの再生成
設定および保守のエクスポートおよびインポート・データ・ロールの移行プロセスで、エレメント・セキュリティ・プロファイルがサポートされるようになりました。
組織のビジネス・ニーズに基づいて、特定のエレメントへのアクセスを制限できるようになりました。
有効化のステップ
• 「データ・セキュリティ・プロファイルおよび権限付与の再生成」ジョブ・セットの実行
• デフォルトでは、すべての既存のデータ・ロールが、アップグレード後のプロセスの一部としてすべてのエレメントの表示エレメント・セキュリティ・プロファイルで自動的に更新されます。この機能を有効にしない場合は、これ以上処理を実行する必要はありません。
• より限定的なエレメント・セキュリティ・プロファイルを定義すれば、この新機能を利用できます。「エレメント・セキュリティ・プロファイル」を作成し、特定の要件に従ってエレメントを含めるか除外して、このプロファイルを特定のデータ・ロールに追加できます。
ヒントと考慮事項
- 更新24Aにアップグレード後も下位互換性のために、エレメントへの「すべて表示」アクセス権が引き続きデフォルトの動作になります。
- 更新24Aにアップグレードすると、「データ・セキュリティ・プロファイルおよび権限付与の再生成」ジョブ・セットが実行されます。正常に実行されたことを確認してください。アップグレード後に、データ・ロールに「すべて表示」のデフォルト値が表示されることを確認してください。
- 影響を受けるジョブ・ロールに基づいてロールを編集しようとしたり、新しいデータ・ロールを作成しようとする自動テスト・ケースがある場合は、エレメント・セキュリティ・プロファイル値を移入する必要があります。
主なリソース
詳細は、Oracle Help Centerにある次のトピックを参照してください:
更新24Aのグローバル人事管理の給与の新機能にあるHCMデータ・ロールを使用したエレメントの保護の新機能文書も参照してください。
アクセス要件
この機能を使用するには、次のジョブ・ロール名およびコードが必要です:
- アプリケーション実装コンサルタント(ORA_ASM_APPLICATION_IMPLEMENTATION_CONSULTANT_JOB)
- 福利厚生管理者(ORA_BEN_BENEFITS_ADMINISTRATOR_JOB)
- 福利厚生マネージャ(ORA_BEN_BENEFITS_MANAGER_JOB)
- 福利厚生スペシャリスト(ORA_BEN_BENEFITS_SPECIALIST_JOB)
- 報酬管理者(ORA_CMP_COMPENSATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 人材管理アプリケーション管理者(ORA_HRC_HUMAN_CAPITAL_MANAGEMENT_APPLICATION_ADMINISTRATOR_JOB)
- 人材管理統合スペシャリスト(ORA_HRC_HUMAN_CAPITAL_MANAGEMENT_INTEGRATION_SPECIALIST_JOB)
- 人事管理アナリスト(ORA_PER_HUMAN_RESOURCE_ANALYST_JOB)
- 人事管理マネージャ(ORA_PER_HUMAN_RESOURCE_MANAGER_JOB)
- 人事担当者(ORA_PER_HUMAN_RESOURCE_SPECIALIST_JOB)
- 給与管理者 (ORA_PAY_PAYROLL_ADMINISTRATOR_JOB)
- 給与マネージャ (ORA_PAY_PAYROLL_MANAGER_JOB)
ユーザーおよびロールのプロビジョニングESSプロセスのスケジュール時の無効なパラメータ値の回避
「LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信」および「待ち状態のLDAP要求の送信」ESSプロセスで、様々なスケジューリング動作を使用できるようになりました。
次の表に、変更を要約します:
ESSジョブ | 更新 |
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LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信 |
このジョブは、「名」、「姓」、「Eメール」および「マネージャ」属性を更新するために使用します。「対象ユーザー」パラメータを「すべてのユーザー」に設定して、このESSジョブをスケジュールすると、次のエラーが発生する可能性があります: このプロセスは禁止されているパラメータを使用してスケジュールされているため、実行されませんでした: 対象ユーザー = すべてのユーザー。このパラメータは単一のジョブ実行でのみ許可されています。 |
待ち状態のLDAP要求の送信 |
このジョブは、LDAPディレクトリに一括要求と先日付の要求を送信します。「バッチ・サイズ」を「AF」に設定して、このESSジョブをスケジュールすると、次のエラーが発生する可能性があります。 このプロセスは禁止されているパラメータを使用してスケジュールされているため、実行されませんでした: バッチ・サイズ = AF。このパラメータは単一のジョブ実行でのみ許可されています。 |
ノート: スケジュールを設定せずにオンデマンドでこのESSジョブを実行すると、この問題の影響を受けません。
この更新により、ユーザーおよびロールのプロビジョニング領域の安定性とデータ整合性が向上します。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
- 「対象ユーザー」パラメータを「すべてのユーザー」に設定して「LDAPへの複数ユーザーの個人データの送信」ジョブを実行する必要がある場合は、このジョブの実行をオンデマンドに限定する必要があります。
-
「バッチ・サイズ」を「AF」に設定して「待ち状態のLDAP要求の送信」ジョブを実行する必要がある場合は、このジョブの実行をオンデマンドに限定する必要があります。
-
HCMでのユーザーおよびロールのプロビジョニングのベスト・プラクティスの推奨に従ってスケジュールしてください
主なリソース
-
これらのジョブをスケジュールするためのガイドラインは、HCMでのユーザーおよびロールのプロビジョニングのベスト・プラクティスに記載されています
-
詳細は、ヘルプ・センターの「待ち状態のLDAP要求の送信」プロセスのスケジュールのトピックを参照してください
HCM抽出
HCM抽出とはHCMアプリケーションからデータを抽出する方法で、データを別のソースにインタフェースしたり、システム間でレポートを統合するためにデータを抽出するのに使用できます。
合理化された簡易ページによるデータの抽出
合理化された簡易ページを使用して、抽出を作成、編集および保守できるようになりました。拡張された簡易ページにより専門(拡張編集)ページが置き換えられます。拡張編集オプションは、既存および新しく作成された抽出定義では使用できません。専門ページの属性を簡易ページで使用して、データをより効率的に抽出できるようになりました。
この機能には、抽出定義設定に対する次の変更が含まれます:
- 抽出定義の有効日が非推奨になりました。
ノート: 抽出定義の作成中に抽出定義の開始日を設定できますが、基準、レコード、属性、提供オプションおよびその他の抽出コンポーネントに有効日(開始日または終了日)を設定することはできません。
- 次のネイティブ抽出提供オプションが非推奨になりました:
- FAX
- ファイル・システム
- HTTP
- プリンタ
- カスタム抽出には新しいレポート・カテゴリを追加できません。抽出提供オプションにはデフォルトのレポート・カテゴリを使用してください。
- カスタム抽出の「拡張条件」(「条件付き処理」)セクションは非推奨です。かわりに、データ・グループ基準を使用して抽出定義を設計できます。
- セキュリティ関連データのロード中またはビジネス・オブジェクトとユーザー・ロールのマッピングの構成中にアクセス制限がある場合に、抽出定義で「データ・ローダー・インタフェース」と呼ばれる新しい提供オプションを使用して、HCMデータ・ローダーを送信できます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
詳細は、次を参照してください:
- 簡易および専門ページについては、FAQ - HCM抽出の簡易ページとは何ですか。
- 抽出定義の作成に必要なステップについては、HCM抽出のトピック - 「抽出の定義」。
- 「データ・ローダー・インタフェース」提供オプションについては、HCMデータ・ローダー24A機能 - 「HCMデータ・ローダーの開始」。
HCMデータ・ローダー
HCMデータ・ローダーは、Oracle Human Capital Management Cloudへのデータ移行や継続的な増分更新のために、ビジネス・オブジェクト・データを柔軟かつ効率的に一括ロードする手段を提供します。
ビジネス・オブジェクトの拡張
データ・ロード機能が次の新規および拡張ビジネス・オブジェクトにより拡張されます:
ビジネス
新規ビジネス・オブジェクト
給与ローカライゼーション - アメリカ
ビジネス・オブジェクト | 摘要 |
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源泉徴収税 | 源泉徴収税オブジェクト階層で、基礎となる計算カード構造が簡単になりました。連邦税、各州税および地方税に個別のコンポーネントを提供して、各コンポーネントにそのコンポーネントに関連する属性のみが含まれるようになりました。 |
.
新規属性のあるビジネス・オブジェクト
次のオブジェクトには、新しい属性が追加されました。
グローバルHR - チェックリスト
割付チェックリスト(AllocateChecklist.dat)
要素 | 新しい属性 |
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割付チェックリスト・タスク |
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チェックリスト・テンプレート(Checklist.dat)
要素 | 新しい属性 |
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タスク |
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タスク・ライブラリ(TaskLibrary.dat)
コンポーネント | 新しい属性 |
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タスク・ライブラリ |
|
.
学習
学習レコード(LearningRecord.dat)
要素 | 新しい属性 |
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学習レコード |
|
.
ワークフォース管理
作業負荷プラン(WorkloadPlan.dat)
要素 | 属性の変更 |
---|---|
作業負荷プラン | 新しい属性:
次の属性が廃止されました:
ノート: JobFamilyCode属性がジョブ・ファミリ名を受け入れていましたが、JobFamilyName属性で置き換えられました。 |
.
機能が変更されたビジネス・オブジェクト
採用
ビジネス・オブジェクト | 変更 |
---|---|
ジョブ・オファー(JobOffer.dat) | オファー・フェーズから前のフェーズおよび状態に移動された候補者ジョブ応募のオファーを再開できるようになりました。 新規オファーの作成に使用したのと同じプロセスに従いますが、次の属性は以前のオファーから変更しないでください:
|
HCMデータ・ローダーおよびHCMスプレッドシート・データ・ローダーで使用可能なこれらの新しい拡張オブジェクトを使用して、一括ロード機能を拡張してください。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
主なリソース
最新のビジネス・オブジェクト情報をレビューおよびダウンロードするには、「ビジネス・オブジェクトの表示」タスクを使用します。
ビジネス・オブジェクト後処理の構成
「HCMデータ・ローダーの構成」タスクの「ビジネス・オブジェクト後処理」ページでタスク名を見つけて、DISABLE_POST_PROCESS_TASKSのSETインストラクションを使用して個々のファイルの後処理を無効にできるようになりました。
- 「設定および保守」の「HCMデータ・ローダー」機能領域の「HCMデータ・ローダーの構成」ページで「ビジネス・オブジェクト後処理」タブを選択します。
- 必要なビジネス・オブジェクトでフィルタして後処理を選択し、「プロセス」セクションの「プロセス名」、「摘要」および「タスク名」を表示します。
「ビジネス・オブジェクト後処理」ページの「タスク名」
「タスク名」を使用して、SET DISABLE_POST_PROCESS_TASKS <task name>を使用して個々のファイルの後処理を無効にできます。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
ノート: 個々のファイルに対する無効化をサポートするタスクに対してのみタスク名を使用できます。
主なリソース
詳細は、次を参照してください。
HCMデータ・ローダーの開始
この機能改善により、セキュリティ関連データのロード中またはビジネス・オブジェクトとユーザー・ロールのマッピングの構成中にアクセス制限がある場合に、給与フローのタスクがHCMデータ・ローダーをシームレスに発行できるようになります。
- 「HCM抽出: 抽出定義」ページの「データ・ローダー・インタフェース」という新しい提供オプションを使用して、ファイル抽出を作成します。
-
作成した抽出および「HCMデータ・ローダーの実行」という新しいプロセスを順序付けして給与フローを構成および発行し、提供オプションで定義されたファイル・タイプおよびパラメータに基づいてHDLまたはHSDLプロセスを発行して抽出ファイルを処理します。
HCMデータ・ローダー・ファイルとHCMスプレッドシート・データ・ローダー・ファイルの両方に提供オプションを作成できます。HCMスプレッドシート・データ・ローダーの場合は、提供オプションに対してHSDLパラメータを構成すれば、異なるスプレッドシート・テンプレートを使用できます。同じ抽出に対して複数の提供オプションを作成することもできます。
有効化のステップ
1. 次のステップを実行して、抽出定義を作成します:
- 「データ交換」 > 「抽出定義」ページで抽出定義を作成します。
- 「定義」、「設計」タブでパラメータを設定します。
- 「提供」タブで、次のようにします:
- 「追加」をクリックします
- 「提供オプション名」を指定し、提供オプションとして「データ・ローダー・インタフェース」を選択します。
- 「OK」をクリックします。
- 作成した提供オプション・ページで、次の「拡張」パラメータ・セクションを設定します。
- 暗号化モード
- 統合名
- ファイル・タイプ: 「データ・ローダー」または「スプレッドシート・ローダー」でHDLまたはHSDLの発行を決定します
- 圧縮提供グループ
- 圧縮
HSDLパラメータ:
- スプレッドシート・ファイルの日付書式
- スプレッドシート・ファイルのデリミタ
- スプレッドシート・ファイルのエスケープ・インジケータ
- スプレッドシート・ファイルのヘッダーを含む
- スプレッドシート・ファイルの新規行インジケータ
- スプレッドシート・テンプレート・コード
ノート:
-
「ファイル・タイプ」が「スプレッドシート・ローダー」の場合は、HSDLパラメータを設定する必要があります。
-
HSDL出力の場合、「スプレッドシート・テンプレート・コード」のみが必須であり、他が指定されていない場合はデフォルト設定になります。
- 「OK」をクリックします。
これで、作成した抽出に対して「データ・ローダー・インタフェース」提供オプションが有効になりました。
同様に、「データ・ローダー・インタフェース」提供オプションを設定して、複数のHDLおよびHSDL出力を作成できます。
2. 「給与フロー・パターン」を作成して、作成した抽出と「HCMデータ・ローダーの実行」プロセスを含めるフロー・パターンを定義し、「タスク順序」、「パラメータ」および「タスク・パラメータ」を設定します。
- 「HCMデータ・ローダーの実行」タスクを編集し、「ソース・ファイルの削除」、「抽出プロセス・フロー名」、「ファイル処理」、「ファイル暗号化」、「インポートの最大コンカレント・スレッド」、「ロードの最大コンカレント・スレッド」、「ロードの最大パーセント・エラー」および「インポート・エラーの最大パーセンテージ」などの個別パラメータをこのプロセスに設定します。
ノート: 既存の給与タスクの場合、これらのパラメータはカンマ区切り値になっています。
3. 「データ交換」から「給与フローの送信」をクリックし、前述の作成済フローを送信します。
主なリソース
詳細は、次を参照してください:
HCMスプレッドシート・データ・ローダー
HCMスプレッドシート・データ・ローダーは、Oracle Human Capital Management Cloudへのデータ移行や継続的な増分更新のために、ビジネス・オブジェクト・データを柔軟かつ効率的に一括ロードする手段を提供します。
ビジネス・オブジェクトの拡張
次のオブジェクトで、値リストがサポートされるようになりました:
グローバル給与 - 支払
ビジネス・オブジェクト | 値リストによる参照 |
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銀行支店 |
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外部銀行口座 |
|
銀行支店および外部銀行口座を作成および保守するときに、ビジネス・ユーザーが銀行および銀行支店を簡単に選択できるようになりました。
有効化のステップ
この機能を有効にするために何もする必要はありません。
ヒントと考慮事項
銀行を参照するための銀行IDなど、外部オブジェクトを参照するサロゲートID属性に対して、値リストが常に提供されます。銀行名など、オブジェクトの識別に使用するユーザー・キー属性に、この構成をコピーすることを検討してください。
主なリソース
インポートして編集できるHCMスプレッドシート・データ・ローダーのテンプレートが、Cloud Customer ConnectのHCMリソース・センターに用意されています。
HCM共通の重要な処理と考慮事項
置き換えられた機能または削除された機能
Oracleは時々、既存のクラウド・サービスの機能を新しい機能で置き換えるか、既存の機能を削除します。古いバージョンは、機能が置き換えられた直後に削除されることも、将来削除されることもあります。新しいバージョンが使用可能になり次第、置き換えられた機能の新しいバージョンを使用することがベスト・プラクティスとなります。
製品 |
削除された機能 |
削除予定 |
置換機能 |
置換済 |
追加情報 |
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HCM共通 | HCM共通の制限付提供 - 次に実行する可能性が高い処理に関するニュース・フィードの提案の取得 |
23D | 生成AI機能 |
23D以降の更新 | 23Dへのアップグレード時に、この制限付提供機能は廃止されます。この機能に対する投資はこれ以上行われません。かわりに、Oracleは、より大きな価値を提供する生成AI機能に注力しています。この機能を無効にする方法の詳細は、Fusion Applications: AIニュースフィードの提案 - リリース23Dで終了(DOC ID 2969200.1)を参照してください |
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既知の問題/メンテナンス・パック・スプレッドシート
オラクル社は、各更新の既知の問題に関するドキュメントを公開して、発生する可能性のある問題を周知し、回避策がある場合には提供しています。
また、月次パッチまたは法定パッチで修正されたバグのメンテナンス・パックおよび法定メンテナンス・パックのドキュメントも公開しています。
これらのドキュメントをレビューするには、My Oracle Supportにアクセスできる必要があります。
Oracle Human Capital Management Cloud Functional Known Issues and Maintenance Packs (ドキュメントID 15548381)
HCM共通の制限付提供
次に、制限付提供プログラムが提供する制限付提供機能のリストを示します。
ノート: 現時点では、これらの機能をすべてのお客様がご利用いただけるわけではありません。これらは制限付提供プログラムを介してのみ使用可能であり、この機能プログラムに参加するには承認が必要になります。これらのプログラムに参加するには、テストに参加して、フィードバックを返していただく必要があります。プログラムによっては、他のご協力が必要な場合もあります。
これらの初期段階のプログラムに参加する時間がない場合、ご心配はいりません。すべてのお客様向けの一般提供が始まった時点で、この機能をご利用ください。すべてのお客様がこれらの機能をご利用いただけるようになると、通常どおり製品見出しの下に機能が表示されます。
ぜひ機能のリストをご覧になり、機能のリリース・スケジュールより前に実装する必要がある機能があるかどうかをご確認ください。機能のサインアップに関する情報は、次の表をご覧ください。これらのプログラムの参加者数は限られており、一部は特定のお客様向けのプログラムであるため、早めにサインアップしてください。
次の表に、使用可能な機能とサインアップ方法の簡単な説明を示します。提供される機能が多い場合は、この表の下にある「新機能」に機能の詳細が説明されている場合もあります。
制限付提供プログラムにご参加いただき、お客様のご意見やアイデアをお聞かせいただけることを楽しみにしています。
製品 |
機能名 |
機能の説明 |
テストが必要なお客様のタイプ |
サインアップ方法 |
制限付提供リリース |
現在参加可能 |
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すべてのHCM製品 |
次に実行する可能性が高い処理に関するニュース・フィードの提案の取得 | ニュース・フィード・レイアウトで、次に実行する可能性が高い処理に関する提案を取得します。この機能は現在制限付きで提供されており、Oracle Fusion Cloud HCM、Financials、Project ManagementおよびProcurementで使用できます。人工知能と機械学習のアルゴリズムにより、セッション中に各ユーザーが実行する可能性が最も高い処理が予測されて提案されます。このアルゴリズムでは、各ユーザーのナビゲーション動作とパターンの履歴を使用して、同様のユーザーがどのナビゲーション・ターゲットにアクセスする可能性が最も高いかを判断します。 |
ニュースフィードのすべてのお客様 |
23A | クローズ済23Dへのアップグレード時に、この制限付提供機能は廃止されます。この機能に対する投資はこれ以上行われません。かわりに、Oracleは、より大きな価値を提供する生成AI機能に注力しています。この機能を無効にする方法の詳細は、Fusion Applications: AIニュースフィードの提案- リリース23Dで終了(DOC ID 2969200.1)を参照してください |