8 Oracle GoldenGateの適用の構成
内容は次のとおりです。
- Replicat構成の前提条件
この項では、Extractを統合モードで構成するためのベスト・プラクティスを示しています。 - これらの手順でできること
次の手順では、基本的なReplicatパラメータ(構成)ファイルの構成方法について説明します。 - チェックポイント表の作成(非統合Replicatのみ)
チェックポイント表は、非統合Replicatに必要なコンポーネントです。統合Replicatには不要なため、使用しても実行時に無視されます。 - Replicatの構成
プラガブル・データベースに対してReplicatを構成するためにReplicatプロセスを構成します。Replicatは、プラガブル・データベース内の任意のモードで動作できます。 - 次のステップ
Replicatの基本的なパラメータ・ファイルを作成したら、次の追加の構成手順を参照してください。
Replicat構成の前提条件
この項では、Extractを統合モードで構成するためのベスト・プラクティスを示しています。
統合モードでExtractを構成する前に満たす必要があるガイドラインは、次のとおりです。
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Managerプロセスを構成して、ターゲット・システムにOracle GoldenGateインスタンスを作成します。『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
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また、『Oracle GoldenGateの管理』のガイドラインも確認してください。
注意:
アクティブなReplicat構成をモード間で切り替えるには、次の構成手順を実行し、『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
親トピック: Oracle GoldenGate適用の構成
この手順でできること
次の手順では、基本的なReplicatパラメータ(構成)ファイルの構成方法について説明します。
ビジネス要件によってはより複雑なトポロジが必要ですが、この手順がその他の構成手順の基礎となります。
手順を実行することで、次のことが可能です。
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基本的な構成ファイルが作成されます。
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後で環境に適用する機能や要件について決定を下してパラメータを追加し、それらを拡張します。
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コピーを使用して、一から作成するよりも短時間で追加のReplicatパラメータ・ファイルを作成します。
注意:
これらの手順では、DDLをターゲットに適用するようにReplicatは構成されません。DDLをサポートするには、基本的なReplicatパラメータ・ファイルを作成し、「DDLサポートの構成」を参照して構成手順を確認します。
親トピック: Oracle GoldenGate適用の構成
チェックポイント表の作成(非統合Replicatのみ)
チェックポイント表は、非統合Replicatに必要なコンポーネントです。統合Replicatには不要なため、使用しても実行時に無視されます。
非統合Replicatは、リカバリ・チェックポイントをチェックポイント表に保持し、ターゲット・データベースに格納されます。チェックポイントは、Replicatトランザクション内でチェックポイント表に書き込まれます。チェックポイントはトランザクションに対して成功または失敗のいずれかであるため、プロセスまたはデータベースで障害が発生した場合でも、トランザクションは一度のみ適用されることがReplicatにより保証されます。
注意:
この手順では、デフォルトのチェックポイント表をインストールします。ほとんどの場合、デフォルトで十分です。複数のチェックポイント表を使用(Replicatグループごとに異なる表を使用するなど)することができます。デフォルト以外のチェックポイント表(デフォルトの表をオーバーライドする)を使用するには、「Oracle GoldenGateレプリケーションのインスタンス化」の手順でReplicatプロセスを作成する際、ADD REPLICAT
のオプションCHECKPOINTTABLE
を使用します。詳細は、『Oracle GoldenGateリファレンス』を参照してください。
親トピック: Oracle GoldenGate適用の構成
Oracle GoldenGate構成でのチェックポイント表の指定
Oracle GoldenGate構成でチェックポイント表を指定する手順:
親トピック: チェックポイント表の作成(非統合Replicatのみ)
チェックポイント表へのデフォルトの非同期COMMITの無効化
非統合Replicatがチェックポイント表を使用する際、NOWAIT
オプションを指定して非同期のCOMMIT
を使用し、パフォーマンスを向上させます。ReplicatはこのCOMMIT
の適用直後に処理を続行できます。データベースでのトランザクションの記録はバックグラウンドで行われます。Replicatパラメータ・ファイルにDBOPTIONS
パラメータとDISABLECOMMITNOWAIT
オプションを使用すると、NOWAIT
を指定した非同期のCOMMIT
を無効にできます。
注意:
非統合Replicatグループの構成にチェックポイント表が含まれない場合、チェックポイントはディスク上のファイルに保持されます。この場合、ReplicatはWAIT
を指定してCOMMIT
を使用し、データベースの障害が発生した場合に、チェックポイント・ファイルで指定されたトランザクションの状態がリカバリ後に異なるような矛盾が生じないようにします。
親トピック: チェックポイント表の作成(非統合Replicatのみ)
Replicatの構成
プラガブル・データベースに対してReplicatを構成するには、Replicatプロセスを構成します。Replicatは、プラガブル・データベース内の任意のモードで動作できます。
次の手順では、Replicatプロセスを構成します。
注意:
統合Replicatを使用している場合に、処理の開始後にReplicatに構成変更を行う方法の詳細は、『Oracle GoldenGateの管理』を参照してください。
親トピック: Oracle GoldenGate適用の構成
次のステップ
Replicatの基本的なパラメータ・ファイルを作成したら、次の追加の構成手順を参照してください。
「クラシック・モードでのキャプチャの構成」または「統合モードでのキャプチャの構成」(キャプチャをまだ構成していない場合)。
「非統合Replicatを使用するための追加の構成手順」(非統合Replicatを使用している場合)
「Oracle GoldenGate構成のその他の考慮事項」
「DDLサポートの構成」(Oracle GoldenGate DDLサポートを使用する場合)
親トピック: Oracle GoldenGate適用の構成