このドキュメントでは、OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200909について説明します。
このドキュメントは、Oracle Access Management 12cパッチ・セット4 (12.2.1.4.0)のベース・インストールを必要とします。このドキュメントは、Oracle Access Management 12cパッチ・セット4 (12.2.1.4.0)に付属するドキュメントに優先します。内容は次のとおりです。
1.1 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200909の新機能と拡張機能
Oracle Access Management 12.2.1.4.200909 BPには、次の新機能と拡張機能があります:
-
SAMLレスポンスでのAWSロール・マッピング属性のサポート
SAMLレスポンスでAWSロール・マッピング属性をサポートするためにSP属性プロファイルで構成できる新しい関数が導入されています。
詳細は、『Oracle Access Management管理者ガイド』のSAMLレスポンスのAWSロール・マッピング属性に関する項を参照してください
-
OAMフェデレーションでの属性値マッピングおよびフィルタのサポート
OAMフェデレーションでは属性名マッピングがサポートされていました。サポートが属性値マッピングおよび属性フィルタリング機能に拡張されました。
詳細は、『Oracle Access Management管理者ガイド』の属性値マッピングおよびフィルタリングの使用に関する項を参照してください
1.2 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200629の新機能と拡張機能
Oracle Access Management 12.2.1.4.200629 BPには、次の新機能と拡張機能があります:
-
OAM CookieでのSameSite=None属性のサポート
OAMは、WebGateおよびOAMサーバーによって設定されたすべてのCookieに
SameSite=None属性を追加します。ノート:
- また、この機能を使用するには、最新のWebGateパッチをダウンロードしてアップグレードする必要もあります。詳細は、https://support.oracle.comにあるノート
Support for SameSite Attribute in Webgate (Doc ID 2687940.1)を参照してください。 - また、https://support.oracle.comにあるノート
Oracle Access Manager (OAM): Impact Of SameSite Attribute Semantics (Doc ID 2634852.1)も参照してください。
OAMサーバーのオプション構成
- SSL/TLSがロード・バランサ(LBR)で終了し、OAMサーバーがSSL/TLSモードで実行されていない場合、setDomainEnv.shで次のシステム・プロパティを設定します:
-Doam.samesite.flag.value=None;secureまたは、LBRまたはWeb層からOAMサーバーへSSL/TLSコンテキストを伝播できます。詳細は、https://support.oracle.comにある
ドキュメントID 1569732.1を参照してください。 - OAMサーバーが
SameSite=Noneを含めるのを無効にするには、setDomainEnv.shで次のシステム・プロパティを設定します:-Doam.samesite.flag.enable=false - 非SSL/TLS HTTP接続に
SameSite=Noneを設定するには、setDomainEnv.shで次のシステム・プロパティを設定します:-Doam.samesite.flag.enableNoneWithoutSecure=true
例 - システム・プロパティをsetDomainEnv.shに追加するには:- すべての管理サーバーおよび管理対象サーバーを停止します。
$OAM_DOMAIN_HOME/bin/setDomainEnv.shを編集し、次のようにプロパティを追加します:EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-Doam.samesite.flag.enable=false ${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}" export EXTRA_JAVA_PROPERTIES- 管理サーバーおよび管理対象サーバーを開始します。
WebGateのオプション構成
- SSL/TLSがLBRで終了し、OAM Webgate WebServerがSSL/TLSモードで実行されていない場合、WebGateでリクエストがSSL/TLSとして処理されるように、「ユーザー定義パラメータ」構成でProxySSLHeaderVarを設定します。詳細は、ユーザー定義のWebGateパラメータに関する項を参照してください。
- OAM WebGateが
SameSite=Noneを含めるのを無効にするには、コンソールの「ユーザー定義パラメータ」構成でSameSite=disabledを設定します。これはエージェントごとの構成です。 - 非SSL HTTP接続に
SameSite=Noneを設定するには、コンソールの「ユーザー定義パラメータ」構成でEnableSameSiteNoneWithoutSecure=trueを設定します。これはエージェントごとの構成です。
ノート:
SSL/TLSコンポーネントと非SSL/TLSコンポーネントの混在を使用するデプロイメント: 非SSL/TLSアクセスの場合、OAMサーバーおよびWebgateはCookieに
SameSite=Noneを設定しません。一部のブラウザ(Google Chromeなど)では、非セキュア(非SSL/TLSアクセス) CookieのSameSite=None設定が許可されないため、不一致が検出された場合にCookieが設定されないことがあります。そのため、このようなSSL/TLSと非SSL/TLSが混在したデプロイメントはSSL/TLSのみのデプロイメントに移行して、全体的なセキュリティを強化することをお薦めします。
- また、この機能を使用するには、最新のWebGateパッチをダウンロードしてアップグレードする必要もあります。詳細は、https://support.oracle.comにあるノート
-
拡張キーの使用状況(EKU)によるX.509認証
X.509認証フローでは、証明書の使用が許可されるように、拡張キーの使用状況(EKU)証明書拡張チェックをオプションで追加できます。
詳細は、『Oracle Access Management管理者ガイド』の拡張キーの使用状況(EKU)を使用したX.509認証に関する項を参照してください。
1.3 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200327の新機能と拡張機能
Oracle Access Management 12.2.1.4.200327 BPには、次の新機能と拡張機能があります:
-
OAuth承認管理
ユーザー承認の管理、ユーザー承認の永続化、およびデータ・センター全体でそれらを取り消すメカニズムの実現を行う機能を提供します。管理者と個別ユーザーの両方に承認取消し機能が提供されます。
詳細は、『Oracle Access Management管理者ガイド』の承認管理の有効化に関する項およびMDCでの承認管理の有効化に関する項を参照してください
- OAuth Just-In-Time (JIT)のユーザー・リンクおよび作成
ユーザーを自動的にプロビジョニングする機能を提供します。IDPから受信したidTokenには、ユーザー属性があります。これらのユーザー属性には、ユーザーID、ユーザー名、名、姓、電子メール・アドレスなどの値が含まれますが、これらを使用してユーザーをローカルIDストアのエントリにリンクしたり、それらを作成したりできます(存在しない場合)。
詳細は、『Oracle Access Management管理者ガイド』のOAuth Just-In-Time (JIT)のユーザー・プロビジョニングに関する項を参照してください
- OAMスナップショット・ツール
OAM IDMドメインとそのすべての構成のスナップショットを作成して永続化し、それを完全に機能するOAM IDMドメイン・クローンで使用するためのツールを提供します。
詳細は、『Oracle Access Management管理者ガイド』のOAMスナップショット・ツールの使用に関する項を参照してください
- SAML Holder-of-Key (HOK)プロファイル・サポート
アイデンティティ・プロバイダ(IP)として機能する際のOAMに対してSAML Holder-of-Key (HOK)プロファイル・サポートが追加されました。このサポートは、OCIサービス・プロバイダ(SP)・パートナとともに使用します。
詳細は、https://support.oracle.comのノート
OAM 12c Identity Provider (IDP) for SAML Profile Support with OCI Service Provider (SP) Partners (Doc ID 2657717.1)を参照してください。
1.4.1 スタック・パッチ・バンドル
スタック・パッチ・バンドルでは、ツールを使用して、IDM製品および依存FMWパッチをデプロイします。これらのパッチの詳細は、https://support.oracle.comにあるQuarterly Stack Patch Bundles (Doc ID 2657920.1)を参照してください。
1.4.2 バンドル・パッチ
バンドル・パッチは、ベースライン・プラットフォーム上のOracle Fusion Middlewareコンポーネントに対するOracleの公式パッチです。バンドル・パッチ・リリース文字列の5桁目は、バンドル・パッチ番号を示していました。2015年11月、バージョン番号の形式が変更されました。新しい形式では、バンドル・バージョンの5桁目の数値は、「YYMMDD」形式のリリース日付に置換されます。
-
YYは西暦年の下2桁です。
-
MMは数値形式の月です(2桁)。
-
DDは数値形式の日付です(2桁)。
各バンドル・パッチには、1つ以上のフィックスを実装するために再ビルドされたライブラリおよびファイルが含まれます。バンドル・パッチ内のフィックスはすべてテストされ、相互の動作が保証されています。
各バンドル・パッチは累積されます。最新のバンドル・パッチには、同じリリースおよびプラットフォーム用の以前のバンドル・パッチのすべてのフィックスが含まれます。バンドル・パッチで提供されたフィックスは、次のリリースに組み込まれます。
1.4.3 パッチ・セット
パッチ・セットは、十分にテストおよび統合された製品フィックスを提供するためのメカニズムです。これらのフィックスは、同じリリースのインストール済みコンポーネントに適用できます。パッチ・セットには、リリース用の以前のバンドル・パッチで入手可能なすべてのフィックスが含まれます。パッチ・セットには、新機能が含まれる場合もあります。
各パッチ・セットには、不具合の修正(および存在する場合は新機能)を実装して再構築されたライブラリおよびファイルが含まれます。ただし、パッチ・セットは完全なソフトウェア配布ではない場合もあり、すべてのプラットフォームのすべてのコンポーネント用のパッケージが含まれていないことがあります。
パッチ・セットのすべての修正はテスト済であり、指定されたプラットフォームで互いに機能することが動作保証されています。
1.5 推奨
オラクル社では、アイデンティティ管理製品の依存ミドルウェア・コンポーネントのパッチを動作保証しており、お客様はこれらの動作保証済パッチを適用するようお薦めします。
これらのパッチの詳細は、この新しい項の下にあるhttps://support.oracle.comのノートCertification of Underlying or Shared Component Patches for Identity Management Products (Doc ID 2627261.1)を参照してください
1.6 バンドル・パッチの要件
Oracleでサポートされている状態を維持するには、パッケージが提供されているすべてのインストール済みコンポーネントにバンドル・パッチを適用します。次のことをお薦めします。
- バンドル内のすべてのインストール済みコンポーネントに最新のバンドル・パッチを適用します。
- OAMサーバー・コンポーネントが、常に、同じリリースのインストール済みWebGateと同じ(またはそれ以上の)バンドル・パッチ・レベルになるようにします。
1.7 バンドル・パッチの適用
バンドル・パッチ・ファイルを準備してインストールする場合(または、元のインストールに戻す必要があり、バンドル・パッチを削除する場合)は、次のトピックを参照してください。
ノート:
常に最新のバンドル・パッチをインストールすることをお薦めします。
1.7.1 Oracleパッチ・メカニズム(Opatch)の使用
Oracleパッチ・メカニズム(Opatch)は、サポートされているすべてのオペレーティング・システムで動作するJavaベースのユーティリティです。OPatchを使用するには、Oracle Universal Installerをインストールする必要があります。
ノート:
My Oracle SupportからOPatchの最新バージョン(バージョン13.9.4.2以上)を入手することをお薦めします。OPatchでパッチを適用するには、有効なOracle Universal Installer (OUI)インベントリへのアクセス権が必要です。
パッチ適用プロセスでは、unzipとOPatchの両方の実行可能ファイルが使用されます。ORACLE_HOME環境をソースにした後、パッチ適用前にこれらの両方が存在していることを確認することをお薦めします。OPatchには、$ORACLE_HOME/OPatch/opatchでアクセスできます。
OPatchが起動すると、パッチを検証して、$ORACLE_HOMEにすでにインストールされているソフトウェアとの競合がないことを確認します。
-
$ORACLE_HOMEにすでに適用されているパッチとの競合が見つかった場合、パッチのインストールを停止して、Oracleサポート・サービスまで連絡してください。
-
$ORACLE_HOMEにすでに適用されているサブセット・パッチとの競合が見つかった場合は、バンドル・パッチの適用を続行します。新しいパッチのインストールが開始される前に、サブセット・パッチが自動的にロールバックされます。最新のバンドル・パッチには、$ORACLE_HOME内の以前のバンドル・パッチのすべてのフィックスが含まれます。
このバンドル・パッチでは、-autoフラグは有効化されていません。-autoフラグなしの場合、サーバーが実行中である必要はありません。デフォルトのインストールでは、マシン名とリスニング・アドレスは空白でかまいません。
次の手順のステップを実行して環境を準備し、OPatchをダウンロードします。
-
My Oracle Support(https://support.oracle.com/)にログインします。
-
必要なOPatchのバージョンをダウンロードします。
-
opatch -versionを使用して、OPatchのバージョンが13.9.4.2より前かどうかをチェックします。前の場合、最新の13.9.4.2バージョンをダウンロードします。 -
次のコマンドを実行して、必要な実行可能ファイル(opatchおよびunzip)がシステムにあるかどうかを確認します。
Run which opatch— opatchのパスを取得Run which unzip— unzipのパスを取得実行可能ファイルのパスが環境変数"PATH"にあるかどうかを確認します。ない場合は、パスをシステムPATHに追加します。
-
次のコマンドを使用して、OUIインベントリを確認します。
opatch lsinventoryWindows 64ビット:
opatch lsinventory -jdk c:\jdk180エラーが発生した場合は、続行する前にOracleサポートに連絡してインベントリ設定を検証および確認します。
ORACLE_HOMEが表示されない場合は、中央インベントリから欠落している可能性があります。または、中央インベントリ自体が欠落または破損している可能性があります。 -
次のトピックOAMバンドル・パッチの適用の情報を参照してください。
1.7.2 OAMバンドル・パッチの適用
ここに記載されている情報およびステップを使用し、Oracleパッチ(OPatch)を使用して任意のプラットフォームからバンドル・パッチを適用します。個々のコマンド構文はご使用のプラットフォームに応じて異なる場合がありますが、全体的な手順はどのプラットフォームでも同じです。
各バンドル・パッチ内のファイルは、宛先$ORACLE_HOMEにインストールされます。これにより、作成した一時ディレクトリから元のバンドル・パッチ・ファイルを削除した場合でも、バンドル・パッチを削除(ロールバック)できます。
ノート:
パッチ操作を実行する前に、適切な方法を使用して$ORACLE_HOMEをバックアップすることをお薦めします。任意の方法(zip、cp -r、tar、およびcpio)を使用して$ORACLE_HOMEを圧縮できます。
このドキュメントでは、書式の制約により、サンプル・テキストの行が強制的に折り返される場合があります。これらの行の折り返しは無視してかまいません。
OAMバンドル・パッチを適用するには
OPatchには、$ORACLE_HOME/OPatch/opatchでアクセスできます。バンドル・パッチを適用する手順を開始する前、次の操作を行う必要があります。
-
ORACLE_HOMEを設定します次に例を示します。
export ORACLE_HOME=/opt/oracle/mwhome -
export PATH=<<OPatchディレクトリのパス>>:$PATHを実行して、OPatch実行可能ファイルがシステムPATHに表示されることを確認する。次に例を示します。export PATH=$Oracle_HOME/OPatch:$PATH
1.7.3 バンドル・パッチ適用の失敗からのリカバリ
AdminServerが正常に起動しない場合は、バンドル・パッチの適用が失敗しています。
- パッチ適用で構成の問題がないことを確認します。
- AdminServerを正常に起動できることを確認します。
- AdminServerを停止し、「バンドル・パッチの削除」の説明に従ってパッチをロールバックし、パッチ適用を再実行します。
1.8 バンドル・パッチの削除
バンドル・パッチが適用された後、それをロールバックする場合、次のステップを実行します。個々のコマンド構文はご使用のプラットフォームに応じて異なる場合がありますが、全体的な手順は同じです。バンドル・パッチが削除された後、システムは、パッチ適用の直前の状態に復元されます。
ノート:
- バンドル・パッチを削除すると、バンドル・パッチ適用後に行われた手動の構成変更がすべてオーバーライドされます。これらの変更は、パッチの削除後に手動で再適用する必要があります。
- ロールバックには
Opatch 13.9.4.2.1を使用してください。これより古いバージョンのOpatchをロールバックに使用すると、次の失敗メッセージが表示されます:C:\Users\<username>\Downloads\p31868150_122140_Generic\31868150 >c:\Oracle\oam12214\OPatch\opatch rollback -id 31868150 Oracle Interim Patch Installer version 13.9.2.0.0 Copyright (c) 2020, Oracle Corporation. All rights reserved. ...... The following actions have failed: Malformed \uxxxx encoding. Malformed \uxxxx encoding.
次の手順に従って、システムでバンドル・パッチを削除します。
1.9.1 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200909で解決された問題
表1-1 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200909で解決された問題
| 基本バグ番号 | 問題の説明 |
|---|---|
| 31666896 | OAM認証REST API |
| 31516886 | OAMCONSOLEがWEBGATEによって保護されている場合、ユーザーはアプリケーション・ドメインを表示できません |
| 31753451 | WLSTコマンドSETSPPARTNERATTRIBUTEVALUEFILTERの実行時にエラーが発生します |
| 28296759 | FORCE PASSWORD RESET NOT WORKING WITH BASIC METHOD AND FORM CACHETYPE |
| 25853168 | R12へのアップグレード後、フェデレーションの一部のCURLコマンドが機能しません |
| 29058490 | OAM OIM統合 - ユーザーのロック解除後、ログインがループします |
| 27566767 | ENH 27566767 - 下位互換性: OAMをIDPとして使用すると、OIF 11Gと同様にOAM 12Cで属性マッピングおよびフィルタが提供されます |
| 31111719 | 12CPS4:BP02: OAMコンソールUIでエラーが発生します |
| 31427426 | プライマリ/セカンダリ・サーバー・パラメータの更新中に無効なパラメータが表示されます。 |
| 30589288 | OIDCソーシャル・ログインがブロックURLセキュリティ構成のために失敗します |
| 30804658 | WIN2012R2: 管理サーバーのブートストラップでSQL違反を処理する必要があります |
| 31196076 | IPFPSWD.JSPがシステム・エラーをスローします |
| 26565827 | AWSロール・マッピング属性のサポート |
| 31186283 | OAUTHトークンの作成時にエスケープ文字が追加されます |
| 31555915 | パスワードの特殊文字が12.2.1.4へのアップグレード後に認証されません |
| 28040138 | 認可ポリシーSUCCESSURLの構成時、ORACLE ACCESS MANAGER操作エラーが発生します |
| 31501282 | 12.2.1.3.191201 (BP07)の適用後、パスワード変更の強制時にOAMシステム・エラーが発生します |
| 23096690 | PUMA - APSによるWEBGATEの同期追加/更新でパフォーマンスの問題が表示される |
| 31038100 | 拡張ルール解析で、属性評価に対して予期しない結果が返されます
ノート: 拡張ルールで使用されるユーザー属性を属性値がオプションのSYSTEMプロパティとして追加する必要があります。
次に例を示します。
EXTRA_JAVA_PROPERTIES="-Doam.rule.userAttr=description::NULL_VALUE
${EXTRA_JAVA_PROPERTIES}"export EXTRA_JAVA_PROPERTIES |
| 31289851 | OAUTH/OIDC承認はセッションが見つからない場合に機能します |
| 31337500 | OAM MTスタック・スレッドおよび高CPU - UIDMX0113 |
| 30235925 | OAMセッションは40文字列タイプ・プロパティのみをサポートしています |
| 31068961 | ORA-01461: LONG列に挿入する場合にのみLONG値をバインドできます |
| 28855754 | 12.2.1.3 OUDパスワード・ポリシー属性RESETPWDがTRUEに設定されているため、認証が失敗する |
| 29120924 | AMRUNTIMEEXCEPTION: DUOプラグインを統合する際の転送の設定が無効 |
| 27963081 | LDAPレスポンス読取りがタイムアウト - IDSTOREの作成時(「検索ベース」が「巨大」の場合) |
1.9.2 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200629で解決された問題
表1-2 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200629で解決された問題
| 基本バグ番号 | 問題の説明 |
|---|---|
| 31065568 | 中間修正: OAM11Gおよび12CによるすべてのCOOKIEの発行にSAMESITE=NONEが含まれていることを確認する必要があります |
| 31465732 | OAMS.OAM_RESOURCE_URL警告メッセージは修正30053037で依然としてOAMログに表示されます |
| 30053037 | OAMログのOAMS.OAM_RESOURCE_URL警告メッセージ |
| 31510690 | PASSWORDRESETREQUESTS RESTエンド・ポイントが内部サーバー・エラーをスローします。 |
| 31508059 | セッション制御パラメータが無効です |
| 30622957 | X509 RFC (セキュリティ): EXTENDEDKEYUSAGEを使用したOAM認証 |
| 31366419 | ポストを操作するエンドポイントの検証を更新します |
| 31413189 | MDCの変更セッション制御APIが、MDCが有効化されていないエラーにより失敗します |
| 31419785 | OAMCUSTOMPAGES.WARをデプロイできません。 |
| 30953737 | OAMバンドル・パッチを適用した後のWLS管理サーバー・ログ・ファイルに、次の警告が表示されるようになりました - ソフトロックは有効になっていますが、本番環境では推奨されない設定です
ノート: ソフトロックを有効化/無効化するためのスクリプトの実行方法を理解するには、次のディレクトリにあるreadme.txtを参照してください:$MW_HOME/idm/oam/server/wlst/scripts/utilities/ |
| 31110638 | OAM 12.2.1.4 APR20 BP - IMPORTPOLICY WLST関数がポリシーのインポートに非常に長い時間を要します |
| 29883498 | OAM/MDCの問題: 単純モード・アーティファクトが無効です |
| 30669352 | 認可の失敗に対して認可レスポンスが返されませんでした |
| 30748479 | クライアントIPがRESTコールのAUDIT.LOGで取得されません |
| 30406633 | SAMLレスポンス・ヘッダーの属性をフェッチ中にNOT_FOUNDを受け取ります |
| 30762860 | バグ30762860の修正 |
| 31000954 | 12CPS4: フェデレーションは、ローカルのメモリー内ストアを使用します |
| 30120631 | SMS OTPページ・リフレッシュ |
| 30911495 | 2番目の要素の認証のオプションが1つのみの場合、2要素認証の入力テキストボックスにフォーカスが移りません |
| 30628496 | CREATEWEBGATETEMPLATE構文を使用してプライマリ/セカンダリ・サーバーのデータを変更できません |
| 30831364 | エンドポイントがBLOCKURLSリストにない場合でも、WNA CREDに対するHTTP 405でエンドポイントが収集されます |
| 30771422 | マップ・パラメータの詳細ルール解析が失敗します(USER.USERMAP、REQUEST.REQUESTMAP)
ノート: https://support.oracle.comにあるノートOracle Access Manager (OAM) "Invalid rule condition" Error On Advanced Rules (Doc ID 2664614.1)も参照してください。
|
| 30882267 | OAMカスタム・ページのLOGIN.JSPがOAM 12.2.1.4で機能しません |
| 28108712 | MDCセッション制御REST APIの変更が失敗します |
| 29715441 | OAM: USERINFO RESTコールが、LDAPプロバイダOUDの電話番号の正しい値を返さない |
| 30832165 | フェデレーション: FEDSTS-10202: クラスタからMDCデータを取得できませんでした |
| 30793308 | OAM IDP: フェデレーション・ログアウト中に断続的にシステム・エラーが検出されます |
| 30355996 | OAMセッションAPIは、CESTタイムゾーンでHTTP 500エラーを返します |
1.9.3 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200327 で解決された問題
表1-3 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200327で解決された問題
| 基本バグ番号 | 問題の説明 |
|---|---|
| 30805180 | OAMスナップショット・ツール |
| 30805164 | OAuth承認ライフサイクル管理およびMDCサポート |
| 30805154 | OAuth Just-In-Time/JITプロビジョニング |
| 30820170 | グループの多数のユーザー・メンバーによる認可エラー |
| 30792754 | MDC環境のカスタム属性がアクセス・トークンに含まれていない |
| 21391069 | カスタム・プラグインからの認証失敗監査ログを記録する必要がある |
| 29717855 | DBに古いFEDセッションが存在する場合、SAMLログアウトが機能しない |
| 29240849 | カスタム・プラグインからの監査ログの追加認証失敗を記録する必要がある |
| 30634571 | 12c OAuth監査レコードによってOAUTHTOKENVALIDATEイベントに対してNULL値が返される |
| 30571576 | K8S: OAM_ADMINおよびOAM_SERVERアプリケーションのデプロイメントがK8Sクラスタで失敗する |
| 29783271 | OUD詳細の更新によってOAM-CONFIG.XMLから追加された構成属性エントリが削除される |
| 29885236 | 有効化されたMULTIVALUEGROUPS SPによってFED SP属性プロファイルで$USER.GROUPSが2回使用される |
| 30134427 | バグ30134427のフィックス |
| 30169956 | OAuthパスワードの権限付与タイプによって認証にプラグイン以外のLDAPモジュールのみが使用される |
| 30213267 | ADFカスタム・ログイン・ページのDCC WebGateトンネリングが機能しない
このフィックスにより、チャンク転送エンコーディングを使用したカスタム・ページのトンネリングが可能になります。また、Webgateのユーザー定義パラメータ tunnelingDCCReadTimeoutを秒単位で指定します(例: tunnelingDCCReadTimeout=30)。
ノート: tunnelingDCCReadTimeoutを指定する場合、それに応じてaaaTimeoutThresholdも増やす必要があります。
|
| 30460435 | ENABLEWHITELISTVALIDATIONDCCTUNNELING構成を使用してDCCトンネリング・ホワイトリストを無効化できない |
| 30426370 | OAM 12.2.1.4:DOWNLOADACCESSARTIFACTS: SEVERE:アーティファクトの処理リクエストの失敗 |
| 30468914 | OAMでHolder-of-Keyプロファイルがサポートされない。 |
| 30069618 | OAMAGENT-02077: 認証トークンがNULLまたは無効 |
1.9.4 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.191223 で解決された問題
表1-4 OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.191223で解決された問題
| 基本バグ番号 | 問題の説明 |
|---|---|
| 26679791 | バグ25898731のフィックスがOAM 11.1.2.3.171017BP 26540179で失敗する |
| 30389257 | 2要素認証の入力テキストボックスにフォーカスが移らない |
| 30311080 | OIGOAMINTEGRATION.SH -CONFIGURESSOINTEGRATIONによって新規12CPS4環境でアンマーシャル例外がスローされる |
| 30156706 | DBストアからOAM-CONFIG.XMLを作成できないためにOAM管理サーバーの起動に失敗する |
| 29771448 | OAuthアクセス・トークンの生成に使用されるパスワード内の%文字がASCIIに変換される |
| 30144617 | パッチ29918603の適用後にエラーコードの返却動作の変更に関する問題が発生する |
| 29482858 | OBSSOCOOKIEの作成中にOAM 11g ASDKによって断続的にエラーがスローされる |
| 29541818 | OAM 12cでOAuthおよびJSONの追加ユース・ケースを指定する際のER |
| 29837657 | IDストア作成を検証するためのOAMによるサブツリー検索の実行 |
| 29290091 | 管理起動ログでの間違った選択 |
| 30156607 | DIAG: AMKEYSTORE検証フローに別のログを追加して管理サーバーの起動を失敗させる構成を識別する |
| 30243111 | DIAG: 構成の欠落/破損の問題を識別するにはデフォルト・キーストア・ブートストラップのログが必要 |
| 30180492 | Oracle Access ManagerでのOCIフェデレーションが想定どおりに機能しない |
| 30363797 | OAM11GR2PS3: WNA_DCCモジュールがセキュリティ・バグ・フィックス: 25963019で失敗する |
| 29649734 | 12.2.1.3.180904 (BP04)のアクセス・サーバーがJSONキーを返し、P7Bのようなドキュメントを返さない |
| 30062772 | フェデレーションBP18によってログアウトEND_URLがFED LOGOUで小文字に変換される |
| 30176378 | WLSTコマンドDISABLESKIPAUTHNRULEEVAL()の実行後にOAMサーバー・ログにエラーが記録される |
| 30267123 | 1つのタブからログインした後に複数のタブからログインできない。 |
Oracle Fusion Middleware Oracle Access Managementバンドル・パッチReadme OAMバンドル・パッチ12.2.1.4.200909 Generic for all Server Platforms
F37334-01
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米国政府機関エンド・ユーザー: オラクル社のプログラム(オペレーティング・システム、統合ソフトウェア、提供されたハードウェアに対して組み込まれたか、インストールされたか、アクティブ化されたプログラム、およびそのようなプログラムの変更版など)、およびオラクル社によるコンピュータ・ドキュメント、または米国政府機関エンド・ユーザーに提供されたかそれらがアクセスしたその他のOracleデータは、適用可能な連邦政府調達規則および政府機関固有の補足規則に準拠した「商用コンピュータ・ソフトウェア」または「商用コンピュータ・ソフトウェア・ドキュメント」です。そのようなものとして、i)オラクル社のプログラム(オペレーティング・システム、統合ソフトウェア、提供されたハードウェアに対して組み込まれたか、インストールされたか、アクティブ化されたプログラム、およびそのようなプログラムの変更版など)、ii)オラクル社によるコンピュータ・ドキュメントまたはiii)その他のOracleデータ(またはそれらすべて)の使用、模造、複製、リリース、表示、開示、変更、派生物の準備、または改作(またはそれらすべて)は、適用可能な契約に含まれているライセンスで指定された、権利および制限の対象となります。Oracleクラウド・サービスを米国政府機関がどのように使用するかに影響する条件は、当該サービスについての適用可能な契約によって定められます。No other rights are granted to the U.S. Government.
このソフトウェアもしくはハードウェアはさまざまな情報管理アプリケーションでの一般的な使用のために開発されたものです。このソフトウェアもしくはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(人的傷害を発生させる可能性があるアプリケーションを含む)への用途を目的として開発されていません。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用する際、安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。このソフトウェアもしくはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使用したことに起因して損害が発生しても、Oracle社およびその関連会社は一切の責任を負いかねます。
OracleおよびJavaはOracle Corporationおよびその関連企業の登録商標です。その他の名称は、それぞれの所有者の商標または登録商標です。
Intel、Intel Insideは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使用し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Epyc、AMDロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。
このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して一切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。お客様との間に適切な契約が定められている場合を除いて、オラクル社およびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使用によって損失、費用、あるいは損害が発生しても一切の責任を負いかねます。