Oracle Grid Infrastructureへのパッチ適用

フリート・パッチ適用およびプロビジョニングには、Oracle Grid Infrastructureソフトウェア・ホームにパッチを適用する方法として、ローリング、非ローリングおよびバッチの3つがあります。

Oracle Grid Infrastructureソフトウェアへのパッチ適用では、Gridホームが、パッチが適用されたバージョンの現在のGridホームに移動します。パッチ適用操作がフリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーまたはクライアントで開始される場合、パッチが適用されたバージョンは、ゴールド・イメージの作業用コピーである必要があります。Gridホームの移動先の作業用コピーは、現在のホームよりも低いパッチ・レベルにすることができます。これにより、高いレベルのパッチが適用されたホームに移動した後で問題が発生した場合に、ロールバックが容易になります。

フリート・パッチ適用およびプロビジョニング・サーバーが存在しない環境で独立オートマトンを使用してこの操作を実行することもできます。この場合、ソース・ホームおよび宛先ホームはゴールド・イメージの作業用コピーではありませんが、フリート・パッチ適用およびプロビジョニングを使用する以外の方法でデプロイした2つのインストール済ホームです。