19 クラウド移行前アドバイザ・ツール

Oracle Cloudデータベースに移行する前にソース・データベースの互換性を評価するには、クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)を使用します。

19.1 クラウド移行前アドバイザ・ツールとは

クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)は、Oracle Database内のデータベース・メタデータを分析する移行アシスタントであり、Oracle Cloud内のOracle Autonomous Databaseにデータを移動する際に役立つ情報を提供します。

クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)は、Oracle Cloudまたはオンプレミス内のOracle Databaseへの正常な移行を計画するために役立つように用意されています。ソース・データベースとデータベース・ターゲットおよび選択した移行方法との互換性を分析し、潜在的な非互換性に対する一連のアクションを提案します。CPATでは、様々な移行ツールについて考慮する情報が提供されます。

クラウド移行前アドバイザ・ツールの実行には、ソース・データベースへの変更は必要ありません。ユーザーの追加、ロールの付与、またはパッケージのロードは必要ありません。

クラウド移行前アドバイザ・ツールのしくみ

クラウド移行前アドバイザ・ツールでは、ソース・データベース・メタデータに対するチェックが実行され、移行についての情報が提供されます。実際の移行は実行されません。その情報を移行計画の一環で使用します。CPATは、Java 7以降のリリースを使用して実行され、Java 8 Java Runtime Environment (JRE)が推奨されます。

ノート:

CPATをインストールして実行しても、Oracle Databaseは変更されません。CPATは、ユーザーやパッケージを作成したり、ロールや権限の付与を必要としません。データベースはREAD ONLYとして処理されます。

チェックにより、データベース、データベース・オブジェクト、ユーザーまたはコンポーネントについてプログラム的に判断できます。チェックは、特定のOracle Cloudデータベース・デプロイメント・オプションに移動するためのデータベースおよびデータベース・スキーマの適合性を判断することを目的としています。例: Oracle Data Pumpなどの特定の移行方法を使用するOracle Autonomous Database on Shared Exadata Infrastructure (ADB-S)。

ソース・データベースとは、Oracle Autonomous Databaseへの移行の適切性についての分析対象となるデータベースです。ターゲットとは、特定のOracle Autonomous Database、またはCPATの実行時に選択できる一般的なOracle Autonomous Databaseデプロイメント・オプションです。

CPATは、Javaコマンドライン・ツールとして、またはSQLclを使用してSQLコマンドライン・ツールとして実行することで起動します。次に、ソース・データベースとOracle Autonomous Databaseターゲットを指定するか、他のOracle Cloud Infrastructure (OCI)ターゲット・データベース(Exadata Cloud@Customer、Exadata Cloud Service、オンプレミス・データベースなど)にDEFAULTを指定します。ソース・データベースおよびスキーマの内容に対して多数のチェックが実行されます。これらのチェックは、選択したターゲット、およびユーザーが意図した移行オプションに基づきます。

ソース・データベースのチェックが完了すると、検出された内容を示すレポートが生成されます。レポートには、合格「レビュー推奨」「レビュー必須」または「アクション必須」など、各チェックの要約情報と詳細(チェックの結果を含む)の両方が含まれています。また、移行に関連する可能性があるソース・データベース内の追加メタデータも識別されます。

チェック結果は、まとめられて、レポートに表示されます。このレポートは、機械可読形式(JSON)、人間が判読可能な形式(プレーン・テキストまたはHTML、あるいはその両方)で表示できます。コマンドラインで--reportformatを使用して特定のレポート・タイプを指定しなかった場合は、デフォルトで、CPATによってテキスト・レポートとHTMLレポートの両方が生成されます。これらのレポートは、Oracle Zero Downtime Migration (ZDM) Cloud ServiceやOracle Cloud Infrastructure (OCI) Database Migration Serviceなど、オラクル社のその他の移行製品および機能で直接使用することもできます。次のことを指定できます

移行前アドバイザ・ツールのプロパティ

コマンドラインでプロパティを指定して分析チェックの情報を指定することにより、CPATの実行方法および実行するチェックを指定できます。

クラウド移行前アドバイザ・ツールのレポート

CPATでは、特定の移行コマンドの使用、特定のデータベース・パラメータの設定、ソース・インスタンスまたはターゲット・インスタンスでのSQLスクリプトの実行など、関連するアクションが提案されます。チェックはターゲット・デプロイメント・オプションおよび実際のデータベース・ターゲットで実行できるため、レポートでは、ソース・データベースまたはターゲット・データベースで何かを実施する必要がある場合は「ターゲット」ではなく「場所」という用語が使用されます。レポートで特定のパラメータおよびコマンドの使用が提案された場合は、レポート内のガイダンスに従うことをお薦めします。

19.2 クラウド移行前アドバイザ・ツールを使用するための前提条件

クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)を実行するために必要なJava環境、ユーザー権限およびセキュリティが設定されていることを確認します。

Java Runtime Environment (JRE)の要件

CPATを実行するサーバーまたはクライアントにJava 7以降がインストールされている必要があります。Java 8 Java Runtime Environment (JRE)を使用することをお薦めします。

CPATは、環境変数JAVA_HOMEおよびORACLE_HOMEを使用してJREを検索します。ソースOracle DatabaseがOracle 12cリリース1 (12.1.0.2)より後の場合は、CPATを実行できるJava JREのバージョンをOracleホームで使用できます。以前のリリースのOracle Databaseから移行する場合、または新しいJavaリリースのOracleホームを使用するように指定する場合は、環境変数がCPATの適切なJavaホームに設定されていることを確認してください。

Oracle Call InterfaceベースのシックJDBC接続文字列を使用する場合、CPATでは現在、ORACLE_SIDORACLE_HOMEおよびLD_LIBRARY_PATHの環境変数が設定されていることが想定されます。

ノート:

Oracle Databaseホーム内で使用可能なoraenvスクリプトを使用して、ORACLE_SIDORACLE_HOMEおよびLD_LIBRARY_PATHを設定することをお薦めします。

接続文字列および関連する環境変数の詳細は、「接続文字列」というタイトルの「高度な使用上のノート」セクションを参照してください。

ソース・データベースに対するユーザー権限

チェックのためにソース・データベースに接続するユーザーを指定し、そのユーザーにCPAT --usernameプロパティを指定する場合は、指定するユーザー名にSELECT ANY DICTIONARY権限が付与され、SYSTEM.DUM$COLUMNSおよびSYSTEM.DUM$DATABASEに対するSELECTが付与されている必要があります。

DUM$表へのアクセスが必要になるのは、ソースとターゲットの文字セットでOracle Database Migration Assistant for Unicode (DMU)が必要であることが示されている場合のみです。

ノート:

CPATをインストールして実行しても、Oracle Databaseは変更されません。CPATではユーザーまたはパッケージは作成されず、CPATではロールまたは権限は付与されません。データベースへのCPATアクセスはREAD ONLYです。データベース・メタデータのみをチェックし、アプリケーションまたはビジネス・データはチェックしません。

セキュリティ構成

  • --outdirプロパティを使用して、CPATログの出力場所を設定し、サーバーまたはクライアント上のセキュアな場所を使用します。
  • LinuxおよびUnixシステムでユーザー・ファイル作成モード・マスク(umask)を設定して、CPATスクリプトのr|w|x権限のデフォルト値を認可ユーザーに制限します。

19.3 クラウド移行前アドバイザ・ツールのダウンロードと構成

クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)の最新の更新をダウンロードして、ディレクトリに抽出し、環境変数を設定します。

CPATを実行するには、手順の説明に従って、My Oracle Supportから最新バージョンをダウンロードします。

My Oracle Supportにアクセスできない場合は、Oracle SQLclおよびSQLclコマンド- MIGRATEADVSORを使用します。次のURLからSQLclをダウンロードできます:

https://www.oracle.com/database/sqldeveloper/

  1. CPATに関するMy Oracle Supportノートを読み、次のURLからCPATパッチをダウンロードして抽出します:

    クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)によるクラウド移行の適切性についてのデータベースの分析(ドキュメントID 2758371.1)

    My Oracle Supportにログインするには、Oracleアカウントが必要です。

  2. Javaがインストールされており、JAVA_HOMEユーザー環境変数およびその他の環境変数が設定されていることを確認します。

    CPATをダウンロードして解凍した後、CPATが実行されるマシンに適切なJava Runtime Environment (JRE)がインストールされていることを確認します。CPATに必要なJREの最小バージョンはJava 7です。

    CPATは、環境変数JAVA_HOMEおよびORACLE_HOMEを使用してJREホームを検索します。ORACLE_HOMEのJavaのバージョンがJava 6以前のリリースの場合(Oracle Database 12gリリース1以前のホームの場合のみ)は、JAVA_HOMEをJava 7 (以上)のJREを指すように設定します。ORACLE_HOMEでJavaをアップグレードするには、https://support.oracle.comにアクセスし、Oracle Database 11gデータベースの場合はドキュメント2366614.1 (パッチID 25803774)、Oracle Database 12.1データベースの場合はドキュメント2495017.1 (パッチID 27301652)を検索します。

    Microsoft WindowsシステムでJAVA_HOMEを設定するには:

    1. 「マイ コンピュータ」を右クリックし、「プロパティ」を選択します。

    2. 「詳細設定」タブで「環境変数」を選択し、JAVA_HOMEを編集してJava Runtime Environment (JRE)の場所を指し示すようにします。

      たとえば:
      C:\Program Files\Java\jdk1.8\jre

      JREはJava Development Kit (JDK)の一部ですが、個別にダウンロードできます。

    LinuxまたはUnixシステム(KornまたはBashシェル)でJAVA_HOMEを設定するには:

    export JAVA_HOME=jdk-install-dir
    export PATH=$JAVA_HOME/bin:$PATH

    ノート:

    LinuxおよびUnixでは、Oracle Databaseに付属のoraenvスクリプトを使用して、ORACLE_SIDORACLE_HOMEおよびLD_LIBRARY_PATH変数を設定することをお薦めします。

    ORACLE_HOMEを定義せずにCPATを使用する必要があり、Oracle CallインタフェースのJDBC接続文字列を使用する必要がない場合は、JAVA_HOMEがJava 7 (以上)のJREに設定されていることを確認します。可能な場合は、Java 8以上のJREを使用することをお薦めします。他にも、OJDBC8 jarの機能を使用すると、Oracle Cloudインスタンスへの接続時に使用される接続など、ウォレットベースの接続が簡素化されます。

19.4 クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)の開始

Oracle SQLclまたはCPATをダウンロードした後、ソース・データベースに必要なJavaホームがあることを確認し、環境変数を設定して、実行するチェックの種類を決定します。

クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)を使用するためのワークフローは次のとおりです:

  1. 移行先のクラウド・データベースのタイプを決定します。
  2. CPATを実行し、gettargetpropsを使用してCPATプロパティ・ファイルを生成します。このスイッチは、ターゲット・データベースのプロパティ(作成されている場合)を収集します。ターゲット・プロパティは、フォーカスするソース・データベースの分析時に使用され、実行するチェックをターゲット・データベースに必要なチェックに制限します。
  3. 移行シナリオに必要なオプションを指定してCPATを実行します。CPATを実行して、様々な移行シナリオをテストできます。CPATを繰り返し実行する場合は、テストを区別するために、--outfileprefixおよび--outdirスイッチを使用して出力を整理し、レポートが上書きされないようにすることをお薦めします。

CPATパッチ配布キットには、LinuxおよびUnixプラットフォームでCPATを実行するためのpremigration.shと、Microsoft WindowsプラットフォームでCPATを実行するためのpremigration.cmdが含まれています。CPATは、分析するデータベース・インスタンスへのネットワーク・アクセスを持つ任意のホストから実行できます。

ノート:

サーバーで移行前スクリプトを実行しても、Oracle Databaseは変更されません。CPAT自体では、ユーザーまたはパッケージは作成されず、ロールまたは権限を付与する必要はありません。データベースはREAD ONLYとして処理されます。データベース・メタデータのみをチェックし、アプリケーションまたはビジネス・データはチェックしません。
この例では、premigration.shが使用されています(Microsoft Windowsシステムではpremigration.cmdを使用します)

例19-1 CPATプロパティ・ファイルの生成

この例では、ソース・データベースがOracle Autonomous Database Shared for Transaction Processing and Mixed Workloads (ATP-S)に移行する準備ができているかどうかを確認し、要件のプロパティ・ファイルを生成します:

premigration.sh --connectstring \
'jdbc:oracle:thin:@db_tp_tunnel?TNS_ADMIN=/path/to/wallets/Wallet1' --username ADMIN \
--gettargetprops --outdir migration

このコマンドの出力は次のようになります:

Enter password for ADMIN user: Cloud Premigration Advisor Tool Version 22.10.0 Cloud Premigration Advisor Tool generated properties file location: /home/oracle/migration/configprops/atps_premigration_advisor_analysis.properties

ノート:

CPATを--usernameスイッチで実行する場合、指定するOracleユーザー名にはSELECT ANY DICTIONARY権限が必要であり、SYSTEM.DUM$COLUMNSおよびSYSTEM.DUM$DATABASESELECTが付与されている必要があります。DUM$表へのアクセスが必要になるのは、ソースとターゲットの文字セットでOracle Database Migration Assistant for Unicode (DMU)が必要であることが示されている場合のみです。

19.5 クラウド移行前アドバイザ・ツールの接続文字列

クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)は、標準のOracle JDBC形式の接続文字列を受け入れます。

標準のOracle JDBC形式の接続文字列を使用すると、接続に「シック」または「シン」のOracle JDBCドライバを使用できます。

表19-1 JDBC接続文字列の例

接続の説明 接続文字列 ノート

シン・クライアント

jdbc:oracle:thin:@host:port:sid

変数hostportおよびsidを、接続ポートのホストおよびソースのシステム識別子に置き換えます。

PDBサービスを使用したシン・クライアント

jdbc:oracle:thin:@host:port/pdb-service-name

変数hostportおよびPDB-service-nameを、接続ポートのホストおよびソースのPDBサービス名に置き換えます。

AWS RDSを使用したシン・クライアント

jdbc:oracle:thin:@database-1.xxx.us-east-1.rds.amazonaws.com:port:sid

データベースのエンドポイントおよびポートの詳細を検索する手順は、Amazon Web Services Relational Database (AWS RDS)のドキュメントを参照してください。

オペレーティング・システム認証

jdbc:oracle:oci:@

CPATコマンドラインには、プロパティ--sysdbaも含める必要があります

PDBを使用したオペレーティング・システム認証

jdbc:oracle:oci:@

CPATコマンドラインには、プロパティ--sysdbaおよび--pdbname PDB-nameも含める必要があります。ここで、PDB-nameはPDBの名前です。

Java 8 JREを使用したウォレットベース

jdbc:oracle:thin:@service-name?TNS_ADMIN=path-to-wallet

TNS_ADMIN接続プロパティでは、path-to-walletで表される次のものを指定します:

tnsnames.oraの場所。

Oracle Wallet (ewallet.ssoewallet.p12)またはJavaキーストア(JKS)ファイル(truststore.jkskeystore.jks)の場所。

ojdbc.propertiesの場所。このファイルには、Oracle WalletまたはJava KeyStore (JKS)を使用するために必要な接続プロパティが含まれています。

キーストアの使用方法の詳細は、Oracle Autonomous Databaseのドキュメントを参照してください。

追加接続文字列情報

--pdbnameプロパティを使用する必要があるのは、接続文字列がCDB$ROOT用である場合のみです。

JDBC:oracle:thin:@service-name?TNS_ADMIN=path-to-walletなどのキーストア接続文字列を使用する場合、JDBCでは次のいずれかがtrueである必要があります:

  • ojdbc.propertiesファイルはウォレット・ディレクトリにあり、oracle.net.wallet_location=(SOURCE=(METHOD=FILE)(METHOD_DATA=(DIRECTORY=${TNS_ADMIN})))などの値を持つoracle.net.wallet_location property を含みます

  • JAVA_TOOL_OPTIONS環境変数は、次のような適切な値で設定されます:

    export JAVA_TOOLS_OPTIONS='-Doracle.net.tns_admin=path-to-wallet-dir -Doracle.net.wallet_location=(SOURCE=(METHOD=FILE)(METHOD_DATA=(DIRECTORY=path-to-wallet-dir)))'

19.6 クラウド移行前アドバイザ・ツールに必要なコマンドライン文字列

ユースケースに応じて、クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)の実行には一部の文字列が必要です。

CPATを使用してソース分析用のデータベースに接続する場合、コマンド文字列には3つの必須プロパティがあります。すなわち、クラウド・ターゲット(targetcloud)を指定するプロパティ、接続文字列(connectstring)を指定するプロパティ、ユーザー認証文字列(sysdbaまたはusernameプロパティのいずれかで指定)を指定するプロパティです。

最初の2つのコマンド・プロパティは常に次である必要があります

  • --targetcloud type (または-t type)。ここで、typeはOracle Cloudターゲット・タイプです
  • --connectstring JDBC-connect-stringまたは-c JDBC-connect-string。ここで、JDBC-connect-stringは、移行ソースのOracle Databaseへの接続に使用するJDBC接続文字列です。

その他の必須プロパティではユーザー資格証明が提供されるため、分析の開始に使用するユーザー資格証明によって異なります:

  • ユーザー・アカウントによるオペレーティング・システム認証、またはSYSユーザーを使用したローカル・システムでの認可の場合は、--sysdbaまたは-dを使用します。これにより、AS SYSDBAを使用してソース・データベースに接続することでCPATが起動します。SYSDBAが付与されているが、CPATで必要な他の権限が付与されていないユーザーとして接続する場合、この認証オプションも必要です。

  • ウォレットまたはオペレーティング・システム認証を使用していないユーザー・アカウントによる認証の場合は、--username nameまたは-u nameを使用します。ここで、nameは、ソース・システムへのログインに使用するユーザー・アカウント名です。実行時に、そのユーザーのパスワードの入力が求められます。指定するユーザー名は、SYSDBAおよびADMIN権限が付与されたユーザー・アカウントである必要があります。

    --usernameプロパティを使用してCPATを認証する場合、指定するOracleユーザー名にはSELECT ANY DICTIONARY権限が必要であり、SYSTEM.DUM$COLUMNSおよびSYSTEM.DUM$DATABASESELECTが付与されている必要があります。DUM$表へのアクセスが必要になるのは、ソースとターゲットの文字セットでOracle Database Migration Assistant for Unicode (DMU)が必要であることが示されている場合のみです。

19.7 FULLモードおよびSCHEMAモード

クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)は、インスタンス全体に対して、またはスキーマに対して実行できます。

FULLモード

FULLモードがデフォルト・モードです。このモードでは、選択した移行方法およびクラウド・ターゲット・タイプに関連するチェックが実行され、Oracleによって保守されていないすべてのスキーマのデータが分析されます。FULLモードでは、SCHEMAINSTANCEおよびUNIVERSALスコープ・チェックが実行されます。

ノート:

FULLモードでも、デフォルトで、Oracleによって保守されることがわかっているスキーマ内のデータのチェックは除外されます。--excludeschemasプロパティを使用しても、CPATのデフォルトのFULLモードは変更されません。

SCHEMAモード

SCHEMAモードは、--schemasプロパティを使用して設定されます。--schemasが設定されており、--fullも指定されていない場合、CPATはSCHEMAモードで実行されます。SCHEMAモードでは、SCHEMAおよびUNIVERSALスコープ・チェックが実行されます。INSTANCEスコープ・チェックは実行されません。

CPATモードの制御

CPATモードは、次の2つのオプションのプロパティを使用して制御されます:

  • スキーマ・プロパティ(--schemas 'schemaname' ['schemaname''schemaname'])は、リストしたスキーマに対して、1つ以上のスキーマ名のスペース区切りのスキーマ名リストでチェックを実行します。この場合、名前は一重引用符で囲んで指定します。スキーマ・モードでは、SCHEMAおよびUNIVERSALスコープ・チェックが実行されます。INSTANCEスコープ・チェックは実行されません。
  • 全体プロパティ(--full)は、ソース・データベース・インスタンス全体に対してチェックを実行します。

--schemasプロパティの値を指定しない場合、デフォルトはFULLモードです。

コマンドラインで--schemasを指定した場合、コマンドラインで--fullも指定しないかぎり、CPATはSCHEMAモードで実行されます。両方のプロパティを使用する場合、SCHEMAINSTANCEおよびUNIVERSALスコープ・チェックは実行されますが、-schemasリストのスキーマのリストでのみ実行されます。

スキーマ名が小文字であるか、大文字と小文字であるか、特殊文字を含んでいる場合は、二重引用符と一重引用符を使用してスキーマ名を指定します。たとえば:

premigration.sh --schemas 'PARdUS' '"ComEDIT"' '"faciem.$meam"' --targetcloud ATPS --connectstring jdbc-connect-string"

19.8 クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)レポート・データの解釈

CPATにより生成されたレポートには、要約情報および正常に実行された各チェックの詳細が含まれます。

チェックごとに、移行前アドバイザ・レポートに次の情報が含まれます:

  • 説明: このフィールドは、チェックの対象、またはチェックの実行理由を示します。
  • 影響: このフィールドは、合格以外の結果の重要性を説明しています。
  • アクション: このチェックでは、チェック結果が合格でない場合に問題を修正するために移行前に実行する必要がある操作について説明します。

CPATのチェックを実行するたびに、レポート・ステータスは合格「レビュー推奨」「レビュー必須」または「アクション必須」になります。

CPATレポートの全体的な結果は、実行されたすべてのチェックの最も重大な結果になります。たとえば、30のチェックのステータスが合格、1つのチェックのステータスが「レビュー必須」の場合、全体的な結果は「レビュー必須」になります。

各CPATチェック結果の現在の定義は次のとおりです:

表19-2 移行前アドバイザ・ツール(CPAT)のチェック結果の定義

チェック 定義

合格

移行が成功し、アプリケーションの動作に違いがないことを示します。

レビュー推奨

移行が成功し、アプリケーションに機能的な違いがない可能性が高いことを示します。ただし、データベース管理者は、移行前に、このステータスの各チェックを評価して潜在的な問題を探す必要があります。

レビュー必須

移行が(少なくとも一部)成功する可能性があるが、ソース・データベースで行ったとおりにすべてが実行されるとは予想できないか、データベース管理者が移行後に追加の作業を完了してターゲット・インスタンスをソース・データベースと連携させる必要があることを示します。

アクション必須

移行が失敗する原因となる可能性が高いものを示します。通常、この結果でのチェックは、移行を試行する前に解決する必要があります。

失敗

クラウド移行前アドバイザは分析を完了できませんでした。Oracleサポート・サービスに連絡してください。

ノート: CPATの結果の「アクション必須」は、たとえば、データのインポート中にOracle Data Pumpのインポートが途中で終了することを必ずしも意味するわけではありません。これは、インポート中にエラーが発生する可能性が高いことを意味し、一部のデータが移行されていないことを示す可能性があります。データベースとデータベースでサポートされているアプリケーションの両方をよく理解している管理者が、合格ではないチェックの結果を調べる必要があります。

チェックがスキップ済とマークされることがある理由

クラウド移行前アドバイザ・レポートでスキップ済としてマークされたチェックは、CPATコマンドで提供されるプロパティ(たとえば、--targetcloud --migrationmethod、またはその他のレポート値)のCPAT分析中に完了する必要がありましたが、この特定の移行前アドバイザ・レポートでは実行されませんでした。

次の2つのケースのいずれかがスキップ済ステータスの原因です:

  • チェックは実行する必要がありますが、ソース・データベースの現在の内容または構成が原因で、レポートの生成時に実行できません。この場合、チェック結果は「レビュー推奨」以上の重大性になります。
  • ソース・データベースの現在の内容または構成により、レポート時にチェックを完了する必要はありません。この場合のチェック結果は合格になります。

19.9 コマンドライン構文およびプロパティ

クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)のプロパティを使用して、CPATコマンドライン構文で実行する必要のあるチェックおよびその他の操作を指定します。

19.9.1 移行前アドバイザ・ツールのコマンドライン構文

コマンドライン・シェル・スクリプトとして、移行前アドバイザ・ツールを実行します。

前提条件

  • ソース環境にJava Development Kit (JDK) 7以降がインストールされている必要があります。Oracleでは、Java 8 Runtime Environment (JRE)を使用することをお薦めします。

    JDK 8は、Oracle Database 12cリリース2 (12.2)以降のリリースごとにインストールされます。12.2より前のリリースでは、ターゲットOracle DatabaseのJavaリリースを使用して移行前アドバイザ・ツール(CPAT)を実行するか、ソース・データベース・サーバーにJDK 8をインストールする必要があります。

Javaファイル・パス

My Oracle Supportから最新のCPAT zipファイルを取得します。そのアプリケーション、およびそのアプリケーションのデプロイメント手順は、My Oracle Supportノート2758371.1から入手できますCPATはJavaベースのツールであるため、ツールを実行するマシンに適切なJava Runtime Environment (JRE)をインストールする必要があります。

シン・クライアントの場合、CPATは環境変数JAVA_HOMEおよびORACLE_HOMEを使用してJava Runtime Environment (JRE)を検索します。JREは、これらのパスのいずれかである必要があります。

シック・クライアントの場合、CPATはOracle Call Interface (OCI)ベースのJDBC接続文字列を使用します。このタイプの接続文字列では、CPATは通常、環境変数ORACLE_SIDORACLE_HOMEおよびLD_LIBRARY_PATHを使用してデータベースに接続します。

ノート:

CPATを実行しているユーザーに対してオペレーティング・システム認証を使用する場合のみ、ORACLE_SIDを設定する必要があります。必要であればCPATスクリプト自体でLD_LIBRARY_PATHを設定できるため、ほとんどの場合、必要な設定はORACLE_HOME環境変数のみです。

構文

移行前アドバイザ・ツールのコマンド構文では、大文字と小文字が区別されます。プロパティを渡すには、各コマンド・プロパティについて記載されているとおりに、一連の文字列またはテキスト文字列として指定します。

構文では次の書式が使用されます。characterは大文字と小文字が区別される単一の文字であり、command-stringは大文字と小文字が区別される文字列であり、valueはコマンド・プロパティで指定される入力オプションまたは値です。

シェル・コマンド:

./premigration.sh [-character [value] | --command-string value]]

文字フラグまたはプロパティのフルネームを使用して、コマンド構文で複数のプロパティを連結できます。

19.9.2 移行前アドバイザ・ツールのコマンドライン・プロパティ

移行前アドバイザ・ツールのプロパティを確認して、Oracle Database移行シナリオのコマンド・ツリーおよびオプションを作成します

19.9.2.1 analysisprops

移行前アドバイザ・ツールのプロパティanalysispropsでは、ソース・データベースのプロパティ・ファイルのパスおよび名前を指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字、文字列

構文

-a|--analysisprops --property-file-name

説明

移行前アドバイザ・ツールのanalysispropsプロパティでは、以前に移行前アドバイザ・ツールのコマンドライン・プロパティ--gettargetpropsの使用によってソース・データベース用に生成したプロパティ・ファイルのパスおよび名前を指定します。このプロパティ・ファイルを移行前アドバイザ・ツールで使用してデータベースのプロパティを分析します。

使用上のノート

コマンド文字列では、ソース・データベースに対してもオプション--connectString (-c)を指定し、移行するクラウド・データベースのタイプを指定するために--targetcloud (-t)を指定する必要があります。

この例では、ターゲット・インスタンスからプロパティ・ファイルpremigration_advisor_analysis.propertiesを取得し、analysispropsで使用するためそのファイルを特定します:

./premigration.sh --connectstring jdbc:oracle:oci:@ --targetcloud ATPD --sysdba \
--analysisprops premigration_advisor_analysis.properties
19.9.2.2 connectstring

移行前アドバイザ・ツールのプロパティconnectstringでは、ソース・データベース用のJDBC接続文字列を指定します。

プロパティ 説明
プロパティの型 文字、文字列
構文
-c, --connectstring connect-string [--pdbname pdb-name]
デフォルト値 なし

説明

connectstringプロパティでは、ソース・データベース用のJDBC接続文字列を指定します。接続文字列がCDB用である場合、--pdbnameスイッチ、--pdbname pdb-nameを使用してPDB名も指定する必要があります。ここで、pdb-nameはソース・データベースを含むPDBの名前です。

CPAT接続では、次のステップを実行します:

  1. primigration.shを使用してターゲット・インスタンスに接続し、そこからプロパティを取得します。この接続にはターゲット・インスタンスの接続情報が必要ですが、--targetcloudは必要ありません。このステップでは、premigration_advisor_analysisプロパティ・ファイルを作成します。connectstringが必要です。
  2. 必要に応じて、ソース・インスタンスを分析するコンピュータに接続し、そのコンピュータにpremigration_advisor_analysis.propertiesファイルをコピーします。
  3. ソース・インスタンスの接続情報を指定してpremigration.shを実行し、CPATレポートを生成します。

ターゲットに関するクラウド・サービス/ロックダウン情報を含むプロパティ・ファイルがある場合、--targetcloudは必要ありません。プロパティ・ファイルを指定しない場合、またはプロパティ・ファイルにクラウド・サービスが指定されていない場合は、最も関連性の高い情報を取得するために、--targetcloudまたは-tを使用してターゲット・クラウドを指定する必要があります。--targetcloudまたは-tを使用してターゲット・クラウドを指定しない場合、デフォルトは、PDBターゲットに既知のクラウド・サービス/ロックダウン・プロファイルが設定されていないクラウド・ターゲットです。

ノート:

ロックダウン・プロファイルによって適用される制限はPDB全体を対象とし、そのPDBのすべてのユーザー(SYSおよびSYSTEMなど)に影響します。

次の例では、PDB名はsales1で、connect-stringは接続文字列が配置される場所を示します。

premigration.sh -c connect-string --pdbname sales1
19.9.2.3 excludeschemas

移行前アドバイザ・ツールのプロパティexcludeschemasでは、移行についての分析から除外するスキーマのリストを指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

--excludeschemas schemaname ['schemaname' 'schemaname' ...]

ここでのschemanameは1つ以上のスキーマ名であり、スペースで区切リます。

スキーマ名では、大文字と小文字が区別されていると見なされます。たとえば、systemではなくSYSTEMを使用します。スキーマ名が小文字であるか、大文字と小文字であるか、特殊文字を含んでいる場合は、二重引用符と一重引用符を使用してスキーマ名を指定します。たとえば:

--excludeschemas '"MixedCase"' '"Special.Char$"'

説明

移行前アドバイザ・ツールのexcludeschemasプロパティでは、クラウドへの移行の準備状況についての分析から除外するスキーマを指定します。

使用上のノート

移行前チェックを実行しないスキーマを指定するために使用します。excludeschemasを省略しており、schemasを使用していない場合は、データベース内のすべてのスキーマが分析されます。excludeschemasプロパティは、schemasとの併用はできません。

コマンド文字列では、ソース・データベースに対してもオプション--connectString (-c)を指定し、移行するクラウド・データベースのタイプを指定するために--targetcloud (-t)を指定する必要があります。

19.9.2.4 full

移行前アドバイザ・ツール(CPAT)のプロパティfullでは、--schemasが使用されている場合でもすべてのチェックを実行することを指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字、文字列

構文

-f|--full

説明

各CPATチェックにはスコープが定義されています。チェックのスコープがINSTANCEの場合、FULLを選択して定義されたスコープをオーバーライドしないかぎり、そのチェックは実行されません。CPATのfullプロパティを指定すると、コマンド文字列にチェックのスコープを制限する--schemasが指定されている場合でも、ソース・データベースで強制的にすべてのチェックが実行されます。

使用上のノート

CPATで使用するオプションは、Oracle Data Pumpでも使用する必要があります。Oracle Data PumpをFULLモードで使用する場合は、fullプロパティを使用してCPATを実行する必要があります。Oracle Data PumpをSCHEMAモードで使用する場合は、CPATをschemaモードで実行します。

ソース・データベース・インスタンスに100のスキーマがあるが、s1、s2およびs3の3つのスキーマのみをAutonomous Transaction Processing Dedicated (ATP-D)に移行するとします。

この場合、すべてのスキーマを分析する必要はありませんが、3つのスキーマすべてに対してINSTANCE SCOPEDチェックを実行します。これを行うには、CPATを--schemas s1 s2 s3 --fullで実行します

19.9.2.5 gettargetprops

移行前アドバイザ・ツールのプロパティgettargetpropsでは、移行ターゲット・データベース・インスタンスの接続プロパティを読み取り、ソース・データベース・インスタンスに対して分析します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-g|--gettargetprops property

説明

移行前アドバイザ・ツールのgettargetpropsプロパティでは、移行ターゲット・インスタンス用の接続パラメータをCPATで収集することを指定します。CPATで移行ターゲット・インスタンスのプロパティが収集されます。これにより、後でソース・データベース・インスタンスでそれらのプロパティを分析できるようになります。

使用上のノート

これらのプロパティは通常、移行フローでCPATを使用するツールによって設定され、これらのプロパティを使用して、移行中に特定の移行操作が実行中、または実行予定であることをCPATに指定します。--gettargetpropsスイッチおよびtargetconnectionパラメータを使用してプロパティ・ファイルを生成します

詳細は、Microsoft Windowsシステムでpremigration.sh --helpまたはpremigration.com --helpを実行します。

./premigration.sh --gettargetprops --connectstring jdbc:oracle:thin:@atpd_high?TNS_ADMIN=/path/wallet . . . 
19.9.2.6 help

移行前アドバイザ・ツールのプロパティhelpでは、コマンドライン・ヘルプ情報が出力され、終了されます。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-h|--help

説明

移行前アドバイザ・ツールのhelpプロパティでは、コマンドライン・ヘルプの説明が出力され、このアドバイザが終了されます。

使用上のノート

このオプションを使用して、実行中の移行前アドバイザ・ツールのバージョンについてヘルプ情報を取得します。

premigration.sh --help
19.9.2.7 logginglevel

移行前アドバイザ・ツールのプロパティlogginglevelでは、ロギング・ファイルに記録される問題のレベルを指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-l|--logginglevel -[severe|warning|info|config|fine|finer|finest]

デフォルト

このプロパティをコマンド文字列に指定しない場合、デフォルトはfineです。

説明

移行前アドバイザ・ツールのlogginglevelプロパティでは、移行前アドバイザ・ツールのレポート内に記録する必要がある問題の重大度を指定します

使用上のノート

ターゲット・データベースまたはデータベースで実行するチェックのタイプを指定するために使用します。ログのプロパティ:

  • severe
  • warning
  • info
  • config
  • fine
  • finer
  • finest
19.9.2.8 maxrelevantobjects

移行前アドバイザ・ツールのプロパティmaxrelevantobjectsでは、すべてのレポートに含まれる関連オブジェクトの最大数を指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-M|--maxrelevantobjects maximum-relevant-objects

説明

移行前アドバイザ・ツールのmaxrelevantobjectsプロパティでは、移行前アドバイザ・レポートに表示される関連オブジェクトの最大数を指定します。TEXTレポートの場合、このプロパティはmaxtextdatarowsプロパティより優先されます。

ノート:

レポートされるオブジェクト数に制限を指定すると、レポートで公開されていなくても移行に影響するオブジェクトが存在する可能性があります。

使用上のノート

このプロパティの目的は、CPATによって生成されるレポートに制限を指定することです:

  • CPATレポートのサイズを制限します
  • CPATが使用するメモリーを制限します
  • 独自の、または機密の表、列またはその他の情報をレポートに含む可能性のあるオブジェクトを除外します。

premigration.sh  -maxrelevantobjects 5 -outfileprefix limit -targettype adws -analysisprops /usr/example/CPAT/ cloud_premigration_advisor_analysis.properties
19.9.2.9 maxtextdatarows

移行前アドバイザ・ツールのプロパティmaxtextdatarowsでは、テキスト・レポートに表示される関連オブジェクトの行数制限を指定します(JSONレポートには適用されません)。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-n|--maxtextdatarows maximum-number-of-data-rows

デフォルト

データ表内のすべての行(上限なし)。

説明

移行前アドバイザ・ツールのmaxtextdatarowsプロパティでは、TEXTレポートに含まれる関連オブジェクト行の最大数を指定し、最大行数に達した後の行が表示されないことを示すメッセージが表示されます。このプロパティを設定しない場合は、すべての関連オブジェクトが含まれます(上限なし)。このプロパティは、JSONレポートには適用されません

使用上のノート

移行前アドバイザTEXTレポート・ファイルについては、プロパティ設定に競合がある場合、maxrelevantobjectsmaxtextdatarowsの設定より優先されます。

19.9.2.10 migrationmethod

移行前アドバイザ・ツールのプロパティmigrationmethodでは、Oracle Cloudへの移行に使用する方法またはツールのタイプを指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-m|--migrationmethod -['datapump'|'goldengate']

デフォルト

値が指定されていない場合のデフォルトはdatapumpです。

説明

移行前アドバイザ・ツールのmigrationmethodプロパティでは、クラウドへのデータベースの移行に使用する方法またはツールのタイプを指定します。その移行方法によって、ソース・データベースでどのチェックが実行されるかが変わります。ソース・データベースで検出された内容は、その移行方法と互換性がない場合は、生成されたレポートで示されます。

使用上のノート

ターゲット・データベースまたはデータベースで実行するチェックのタイプを指定するために使用します。

オプション 説明

datapump

選択したOracle Cloudデプロイメントへの移行の実行にOracle Data Pumpを使用する場合のチェックをアップグレード前アドバイザ・ツールで実行することを指定します。

goldengate

選択したOracle Cloudデプロイメントへの移行の実行にOracle GoldenGateを使用する場合のチェックをアップグレード前アドバイザ・ツールで実行することを指定します。

次の例では、connect-stringは接続文字列が配置される場所を示します。ターゲットのOracle CloudデータベースはAutonomous Transaction Processing Sharedで、選択した移行方法はOracle GoldenGateです。

premigration.cmd --connectstring some-string --targetcloud atps --username SYSTEM -migrationmethod 'goldengate'
19.9.2.11 outdir

移行前アドバイザ・ツールのプロパティoutdirでは、移行前分析ログ・ファイルおよびレポート・ファイルを生成するディレクトリ・パスを指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-o|--outdir directory-path

ここでのdirectory-pathは、ログ・ファイルおよびレポートのディレクトリのパスです。

説明

移行前アドバイザ・ツールのoutdirプロパティでは、ログ・ファイルおよびレポート・ファイルを作成する場所を指定します。

使用上のノート

指定したパスが絶対パスでない場合、移行前アドバイザ・ツールでは、CPAT起動元のファイル・パスの場所を基準としてそのディレクトリが指定されます。出力ファイル名を指定しなかった場合の、デフォルトのファイル名はpremigrationです。そのファイル名が存在しない場合は、CPATによって作成されます。

次の例では、connect-stringは接続文字列が配置される場所を示します。ターゲットPDBはtrend1、Oracle CloudデータベースはAutonomous Data Warehouse Dedicated、出力ディレクトリ・パスは/users/analytic/adwd-migrです。

premigration.cmd --connectstring connect-string --targetcloud adwd --username SYSTEM --pdbname trend1 -outdir /users/analytic/adwd-migr
19.9.2.12 outfileprefix

移行前アドバイザ・ツールのプロパティoutfileprefixでは、移行前アドバイザ・ツールのレポートの接頭辞を指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-P|--outfileprefix prefix-string

説明

移行前アドバイザ・ツールのoutfileprefixプロパティでは、ソース・データベースについて生成された出力レポートに付ける接頭辞を指定します。接頭辞がない場合の、移行前アドバイザ・ツールのレポートまたはログの標準名はpremigration_advisorです。

使用上のノート

様々なレポート出力を区別するには、接頭辞を使用します。たとえば、あるデータベースに関して、一方でOracle GoldenGateによる移行についてレポートを生成し、他方でOracle Data Pumpによる移行についてレポートを生成する場合、あるいはCDBでPDBごとに個別のレポートを生成する場合に、接頭辞の使用によってそれらのレポートを区別できます。

次の例では、接頭辞文字列はcdb4connect-stringは接続文字列が配置される場所を示し、移行ターゲットのOracle CloudデータベースはAutonomous Transaction Processing Sharedです。このコマンドのレポートは、cdb4_premigration_advisor_report.txt およびcdb4_premigration_advisor.logです。

./premigration.sh -c connect-string --targetcloud atps -P cdb4
19.9.2.13 pdbname

移行前アドバイザ・ツールのプロパティpdbnameでは、CPATでレポートを生成するCDBのソースPDBの名前を指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-p|--pdbname pdbname

説明

接続先のPDB名です。ソース・データベースの接続文字列がCDBに対するものである場合のみ適用されます。

使用上のノート

このプロパティは、ソース・データベースの接続文字列がCDBに対するものである場合のみ使用する必要があります。

次の例では、connect-stringはソースCDB用に接続文字列が配置される場所を示します。ソースPDBはtrend4、ターゲットはOracle Cloud Autonomous Data Warehouse Dedicatedデータベースです。

premigration.cmd --connectstring connect-string --targetcloud adwd --username SYSTEM --pdbname trend4 
19.9.2.14 reportformat

移行前アドバイザリ・ツール(CPAT)のプロパティreportformatでは、CPATレポート出力の形式を指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-r|--reportformat -format [format format]

ここでのformatはレポート形式です。CPATでは、機械可読形式(JSON)のレポートと、人間が判読可能な形式(HTMLまたはTEXT)がサポートされています。形式が複数ある場合はスペースで区切ります。コマンドラインで--reportformatを使用して特定のレポート・タイプを指定しなかった場合は、デフォルトで、CPATによってテキスト・レポートとHTMLレポートの両方が生成されます。

説明

このリリースの時点では、移行前アドバイザ・ツールで、JSON形式またはテキスト形式でレポートを生成できます。reportformatプロパティを使用して、必要なレポート出力を指定します。

使用上のノート

生成するレポート出力のタイプを指定するために使用します。このプロパティが指定されていない場合、デフォルトはTEXTです。

ノート:

Oracleでは、テキスト・レポートとJSONレポートの両方を指定し、常にレポートとログ・ファイルを保存することをお薦めします。移行中に問題が発生した場合は、ログ・ファイル、およびテキストとJSONレポートの両方を含む問題の解決に役立つ可能性のあるすべての情報を含めることが重要です。
オプション 説明

json

アップグレード前アドバイザ・ツールでJSON形式でレポートを生成することを指定します。

text

アップグレード前アドバイザ・ツールでテキスト・ファイル形式でレポートを生成することを指定します。

次の例では、JSONおよびテキスト形式のレポート出力が、Oracle Cloud Autonomous Data Warehouse Dedicatedデータベースをターゲットとするレポートに指定されています。生成されるレポートは、premigration_advisor_report.jsonpremigration_advisor_report.txtです。


premigration.cmd --connectstring connect-string --targetcloud adwd --username SYSTEM --sqltext
19.9.2.15 schemas

移行前アドバイザ・ツールのプロパティschemasでは、移行について分析するスキーマのリストを指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-s|--schemas 'schemaname' ['schemaname' 'schemaname' ...]

ここでのschemanameは1つ以上のスキーマ名であり、スペースで区切リます。

説明

移行前アドバイザ・ツールのschemasプロパティでは、クラウドへの移行の準備状況をチェックするスキーマを指定します。その移行方法によって、ソース・データベースでどのチェックが実行されるかが変わります。ソース・データベースで検出された内容は、その移行方法と互換性がない場合は、生成されたレポートで示されます。

使用上のノート

レポートを、チェック実行対象のスキーマの特定のリストに制限するために使用します。スキーマ・モードでは、SCHEMAおよびUNIVERSALスコープ・チェックが実行されます。INSTANCEスコープ・チェックは実行されません。schemasを指定せず、excludeschemasを使用しない場合、デフォルトはfullプロパティを使用して実行されます。Oracleによって管理されるスキーマを除き、データベース内のすべてのスキーマが分析されます。これにより、クラウド・ターゲットに移行しないスキーマの問題がリストされているレポートを受信する可能性があります。

ノート:

CPATで使用するオプションは、Oracle Data Pumpでも使用する必要があります。Oracle Data PumpをFULLモードで使用する場合は、fullプロパティを使用してCPATを実行する必要があります。Oracle Data PumpをSCHEMAモードで使用する場合は、CPATをschemaモードで実行します。

schemasプロパティは、excludeschemas.との併用はできません。チェックするスキーマのスコープの制限は、ソース・インスタンスが複数のアプリケーションをホストしており、それぞれ異なるOracle Autonomous Databaseインスタンスに移行する場合に特に役立ちます。

ノート:

--fullプロパティを指定すると、ソース・データベースでチェックの完全セットを強制的に実行し、--schemasでチェックのスコープを制限する場合に有効になっている制限事項をオーバーライドします。

スキーマ名では、大文字と小文字が区別されていると見なされます。たとえば、systemではなくSYSTEMを使用します。スキーマ名が小文字であるか、大文字と小文字であるか、特殊文字を含んでいる場合は、二重引用符と一重引用符を使用してスキーマ名を指定します。たとえば:

--schemas '"MixedCase"' '"Special.Char$"'

次の例では、スキーマADMINおよびMixedCase (ターゲットがOracle Cloud Autonomous Data Warehouse Dedicatedデータベース、connect-stringがソース・データベースへの接続文字列)に対してレポートが生成されます。

premigration.cmd --connectstring connect-string --targetcloud atps --username ADMIN -s 'SYSTEM' '"MixedCase'"
19.9.2.16 sqltext

移行前アドバイザ・ツールのプロパティsqltextでは、TEXTレポートのCPATチェックに使用するSQLを表示するように指定します

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-S|--sqltext

説明

移行前アドバイザ・ツールのsqltextプロパティは、デフォルトをオーバーライドし、TEXTレポートのCPATチェックに対して実行されたSQLを非表示にします。このプロパティは、JSONレポートには適用されませんオプションは使用しません。

使用上のノート

CPATは、SQL文を使用してデータベースのチェックを実行します。CPATレポートは、TEXT形式とJSON形式の両方で生成できます。デフォルトでは、各チェックのために実行されたSQLはTEXTレポートに含まれません。TEXTレポートにSQLを表示するには、このパラメータを使用します。

premigration.cmd --connectstring connect-string --targetcloud adwd --username SYSTEM --sqltext
19.9.2.17 sysdba

移行前アドバイザ・ツールのプロパティsysdbaは、データベースへの接続時にAS SYSDBAを強制適用するために使用します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字、文字列

構文

-d,--sysdba

説明

移行前アドバイザ・ツールのsysdbaプロパティでは、移行前アドバイザ・ツールがソース・データベースにAS SYSDBAで接続することを指定します。

使用上のノート

オペレーティング・システム認証またはSYSユーザーを使用している場合は、--sysdbaを使用する必要があります。また、--sysdbaを使用して、SYSDBAが付与されているユーザーとして接続する必要がありますが、CPATでチェックを実行するために必要な他の権限は接続しないでください。

./premigration.sh --connectstring jdbc:oracle:oci:@ --targetcloud ATPD --sysdba --analysisprops premigration_advisor_analysis.properties
19.9.2.18 targetcloud

移行前アドバイザ・ツールのプロパティtargetcloudでは、移行先のOracle Cloudデータベースのタイプを指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-t | --targetcloud cloudtype

デフォルト

DEFAULTは、ロックダウン・プロファイルが不明なターゲットを示します。

説明

このオプションは、移行前アドバイザ・ツールのtargetcloudプロパティで、移行先のクラウド・データベースのタイプを指定するために使用されます。構成ファイルにおいて、この値を、チェックするデータベースごとに異なる値に設定できます。

使用上のノート

移行するクラウドのタイプを識別するために使用します。これは、ソース・データベースで実行されるチェックの種類に影響します。

オプション 説明

'ATPD'

Oracle Autonomous Database Transaction Processing専用

'ATPS'

Oracle Autonomous Database Serverless

'ADWD'

Oracle Autonomous Data Warehouse専用

'ADWS'

Oracle Autonomous Data Warehouse Serverless。

'DEFAULT'

Oracle Autonomous Database on Exadata Cloud@CustomerやOracle Autonomous Database Cloud Serviceなどのターゲットに使用します。通常、ロックダウン・プロファイルは事前定義されていません

./premigration.sh --targetcloud atps --outfileprefix ATPS_RUN_01 --outdir /path/CPAT_output --reportformat TEXT JSON ...
19.9.2.19 username

移行前アドバイザ・ツールのプロパティusernameでは、ソース・データベースへの接続時に使用するユーザー名を指定します。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-u|--username user-name

説明

--usernameスイッチは、ソース・データベースに接続するユーザーにCPATを提供します。

使用上のノート

指定するユーザー名はSELECT ANY DICTIONARY権限を持ち、SYSTEM.DUM$COLUMNSおよびSYSTEM.DUM$DATABASESELECTが付与されている必要があります。ターゲット・データベースに接続する場合は、ADMINユーザーまたはPDB_DBAロールを持つ別のユーザーを使用します。

premigration --connectstring jdbc:oracle:thin:@example.oracle.com:1521/ORCLPDB1 --username ADMIN -t atps
19.9.2.20 version

移行前アドバイザ・ツールのプロパティversionでは、CPATの現在のバージョンが出力され、終了されます。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-v|--version

説明

移行前アドバイザ・ツールのversionプロパティでは、移行前アドバイザ・ツールのバージョン番号およびリリースされた日付を出力できます。

使用上のノート

このオプションを使用して、実行中のアップグレード前アドバイザ・ツールのバージョンについて情報を取得します。

premigration.sh -v
Premigration Advisor Application Version: 22.10.0 (production)
Build date: 2022/10/18 10:55:43
Build hash: 53950fd
premigration.com --version
Premigration Advisor Application Version: 22.10.0 (production)
Build date: 2022/10/18 10:55:43
Build hash: 53950fd
19.9.2.21 updatecheck

移行前アドバイザ・ツールのプロパティupdatecheckでは、CPATの現在のバージョンが出力され、それより最新のバージョンがないかが確認されてから、終了されます。

プロパティ 説明

プロパティの型

文字列

構文

-U | --updatecheck

デフォルト値

なし

説明

クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)の更新されたバージョンが使用可能かどうかを確認します。新しいバージョンの場合は、yesが出力されます。新しいバージョンがない場合はnoが出力されます。チェックを完了すると、CPATが終了します。正常にチェックを実行するにはネットワーク・アクセスが必要です。

移行前アドバイザ・ツールのupdatecheckプロパティでは、Oracle Supportをチェックして、クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)の更新されたバージョンが使用可能かどうかを確認します。

使用上のノート

このプロパティを使用するには、ネットワーク接続が必要です。ネットワーク接続がない場合は、エラーCPAT-4001: Error checking for latest available version of the Cloud Premigration Advisor Toolが表示されます。ネットワークがファイアウォールの内側にある場合は、適切なHTTPSプロキシを定義してこのスイッチを使用する必要があります。

export _JAVA_OPTIONS='-Dhttps.proxyHost=www-proxy.us.oracle.com -Dhttps.proxyPort=80'
./premigration.sh --updatecheck

CPATの最新バージョンがすでにある場合は、次の出力が表示されます:

_JAVA_OPTIONS: -Dhttps.proxyHost=www-proxy.us.oracle.com -Dhttps.proxyPort=80が選択されました。より新しいバージョンのクラウド移行前アドバイザ・ツールはありません

19.10 移行前アドバイザ・ツールによって実行されるチェックのリスト

移行前アドバイザ・ツールのレポートに存在するチェックについて情報をご確認ください。

ノート:

ソース・データベースと移行ターゲットを指定すると、移行前アドバイザ・ツールによって、その移行シナリオに必要なチェックが実行されます。そのシナリオに必要なチェックのみが実行されます。レポートでは、CPATの起動時に指定した移行シナリオに対する応答が示されます。

19.10.1 dp_has_low_streams_pool_size

移行前アドバイザ・ツールのチェックdp_has_low_streams_pool_sizeでは、STREAMS_POOL_SIZEが、データ・ポンプ移行を開始して効率的に機能するのに十分な大きさであることが確認されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

あり

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

移行前アドバイザ・ツールのチェックdp_has_low_streams_pool_sizeでは、STREAMS_POOL_SIZEが、Oracle Data Pumpの移行を開始して効率的に機能するのに十分な大きさで割り当てられていることが確認されます。

影響

データベース初期化パラメータSTREAMS_POOL_SIZE値は、Streamsプールのサイズの決定に役立ちます。エクスポート用に十分なメモリーをSTREAMS_POOL_SIZEに割り当てる必要があります。そうしないと、Oracle Data Pumpのエクスポート・パフォーマンスが低下したり、エクスポートが失敗する可能性があります。エクスポート前にソース・データベースでSTREAMS_POOL_SIZEの最小値を定義することをお薦めします。

処置

SQLを実行してSTREAMS_POOL_SIZEを設定し、エクスポート用のメモリーを割り当てます。たとえば:

ALTER SYSTEM SET streams_pool_size=256M SCOPE=BOTH

メモリーを割り当てた後、必要であればインスタンスを再起動します。

19.10.2 gg_enabled_replication

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_enabled_replicationでは、初期化パラメータENABLE_GOLDENGATE_REPLICATIONがソース・データベースで設定されていないことが通知されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

あり

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

移行前アドバイザ・ツールのgg_enabled_replicationチェックでは、移行方法としてOracle GoldenGateを選択したが初期化パラメータENABLE_GOLDENGATE_REPLICATIONTRUEに設定されていないことが示されます。

影響

Oracle GoldenGateでデータ移行を実行する場合は、ソース・データベースの初期化パラメータENABLE_GOLDENGATE_REPLICATIONTRUEに設定する必要があります。そのように設定されていない場合は、移行に失敗します。

処置

データベース初期化ファイル内でENABLE_GOLDENGATE_REPLICATIONTRUEに設定します。

19.10.3 gg_force_logging

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_force_loggingでは、移行中のすべてのトランザクションおよびロードの強制ロギングが設定されていないことが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

あり

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

UNIVERSAL

説明

ソース・データベースで強制ロギング・モードが設定されていません。強制ロギング・モードが設定されている場合は、すべてのトランザクションおよびロードのロギングが強制適用されて、これらのトランザクションおよびロードをログに記録しないというユーザー設定またはストレージ設定が上書きされます。

ノート:

ソース・インスタンスがOracle Autonomous Databaseである場合、gg_force_loggingチェックはスキップされます。

影響

強制ロギングが設定されていない場合は、移行中にOracle GoldenGate Extract構成内のソース・データが欠落する可能性があります。

処置

表領域およびデータベース・レベルで強制ロギングを有効にするには、SYSDBAとしてログインし、強制ロギングを有効にします。たとえば:

SQL> alter database force logging;
Database altered.

19.10.4 gg_has_low_streams_pool_size

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_has_low_streams_pool_sizeでは、STREAMS_POOL_SIZEがOracle GoldenGateに十分な大きさであることが確認されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

あり

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_has_low_streams_pool_sizeでは、STREAMS_POOL_SIZEがOracle GoldenGateの移行が効率的に開始および動作するのに十分な大きさに事前に割り当てられていることが確認されます。

Oracle GoldenGate Extractはソース・データベース内の基になるログマイニング・サーバーと対話し、Replicatはターゲット・データベース内のインバウンド・サーバーと対話します。

サーバーが使用する共有メモリーは、データベースのシステム・グローバル領域(SGA)のStreamsプールの部分から取得されます。そのため、統合モードで実行が予想される数のExtractおよびReplicatプロセスが常に十分なメモリーを使用できるようにするために、データベース初期化パラメータSTREAMS_POOL_SIZEを十分に高い値に設定する必要があります。Streamsプールは、データベースの他のコンポーネント(Oracle Streams、Advanced Queuing、Oracle Data Pumpのエクスポート/インポートなど)でも使用されるため、Oracle GoldenGateのStreamsプールのサイズを設定する際には、他のコンポーネントも考慮してください。

デフォルトでは、1つのExtractは、ログマイニング・サーバーに1GBで実行するように要求します。ベスト・プラクティスとしては、Streamsプールの25パーセントが使用可能であるようにします。したがって、1つプロセスについて、最小のSTREAMS_POOL_SIZEは1.25 GBになります。詳細は、Oracle SupportのドキュメントID 2078459.1およびOracle GoldenGateのドキュメントを参照してください。

影響

Oracle GoldenGateプロセス用に十分なメモリーをSTREAMS_POOL_SIZEに割り当ててください。そうしないと、Oracle GoldenGateのパフォーマンスが低下したり、ExtractまたはReplicatが失敗する可能性があります。Oracle GoldenGateを実行する前に、ソース・データベースでSTREAMS_POOL_SIZEの最小値を定義することをお薦めします。

処置

SQLを実行してSTREAMS_POOL_SIZEを設定し、実行されるOracle GoldenGateプロセスの数に応じてExtractおよびReplicatのメモリーを割り当てます。たとえば:

ALTER SYSTEM SET streams_pool_size=1250M SCOPE=BOTH; 

メモリーを割り当てた後、必要であればインスタンスを再起動します。

19.10.5 gg_not_unique

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_not_uniqueでは、移行中のすべてのトランザクションおよびロードの強制ロギングが設定されていないことが示されます。

重大性

処置必須

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Database 19cでのOracle GoldenGateによる移行の場合にスキーマに適用されます。これにより、主キーがなく、NULL値が許可されない一意索引もない表が識別されます。

影響

一意性のない表がある場合は、これらの表に対して大幅な変更を加えると、GoldenGateが次第に遅れて、正常な状態に戻れなくなる場合があります。

処置

この問題に対処するには、次のいずれかを実行します:

  • リストされた表に主キーを追加する
  • 移行中は可能なかぎりデータベースを休止する
  • Oracle Data Pumpなどの別の方法を使用してそれらの表に対する変更内容を移行する

19.10.6 gg_not_unique_bad_col_no

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_not_unique_bad_col_noでは、主キーがなく、NULL値が許可されない一意索引もない表が検索されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

移行方法

GOLDENGATE

説明

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_not_unique_bad_col_noでは、主キーがなく、NULL値が許可されない一意索引もない表が検索されます。

このチェックで特定される表の変更が大量であれば、GoldenGateのレプリケーションが遅れて、追いつけなくなる可能性があります。すべてのINSERTUPDATEまたはDELETE操作をレプリケートするには、全表スキャンが必要になります。

影響

Oracle GoldenGateでこれらの表の大幅な変更を処理する必要がある場合、レプリケーションを継続すると徐々に遅れて、回復できない可能性があります。

処置

この問題に対処するには、次のいずれかを実行します:

  • リストされた表に主キーを追加する
  • 移行中は可能なかぎりデータベースを休止する
  • Oracle Data Pumpなどの別の方法を使用して表に対する変更を移行する

19.10.7 gg_not_unique_bad_col_yes

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_not_unique_bad_col_yesでは、主キー、一意索引またはキー列がない表(バインドされていないデータ型で定義された表の列を含む)が検索されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_not_unique_bad_col_yesでは、主キー、一意索引またはキー列がない表が検索されます。問題のある列により、述語(where句)で有用ではない列がその表にあることが示されます。その表列は、LONGまたはBLOBなど、制限のないデータ型を使用して定義されています。

影響

一意性がなく、バインドされていないdata_typesが設定された表がある場合は、表レコードを一意に識別できないため、論理レプリケーションには使用できません。これらの表は、Oracle DatabaseのGoldenGateガイドではサポートされていないため、Oracle GoldenGateでは移行できません。

処置

この問題に対処するために、可能な場合は表に主キーまたは一意キーを追加してください。主キーまたは一意キーを追加できない場合は、Oracle Data Pumpなどの他の方法で表を移行する必要があります。

19.10.8 gg_objects_not_supported

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_objects_not_supportedでは、ソース・データベース上にサポートされていないオブジェクトがあることが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。ソース・データベースに、Oracle GoldenGateでの移行でサポートされていないオブジェクトが存在します。

影響

通常、このチェックでリストされたオブジェクトは、追加構成なしでは移行において正常にレプリケートされません。

処置

リストされたSUPPORT_MODE値があるオブジェクトを正常にレプリケートする方法を確認するには、Oracle GoldenGateのドキュメントを参照してください。

19.10.9 gg_supplemental_log_data_min

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_supplemental_log_data_minでは、ソース・データベースで最小サプリメンタル・ロギングが有効になっていないことが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

あり

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

UNIVERSAL

説明

このチェックは、Oracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。Oracle GoldenGateを使用する場合は、Oracleソース・データベースに対する最小サプリメンタル・ロギング(データベースレベルのオプション)が必要になります。この構成では、行チェーン情報(存在する場合)が更新操作用のREDOログに追加されます。

影響

最小サプリメンタル・ログ・データが有効になっていない場合、Oracle GoldenGateは機能しません。

処置

SYSDBAとしてログインし、ソース・データベースで最小サプリメンタル・ロギングを有効にします。たとえば:

SQL> ALTER DATABASE ADD SUPPLEMENTAL LOG DATA;

19.10.10 gg_tables_not_supported

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_tables_not_supported_adbでは、データベース内の一部のオブジェクトをOracle GoldenGateを使用してレプリケートできないことが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。ソース・データベース内のオブジェクトをOracle GoldenGateでレプリケートできない場合、レポートでは、これらのオブジェクトのリストが、このチェック・メッセージとともに示されます。

影響

リストされたオブジェクトは、Oracle GoldenGateで移行されません。

処置

スイッチオーバー時に、Oracle Data Pumpなどの別の移行方法を使用して、リストされた関連オブジェクトをターゲット・データベースに移動する必要があります。

19.10.11 gg_tables_not_supported

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_tables_not_supportedでは、ADB以外のデータベース内の一部のオブジェクトはOracle GoldenGateを使用してレプリケートできないことが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • デフォルト(Oracle Autonomous Database (ADB)以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。ソース・データベース内のオブジェクトをOracle GoldenGateでレプリケートできない場合、レポートでは、これらのオブジェクトのリストが、このチェック・メッセージとともに示されます。

影響

リストされたオブジェクトは、Oracle GoldenGateで移行されません。

処置

スイッチオーバー時に、Oracle Data Pumpなどの別の移行方法を使用して、リストされた関連オブジェクトをターゲット・データベースに移動する必要があります。

19.10.12 gg_user_objects_in_ggadmin_schemas

移行前アドバイザ・ツールのチェックgg_user_objects_in_ggadmin_schemasでは、Oracle GoldenGate管理者権限があるスキーマにユーザー・オブジェクトが存在することが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。スキーマ内のユーザー・オブジェクトにOracle GoldenGate管理者権限がある場合は、それらのスキーマがCPATレポートでリストされます。Oracle GoldenGateではそれらを移行できません。

影響

リストされたオブジェクトは、Oracle GoldenGateで移行されません。

処置

これらのスキーマをOracle GoldenGateでのデータ移行から除外してください。Oracle Data Pumpなどの別の移行方法を使用して、リストされた関連オブジェクトをターゲット・データベースに移動する必要があります。

19.10.13 has_absent_default_tablespace

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_absent_default_tablespaceでは、スキーマ所有者のデフォルト表領域が不足していることが示されます。

結果の重要度

確認必須。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。スキーマ所有者のデフォルト表領域が1つ以上不足していることがCPATで検出された場合は、それらのスキーマがレポートでリストされます。

影響

有効なDEFAULT TABLESPACEがないスキーマは、ORA-00959エラーが原因で、ターゲット・インスタンス上に作成できません。

処置

それらのスキーマは、もう使用されない場合は削除します。ただし、それらのスキーマが使用されている場合は、そのスキーマ用の有効なデフォルト表領域を作成するか、DBA_TABLESPACEで問合せを実行して有効なすべての表領域の名前をリストしそれらの1つを有効なデフォルト表領域として選択することでデフォルト表領域を定義します。

関連トピック

19.10.14 has_absent_temp_tablespace

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_absent_temp_tablespaceでは、スキーマ所有者の一時表領域が不足していることが示されます。

結果の重要度

確認必須。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。スキーマ所有者の一時表領域が1つ以上不足していることがCPATで検出された場合は、それらのスキーマがレポートでリストされます。

影響

トランザクション処理用Oracle Autonomous Database専用インフラストラクチャ(ATPD)およびデータ・ウェアハウス用Oracle Autonomous Database専用インフラストラクチャ(ADWD)の場合、必要な一時表領域が移行前にターゲット上に作成されていないと、ORA-00959エラーが原因で、有効なTEMPORARY TABLESPACEがないソース・データベース・スキーマをターゲット・インスタンス上に作成できません。

処置

必要な一時表領域を移行開始前にOracle Autonomous Database専用インフラストラクチャ上に作成するか、移行ツールの起動時に表領域再マッピング・パラメータを使用して他の表領域をTEMP表領域にマップします。Oracleのゼロ・ダウンタイム移行およびデータベース移行サービスでは、移行の一部として表領域の事前作成およびマッピングを自動的に実行できます。

関連トピック

19.10.15 has_active_data_guard_dedicated

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_active_data_guard_dedicatedでは、ソース・インスタンスでActive Data Guardが使用されているかどうかが検出されます。

結果の重要度

確認推奨。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)

有効範囲

INSTANCE

説明

このチェックでは、ソース・インスタンスでActive Data Guardが使用されているかどうかが検出されます。

影響

移行されるアプリケーションまたはスキーマがActive Data Guardの特定の機能に依存している場合、それらのアプリケーションは移行後に機能しなくなる可能性があります。

処置

ターゲットOracle Autonomous DatabaseインスタンスでAutonomous Data Guardを使用することを検討してください。Autonomous Data Guardの機能の評価方法、およびAutonomous Data Guardの詳細は、Oracle Cloud Oracle Autonomous Database on Dedicated Exadata InfrastructureAutonomous Data Guardを使用した障害および災害からのクリティカル・データベースの保護を参照してください。

19.10.16 has_active_data_guard_serverless

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_active_data_guard_serverlessでは、ソース・インスタンスでActive Data Guardが使用されているかどうかが検出されます。

結果の重要度

確認推奨。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

INSTANCE

説明

このチェックでは、ソース・インスタンスでActive Data Guardが使用されているかどうかが検出されます。

影響

移行されるアプリケーションまたはスキーマがActive Data Guardの特定の機能に依存している場合、それらのアプリケーションは移行後に機能しなくなる可能性があります。

処置

ターゲットOracle Autonomous DatabaseインスタンスでAutonomous Data Guardを使用することを検討してください。Autonomous Data Guardの機能の評価方法、およびAutonomous Data Guardの詳細は、Oracle CloudでのOracle Autonomous Database on Shared Exadata Infrastructureの使用障害回復のためのAutonomous Databaseとスタンバイ・データベースの併用を参照してください。

19.10.17 has_basic_file_lobs

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_basic_file_lobsでは、BASICFILE LOB (Oracle Autonomous Databaseでサポートされていない)がスキーマに存在することが示されます。

結果の重要度

確認必須。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。スキーマ所有者の一時表領域の1つ以上にBASICFILE LOBが含まれていることがCPATで検出された場合は、それらのスキーマがレポートでリストされます。

影響

移行中、すべてのBASICFILE LOBが、そのインポート時に自動的にSECUREFILE LOBに変換されます。

処置

処置は必要ありません。

19.10.18 has_clustered_tables

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_clustered_tablesでは、表クラスタ(Oracle Autonomous Databaseでサポートされていない)がスキーマに存在することが示されます。

結果の重要度

確認推奨。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。1つ以上のスキーマに表クラスタが含まれていることがCPATで検出された場合は、それらのスキーマがレポートでリストされます。

影響

Oracle Autonomous Database上でCLUSTER句を使用して表を作成した場合、その表は通常の表として作成されます。

処置

処置は必要ありません。悪影響がないことを確認するために、いくらかのパフォーマンス・テストを実行することを検討してください。

19.10.19 has_columns_of_rowid_type

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_columns_of_rowid_typeでは、移行できない、ROWIDデータ型の列がある表が示されます。

結果の重要度

処置必須。

修正あり

あり

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。ROWIDデータ型は、Oracle Autonomous Database on Dedicated Exadata Infrastructureデプロイメントでは、デフォルトで有効になりません。

影響

デフォルトでは、ROWIDデータ型の列は、ATPDまたはADWDに移行できません。

処置

ターゲットADBDインスタンスで初期化パラメータALLOW_ROWID_COLUMN_TYPEtrueに設定することで、ROWIDデータ型を有効にできます。ただし、それを有効にすると、ROWID列はローリング・アップグレード操作や、行を物理的に移動する他の内部操作との互換性がなくなることに注意してください。少なくとも、アップグレード中には、ROWIDに関連するデータベース・アクティビティを一時停止することをお薦めします。ROWIDの列を使用するアプリケーションでは、正確性を検証して、行が再配置された場合にアプリケーションで論理エラーが発生しないか確認する必要があります。

19.10.20 has_columns_with_local_timezone

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_columns_with_local_timezoneでは、ターゲット・インスタンスDBTIMEZONEと一致しないローカルDBTIMEZONE列が表にあることが示されます。

結果の重要度

確認必須。

修正あり

あり

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。ソース・インスタンスDBTIMEZONEがターゲット・インスタンスDBTIMEZONEと一致しない場合に、TIMESTAMP WITH LOCAL TIMEZONEデータ型を使用する列がある移行される表が識別されます。

影響

移行されたデータは、正しくないタイムゾーンで解釈されるため、壊れているように見えます。この問題により、想定されていないデータになり他のアプリケーション問題が発生する可能性があります。

処置

ソース・インスタンスと一致するようにターゲット・インスタンスでDBTIMEZONEを設定します。例: ALTER DATABASE SET TIME_ZONE = 'America/New_York';

CPATで、この処置のための修正スクリプト(alter_time_zone.sql)が生成されます。この修正をターゲット・インスタンスに適用した後、そのインスタンスを再起動する必要があります。

19.10.21 has_columns_with_media_data_types_adb

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_columns_with_media_data_types_adbでは、移行できない、マルチメディア・データ型がある表が示されます。

結果の重要度

処置必須。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。マルチメディア・オブジェクト型(ORDSYSによるものなど)は、Oracle Autonomous Databaseでは使用できません。

影響

マルチメディア列がある表の移行は失敗します。

処置

Oracle Autonomous Databaseでは、メディア・データ型の列は使用できません。かわりに、メディア・タイプ・ストレージでのSecureFiles LOBの使用を検討することをお薦めします。

Oracle_home/ord/im/admin/README.txtのOracle Multimedia README.txtファイル、またはOracle SupportのドキュメントID 2555923.1の指示に従って、Oracle Multimediaのメソッドおよびパッケージが使用されているかどうかを判断します。Oracle Multimediaが使用されている場合は、Oracle Multimediaの置換に関する推奨事項について、Oracle SupportのドキュメントID 2347372.1を参照してください。Oracle Multimediaオブジェクト・タイプに格納されているデータをSecureFiles LOBに移動する方法の詳細は、Oracle SupportのドキュメントID 2375644.1のHow To Migrate Data From Oracle Multimedia Data Types to BLOB columnsを参照してください。

19.10.22 has_columns_with_media_data_types_default

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_columns_with_media_data_types_defaultでは、マルチメディア列がある表が示されます。

結果の重要度

処置必須。

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。マルチメディア・オブジェクト型(ORDSYSによるものなど)は、Oracle Database 19c以降のリリースではサポートされなくなりました。

影響

マルチメディア列がある表の移行は失敗する可能性があります。

処置

Oracle Multimediaは、Oracle Database 19cでサポートが終了しました。メディア・タイプ・ストレージでのSecureFiles LOBの使用を検討することをお薦めします。

Oracle_home/ord/im/admin/README.txtのOracle Multimedia README.txtファイル、またはOracle SupportのドキュメントID 2555923.1の指示に従って、Oracle Multimediaのメソッドおよびパッケージが使用されているかどうかを判断します。Oracle Multimediaが使用されている場合は、Oracle Multimediaの置換に関する推奨事項について、Oracle SupportのドキュメントID 2347372.1を参照してください。Oracle Multimediaオブジェクト・タイプに格納されているデータをSecureFiles LOBに移動する方法の詳細は、Oracle SupportのドキュメントID 2375644.1のHow To Migrate Data From Oracle Multimedia Data Types to BLOB columnsを参照してください。

19.10.23 has_columns_with_spatial_data_types

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_columns_with_spatial_data_typesでは、十分サポートされていない空間オブジェクトがあることが示されます。

結果の重要度

確認必須。

修正あり

あり

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にスキーマに適用されます。これにより、空間データ型オブジェクトが存在することが示されます。

影響

空間オブジェクトの一部の機能はOracle Java (JAVAVM)の機能に依存しているため、JAVAVMが有効になるまでは、共有インフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseで完全にはサポートされていないオブジェクトが存在する可能性があります。

処置

このSQLを実行してターゲット・システムでJAVAVM機能を有効にしてから、インスタンスを再起動してください:

BEGIN
   DBMS_CLOUD_ADMIN.ENABLE_FEATURE(
       feature_name => 'JAVAVM' );
END;
/

JAVAVM機能の有効化の詳細は、Oracle Cloud Oracle Autonomous Database Serverlessの使用Autonomous DatabaseでのOracle Javaの使用を参照してください。ADBでのSpatialの使用の詳細は、Oracle Cloud Oracle Autonomous Database Serverlessの使用Autonomous DatabaseでのOracle Spatialの使用を参照してください。

19.10.24 has_common_objects

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_common_objectsでは、データベース・インスタンスに共通オブジェクトがあることが示されます。

結果の重要度

処置必須。

修正あり

あり

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

INSTANCE

説明

これはデフォルトのチェックです。このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にソース・インスタンスに適用されます。これにより、共通オブジェクトが存在することが示されます。

影響

Oracle Data Pumpでは、共通オブジェクトは、Oracle Cloud内のOracle Autonomous Databaseに移行されず、これらのオブジェクトは、Oracle Autonomous Database (ADB)でサポートされません。共通オブジェクトに依存しているものはすべて、正しく移行できません。

処置

アプリケーションに必要なこれらの共通オブジェクトを、移行開始前にターゲット・システム上で再作成する必要があります。ADBをターゲットにする場合は、必要な共通オブジェクトをローカル・オブジェクトとして再作成する必要があります。これは、Oracle SupportのドキュメントID 2739952.1に示されているように、DBMS_METADATA.GET_DDLを使用して実行できます。

19.10.25 has_compression_disabled_for_objects

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_compression_disabled_for_objectsでは、COMPRESSION句がない表またはパーティションがあることが示されます。

結果の重要度

確認推奨。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にソース・スキーマに適用されます。これにより、COMPRESSION句がない表またはパーティションが存在することが示されます。表およびパーティションは、Oracle Autonomous Data Warehouse (ADW)でQUERY HIGHに圧縮する必要があります。

影響

ADWに移行する際に、表またはパーティションのSQLデータ定義言語(DDL)文にCOMPRESSION句が含まれていない場合は、デフォルト圧縮のQUERY HIGHを使用して移行中に作成されます。

処置

処置不要。この動作を変更するには、適切な圧縮句(または、NOCOMPRESSでも可)をエクスポート開始前に追加するか、圧縮句をインポート後に変更します。

19.10.26 has_csmig_schema

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_csmig_schemaでは、CSSCANユーティリティがソース・データベースにインストールおよび構成されていることが示されます。

結果の重要度

確認推奨。

修正あり

あり

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

UNIVERSAL

説明

これはデフォルトのチェックです。CSSCANユーティリティはサポートされなくなり、Database Migration Assistant for Unicode (DMU)ツールに置き換えられました。

影響

CSSCANユーティリティに関連するオブジェクト、ユーザーまたはロールは、移行ツールで無視される場合があります。

処置

CSMIGユーザーおよびCSSCANユーティリティで作成されたオブジェクトを削除してください。次に例を示します:

BEGIN FOR REC IN (SELECT SYNONYM_NAME FROM DBA_SYNONYMS WHERE TABLE_OWNER = 'CSMIG') LOOP
      EXECUTE IMMEDIATE 'DROP PUBLIC SYNONYM ' || REC.SYNONYM_NAME; END LOOP; END; / DROP VIEW
      SYS.CSMV$KTFBUE; DROP USER CSMIG CASCADE; 

Database Migration Assistant for Unicode (DMU)ツールを使用して、文字セット移行の問題をスキャンします。DMUの詳細は、Oracle SupportのドキュメントID 1272374.1を参照してください。

19.10.27 has_data_in_other_tablespaces_dedicated

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_data_in_other_tablespaces_dedicatedでは、専用インフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseに移行する際の表領域制限の対象となるデータが特定されます。

結果の重要度

処置必須。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にソース・スキーマに適用されます。専用インフラストラクチャ上のAutonomous Databaseに移行する際の表領域制限の対象となるデータが存在することが示されます。

影響

ATPDおよびADWD (専用インフラストラクチャ)の場合は、ターゲット上に事前作成されていない表領域についてエラーが通知されます。表領域マッピングが使用されていない場合は、移行中にエラーが発生する可能性があります。

処置

Zero Downtime Migration (ZDM)またはDatabase Migration Service (DMS)を使用してデータベースを移行する場合は、表領域が自動的に事前作成およびマップされるので、この問題は発生しません。

Oracle Data Pumpを使用して手動で移行する場合は、Data Pumpのimpdpパラメータ・ファイルにIGNORE=TABLESPACEおよびREMAP_TABLESPACE='%:DATA'を指定して、移行ツールの起動時に他の表領域がDATA表領域にマップされるようにします。

いずれの場合も、特定の表領域名に依存していないかどうかアプリケーションを評価する必要があります。

19.10.28 has_data_in_other_tablespaces_serverless

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_data_in_other_tablespaces_serverlessでは、共有インフラストラクチャ上のOracle Autonomous Databaseに移行する際の表領域制限の対象となるデータが特定されます。

結果の重要度

確認必須。

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にソース・スキーマに適用されます。複数の表領域に割当て制限を持つユーザーの存在を示します。

影響

ユーザー定義表領域は、ATPSおよびADWS(サーバーレス・インフラストラクチャ)では許可されていません。このクラウド環境の各データベースには、単一のDATA表領域があります。表領域マッピングが使用されておらず、移行を実行するユーザーにDATA表領域に対する権限がない場合は、移行中にエラーが発生する可能性があります。

処置

Zero Downtime Migration (ZDM)またはDatabase Migration Service (DMS)を使用してデータベースを移行する場合は、表領域が自動的に事前作成およびマップされるので、この問題は発生しません。

Oracle Data Pumpを使用して手動で移行する場合は、Data Pumpのimpdpパラメータ・ファイルにIGNORE=TABLESPACEおよびREMAP_TABLESPACE='%:DATA'を指定して、移行ツールの起動時に他の表領域がDATA表領域にマップされるようにします。

いずれの場合も、特定の表領域名に依存していないかどうかアプリケーションを評価する必要があります。

19.10.29 has_db_link_synonyms

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_db_link_synonymsでは、データベース・リンクを含むシノニムがスキーマに含まれていることが示されます。

結果の重要度

確認推奨。

修正あり

あり

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にソース・スキーマに適用されます。データベース・リンクは移行できません。

影響

そのシノニムに依存するアプリケーションは、移行後は、それらのデータベース・リンクが再作成されるまでエラーになります。

処置

移行が完了したら、DBMS_CLOUD_ADMIN.CREATE_DATABASE_LINKを使用して、ターゲットOracle Autonomous Database内にデータベース・リンクを作成し、シノニムを再作成してください。

19.10.30 has_db_links

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_db_linksでは、データベース・リンクを含むシノニムがスキーマに含まれていることが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にソース・スキーマに適用されます。データベース・リンクは移行できません。

影響

データベース・リンクに依存するアプリケーションは、移行後は、それらのデータベース・リンクが再作成されるまでエラーになります。

処置

移行する前に、それぞれのデータベース・スキーマでDBMS_CLOUD_ADMIN.CREATE_DATABASE_LINKを使用して、ADBにデータベース・リンクを手動で事前に作成してください。文の正しい順序は次のとおりです:

  1. リンクを所有するスキーマを作成します。
  2. DBMS_CLOUD_ADMIN.CREATE_DATABASE_LINKを使用してリンクを作成します。
  3. 移行するスキーマをインポートします。

19.10.31 has_dbms_credentials

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_dbms_credentialsでは、DBMS_CLOUD.CREATE_CREDENTIALで作成されていない資格証明がスキーマに含まれていることが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にソース・スキーマに適用されます。DBMS_CREDENTIALまたはDBMS_SCHEDULERパッケージで最初に作成された資格証明は、自動的にはOracle Autonomous Databaseに移行できません。

影響

移行すると、DBMS_CREDENTIALまたはDBMS_SCHEDULERパッケージで最初に作成された資格証明を持つユーザーには、ORA-27486「権限が不足しています」というエラーが表示されますこれらの資格証明はADBSに自動的に移行できません。

処置

移行の完了後に、リストされた資格証明がターゲットOracle Autonomous Databaseインスタンスでまだ必要とされていることを確認します。これらの資格証明が必要な場合は、DBMS_CLOUD.CREATE_CREDENTIALを使用して資格証明を再作成します。詳細は、My Oracle SupportのドキュメントID 2746284.1を参照してください。

19.10.32 has_dbms_credentials

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_dbms_credentialsでは、DBMS_CLOUD.CREATE_CREDENTIALで作成されていない資格証明がスキーマに含まれていることが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行の場合にソース・スキーマに適用されます。DBMS_CREDENTIALまたはDBMS_SCHEDULERパッケージで最初に作成された資格証明は、自動的にはOracle Autonomous Databaseに移行できません。

影響

移行すると、DBMS_CREDENTIALまたはDBMS_SCHEDULERパッケージで最初に作成された資格証明を持つユーザーには、ORA-27486「権限が不足しています」というエラーが表示されますスキーマ所有者のデフォルトの表領域は'DATA'にする必要があります。

処置

スキーマ所有者のDEFAULT TABLESPACEが、ADBでは'DATA'に変更されます。複数の表領域でユーザーに割当て制限がある場合は、移行の完了後に、適切な割当て制限が設定されていることを確認してください。

19.10.33 has_directories

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_directoriesでは、ソース・データベースにディレクトリ・オブジェクトがあることが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

INSTANCE

説明

このチェックでは、ソース・データベースにディレクトリ・オブジェクトがあることが示されます。

影響

それらのディレクトリに依存するアプリケーションは、移行後、ソース・データベース上のそれらのディレクトリがターゲット・データベース上で再作成されるまで機能しません。

処置

移行の完了後に、Oracle Autonomous Databaseインスタンス上でそれらのディレクトリを再作成します。

19.10.34 has_enabled_scheduler_jobs

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_enabled_scheduler_jobs では、Oracle Data Pumpエクスポートを妨げる可能性があるリスト・スケジューラ・ジョブがあることが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

INSTANCE

説明

これはデフォルトのチェックです。このチェックでは、Oracle Data Pumpエクスポートを妨げる可能性があるリスト・スケジューラ・ジョブがあることが示されます。

影響

スケジューラ・ジョブをFULLエクスポートと同時に実行すると、Oracle Data PumpエクスポートがORA-39127エラーで失敗する可能性があります。

処置

クリティカルでないスケジューラ・ジョブを無効にするか、スケジューラ・ジョブが実行されていないことが確実な時間帯にエクスポートを計画します。移行前にスケジューラ・ジョブを停止するか、スケジューラ・ジョブが実行されていないことが確実な時間帯にエクスポートを計画してください。

次のSQL文を実行すれば、移行中にスケジューラ・ジョブが実行されません:

ALTER SYSTEM SET JOB_QUEUE_PROCESSES=0;

この文の実行後に再起動する必要はありません。

19.10.35 has_external_tables_dedicated

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_external_tables_dedicatedでは、ソース・データベースに非クラウド・オブジェクト・ストレージの外部表が存在することが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックでは、ソース・データベースに非クラウド・オブジェクト・ストレージの外部表が存在することが示されます。これらの表は、Oracle Autonomous Databaseでは使用できません。

影響

ユーザーが作成した外部表に依存するアプリケーションは、想定されたとおりに機能しません。

処置

クラウド・オブジェクト・ストレージを使用する外部表の作成には、DBMS_CLOUDパッケージの使用を検討してください。

19.10.36 has_external_tables_default

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_external_tables_defaultでは、外部表が依存するDIRECTORYオブジェクトが作成されていないかぎり、外部表を移行できないことが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

SCHEMA

説明

このチェックでは、外部表が依存するDIRECTORYオブジェクトがターゲット・データベースにすでに作成されていないかぎり、外部表を移行できないことが示されます。

影響

外部表がまだ存在しないDIRECTORYオブジェクトに依存している場合、外部表のスキーマ・モードの移行は失敗します。

処置

移行の前に、ターゲット・データベースで必要なDIRECTORYオブジェクトを作成するか、全体モードを使用してターゲット・データベースに移行します。

19.10.37 has_external_tables_serverless

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_external_tables_serverlessでは、ソース・データベースに非クラウド・オブジェクト・ストレージの外部表が存在することが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

非クラウド・オブジェクト・ストレージ外部表が見つかりました。これらのオブジェクトは、Oracle Autonomous Databaseでは使用できません。

影響

ユーザーが作成した外部表に依存するアプリケーションは、想定されたとおりに機能しません。Oracle Autonomous Database (ADB)の外部表は、Object Storage ServiceまたはFile Storage Serviceを使用して再作成する必要があります。

非クラウド・オブジェクト・ストレージ外部表を移行の一部として作成しようとすると、それらの表は外部表以外の表として作成されます。

処置

インポートされた空の表を削除します。DBMS_CLOUDパッケージでCloud Object Storage Serviceを使用して外部表を作成するか、File Storage Serviceを使用します。詳細は、次を参照してください

19.10.38 has_fmw_registry_in_system

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_fmw_registry_in_systemでは、移行前にSYSTEMスキーマからFusion Middlewareスキーマ・バージョン・レジストリを移動する必要があることが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

INSTANCE

説明

Fusion Middlewareスキーマ・バージョン・レジストリはSYSTEMスキーマにあります。移行を開始する前に、SYSTEMスキーマの外に移動する必要があります。

影響

Fusion Middlewareバージョン・レジストリが移動されない場合、アップグレード後に、インストールされたFusion Middlewareアプリケーションに関する重要な情報が失われます。

処置

移行する前に、Fusion Middleware Upgrade Assistantコマンドua -moveRegistryを実行します。

19.10.39 has_illegal_characters_in_comments

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_illegal_characters_in_commentsでは、データベース文字セットで有効でない文字が表のコメント内に存在することが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

有効範囲

SCHEMA

説明

これは、データベースの文字セットで有効でない文字に関する、TABLEおよびCOLUMNのコメントの文字およびPL/SQLソースに対する、デフォルトのチェックです。

影響

有効でない文字があると、インポート中にORA-39346: オブジェクトの文字セット変換でデータが失われましたのエラーが発生する可能性があります。有効でない文字はデフォルトの置換文字に置き換えられます。

処置

移行の前に、有効でない文字を削除するか、有効な文字に置き換えてください。

19.10.40 has_ilm_ado_policies

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_ilm_ado_policiesでは、情報ライフサイクル管理(ILM)自動データ最適化(ADO)ポリシーが移行されないことが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

ILM自動データ最適化ポリシーを持つ表が存在します。これらのポリシーは、Oracle Autonomous Databaseに移行されません。

影響

ILM ADOポリシーを含む表(リリース12c以降)は、Oracle Autonomous Transaction Processing (ATP)およびOracle Autonomous Data Warehouse (ADW)でILM ADOポリシーなしで作成されます。

処置

処置は必要ありません。

19.10.41 has_incompatible_jobs

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_incompatible_jobsでは、情報ライフサイクル管理(ILM)自動データ最適化(ADO)ポリシーが移行されないことが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

PLSQL_BLOCKまたはSTORED_PROCEDURE以外のスケジューラのジョブおよびプログラムはソースに存在しますが、Oracle Autonomous Database (ADB)ではサポートされていません。

影響

EXECUTABLEEXTERNAL_SCRIPTなどのスケジューラ・ジョブおよびプログラムのタイプは、Oracle Autonomous Databaseでは実行されません。

処置

サポートされていないジョブまたはプログラムのタイプを使用するデータベースは、Oracle Autonomous Databaseに移行する前に変更する必要があります。ADBで許可されるタイプを使用して必要なジョブまたはプログラムを再作成してください

19.10.42 has_index_organized_tables

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_index_organized_tablesでは、ソース・データベースに索引構成表が存在することが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

索引構成表は、Oracle Autonomous Database (ADB)では使用できません。ただし、作成しようとしてもエラーは生成されません。かわりに、主キー索引が設定されたヒープ構成表が作成されます。

影響

再作成された表の実行方法は異なるため、確認する必要があります。

処置

ターゲット・データベース内の表は、非索引構成表(通常の表)として作成されます。

19.10.43 has_java_objects

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_java_objectsでは、ソース・データベースにJavaオブジェクトが存在することが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

あり

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

有効範囲

SCHEMA

説明

Javaオブジェクトはデフォルトでは移行されません。

影響

Java仮想マシン(JAVAVM)機能がターゲット・システムで有効になっていない場合、Javaオブジェクトに依存するアプリケーションは移行後に失敗します。

処置

必須でないJavaオブジェクトは移行プロセスから除外する必要があります。Oracle Autonomous DatabaseでのOracle Autonomous Database on Shared Exadata Infrastructureの使用「Autonomous DatabaseでのOracle Javaの使用」の説明に従って、ターゲット・システムでJAVAVM機能を有効にします

19.10.44 has_java_source

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_java_sourceでは、ソース・データベースにJavaソースが存在することが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

あり

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

Javaソースはデフォルトでは移行されません。

影響

Java仮想マシン(JAVAVM)機能がターゲット・システムで有効になっていない場合、Javaオブジェクトに依存するアプリケーションは移行後に失敗します。

処置

必須でないJavaオブジェクトは移行プロセスから除外する必要があります。Oracle Autonomous DatabaseでのOracle Autonomous Database on Shared Exadata Infrastructureの使用「Autonomous DatabaseでのOracle Javaの使用」の説明に従って、ターゲット・システムでJAVAVM機能を有効にします

19.10.45 has_libraries

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_librariesでは、CREATE LIBRARY文を必要とするアプリケーションが存在することが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

CREATE LIBRARY文は、Oracle Autonomous Databaseでは使用できません。

影響

これらのライブラリに依存するアプリケーションは、ライブラリがターゲット・インスタンスで作成されないため、失敗します。

処置

リストされているライブラリの依存性を削除するには、アプリケーションを更新する必要があります。

外部ライブラリで以前に実装されたビジネス・ロジック用の関数を使用することを検討してください。

関連トピック

19.10.46 has_logging_off_for_partitions

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_logging_off_for_partitionsでは、NOLOGGINGストレージ属性を使用するパーティションがあることが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

NOLOGGINGストレージ属性を持つパーティションは、移行中にLOGGINGに変更されます。

影響

NOLOGGINGで作成されたパーティションは、LOGGINGのパーティションとしてOracle Autonomous Databaseで自動的に作成されます。DBA_TAB_PARTITIONSLOGGING属性を確認します。

処置

処置不要。

19.10.47 has_logging_off_for_subpartitions

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_logging_off_for_subpartitionsでは、NOLOGGINGストレージ属性を使用するパーティションがあることが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

NOLOGGINGストレージ属性を持つサブパーティションは、移行中にLOGGINGに変更されます。

影響

NOLOGGINGで作成されたサブパーティションは、LOGGINGのサブパーティションとしてOracle Autonomous Databaseで自動的に作成されます。DBA_TAB_SUBPARTITIONSLOGGING属性を確認します。

処置

処置不要。

19.10.48 has_logging_off_for_tables

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_logging_off_for_tablesでは、NOLOGGINGストレージ属性を使用する表があることが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

NOLOGGINGストレージ属性を持つ表は、移行中にLOGGINGに変更されます。

影響

NOLOGGINGで作成された表は、LOGGINGの表としてOracle Autonomous Databaseで自動的に作成されます。DBA_TABLESLOGGING属性を確認します。

処置

処置不要。

19.10.49 has_low_streams_pool_size

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_low_streams_pool_sizeでは、予期しない、あるいは正しくない属性のマイニング・モデルが検出されたことが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

マイニング・モデルは、データ・マイニングを実行するデータベース・スキーマ・オブジェクトです。予期しない属性または正しくない属性を持つマイニング・モデルが検出されました。これらのマイニング・モデルは移行されません。

影響

問題のあるマイニング・モデルは適切にエクスポートされず、インポート時のORA-39083エラーの原因となります。

処置

パッチID 33270686のダウンロードおよび適用

19.10.50 has_noexport_object_grants

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_noexport_object_grantsでは、Oracle Data Pumpがすべてのオブジェクト権限をエクスポートできないことが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

あり

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

Oracle Data Pumpでは、すべてのオブジェクト権限をエクスポートできません。

影響

アプリケーションに必要なオブジェクト権限がターゲット・インスタンスにないため、Oracle Data Pumpがこれをターゲット・インスタンスにエクスポートできない可能性があります。

処置

ターゲット・インスタンスで必要な権限を再作成します。詳細は、My Oracle SupportのドキュメントID 1911151.1を参照してください。SELECTはシステム・オブジェクト上で使用できなくなったため、システム・オブジェクトのSELECT権限は、READ権限に置換する必要があることに注意してください。

19.10.51 has_oracle_streams

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_oracle_streamsでは、データベースでOracle Streamsが構成されていることが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

Oracle Database 19c以降では、Oracle Streamsはサポートされなくなりました。Streams構成を手動で削除することをお薦めします。

影響

Oracle Streamsは、サポート対象外の機能です。それを削除する必要があります。

処置

Oracle Streams構成を削除します。詳しい手順については、削除元のOracleリリースに固有の『Oracle Streams概要および管理ガイド』のOracle Streams構成の削除の項を参照してください。12.1 (12.1.0.2)より前のOracle Databaseリリースの場合、プロシージャdbms_streams_adm.remove_streams_configurationは、求めていない結果につながる可能性があるため、使用しないでください。かわりに、他のプロシージャ(dbms_capture_adm.drop_capturedbms_apply_adm.drop_applydbms_streams_adm.remove_queueなど)を使用してください。Oracle Databaseリリース12.1 (12.1.0.2)以上の場合は、プロシージャdbms_streams_adm.remove_streams_configurationを安全に使用できます。インポートに関する問題を回避するには、Oracle Data Pumpオプション'STREAMS_CONFIGURATION=N'の使用を検討してください。

19.10.52 has_parallel_indexes_enabled

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_parallel_indexes_enabledでは、PARALLEL句索引が存在することが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

INDEXで並列DEGREE1より大きい場合、この設定により、移行後に予期しない動作が発生する可能性があります。

影響

Oracle Autonomous Database Transaction Processing (ATP)に移行するとき、ソース・データベースの索引にPARALLEL句が指定されている場合、Oracle Data Pumpを使用、または手動でターゲット・データベースに作成された句が索引とともに残ります。PARALLEL度が1より大きい場合、この構成によってSQL文が並列実行され、エンド・ユーザーには認識されないことがあります。

処置

シリアル処理を指定するには、INDEX並列句をNOPARALLELに変更するか、PARALLEL度を移行の前後に1に変更します。

19.10.53 has_profile_not_default

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_profile_not_defaultでは、PROFILEを使用できないスキーマがターゲット・システムに存在することが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

あり

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

PROFILEをターゲット・システムで使用できないスキーマを識別します。

影響

PROFILEがないため、ターゲット・システムのスキーマの作成が失敗します。ターゲット・インスタンスにないプロファイルが使用されている場合を除き、これは実行時の問題です。その場合、重大度は「処置必須」です。

処置

Oracle Data PumpをFULLモードで使用するか、ターゲット・システムで移行する前に必要なプロファイルを作成してから、CPATを--gettargetpropsオプションとともに使用して作成されたプロパティ・ファイルで--analysispropsオプションを使用します。

19.10.54 has_public_synonyms

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_public_synonymsでは、パブリック・シノニムがソース・システム・スキーマに存在することが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA_ONLY

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

パブリック・シノニムを含むスキーマを識別します。Oracle Data Pumpでは、パブリック・シノニムはSCHEMAモードで移行されません。

影響

パブリック・シノニムに依存するアプリケーションは、パブリック・シノニムがターゲット・インスタンスで再作成されるまで正しく機能しません。

処置

Oracle Data PumpをFULLモードで使用するか、リストされた関連オブジェクトをターゲット・インスタンスで再作成します。

19.10.55 has_refs_to_restricted_packages_dedicated

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_refs_to_restricted_packages_dedicatedでは、部分的または完全にサポートされていないパッケージへの参照があることが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)

説明

サポートされていないか、サポートが一部だけのパッケージへの参照を確認します。

影響

サポートされていない、または使用が制限されているパッケージを参照するアプリケーションは、失敗する可能性があります。

処置

サポートされていないパッケージを参照するアプリケーションは、Oracle Autonomous Database Dedicatedに移行する前に変更する必要があります。部分的にサポートされているパッケージを参照するアプリケーションでは、無制限のファンクションおよびプロシージャのみを使用することを確認するテストと検証が必要です。

19.10.56 has_refs_to_restricted_packages_serverless

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_refs_to_restricted_packages_serverlessでは、部分的または完全にサポートされていないパッケージへの参照があることが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

サポートされていないか、サポートが一部だけのパッケージへの参照を確認します。

影響

サポートされていない、または使用が制限されているパッケージを参照するアプリケーションは、失敗する可能性があります。

処置

サポートされていないパッケージを参照するアプリケーションは、Oracle Autonomous Database Serverlessに移行する前に変更する必要があります。部分的にサポートされているパッケージを参照するアプリケーションでは、無制限のファンクションおよびプロシージャのみを使用することを確認するテストと検証が必要です。

19.10.57 has_refs_to_user_objects_in_sys

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_refs_to_user_objects_in_sysでは、SYSまたはSYSTEMに応じたユーザー・スキーマ・オブジェクトがあることが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

ユーザー・スキーマ内のオブジェクトが、SYSまたはSYSTEMスキーマ内のユーザー定義オブジェクトに依存するかどうかが検出されます。

影響

SYSまたはSYSTEM内のユーザー定義オブジェクトに依存するスキーマの移行は失敗します。

処置

移行前にSYSおよびSYSTEMスキーマ内のユーザー定義オブジェクトを移動し、参照を更新することをお薦めします。不要になったユーザー定義オブジェクトは削除することを検討してください。

19.10.58 has_role_privileges

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_role_privilegesでは、ソース・データベースで使用される一部のロール権限がターゲット・データベースでは提供されないことが示されます

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

ターゲットOracle Autonomous Databaseで使用できないソース・データベースで使用されるロール権限の存在を検出します。

影響

移行後、ロール権限の問題により、アプリケーションで操作が失敗する可能性があります。

処置

ターゲットのOracle Autonomous Databaseインスタンスで使用できないソース・データベースで付与されたロールの代替方法を見つけます。たとえば、ソース・インスタンスでDBAロールを付与されたスキーマについては、PDB_DBAロールで代替できる場合があります。同様に、ソース・インスタンスでDATAPUMP_IMP_FULL_DATABASEまたはIMP_FULL_DATABASEが付与されたスキーマについては、ターゲット・インスタンスのDATAPUMP_CLOUD_IMPロールで代替できる場合があります。このような代替方法が適切かどうかは、テストでのみ、またこれらのロール権限が発生するアプリケーションをよく理解している専門家が判断できます。

19.10.59 has_sqlt_objects_adb

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_sqlt_objects_adbでは、SQLTXPLAINオブジェクトが検出されることが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

Oracle Autonomous DatabaseでサポートされていないSQLTXPLAIN (SQLT)オブジェクトの存在を検出します。

影響

SQLTXPLAINに関連するオブジェクトは、Oracle Autonomous Database (ADB)へのインポートで失敗し、インポート・エラーが発生する可能性があります。

処置

ソース・データベースをOracle Autonomous Databaseに移行する管理者がSQLTXPLAINのインストール・ディレクトリにsqdrop.sqlを適用して、すべてのSQLTXPLAINおよびSQLTXADMINオブジェクトを削除することをお薦めします。詳細は、My Oracle SupportのドキュメントID 1614107.1を参照してください。

19.10.60 has_sqlt_objects_default

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_sqlt_objects_defaultでは、Oracle Data PumpでエクスポートされないSQLTXPLAINオブジェクトが検出されることが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

Oracle Data PumpでエクスポートされないSQLTXPLAIN (SQLT)オブジェクトの存在が検出されます。

影響

SQLTXPLAINに関連する一部のオブジェクトがターゲット・インスタンスにインポートされないため、インポート・エラーが発生する可能性があります。

処置

インポートの完了後は、SQLTXPLAINユーザーがターゲット環境でsqcreate.sqlを実行することをお薦めします。sqcreate.sqlスクリプトはsqdrop.sqlを実行し、必要なすべてのオブジェクトを再インストールします。詳細は、My Oracle SupportのドキュメントID 1614107.1を参照してください。

19.10.61 has_sys_privileges

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_sys_privilegesでは、ソース・データベースの一部のシステム権限がターゲット・データベースでは提供されないことが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

Oracle Autonomous Databaseで使用できないソース・データベースが使用されているシステム権限を検出します。

影響

システム権限の問題のため、Oracle Autonomous Databaseで操作が失敗する可能性があります。

処置

Oracle Autonomous Databaseですべてのシステム権限が必要かどうかを確認し、不要になった権限の付与を解除します。ターゲットのOracle Autonomous Database (ADB)で使用できない、付与済のシステム権限に対する代替方法を見つけます。たとえば、ADBインスタンスのスキーマでは、GRANT CREATE JOBUSER-WHO-HAD-CREATE-ANY-JOBで置換します。このような代替が適切であるかどうかは、当該アプリケーションおよびテストをよく理解している専門家のみが判断できます。

19.10.62 has_tables_that_fail_with_dblink

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_tables_that_fail_with_dblinkでは、LONGまたはLONG RAWデータ型の表があることが示されます

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

LONGまたはLONG RAWデータ型を含む表は、Oracle Data PumpではDBLINKで移行されません。

LONGデータ型(LONGLONG RAWLONG VARCHARLONG VARRAW)のすべての形式は、Oracle8iリリース8.1.6で非推奨になりました。以降のリリースでは、LONGデータ型は既存のアプリケーションとの下位互換性のために提供されていました。以降のリリースで開発された新しいアプリケーションでは、大量の文字データにCLOBおよびNCLOBデータ型を使用することをお薦めします。

影響

LONGまたはLONG RAWデータ型を含む表に依存しているアプリケーションは失敗します。

処置

DBLINKを指定せずにOracle Data Pumpを使用するか、LONGまたはLONG RAWデータ型の列を含むスキーマおよび表を除外します。

19.10.63 has_tables_with_long_raw_datatype

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_tables_with_long_raw_datatypeでは、LONGまたはLONG RAWデータ型の表があることが示されます

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)

説明

Oracle Hybrid Columnar Compression (HCC)の圧縮句が表に含まれる場合、または圧縮がDISABLEDの場合は、LONGまたはLONGRAWのデータを含む表がADWSでサポートされません。

影響

LONGまたはLONG RAWデータ型を含む表は移行されません。

Oracle Autonomous Data Warehouse (ADW)では、表にHCC圧縮句がある場合、または圧縮がDISABLEDの場合、LONGまたはLONG RAWデータ型の表は作成されません。この場合、デフォルトでHCCで圧縮されている表がADWでデフォルトで圧縮されます。

LONGデータ型(LONGLONG RAWLONG VARCHARLONG VARRAW)のすべての形式は、Oracle8iリリース8.1.6で非推奨になりました。以降のリリースでは、LONGデータ型は既存のアプリケーションとの下位互換性のために提供されていました。以降のリリースで開発された新しいアプリケーションでは、大量の文字データにCLOBおよびNCLOBデータ型を使用することをお薦めします。

処置

圧縮を有効にして、ADWで表を手動で作成することをお薦めします。

19.10.64 has_tables_with_xmltype_column

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_tables_with_xmltype_columnでは、XMLTYPE列を含む表があることが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

XMLType列を含む表は、STORAGE_TYPE設定がBINARYでなければ移行されません。

影響

BINARYとして格納されていないXMLType列に依存するアプリケーションは失敗します。

処置

CLOBまたはオブジェクト・リレーショナル・ストレージで定義されているXMLType列がある表は、Oracle Autonomous Databaseではサポートされていません。関連するオブジェクトの列XMLSCHEMAが空でない場合は、アプリケーションでXMLスキーマ・オブジェクトが使用されているため、追加作業が必要になる可能性があります。非スキーマ・タイプについては、BINARY記憶域オプションを使用する必要があります。CLOB列をBINARYに変換する方法の詳細は、Oracle SupportのドキュメントID 1581065.1を参照してください。

19.10.65 has_trusted_server_entries

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_trusted_server_entriesでは、再作成できないTRUSTED_SERVERエントリがOracle Autonomous Databaseに存在することが示されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

TRUSTED_SERVERエントリがあるかを確認してください。これらのエントリは、Oracle Autonomous Database (ADB)で再作成できません。

影響

DBMS_DISTRIBUTED_TRUST_ADMINパッケージは、Oracle Autonomous Database (ADB)では使用できません。その結果、デフォルト(Trusted:All)以外のTRUSTED_SERVERエントリは、ターゲットADBインスタンスで再作成されません。

処置

ソース・データベースからターゲット・データベースへの移行中にOracle Data Pumpによって報告される例外を回避するには、exclude=trusted_db_linkを指定します。ADBインスタンスへのアクセスを制御する場合は、Oracle Cloud Infrastructureのファイアウォール機能を使用してADBインスタンスへのアクセスを制御してください。

19.10.66 has_unstructured_xml_indexesチェック

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_unstructured_xml_indexesは、非構造化XML索引があることを示します。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

このチェックは、非構造化XML索引が存在することを示します。非構造化索引はADBではサポートされていません

影響

非構造化XML索引を作成しようとすると失敗します。非構造化XML索引の移行時には、インポート・エラーが発生します。

処置

移行の前に、『Oracle XML DB開発者ガイド』の説明に従って、XML検索索引を使用して索引を再作成します

19.10.67 has_user_defined_objects_in_sys

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_user_defined_objects_in_sysでは、SYSスキーマにユーザー定義オブジェクトがあることが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

このチェックでは、ユーザー定義オブジェクトがSYSスキーマに存在することが示されます。

影響

SYSスキーマ内のユーザー定義オブジェクトは移行されません。SYS内のユーザー定義オブジェクトに依存しているアプリケーションは失敗します。

処置

移行の前に、SYSからすべてのユーザー定義オブジェクトを移動することをお薦めします。これらのオブジェクトへの参照がハードコードされている場合は更新してください。不要になったユーザー定義オブジェクトは削除することを検討してください。

19.10.68 has_user_defined_objects_in_system

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_user_defined_objects_in_systemでは、SYSTEMスキーマにユーザー定義オブジェクトがあることが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

このチェックでは、ユーザー定義オブジェクトがSYSTEMスキーマに存在することが示されます。

影響

SYSTEMスキーマ内のユーザー定義オブジェクトは移行されません。SYSTEM内のユーザー定義オブジェクトに依存しているアプリケーションは失敗します。

処置

移行の前に、必要なユーザー定義オブジェクトをSYSTEMスキーマ内に再作成するか、REMAP_SCHEMA=SYSTEM:xxxなどのOracle Data Pumpスキーマ・マッピング・パラメータ(ここでのxxxはADBでの既存のユーザー)を使用することをお薦めします。どちらの場合も、SYSTEMにあるユーザー定義オブジェクトへのハードコードされた参照を更新する必要があります。不要になったユーザー定義オブジェクトは削除することを検討してください。

19.10.69 has_user_defined_objects_no_quota

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_user_defined_objects_no_quotaでは、割当て制限のないユーザーに属するオブジェクトがソース・データベース内にあることが示されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

このチェックでは、関連する表領域割当て制限のないユーザー(またはUNLIMITED TABLESPACEが付与されていないユーザー)に属するオブジェクトがソース・データベース内にあることが示されます。これらのオブジェクトは、ターゲット環境に移行されません。

影響

これらのユーザーに属するオブジェクトは、ORA-01536エラーが原因で転送に失敗する場合があります。それにより、移行が不完全になり、ターゲット・データベースでデータ損失が生じる可能性があります。

処置

\

ターゲット環境へのすべてのユーザー・データの転送を完了するには、移行を開始する前に、リストされたすべてのユーザーに、適切な割当て制限を割り当てます(または、それらのユーザーにUNILIMITED TABLESPACEを付与します)。

19.10.70 has_user_defined_pvfs

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_user_defined_pvfsでは、ユーザー定義のパスワード検証関数があることが示されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

このチェックでは、ユーザー定義のパスワード検証関数(PVF)が存在することが示されます。

影響

SYSまたはSYSTEMスキーマ内のユーザー定義オブジェクトは、Oracle Autonomous Database (ADB)にインポートできません。ユーザー定義のパスワード検証関数を使用するPROFILEをインポートしようとすると、ORA-39460エラーが発生します。

処置

\

オラクル社が提供しているパスワード検証関数とともにプロファイルを使用してください。

19.10.71 has_users_with_10g_password_version

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_users_with_10g_password_versionでは、10Gパスワード・バージョンを使用するユーザー・アカウントがあることが示されます。

結果の重要度

確認必須。

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

このチェックは、10Gパスワード・バージョンを使用しているユーザーがソース・データベースに存在することを示します。このパスワード・バージョンはサポートされなくなりました。移行後、10Gパスワード・バージョンで検証されていたユーザーはログインできなくなります。

影響

移行後、10Gパスワード・バージョンで識別されていたユーザーはデータベースへの接続に失敗し、ORA-1017エラーを受け取ります。Oracle Data Pumpの移行中に、ORA-39384アラートが生成されます。

処置

Oracle Data Pump移行のアラートを回避するために、移行前に10Gパスワード・バージョンを使用するユーザーのパスワードを変更することをお薦めします。または、移行後にこれらのユーザーのパスワードを変更して、ログインの失敗を回避することもできます。詳細は、Oracle SupportのドキュメントID 2289453.1を参照してください。

19.10.72 has_xmlschema_objects

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_xmlschema_objectsでは、ソース・データベースにXMLスキーマ・オブジェクトが存在することが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

このチェックでは、XMLスキーマ・オブジェクトがソース・データベースにあることが示されます。これらのオブジェクトは移行されません。

影響

XMLスキーマは、Oracle Autonomous Databaseではサポートされていません。

処置

XMLスキーマ・オブジェクトを使用しないようにアプリケーションを変更します。

19.10.73 has_xmltype_tables

移行前アドバイザ・ツールのチェックhas_xmltype_tablesでは、ソース・データベースにXMLType表が存在することが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

このチェックでは、ソース・データベースにXMLType表があることが示されます。これらの表は、STORAGE_TYPEBINARYでないかぎり移行されません。

影響

BINARYとして格納されていないXMLType表に依存するアプリケーションは失敗します。

処置

CLOBまたはオブジェクト・リレーショナル・ストレージのあるXMLType表は、Oracle Autonomous Databaseではサポートされていません。XMLTypeストレージ・オプションをBINARYに変更します。

19.10.74 modified_db_parameters_dedicated

移行前アドバイザ・ツールのチェックmodified_db_parameters_dedicatedでは、制限付きの初期化パラメータが変更されることが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)

説明

このチェックでは、Oracle Autonomous Database (専用インフラストラクチャ)で変更できないOracle Databaseパラメータがソース・データベース・インスタンスにあることが示されます。

影響

データベースでは変更されているが、Oracle Autonomous Databaseでは変更できない初期化パラメータのリストが提供されます。

処置

どのパラメータが変更可能かを理解するには、Oracle Autonomous Databaseのドキュメントを参照してください。

19.10.75 modified_db_parameters_serverless

移行前アドバイザ・ツールのチェックmodified_db_parameters_serverlessでは、制限付きの初期化パラメータが変更されることが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

これはデフォルトのチェックです。これは次に適用されます:

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

このチェックでは、Oracle Autonomous Database (共有インフラストラクチャ)で変更できないOracle Databaseパラメータがソース・データベース・インスタンスにあることが示されます。

影響

データベースでは変更されているが、Oracle Autonomous Databaseでは変更できない初期化パラメータのリストが提供されます。

処置

どのパラメータが変更可能かを理解するには、Oracle Autonomous Databaseのドキュメントを参照してください。

19.10.76 nls_character_set_conversion

移行前アドバイザ・ツールのチェックnls_character_set_conversionでは、ソース・データベースにOracle Autonomous Databaseでは無効な文字コードが存在することが示されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

このチェックでは、ソースからターゲットへのデータベース文字セットの文字データ変換によって発生した問題(列の長さを超える文字値の拡張、無効な文字コードの損失など)が警告されます。

影響

移行中、ORA-1401、またはソースからターゲットへのデータベース文字セット変換による無効な文字コードの損失が発生する可能性があります。

処置

必要に応じて問題を修正します。考えられる解決策は次のとおりです:

  • Database Migration Assistant for Unicode (DMU)を使用して、移行するスキーマをスキャンし、考えられる変換可能性の問題をすべて分析します
  • ソース・インスタンスと同じ文字セットを使用して、新しいターゲット・インスタンスを作成します。データベース・インスタンスの作成時に文字セットを選択する方法の詳細は、Oracle Cloud Infrastructureのドキュメントを参照してください。

データベース・インスタンスの作成時に文字セットを選択する方法の詳細は、Oracle Cloud Infrastructureのドキュメントを参照してください。

ノート:

デフォルトのデータベース文字セットには、AL32UTF8を使用することをお薦めします

19.10.77 nls_national_character_set

移行前アドバイザ・ツールのチェックnls_national_character_setでは、NCHARNVARCHAR2の長さがソース・データベースとターゲット・データベースで異なることが示されます。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

このチェックでは、ソース・データベースとターゲット・データベースでNCHARNVARCHAR2の長さが異なることが示されます。

ソースからターゲットへの各国語文字セットの文字データ変換によって発生した問題(データ型の制限を超える文字値の拡張、無効な文字コードの損失など)がないかどうかを確認してください。

影響

移行中、ORA-01401、またはソースからターゲットへの各国語文字セット変換による無効な文字コードの損失が発生する可能性があります。

処置

可能であれば、ソース・データベースと同じ各国語文字セットでOracle Cloud Infrastructureのターゲット・データベースをプロビジョニングし、ターゲット・クラウド・データベースで拡張データ型を有効にします。データベース・インスタンスの作成時に各国語文字セットを選択する方法の詳細は、Oracle Cloud Infrastructureのドキュメントを参照してください。

19.10.78 nls_nchar_ora_910

移行前アドバイザ・ツールのチェックnls_nchar_ora_910では、NCHARNVARCHAR2の長さがターゲット・データベースでの最大長を超えていることが示されます。

結果の重要度

処置必須

修正あり

なし

有効範囲

SCHEMA

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

このチェックでは、NCHARNVARCHAR2の長さがターゲット・データベースでの最大長を超えていることが示されます。

ターゲット・データベースの各国語データベース文字セット列の最大長を決定し、文字長がターゲット・データベースの制限を超えるNCHARおよびNVARCHAR2列をソース・データベースで確認します。

影響

移行中、ソース・データベースとターゲット・データベース間でNCHARおよびNVARCHAR2列の最大文字長が異なるため、ORA-00910エラーが発生する可能性があります。

処置

可能であれば、ソース・データベースと同じ各国語文字セットでOracle Cloud Infrastructureのターゲット・データベースをプロビジョニングし、ターゲット・クラウド・データベースで拡張データ型を有効にします。データベース・インスタンスの作成時に各国語文字セットを選択する方法の詳細は、Oracle Cloud Infrastructureのドキュメントを参照してください。

19.10.79 options_in_use_not_available_dedicated

移行前アドバイザ・ツールのチェックoptions_in_use_not_available_dedicatedでは、ソース・データベースに使用できないデータベース・オプションが存在することが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)

説明

ソースで使用されているが、Oracle Autonomous Database (専用インフラストラクチャ)では使用できないデータベース・オプションのリストを生成します。

影響

移行するデータベースに、Oracle Autonomous Databaseで使用できないオプションを使用するアプリケーションまたはスキーマがある場合は、移行後にこれらのアプリケーションが動作しない可能性があります。

処置

ソース・データベースのアプリケーションまたはスキーマが、Oracle Autonomous Database (専用インフラストラクチャ)でサポートされていないオプションに依存していることを確認し、それに応じて計画します。

19.10.80 options_in_use_not_available_serverless

移行前アドバイザ・ツールのチェックoptions_in_use_not_available_serverlessでは、ソース・データベースに使用できないデータベース・オプションが存在することが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)

説明

ソースで使用されているが、Oracle Autonomous Database (共有インフラストラクチャ)では使用できないデータベース・オプションのリストを生成します。

影響

移行するデータベースに、Oracle Autonomous Databaseで使用できないオプションを使用するアプリケーションまたはスキーマがある場合は、移行後にこれらのアプリケーションが動作しない可能性があります。

処置

ソース・データベースのアプリケーションまたはスキーマが、Oracle Autonomous Database (共有インフラストラクチャ)でサポートされていないオプションに依存していることを確認し、それに応じて計画します。

19.10.81 standard_traditional_audit_adb

移行前アドバイザ・ツールのチェックstandard_traditional_audit_adbでは、従来の監査構成がデータベースで検出されたことが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

Oracle Database 21cで非推奨となった従来の監査は、Oracle Database 23ai以降ではサポートされなくなりました。従来の監査構成がこのデータベースで検出されました。

影響

Oracle Database 23aiでは、従来の監査はサポートされなくなりました。統合監査の使用を開始することをお薦めします。

処置

従来の監査構成を削除してください。支援が必要な場合は、Oracle SupportのドキュメントID 2909718.1の手順を使用してください。

19.10.82 standard_traditional_audit_default

移行前アドバイザ・ツールのチェックstandard_traditional_audit_defaultでは、従来の監査構成がデータベースで検出されたことが示されます。

結果の重要度

確認推奨

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

Oracle Database 21cで非推奨となった従来の監査は、Oracle Database 23ai以降ではサポートされなくなりました。従来の監査構成がこのデータベースで検出されました。

影響

Oracle Database 23aiでは、従来の監査はサポートされなくなりました。統合監査の使用を開始することをお薦めします。

処置

Oracle SupportドキュメントID 2909718.1に記載されている手順を使用して、従来の監査構成を削除してください。次のinit.oraのパラメータ値がCDB$ROOTに設定されていることを確認し、データベースを再起動します:

AUDIT_TRAIL=none 
AUDIT_SYS_OPERATIONS=false

19.10.83 timezone_table_compatibility_higher_dedicated

移行前アドバイザ・ツールのチェックtimezone_table_compatibility_higher_dedicatedでは、ソースのタイムゾーン設定がターゲット・データベースより最新のバージョンであることが示されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

なし

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)

説明

ソース・データベースのTZ_VERSIONは、ターゲットのTZ_VERSIONより高くできません。

影響

ターゲットのTZ_VERSIONがソース・データベースのTZ_VERSION以上になるまで、移行はできません。

処置

四半期メンテナンス更新の「メンテナンスのスケジュール」ダイアログのタイムゾーン更新の有効化オプションを使用して、ターゲット・インスタンスのタイムゾーン・バージョンを更新します。

19.10.84 timezone_table_compatibility_higher_default

移行前アドバイザ・ツールのチェックtimezone_table_compatibility_higher_defaultでは、ソースのタイムゾーン設定がターゲット・データベースより最新のバージョンであることが示されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

なし

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

ソース・データベースのTZ_VERSIONは、ターゲットのTZ_VERSIONより高くできません。

影響

ターゲットのTZ_VERSIONがソース・データベースのTZ_VERSION以上になるまで、移行はできません。

処置

OracleサポートのドキュメントID 412160.1から適切なパッチをダウンロードしてインストールし、ターゲット・インスタンスのタイムゾーン・バージョンがソース・インスタンス以上であることを確認してください

19.10.85 timezone_table_compatibility_higher_serverless

移行前アドバイザ・ツールのチェックtimezone_table_compatibility_higher_serverlessでは、ソースのタイムゾーン設定がターゲット・データベースより最新のバージョンであることが示されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

なし

有効範囲

UNIVERSAL

ターゲット・クラウド

  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

ソース・データベースのTZ_VERSIONは、ターゲットのTZ_VERSIONより高くできません。

影響

ターゲットのTZ_VERSIONがソース・データベースのTZ_VERSION以上になるまで、移行はできません。

処置

タイムゾーン・ファイルのバージョンを更新します。Autonomous Databaseでのタイムゾーン・ファイルのバージョンの管理を参照してください。

19.10.86 unified_and_standard_traditional_audit_adb

移行前アドバイザ・ツールのチェックunified_and_standard_traditional_audit_adbでは、従来の監査構成がデータベースで検出されたことが示されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)

説明

Oracle Database 21cで非推奨となった従来の監査は、Oracle Database 23ai以降ではサポートされなくなりました。このデータベースは、統合監査のみを使用するように構成されていますが、従来の監査構成が検出されました。

影響

データベース内の従来の監査構成を削除しないと、パフォーマンスが低下する可能性があります。

処置

従来の監査構成を削除することをお薦めします

19.10.87 unified_and_standard_traditional_audit_default

移行前アドバイザ・ツールのチェックunified_and_standard_traditional_audit_defaultでは、従来の監査構成がデータベースで検出されたことが示されます。

結果の重要度

ランタイム

修正あり

なし

有効範囲

INSTANCE

ターゲット・クラウド

  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

Oracle Database 21cで非推奨となった従来の監査は、Oracle Database 23ai以降ではサポートされなくなりました。このデータベースは、統合監査のみを使用するように構成されていますが、従来の監査構成が検出されました。

影響

データベース内の従来の監査構成を削除しないと、パフォーマンスが低下する可能性があります。

処置

Oracle SupportドキュメントID 2909718.1に記載されている手順を使用して、従来の監査構成を削除してください。次のinit.oraのパラメータ値がCDB$ROOTに設定されていることを確認し、データベースを再起動します:

AUDIT_TRAIL=none 
AUDIT_SYS_OPERATIONS=false

19.10.88 xdb_resource_view_has_entriesチェック

移行前アドバイザ・ツールのチェックxdb_resource_view_has_entriesチェックでは、Oracle Autonomous DatabaseでサポートされていないXDBリポジトリがあることが示されます。RESOURCE_VIEW内のエントリは移行されません。

結果の重要度

確認必須

修正あり

なし

ターゲット・クラウド

  • ADWD Autonomous Data Warehouse (専用)
  • ADWS Autonomous Data Warehouse (共有)
  • ATPD Autonomous Transaction Processing (専用)
  • ATPS Autonomous Transaction Processing (共有)
  • デフォルト(Oracle Autonomous Database以外のOracle Databaseインスタンス)

説明

このチェックは、Oracle Data PumpおよびOracle GoldenGateでの移行、およびOracle Data Pumpデータベース・リンクの場合にソース・スキーマに適用されます。Oracle Autonomous Database (ADB)でサポートされていないOracle XML DBリポジトリ(XDBリポジトリ)がある場合、RESOURCE_VIEW内のエントリは移行されません。

影響

XDBリポジトリRESOURCE_VIEW内のエントリに依存するアプリケーションは、想定どおりに機能しない可能性があります。

処置

XDBリポジトリの依存性を削除するには、アプリケーションを更新する必要があります。データベースでXDBが使用されているかどうかの判断の詳細は、Oracle SupportのドキュメントID 733667.1を参照してください

19.11 移行前アドバイザ・ツールを使用するためのベスト・プラクティス

これらのクラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)のヒントは、CPATをより効果的に使用するのに役立ちます。

19.11.1 ターゲット・データベース・インスタンスでのプロパティ・ファイルの生成

移行前アドバイザ・ツール(CPAT)のプロパティ・ファイルをターゲット・データベース・インスタンスで生成することをお薦めします。

ソース・データベース・インスタンスの最も完全でターゲットを絞った分析を実行するには、ターゲット・データベース・インスタンスの特定のプロパティが必要です。このため、移行するデータベース・インスタンスでCPATプロパティ・ファイルを生成する必要があります。この関数を実行するために、--gettargetpropsプロパティは、他の接続関連プロパティとともに使用することを目的としています。

次の例では、CPATスクリプトは、ターゲット・データベース・インスタンスでユーザーADMINによって実行されます:

./premigration.sh --gettargetprops -username ADMIN --connectstring 'jdbc:oracle:thin:@service-name?TNS_ADMIN=path-to-wallet'

このコマンドでは、ソース・インスタンスの分析に使用できるプロパティ・ファイルpremigration_advisor_analysis.propertiesが生成されます。

必要に応じて、ターゲットで生成されたプロパティ・ファイルをソース・データベース分析が実行されるホストにコピーし、--analysispropsプロパティを使用してそのファイルをCPATに提供できます。

たとえば:

./premigration.sh --connectstring jdbc:oracle:oci:@ --targetcloud ATPD --sysdba --analysisprops premigration_advisor_analysis.properties

ユーザー(またはOracle Zero Downtime Migration (ZDM)またはOracle Database Migration Service (DMS))が必要なすべての表領域をマッピング(または事前作成)することがわかっている場合は、CPATに指定したプロパティ・ファイルにプロパティMigrationMethodProp.ALL_METHODS.TABLESPACE_MAPPING=ALLを追加します。このプロパティ設定により、表領域関連チェックの大部分(すべてではありません)が合格します。ただし、このオプションを選択した場合は、表領域マッピングを使用した割当て制限に関連する移行の問題が引き続き発生する可能性があることに注意してください。

19.11.2 CPAT分析の焦点

移行前アドバイザ・ツール(CPAT)分析に重点を置き、CPATで調べるスキーマを制限することをお薦めします。

CPATが分析中に調べるスキーマを制限するには、--schemaスイッチ・プロパティの使用を検討してください。--schemas list (listはスキーマのスペース区切りリスト)を使用してCPATを起動すると、それらのスキーマに対してのみチェックが実行されます。--schemasスイッチを使用しない場合、ソース・インスタンス内のすべてのスキーマ(Oracle管理スキーマを除く)が分析されます。この結果、移行する予定のないスキーマで問題が見つかる可能性があります。--schemasプロパティを使用してスコープを制限すると、ソース・インスタンスが複数のアプリケーションをホストしている場合に特に便利です。この場合、各アプリケーションが異なるOracle Autonomous Databaseインスタンスに移行される可能性があります。

次の例では、CPATスクリプトがターゲット・データベース・インスタンスでユーザーADMINによって実行され、スキーマschema1およびschema2に対する分析が実行されます:

./premigration.sh -username SYSTEM --connectstring 'jdbc:oracle:thin:@service-name?TNS_ADMIN=path-to-wallet' --schemas schema1 schema2

--schemasスイッチ・プロパティでは、CPATにスキーマ(schema1およびschema2)のスペース区切りリストが提供されるため、実行されるチェックはこれら2つのスキーマのみに制限されます。

19.11.3 レポートのデータ量の削減

一部のクラウド移行前アドバイザ・ツールのチェックでは、同じ懸念事項を持つ数千のオブジェクトが返されることがあります。レポート・サイズを小さくする方法をここで示します。

実行するチェックによっては、一部のCPATチェックによって、テキスト・レポートの複数のオブジェクトで同じ問題の結果が返される場合があります。結果の数を減らすには、--maxtextdatarows n関数を使用できます。ここで、nは、表示する行数を指定する整数です。

--maxrelevantobjects nプロパティはレポートに対して同じ関数を実行しますが、通常はJSONレポートのサイズを制限する必要はありません。

次の例では、CPATスクリプトは、ターゲット・データベース・インスタンスでユーザーSYSTEMによって実行され、出力は最大10行のテキスト・ファイル・データを返すように設定されています:

./premigration.sh --username SYSTEM --connectstring 'jdbc:oracle:thin:@service-name?TNS_ADMIN=path-to-wallet --maxtextdatarows 10"

19.11.4 JSONレポートの生成およびログの保存

テキスト・レポートのみを使用する予定の場合でも、クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)を使用してJSON出力ファイルを生成し、診断のためにログ・ファイルを保存することを提案します。

JSONレポートとテキスト・レポートを生成し、常にログ・レポート・ファイルを保存することをお薦めします。なぜでしょうか。CPATの使用中に問題が発生し、Oracle Supportに連絡する必要がある場合は、Oracle Supportによる問題の解決に役立つ可能性のあるすべての情報を提供できます。Oracle Supportを支援するには、テキスト・レポートとJSONレポートの両方、およびCPATによって生成された.logレポートを発行する準備をします。--reportformatプロパティは、1つ以上のスペース区切りのレポート形式を受け入れます。--reportformatスイッチに許可される値は、jsonおよびtextです。

たとえば:

./premigration.sh -username SYSTEM --connectstring 'jdbc:oracle:thin:@service-name --reportformat json text

19.11.5 出力接頭辞を使用した様々な移行シナリオの記録

移行オプションごとにレポートを追跡するには、CPATコマンドラインで--outfileprefixおよび--outdirプロパティを使用します。

様々なクラウド移行オプションのレポートを生成するには、クラウド移行前アドバイザ・ツール(CPAT)を--outfileprefixとともに使用して、生成したレポート・オプションを編成できるレポートおよびログ・ファイルに接頭辞を付けます。--outdirプロパティを使用して、様々なインスタンスのレポートを編成したり、様々なシナリオのレポートを編成することもできます。

ノート:

--outdirプロパティは、絶対フォルダ・パスまたは相対フォルダ・パスのいずれかを受け入れます。このプロパティを使用して、ログ・ファイル、レポート・ファイル、および生成するプロパティ・ファイルが作成される特定の場所を指定します。コマンドラインから--outdirを省略すると、ログ・ファイルおよびその他の生成ファイルがユーザーの現在のフォルダに作成される結果として、複数の分析が実行されるときにファイルが上書きされる可能性があります。

たとえば:

./premigration.sh --outfileprefix ATPS_RUN_01 --outdir /path/CPAT_output --reportformat TEXT JSON ...