構成ファイル

この項の表は、UNIXでのForms構成ファイルのデフォルトの場所を示しています。Windowsでも、これらのファイルの場所はほぼ同じです。特定のForms構成ファイルのサンプルおよび使用方法も示します。

ノート:

記載がある場合、ファイルの場所は、DOMAIN_HOMEディレクトリに対して相対的に指定されます。Windowsでは、フォワードスラッシュをバックスラッシュに置き換える必要があります。Middlewareホーム、Oracleホーム、Oracleインスタンスなど、使用される用語の詳細は、『Oracle Fusion Middlewareの管理』「Oracle Fusion Middlewareの起動と停止」を参照してください。

表-59 このリリースでのファイルとその場所のリスト

ファイル名 このリリースでの場所 説明

formsweb.cfg

$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_12.2.1/config

formsweb.cfgを使用して、実行時に使用されるアプレット・パラメータおよびサーブレット・パラメータを設定します。この構成ファイル内のアプレット・パラメータは、$FORMS_INSTANCE/serverにあるFormsテンプレート・ファイルに定義されています。ファイルを編集するには、「Forms Servicesの構成」を参照してください。

default.env

$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_12.2.1/config

default.envを使用して、実行時に使用される環境変数を設定します。ファイルを編集するには、「環境変数の管理」を参照してください。

base.htm

$FORMS_INSTANCE/server

Oracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるHTMLページを生成する場合、base.htmがFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。ベースHTMLファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfgファイルから参照します。

basejpi.htm

$FORMS_INSTANCE/server

Oracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるHTMLページを生成する場合、basejpi.htmがFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。ベースHTMLファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfgファイルから参照します。

webutilbase.htm

$FORMS_INSTANCE/server

これは、汎用APPLETタグを使用してWebUtil対応フォームを実行するためのデフォルトのベースHTMLファイルです。

webutiljpi.htm

$FORMS_INSTANCE/server

これは、Javaプラグインを使用してWebUtil対応フォームを実行するためのデフォルトのベースHTMLファイルです。このファイルは、たとえば、UNIX上でFirefoxを使用してWebUtil対応フォームを実行する場合に使用できます。

ftrace.cfg

$FORMS_INSTANCE/server

ftrace.cfgファイルを使用して、診断に使用される様々な構成パラメータを構成します(「Forms Traceの有効化と構成」を参照)。これは$FORMS_INSTANCE/server/にあります。

web.xml

$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INF

詳細は、「web.xml」を参照してください。

weblogic.xml

$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INF

weblogic.xmlは、Webアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルです。このファイルは$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INFにあります。

forms.conf

$OHS_INSTANCE/config/OHS/<OHS INSTANCE NAME>/moduleconf

forms.confは、Oracle Forms Services用のOracle HTTPリスナーの構成ファイルです。これには、Forms Services関連のディレクティブ(Forms WebLogic管理対象サーバーのハンドラ・マッピングなど)が含まれます。

Oracle Formsとともに使用するためにOracle HTTP Serverを構成するには、次を参照してください。

jvmcontroller.cfg

$FORMS_INSTANCE/tools/jvm/

jvmcontrollerパラメータを使用すると、特定のJVMコントローラを使用するようにFormsアプリケーションを構成できます。このパラメータはformsweb.cfgで指定します。JVMコントローラで使用するパラメータは、そのJVMコントローラの構成ファイルjvmcontrollers.cfgで指定します(「Fusion Middleware ControlからのJVMプーリングの管理」を参照)。

webutil.cfg

$FORMS_INSTANCE/server

webutil.cfgファイルは、実行時のWebUtilを構成するために使用するファイルの1つです。このファイルには、次のようなWebUtilの構成設定がすべて示されます。

  • ロギング・オプション

  • インストール・オプション

  • ファイルのアップロードおよびダウンロードのオプション

  • ロギング・エラーやログ・メッセージに対するサーバー・サイドのロギング・オプション

Registry.dat

$DOMAIN_HOME/config/fmwconfig/servers/WLS_FORMS/applications/formsapp_12.2.1/config/oracle/forms/registry

Registry.datを使用すると、Forms Servicesで使用するデフォルトのフォント、フォント・マッピングおよびアイコンを変更できます。詳細は、「Forms Servicesで使用するフォント、アイコンおよびイメージの配置」を参照してください。

base.jnlp

$FORMS_INSTANCE/server

Java Web StartでOracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるJNLPを生成する場合、base.jnlpがFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。テンプレート・ファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfgファイルから参照します。

basejpi_jnlp.htm

$FORMS_INSTANCE/server

Oracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるHTMLページを生成する場合、basejpi_jnlp.htmがFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。テンプレート・ファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfgファイルから参照します。

basesaa.txt

$FORMS_INSTANCE/server

Formsスタンドアロン・ランチャで実行中のOracle Formsアプリケーションの起動のために使用されるテキスト・ページを生成する場合、basesaa.txtがFormsサーブレットによってテンプレートとして使用されます。テンプレート・ファイルを変更するには、独自のバージョンを作成し、適切に設定を変更してformsweb.cfgファイルから参照します。

webutil.jnlp

$FORMS_INSTANCE/server

これは、Java Web Startまたは埋込みJNLPを使用してWebUtil対応フォームを実行するためのデフォルトのbasejnlpファイルです。

webutilsaa.txt

$FORMS_INSTANCE/server

これは、Formsスタンドアロン・ランチャ(FSAL)を使用してWebUtil対応フォームを実行するためのデフォルトのbasesaaファイルです。

extensions.jnlp

$ORACLE_HOME/forms/java

extensions.jnlpは、Java Web Startを使用してアプリケーションを実行するように構成されている場合に使用されます。Java Web Startを使用している場合、frmall.jarまたはfrmwebutil.jar以外のJava JARファイルがこのファイルにリストされている必要があります。エントリを追加するための構文の例は、ファイルに含まれています。このファイルはFusion Middleware Controlで管理されないため、テキスト・エディタで手動で編集する必要があります。このファイルを変更した場合、Forms管理対象サーバーを再起動する必要があります。

web.xml

web.xmlファイルは、Forms Java EEアプリケーションのWebアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタ・ファイルです。このファイルは$DOMAIN_HOME/servers/WLS_FORMS/tmp/_WL_user/formsapp_12.2.1/<random_string>/war/WEB-INF/にあります。上級ユーザーは、web.xmlファイルを編集して次のことを実行できます。

  • (Formsサーブレットではなく)静的HTMLページを使用してOracle Formsを実行する。

    Oracle FormsアプリケーションをFormsサーブレット以外の方法(静的HTMLページやJSPなど)で実行している場合、formsweb.cfgファイルのパラメータ設定は使用されません。そのため、Listener ServletにenvFile (Formsランタイム・プロセスの現在のFORMS_PATHや、使用するアプリケーション固有のその他の環境設定を指定)などのサーブレット・パラメータを定義する必要があります。

    このような変更は、web.xmlまたはplan.xmlに追加できます。「Forms J2EEアプリケーション・デプロイメント・ディスクリプタの変更」を参照してください。

    次の表に、2つのサーブレットのマッピングを示します。

    表-60 web.xmlのサーブレットのマッピング

    URLパス タイプ マッピング先 用途

    /forms/frmservlet

    サーブレット・マウント・ポイント

    Formsサーブレット

    フォームを実行するHTMLページを作成します。

    /forms/lservlet

    サーブレット・マウント・ポイント

    Formsリスナー・サーブレット

    Formsアプレットからのメッセージ通信量を処理します。