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Oracle VM Serverユーザーズ・ガイド
リリース2.2
B57076-01
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5 ドメインの監視および管理

この章では、Oracle VM Serverドメインのライフ・サイクル、監視および管理について説明します。 内容は次のとおりです。

Oracle VM Managerを使用して、Oracle VM Serverで実行されるドメインを監視できます。また、xmコマンドも使用できます。 ドメインを管理する際の推奨方法は、Oracle VM Managerを使用する方法です。 Oracle VM Managerを使用したドメイン(仮想マシン)の管理の詳細は、『Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド』を参照してください。

5.1 ドメインのライフ・サイクル

ドメインにはいくつかの状態が存在します。 状態の種類は次のとおりです。

start操作は、停止(電源オフ)状態のドメインを、中断または実行中の状態にすることができます。 suspend操作は、ドメインの状態を、実行中から一時停止に変更できます。この状態は、resume操作によって、実行中に戻すことができます。 中断の状態から一時停止の状態(およびその逆)に移ることもできます。

実行中の状態のドメインを、pauseコマンドで中断の状態にした後、resumeコマンドで実行中の状態に戻すことができます。 実行中の状態のドメインは、クリーンな(ハードウェアの)停止によって、停止状態になります。

5.2 xmコマンドライン・インタフェースの使用

xmコマンドライン・インタフェースを使用して、ドメインを作成、破棄、管理および移行できます。 xmコマンドライン・ツールのパラメータを次の形式で入力できます。

xm [option] [argument]

たとえば、mydomainというドメインを中断するには、次のように入力します。

# xm pause mydomain

xmコマンドライン・インタフェースの詳細は、付録A「コマンドライン・ツール」「xm」の項を参照してください。

5.2.1 ドメインの監視

xm topコマンドは、ホストのドメイン・ロードをリアルタイムで監視します。 xm topコマンドは、次の情報を表示します。

  • 各ドメインの状態

  • ホストのドメインの数

  • 使用できる全体のメモリー、使用中のメモリー、空きメモリーなどのホストのメモリー統計

  • CPUの数や速度などのホストのCPU統計

  • ドメイン名、ドメイン状態、秒単位のCPU使用量、CPUの割合、キロバイト(KB)単位のメモリーなど、各ドメインの情報

たとえば、xm topコマンドは、次のような出力を表示します。

図5-1 xm topコマンドの出力例

図5-1の説明が続きます。
「図5-1 xm topコマンドの出力例」の説明

各出力行が2行で折り返されています。

5.2.2 ホスト情報の表示

xm infoxm logおよびxm dmesgコマンドを使用して、ホスト・コンピュータの情報を表示します。 たとえば、xm infoコマンドは次のような出力を表示します。

図5-2 xm infoコマンドの出力例

図5-2の説明が続きます。
「図5-2 xm infoコマンドの出力例」の説明