ここでは、Oracle VM Serverの新機能と拡張機能について説明します。 この情報は、以前のリリースのOracle VM Serverを使用しているユーザーに役立ちます。 記載されている内容は次のとおりです。
Oracle VM Serverリリース2.2.0の新機能および拡張機能は次のとおりです。
Xen 3.4へのハイパーバイザのアップグレード。 Xen 3.4では、より効率的な電力管理機能が提供され、ハードウェア・サポートがより広範囲となり、ハードウェア・ゲストと準仮想化ゲストの両方のパフォーマンス、スケーラビリティおよびセキュリティが向上されています。
リリース1.4へのOCFS2のアップグレード。 OCFS2のドキュメントは、次のURLで入手できます。
Intel Xeon 5500シリーズ・プロセッサなどのIntel®マイクロアーキテクチャCPU(コード名Nehalem)のサポート。
共有ストレージ構成およびクラスタ構成スクリプトの改善による設定の複雑さの軽減。 新しいスクリプトは/opt/ovs-agent-2.3/utils/repos.pyです。以前のスクリプト(/usr/lib/ovs/ディレクトリ内のovs-makerepoとovs-offlinerepo)および/etc/init.d/ovsrepositoriesスクリプトに代わってこの新しいスクリプトが使用されます。 詳細は、第8.2項「クラスタの作成」を参照してください。
Oracle VM Serverリリース2.1.5の新機能はありません。多くのソフトウェアおよびドキュメントのエラータが修正されました。
Oracle VM Serverリリース2.1.2の新機能および拡張機能は次のとおりです。
サーバー・プールおよびゲストの高可用性。 詳細は、第7章「高可用性」および『Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
ゲスト・イメージへのLinuxホストの変換およびOracle VMイメージへのVMWareイメージの変換。 詳細は、第10章「ホストおよびOracle VM以外の仮想マシンの変換」を参照してください。
ゲスト仮想ネットワーク・インタフェースおよび仮想ディスクのQuality of Service構成オプション。 詳細は、付録C「ゲスト構成」の「Quality of Service(QoS)」および『Oracle VM Managerユーザーズ・ガイド』を参照してください。
次のコントローラのデバイス・ドライバの更新
Intel 8255x 10/100 Mbps(e100)
Intel 82540EM Gigabit(e1000)
Broadcom NetXtreme II(bnx2)
Broadcom Everest 10GB(bnx2x)
Broadcom NetXtreme and Netlink(tg3)
Chelsio T3 Third Generation 10Gb(cxgb3)
Qlogic Fibre Channel HBA(qla2xxx)
QLogic QLE8000
Emulex Fibre Channel HBA(lpfc)
Brocade Fibre Channel HBA(bfa)
LSI Logic Fusion-MPT SCSI(mptlinux)
LSI Logic MegaRAID SCSI(megaraid)
Redundant Disk Array Controller(rdac)
e100およびe1000コントローラの使用の詳細は、付録C「ゲスト構成」の「e100およびe1000ネットワーク・デバイス・エミュレータ」を参照してください。
ハイパーバイザ・デバッガ: Oracle VM Serverハイパーバイザ用のカーネルレベルのデバッガ(オプション)により、実行中のすべてのゲストを含むホスト全体をデバッグできます。 詳細は、Oracle VM Serverとともにインストールされるドキュメント(/usr/share/doc/xen/README.kdbファイル)を参照してください。
ゲスト・デバッガ: ゲスト・デバッガ(オプション)により、標準のGDBネットワーク・プロトコルを使用して各ゲストをデバッグできます。 準仮想化ゲストとハードウェア仮想化ゲストの両方がサポートされます。 詳細は、Oracle VM Serverとともにインストールされるドキュメント(/usr/share/doc/xen/README.gdbsxファイル)を参照してください。
ファイルI/Oの拡張。
Oracle VM Serverリリース2.1.1の新機能はありません。