コンセプト ガイド

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アーキテクチャ

この章では、BEA AquaLogic Data Services Platform のアーキテクチャについて説明します。この章の内容は以下のとおりです。

 


WebLogic Platform と AquaLogic Data Services Platform

データ サービスは、Workshop アプリケーションとして開発するか、別のタイプの Workshop アプリケーション (ポータル、Web アプリケーション、ビジネス プロセスなど) の中のプロジェクトとして開発できます。実行時プラットフォームは WebLogic Server です。AquaLogic Data Services Platform には、WebLogic Server テクノロジ (スケーラビリティやクラスタ化を始めとするすべての J2EE 機能およびサービス) が活用されています。AquaLogic Data Services Platform は、WebLogic Server で実行されているアプリケーションとシームレスに連係します。

AquaLogic Data Services Platform サービスを使用するクライアント アプリケーションで必須の処理は、AquaLogic Data Services Platform がデプロイされている WebLogic Server への初期コンテキストを確立することだけです。このコンテキスト (ネットワーク上のリソースを特定するための JNDI メカニズム) は、サーバの場所を特定する点や、必要な接続パラメータ (ユーザ名、パスワードなど) が含まれている点でデータベース接続に似ています。

いったん初期コンテキストが確立されたら、クライアントはデータ サービスをインスタンス化して情報を取得したり更新したりできます。BEA WebLogic Server の詳細については、次の URL の WebLogic Server ドキュメントを参照してください。


http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs81/index.html

 


AquaLogic Data Services Platform のアーキテクチャ

図 2-1 に示すように、AquaLogic Data Services Platform は、データ ソースとデータ ユーザの間のデータ統合レイヤを提供します。

AquaLogic Data Services Platform ランタイム コンポーネントのコアはデータ処理エンジンです。この分散クエリ プロセッサは、ユーザからのリクエストを最適化されたサブクエリに分割します。これらのサブクエリは、できる限り複数のデータ ソースに対して同時に処理されます。このコアに、セキュリティ コンポーネントとキャッシング コンポーネント、そして情報を取得したり配信したりするためのインタフェースが追加されています。これらの各コンポーネントについては、次の節で説明します。

図 2-1 AquaLogic Data Services Platform のコンポーネント アーキテクチャ

AquaLogic Data Services Platform のコンポーネント アーキテクチャ

 


AquaLogic Data Services Platform のコンポーネント

図 2-1 に示したように、AquaLogic Data Services Platform は以下のコンポーネントおよび機能から構成されています。


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