インストール ガイド

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インストール後の作業

この章では、AquaLogic Data Services Platform をインストールした後に実施できる作業について説明します。インストール後の作業としては、インストールの検証、アプリケーションの開発の開始、Windows ショートカットおよび UNIX パスの確認などがあります。 また、必要に応じて AquaLogic Data Services Platform をアンインストールする方法についてもこの章で説明します。

この章の内容は以下のとおりです。

図 4-1 に、インストール手順全体における現在の手順の位置付けを示します。

図 4-1 インストール後の作業の位置付け

インストール後の作業の位置付け

 


インストールの検証

AquaLogic Data Services Platform のインストールが正常に完了したかどうかを検証するには、RTLApp サンプル アプリケーションをビルドし、WebLogic Workshop を使用してページ フローをテストします。

インストールを検証するには、次の手順に従います。

  1. 次に示すように、Windows の [スタート] メニューから AquaLogic Data Services Platform のサンプル ドメインを起動します。
  2. [スタート|すべてのプログラム|BEA WebLogic Platform 8.1|BEA AquaLogic Data Services Platform 2.5|Examples|RTL Demo|Launch RTL Demo Sample Server]
    注意 : サンプル ドメイン サーバを起動している間に、手順 2 を進めることができます。
  3. 次のディレクトリに格納されている RTLApp.work を実行して、WebLogic Workshop と RTLApp を起動します。
  4. <WL_HOME>/samples/liquiddata/RTLApp/RTLApp.work
  5. RTLApp をビルドします。
  6. ナビゲーション ツリー内の RTLApp を右クリックし、コンテキスト メニューから [アプリケーションのビルド] を選択します。 WebLogic Workshop に、ビルドのステータスが表示されます。 ステータス メッセージで、ビルドが正常に完了したことを確認します。

  7. Java ページ フロー ファイル demoPageFlowController.jpf をダブルクリックします。 このファイルは、次のフォルダに格納されています。
  8. RTLSelfService\Pages
  9. 作業領域にページ フロー図が表示された状態で、Workshop の [デバッグ] メニューから [開始] オプションを選択します。
  10. [デバッグ|開始]

    Workshop のテスト ブラウザに 図 4-2 のようなログイン ページが表示された場合、AquaLogic Data Services Platform は正常にインストールされ、正常に稼動しています。

    図 4-2 Workshop のテスト ブラウザに表示されるログイン ページ


    Workshop のテスト ブラウザに表示されるログイン ページ

小売サンプル アプリケーション RTLApp の概要 (データ ソース、クエリ、その他のアプリケーション コンポーネントの説明) については、「小売サンプル アプリケーションの概要」を参照してください。

 


AquaLogic Data Services Platform の Windows ショートカットと UNIX パスの確認

Windows システムに AquaLogic Data Services Platform をインストールした場合は、WebLogic Server と BEA AquaLogic Data Services Platform の親フォルダとして、BEA WebLogic Platform のホーム ディレクトリ (<WL_HOME>) が自動的に使用されます。 インストール後の [スタート] メニューでは、次のように表示されます。

[スタート|すべてのプログラム|BEA WebLogic Platform 8.1|
BEA AquaLogic Data Services Platform 8.1]

AquaLogic Data Services Platform フォルダには以下のショートカットが含まれています。

表 4-1 AquaLogic Data Services Platform のショートカットとファイル パス
項目
説明
[Examples|RTL Demo|Launch RTL Demo Sample Server]
次のドメイン内の startWebLogic.cmd コマンドを実行して RTL Demo サーバを起動する。
<BEA_HOME>/weblogic81/samples/domains/ldplatform/
[Examples|RTL Demo|PointBase Console]
PointBase データベース コンソールを起動する。 コンソールにアクセスするには、次のような Samples URL を入力する必要がある。
jdbc:pointbase:server://localhost:9093/workshop
使用する URL は、WebLogic Administration Console で調べることができる。 Administration Console で、[Service|JDBC|接続プール] を選択する。 すべてのプールが同じ URL を使用する。
デフォルトのユーザとパスワードはどちらも PBPUBLIC
詳細については、WebLogic Workshop ドキュメントの「デフォルトの PointBase データベースを管理するには」を参照。
[Examples|RTL Demo|WebLogic Server Console]
現在実行されている AquaLogic Data Services Platform の WebLogic Administration Console を起動する。
[Examples|RTL Demo|AquaLogic Data Services Platform Console]
AquaLogic Data Services Console を起動する。
[Online Documentation]
デフォルトの Web ブラウザを起動して AquaLogic Data Services Platform オンライン ドキュメントを表示する。 AquaLogic Data Services Platform ドキュメントの URL は次のとおり。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/aldsp/docs25/index.html
[Uninstall AquaLogic Data Services Platform]
AquaLogic Data Services Platform をアンインストールする。 完全インストールを行った場合、次のディレクトリに格納されているサンプル ファイルを手動で削除しなければならない場合がある。
<BEA_HOME>/weblogic81/samples/domains/liquiddata/

 


データ統合ソリューションの開発の開始

独自のデータ統合ソリューションの開発は、設計フェーズと実装フェースで構成されます。

 


AquaLogic Data Services Platform のアンインストール

ほとんどのプラットフォームでは、システム インストールされた未変更の AquaLogic Data Services Platform アーティファクトを、システムから自動的に削除できます。 AquaLogic Data Services Platform のアンインストールが完了したら、アンインストーラによって自動的に削除されなかった残りのファイル (変更を加えたサンプル、ユーザが作成したファイルなど) を手動で削除できます。

システムから AquaLogic Data Services Platform をアンインストールする前に、すべての AquaLogic Data Services Platform アプリケーションをアンデプロイする必要があります。 アンデプロイの詳細については、WebLogic Server ドキュメントの「デプロイ済みのアプリケーションのアンデプロイ」を参照してください。

注意 : アンインストールしたのと同じ <WL_HOME> ディレクトリに AquaLogic Data Services Platform を再インストールする予定がある場合は、アンインストールした製品が旧バージョンであるか現在のバージョンであるかにかかわらず、そのインストールに関連するすべてのファイルが削除されていることを確認してください。

自動化されたアンインストール

AquaLogic Data Services Platform をアンインストールするには、次の手順に従います。

  1. 新しいインストールでも使用するデータをバックアップします。
  2. サーバを停止します。
  3. AquaLogic Data Services Platform アンインストーラを実行します。
  4. 必要に応じて、表 4-2 に示すディレクトリに残っているファイルを削除します。
    表 4-2 アンインストール後に手動でファイルを削除する必要のあるディレクトリ
    ディレクトリ
    プラットフォーム
    場所
    AquaLogic Data Services Platform のホーム ディレクトリ
    Windows
    <WL_HOME>\liquiddata
    UNIX
    <WL_HOME>/liquiddata
    AquaLogic Data Services Platform のサンプル ディレクトリ
    Windows
    <WL_HOME>\samples\LiquidData
    UNIX
    <WL_HOME>/liquiddata/samples/liquiddata
    AquaLogic Data Services Platform のサンプル ドメイン ディレクトリ
    Windows
    <WL_HOME>\liquiddata\samples\domains\
    liquiddata
    UNIX
    <WL_HOME>/liquiddata/samples/domains/
    liquiddata
    AquaLogic Data Services Platform のサンプル サーバ専用ドメイン ディレクトリ
    Windows
    <WL_HOME>\liquiddata\samples\domains\
    ldplatform
    UNIX
    <WL_HOME>/liquiddata/samples/domains/
    ldplatform
  5. アンインストールが完了しても、一部のファイルが削除されていない場合があります。 これらのファイルは、AquaLogic Data Services Platform のインストール後に生成されたか、ユーザによって作成された新しいファイルです。

    たとえば、新しいターゲット スキーマ、ストアド クエリ、Web サービスなどを AquaLogic Data Services Platform リポジトリに追加した場合、それらのファイルはアンインストーラでは削除されません。 これらのファイルを今後も使用したい場合は、次の手順に進む前に別の場所に保存してください。

    注意 : 旧バージョンをアンインストールしても、それ以前に作成した AquaLogic Data Services Platform アプリケーションやその他の Workshop アプリケーションは削除されません。

手動によるアンインストール

自動アンインストールを実行しても、すべての AquaLogic Data Services Platform アーティファクトが削除されるわけではありません。特に、インストール後に変更されたファイルは削除されません。 この節の手順に従うと、AquaLogic Data Services Platform を手動で削除できます。

注意 : Linux を始めとする一部のプラットフォームでは、自動アンインストールがサポートされていないため、アンインストールを手動で実施する必要があります。

AquaLogic Data Services Platform を手動でアンインストールするには、次の手順に従います。

  1. 新しいインストールでも使用するデータをバックアップします。
  2. サーバが実行されている場合は停止します。
  3. 次に示すディレクトリ (およびその下位ディレクトリ) に格納されている AquaLogic Data Services Platform バイナリおよびその他のアーティファクトをすべて削除します。
  4. <BEA_HOME>/<WL_HOME>

    対象となるディレクトリについては、表 4-2 を参照してください。

  5. 次のファイルをテキスト エディタで開きます。
  6. <BEA_HOME>/registry.xml
  7. AquaLogic Data Services Platform のエントリを探します。 次に例を示します。
  8. <product format="1.0" name="AquaLogic Data Services Platform">
    <release level="2.5" ServicePackLevel="0" PatchLevel="0" Status="installed" BeaProgramGroup="BEA AquaLogic Data Services Platform 2.5" StartMenu="C:\Documents and Settings\tkatz.AMER\Start Menu\Programs" InstallTime="Aug 9, 2006 1:25:29 PM" InstallDir="d:\bea\weblogic81\liquiddata" JavaHome="d:\bea\jrockit81sp5_142_08" JavaVersion="1.4.2_08-8150" JavaVendor="BEA">
    component name="AquaLogic Data Services Platform" version="2.5.0.0">
    <component name="Runtime" />
    <component name="Workshop Extension" />
    <component name="Samples" />
    </component>
    </release>
    </product>
  9. エントリ全体を削除します。
  10. 新しいインストールとデプロイメントを実施します。

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