AquaLogic Service Bus Console の使い方

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プロキシ サービス : エラー ハンドラ

この節の内容は以下のとおりです。

エラー メッセージと処理

この節の内容は以下のとおりです。

エラー ハンドラ

BEA AquaLogic Service Bus では、エラー メッセージをフォーマットして返すようにシステムをコンフィグレーションできます。

メッセージ フローの処理中には、さまざまな原因でエラーが発生します。たとえば、ユーザ名が正しく確認または認証されない場合は、セキュリティ エラーが発生します。また、AquaLogic Service Bus がメッセージを正常に変換または検証できない場合は、変換エラーが発生します。ルーティング サービスが使用不能であるために、ルーティング エラーが発生する場合などもあります。たいていのメッセージ フロー ロジックは特定のステージ、ルート ノード、またはプロキシ サービスで実行されるため、一般的に、これらのエラーは特定のステージ、ルート ノード、またはプロキシ サービスに起因しています。

AquaLogic Service Bus には、エラー ハンドラを定義してこれらのエラーを処理するための機能が用意されています。エラー ハンドラは、ロギング、変換、およびパブリッシュなどの各種アクションを実行し、適切にエラーを処理するためのパイプラインです。

ステージ内でエラーが発生すると、一連の手順が実行されます。この一連の手順がそのステージのエラー パイプラインを構成しています。

ネスト エラー ハンドラ

エラー ハンドラは、メッセージ フロー全体に対してコンフィグレーションすることも、メッセージ フロー内の各パイプラインや各ステージに対してコンフィグレーションすることもできます。エラー ハンドラはルート ノードに対してコンフィグレーションすることもできます。ただし、ブランチ ノードに対してコンフィグレーションすることはできません。

エラーが生じると、そのエラーを取り囲む最も内側のエラー ハンドラにより処理されます。たとえば、ステージ内で割り当てアクションを実行中に変換エラーが生じた場合は、そのステージのエラー ハンドラにより処理されます。そのステージにエラー ハンドラがコンフィグレーションされていない場合は、次のレベルのエラー ハンドラ、つまり変換ステージを含むパイプラインのエラー ハンドラにより処理されます。このエラー ハンドラもない場合は、メッセージ フロー レベルのエラー ハンドラにより処理されます。これにも失敗すると、エラーは、デフォルトのシステム レベル エラー ハンドラにより処理されます。

ルート ノードで生じたエラーを捕捉できなかった場合、次のレベルのエラー ハンドラはメッセージ フロー レベルのハンドラになります。つまり、ステージ エラーは 3 つのレベルのユーザ コンフィグレーション ハンドラで処理できるのに対し、メッセージ フロー エラーは最高でも 2 つのレベルのユーザ コンフィグレーション ハンドラでしか捕捉できません。

すべてのコンポーネント、つまりステージ、パイプライン、またはメッセージ フローが持つことのできるエラー ハンドラは最高で 1 つです。そのため、要求または応答の処理中に発生し、下位の (パイプラインまたはステージの) エラー ハンドラで処理されないすべてのエラーを、1 つのメッセージ フロー レベルのエラー ハンドラで処理することになります。着信バインディング レイヤは特定のステージやパイプラインと関連付けることができないため、バインディング レイヤで生じたエラーは常にメッセージ フロー レベルのエラー ハンドラにより処理されます。発信バインディング レイヤのエラーは、通信を実行しているエンティティに応じて、いくつかの場所で生じる可能性があります。たとえば、ルーティング中に生じたバインディング レイヤのエラーは、ルート ノードのエラー ハンドラで捕捉できます。同様に、パブリッシュ ステージでのパブリッシュ処理中に生じたバインディング レイヤのエラーはステージ レベルのエラー ハンドラで捕捉できます。

空のエラー ハンドラ

空のエラー ハンドラ、つまりコンフィグレーションされていないエラー ハンドラは、エラー ハンドラがない状態と同じです。たとえば、ステージ レベルのエラー ハンドラを作成しても、コンフィグレーションを行うまでの間はエラーが「捕捉されず」、次のレベルのハンドラに処理が委ねられます。

エラー ハンドラ アクション

エラー ハンドラによるエラー処理のしめくくりとして、以下のいずれかのアクションを選択できます。

表 20-1 エラー ハンドラ アクション
エラー アクション
説明
返信する
このアクションを割り当てると、プロキシ サービス クライアントに対して即座にエラー応答が作成される。それ以降のすべてのメッセージ フローの処理は停止され、メッセージに関係するコンテキスト変数に基づいて応答メッセージが送信される。この場合には、エラー ハンドラをコンフィグレーションして、プロキシ サービスに単純な応答を送信することも、エラーが発生したことを示すより詳細な応答を送信することも可能。
成功時の HTTP 応答と失敗時の HTTP 応答の違いは以下のとおり。
  • 成功時の応答では、ステータス コード 200 と $body が送信される。
  • 失敗時の応答では、ステータス コード 500 と $body が送信される。
再開する
このアクションがメッセージ フローに含まれていると、エラーが発生しなかった場合と同様にメッセージ フローの処理が続行される。処理はエラー ハンドラがコンフィグレーションされているノードまたはステージの後から続行される。以降のメッセージ フロー ロジックで要求される変数およびメッセージの状態に対応するようにコンテキスト変数とメッセージの状態を設定するために、エラー ハンドラに調整ロジックをコンフィグレーションすることが必要な場合がある。調整ロジックは再開アクションの前にコンフィグレーションする。

返信アクションも再開アクションも呼び出されない場合は、エラーが再送出されます。この場合、エラーは次のレベルのエラー ハンドラに送られて処理されます。他に指定がない限り、再送出アクションはエラー ハンドラのデフォルトのアクションです。

メッセージ フローによるアクションの選択については、「エラー ハンドラ コンフィグレーション」を参照してください。

エラー ハンドラ コンフィグレーション

エラー ハンドラはもう 1 つのパイプラインなので、コンフィグレーションは他のパイプラインと同じようにして行われます。たとえば、パブリッシュ アクションを使用して他のサービスにエラー通知を送信したり、割り当てアクションを使用してコンテキスト変数を変更したりできます。ただし、エラー ハンドラでは、一部のアクションを使用できません。

エラー ハンドラでは、標準のコンテキスト変数に加え、$fault 変数を使用できます。$fault 変数には、メッセージ フロー処理中に発生したすべてのエラーに関する情報が格納されます。エラーが発生すると、エラー ハンドラが呼び出される前にこの変数にエラーの情報が格納されます。$fault 変数は、エラー ハンドラの中だけで定義されます。この変数は、単純な要求および応答パイプラインの中では定義されません。これが、エラー パイプラインと他のすべてのパイプラインの重要な違いです。

$fault 変数内には、4 つのコア要素があります。

表 20-2 エラー ハンドラ コンフィグレーション
要素
説明
errorCode
エラー コードを文字列値として保持する
Reason
エラーの簡単な説明テキストを格納する
Details
エラーについての任意の XML コンテンツを格納する
Location
エラーが発生したパイプラインとステージを示す

$fault 変数は変更可能ですが、変更が関係するのはエラー ハンドラ内だけです。

関連トピック

プロキシ サービスの追加

プロキシ サービスの表示と検索

プロキシ サービスの表示と変更

メッセージ フローの表示と変更

プロキシ サービスへのエラー処理の追加

[メッセージ フローの編集] ページでは、プロキシ サービスにエラー処理を追加できます。エラー処理は、メッセージ フロー、パイプライン、ルート ノード、およびステージ レベルでコンフィグレーションできます。詳細については、「エラー メッセージと処理」を参照してください。

プロキシ サービスにエラー処理を追加するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. [プロキシ サービスの概要] ページで、対象プロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。または、[プロジェクト エクスプローラ] モジュールを使用している場合は、選択したプロジェクトまたはフォルダのリソースのリストで該当するプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。
  3. 選択したプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] ページが表示されます。このページには以下の機能があります。

    • [プロキシ サービス] アイコン
    • プロキシ サービス名
    • パイプライン ペア ノード アイコンおよびパイプライン ペア ノード名 (パイプライン ペア ノードをすでに追加している場合)
    • メッセージ フロー内の各種オブジェクトに関連付けられたページにリンクされている、左側のナビゲーション ペインのメッセージ フローのマップ
  4. [プロキシ サービス] アイコンをクリックしてから、[サービス エラー ハンドラの追加] をクリックします。[エラー ハンドラ] アイコンがある [エラー ハンドラの編集] ページが表示されます。
  5. [エラー ハンドラ] アイコンをクリックしてから、[ステージの追加] をクリックします。[ステージ] アイコンが表示されます。
  6. [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから、[ステージ] をクリックします。[ステージ コンフィグレーションの編集] ページが表示されます。
  7. [アクションの追加] をクリックし、追加するアクションを選択して、アクションを追加します。
  8. エラー ハンドラはもう 1 つのパイプラインなので、コンフィグレーションは他のパイプラインと同じようにして行われます。たとえば、パブリッシュ アクションを使用して、他のサービスにエラー通知を送信したり、[割り当てる] アクションを使用して、コンテキスト変数を変更したりできます。追加するアクションのタイプの詳細については、「アクションの追加」の該当する手順を参照してください。アクションは任意の組み合わせで連鎖できます。

    また、これ以外にも、[エラーを発生させる]、[返信する]、および [再開する] の 3 つのエラー アクションがよく使用されます。これらのアクションの詳細については、「エラー メッセージと処理」の「エラー ハンドラ アクション」を参照してください。

    アクションを追加できたら、次の手順に進みます。

  9. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • [保存] をクリックして、アクションを保存する。[エラー ハンドラの編集] ページが表示されます。
    • [取り消し] をクリックして、変更を取り消し、[エラー ハンドラの編集] ページに戻る。
    • [クリア] をクリックして、[ステージ コンフィグレーションの編集] ページを開いたまま保存前の編集内容を取り消す。
  10. アクションを保存したら、以下のいずれか 1 つを実行します。
  11. 表 20-3 プロキシ サービスへのエラー処理の追加
    To...
    手順
    アクションの追加を続行してエラー ハンドラをコンフィグレーションする
    [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから、[ステージ] をクリックする。
    ステージ名と説明を編集する
    [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから [名前と説明] をクリックする。
    別のステージを追加する
    [エラー ハンドラ] アイコンまたは [ステージ] アイコンをクリックしてから、[ステージの追加] をクリックする。
    更新した内容を保存して [メッセージ フローの編集] ページに戻る
    [保存] をクリックする。
    変更を取り消して [メッセージ フローの編集] ページに戻る
    [取り消し] をクリックする。
    [エラー ハンドラの編集] ページを開いたまま変更をクリアする
    [クリア] をクリックする。
    変更を取り消してメッセージ フローを終了する
    [すべて取り消し] をクリックする。メッセージ フローを終了することを確認すると、[プロキシ サービスの概要] ページ (最初にそのページでプロキシ サービスに対して [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックした場合) あるいは [プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページが表示される (これらのページでプロキシ サービスに対して [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックした場合)。

注意 : [保存] をクリックすると、メッセージ フローは現在のセッションで更新されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コア コンフィグレーションが更新されます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

エラー メッセージと処理

パイプラインへのエラー処理の追加

ステージへのエラー処理の追加

ルート ノードへのエラー処理の追加

メッセージ フローの表示と変更

プロキシ サービスの概要

パイプラインへのエラー処理の追加

[メッセージ フローの編集] ページでは、パイプラインにエラー処理を追加できます。エラー処理は、メッセージ フロー、パイプライン、ルート ノード、およびステージ レベルでコンフィグレーションできます。詳細については、「エラー メッセージと処理」を参照してください。

注意 : パイプライン エラー ハンドラを追加する前に、パイプライン ペア ノードを作成する必要があります。詳細については、「パイプライン ペア ノードの追加」を参照してください。
パイプラインにエラー処理を追加するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. [プロキシ サービスの概要] ページで、対象プロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。または、[プロジェクト エクスプローラ] モジュールを使用している場合は、選択したプロジェクトまたはフォルダのリソースのリストで該当するプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。
  3. 選択したプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] ページが表示されます。

  4. 既存のパイプライン ペア ノードを展開して、要求パイプラインと応答パイプラインで構成されるパイプライン ペアを表示します。
  5. エラー処理を追加するパイプラインをクリックしてから、[パイプライン エラー ハンドラの追加] をクリックします。[エラー ハンドラの編集] ページが表示されます。
  6. [エラー ハンドラ] アイコンをクリックしてから、[ステージの追加] をクリックします。[ステージ] アイコンが表示されます。
  7. [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから、[ステージ] をクリックします。[ステージ コンフィグレーションの編集] ページが表示されます。
  8. [アクションの追加] をクリックし、追加するアクションを選択して、アクションを追加します。
  9. エラー ハンドラはもう 1 つのパイプラインなので、コンフィグレーションは他のパイプラインと同じようにして行われます。たとえば、パブリッシュ アクションを使用して、他のサービスにエラー通知を送信したり、[割り当てる] アクションを使用して、コンテキスト変数を変更したりできます。追加するアクションのタイプの詳細については、「アクションの追加」の該当する手順を参照してください。アクションは任意の組み合わせで連鎖できます。

    また、これ以外にも、[エラーを発生させる]、[返信する]、および [再開する] の 3 つのエラー アクションがよく使用されます。これらのアクションの詳細については、「エラー メッセージと処理」の「エラー ハンドラ アクション」を参照してください。

    アクションを追加できたら、次の手順に進みます。

  10. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • [保存] をクリックして、アクションを保存する。[エラー ハンドラの編集] ページが表示されます。
    • [取り消し] をクリックして、変更を取り消し、[エラー ハンドラの編集] ページに戻る。
    • [クリア] をクリックして、[ステージ コンフィグレーションの編集] ページを開いたまま保存前の編集内容を取り消す。
  11. アクションを保存したら、以下のいずれか 1 つを実行します。
  12. 表 20-4 パイプラインへのエラー処理の追加
    処理
    手順
    アクションの追加を続行してエラー ハンドラをコンフィグレーションする
    [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから、[ステージ] をクリックする。
    ステージ名と説明を編集する
    [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから [名前と説明] をクリックする。
    別のステージを追加する
    [エラー ハンドラ] アイコンまたは [ステージ] アイコンをクリックしてから、[ステージの追加] をクリックする。
    更新した内容を保存して [メッセージ フローの編集] ページに戻る
    [保存] をクリックする。
    変更を取り消して [メッセージ フローの編集] ページに戻る
    [取り消し] をクリックする。
    [エラー ハンドラの編集] ページを開いたまま変更をクリアする
    [クリア] をクリックする。
    変更を取り消してメッセージ フローを終了する
    [すべて取り消し] をクリックする。メッセージ フローを終了することを確認すると、[プロキシ サービスの概要] ページ (最初にそのページでプロキシ サービスに対して [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックした場合) あるいは [プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページが表示される (これらのページでプロキシ サービスに対して [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックした場合)。

注意 : [保存] をクリックすると、メッセージ フローは現在のセッションで更新されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コア コンフィグレーションが更新されます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

エラー メッセージと処理

プロキシ サービスへのエラー処理の追加

ステージへのエラー処理の追加

ルート ノードへのエラー処理の追加

メッセージ フローの表示と変更

プロキシ サービスの概要

ステージへのエラー処理の追加

[メッセージ フローの編集] ページでは、ステージにエラー処理を追加できます。エラー処理は、メッセージ フロー、パイプライン、ルート ノード、およびステージ レベルでコンフィグレーションできます。詳細については、「エラー メッセージと処理」を参照してください。

注意 : ステージのエラー ハンドラを追加する前に、ステージを作成する必要があります。詳細については、「ステージの追加」を参照してください。
ステージにエラー処理を追加するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. [プロキシ サービスの概要] ページで、対象プロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。または、[プロジェクト エクスプローラ] モジュールを使用している場合は、選択したプロジェクトまたはフォルダのリソースのリストで該当するプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。
  3. 選択したプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] ページが表示されます。

  4. 既存のパイプライン ペア ノードを展開して、要求パイプラインと応答パイプラインで構成されるパイプライン ペアを表示します。それまでに追加したステージがある場合は、[ステージ] アイコンも表示されます。
  5. 編集するステージの [ステージ] アイコンをクリックし、[追加] をクリックしてから、[ステージ エラー ハンドラの追加] をクリックします。[エラー ハンドラの編集] ページが表示されます。
  6. [エラー ハンドラ] アイコンをクリックしてから、[ステージの追加] をクリックします。[ステージ] アイコンが表示されます。
  7. [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから、[ステージ] をクリックします。[ステージ コンフィグレーションの編集] ページが表示されます。
  8. [アクションの追加] をクリックし、追加するアクションを選択して、アクションを追加します。
  9. エラー ハンドラはもう 1 つのパイプラインなので、コンフィグレーションは他のパイプラインと同じようにして行われます。たとえば、パブリッシュ アクションを使用して、他のサービスにエラー通知を送信したり、[割り当てる] アクションを使用して、コンテキスト変数を変更したりできます。追加するアクションのタイプの詳細については、「アクションの追加」の該当する手順を参照してください。アクションは任意の組み合わせで連鎖できます。

    また、これ以外にも、[エラーを発生させる]、[返信する]、および [再開する] の 3 つのエラー アクションがよく使用されます。これらのアクションの詳細については、「エラー メッセージと処理」の「エラー ハンドラ アクション」を参照してください。

    アクションを追加できたら、次の手順に進みます。

  10. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • [保存] をクリックして、アクションを保存する。[エラー ハンドラの編集] ページが表示されます。
    • [取り消し] をクリックして、変更を取り消し、[エラー ハンドラの編集] ページに戻る。
    • [クリア] をクリックして、[ステージ コンフィグレーションの編集] ページを開いたまま保存前の編集内容を取り消す。
  11. アクションを保存したら、以下のいずれか 1 つを実行します。
  12. 表 20-5 ステージへのエラー処理の追加
    処理
    手順
    アクションの追加を続行してエラー ハンドラをコンフィグレーションする
    [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから、[ステージ] をクリックする。
    ステージ名と説明を編集する
    [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから [名前と説明] をクリックする。
    別のステージを追加する
    [エラー ハンドラ] アイコンまたは [ステージ] アイコンをクリックしてから、[ステージの追加] をクリックする。
    更新した内容を保存して [メッセージ フローの編集] ページに戻る
    [保存] をクリックする。
    変更を取り消して [メッセージ フローの編集] ページに戻る
    [取り消し] をクリックする。
    [エラー ハンドラの編集] ページを開いたまま変更をクリアする
    [クリア] をクリックする。
    変更を取り消してメッセージ フローを終了する
    [すべて取り消し] をクリックする。メッセージ フローを終了することを確認すると、[プロキシ サービスの概要] ページ (最初にそのページでプロキシ サービスに対して [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックした場合) あるいは [プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページが表示される (これらのページでプロキシ サービスに対して [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックした場合)。

注意 : [保存] をクリックすると、メッセージ フローは現在のセッションで更新されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コア コンフィグレーションが更新されます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

エラー メッセージと処理

プロキシ サービスへのエラー処理の追加

パイプラインへのエラー処理の追加

ルート ノードへのエラー処理の追加

メッセージ フローの表示と変更

プロキシ サービスの概要

ルート ノードへのエラー処理の追加

[メッセージ フローの編集] ページでは、ルート ノードにエラー処理を追加できます。エラー処理は、メッセージ フロー、パイプライン、ルート ノード、およびステージ レベルでコンフィグレーションできます。詳細については、「エラー メッセージと処理」を参照してください。

注意 : ルート ノードのエラー ハンドラを追加する前に、ルート ノードを作成する必要があります。詳細については、「ルート ノードの追加」を参照してください。
ルート ノードにエラー処理を追加するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. [プロキシ サービスの概要] ページで、対象プロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。または、[プロジェクト エクスプローラ] モジュールを使用している場合は、選択したプロジェクトまたはフォルダのリソースのリストで該当するプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。
  3. 選択したプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] ページが表示されます。

  4. [ルート ノード] アイコンをクリックしてから、[エラー ハンドラの追加] をクリックします。[エラー ハンドラの編集] ページが表示されます。
  5. [エラー ハンドラ] アイコンをクリックしてから、[ステージの追加] をクリックします。[ステージ] アイコンが表示されます。
  6. [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから、[ステージ] をクリックします。[ステージ コンフィグレーションの編集] ページが表示されます。
  7. [アクションの追加] をクリックし、追加するアクションを選択して、アクションを追加します。
  8. エラー ハンドラはもう 1 つのパイプラインなので、コンフィグレーションは他のパイプラインと同じようにして行われます。たとえば、パブリッシュ アクションを使用して、他のサービスにエラー通知を送信したり、[割り当てる] アクションを使用して、コンテキスト変数を変更したりできます。追加するアクションのタイプの詳細については、「アクションの追加」の該当する手順を参照してください。アクションは任意の組み合わせで連鎖できます。

    また、これ以外にも、[エラーを発生させる]、[返信する]、および [再開する] の 3 つのエラー アクションがよく使用されます。これらのアクションの詳細については、「エラー メッセージと処理」の「エラー ハンドラ アクション」を参照してください。

    アクションを追加できたら、次の手順に進みます。

  9. 以下のいずれか 1 つを実行します。
    • [保存] をクリックして、アクションを保存する。[エラー ハンドラの編集] ページが表示されます。
    • [取り消し] をクリックして、変更を取り消し、[エラー ハンドラの編集] ページに戻る。
    • [クリア] をクリックして、[ステージ コンフィグレーションの編集] ページを開いたまま保存前の編集内容を取り消す。
  10. アクションを保存したら、以下のいずれか 1 つを実行します。
  11. 表 20-6 ルート ノードへのエラー処理の追加
    処理
    手順
    アクションの追加を続行してエラー ハンドラをコンフィグレーションする
    [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから、[ステージ] をクリックする。
    ステージ名と説明を編集する
    [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから [名前と説明] をクリックする。
    別のステージを追加する
    [エラー ハンドラ] アイコンまたは [ステージ] アイコンをクリックしてから、[ステージの追加] をクリックする。
    更新した内容を保存して [メッセージ フローの編集] ページに戻る
    [保存] をクリックする。
    変更を取り消して [メッセージ フローの編集] ページに戻る
    [取り消し] をクリックする。
    [エラー ハンドラの編集] ページを開いたまま変更をクリアする
    [クリア] をクリックする。
    変更を取り消してメッセージ フローを終了する
    [すべて取り消し] をクリックする。メッセージ フローを終了することを確認すると、[プロキシ サービスの概要] ページ (最初にそのページでプロキシ サービスに対して [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックした場合) あるいは [プロジェクト ビュー] ページまたは [フォルダ ビュー] ページが表示される (これらのページでプロキシ サービスに対して [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックした場合)。

注意 : [保存] をクリックすると、メッセージ フローは現在のセッションで更新されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コア コンフィグレーションが更新されます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

関連トピック

エラー メッセージと処理

プロキシ サービスへのエラー処理の追加

パイプラインへのエラー処理の追加

ステージへのエラー処理の追加

メッセージ フローの表示と変更

プロキシ サービスの概要

エラー ハンドラの表示と変更

[メッセージ フローの編集] ページでは、エラー ハンドラを表示し、変更できます。エラー処理は、メッセージ フロー、パイプライン、ルート ノード、およびステージ レベルでコンフィグレーションできます。詳細については、「エラー メッセージと処理」を参照してください。

エラー ハンドラを表示および変更するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. [プロキシ サービスの概要] ページで、対象プロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。または、[プロジェクト エクスプローラ] モジュールを使用している場合は、選択したプロジェクトまたはフォルダのリソースのリストで該当するプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。
  3. 選択したプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] ページが表示されます。

  4. 以下のいずれか 1 つを実行します。
  5. 表 20-7 エラー ハンドラの表示と変更
    処理
    手順
    プロキシ サービスのエラー ハンドラの表示および変更
    [プロキシ サービス] アイコンをクリックしてから、[サービス エラー ハンドラの編集] をクリックする。[エラー ハンドラの編集] ページが表示される。詳細については、「プロキシ サービスへのエラー処理の追加」を参照。
    パイプラインのエラー ハンドラの表示および変更
    該当する [パイプライン ペア] アイコンをクリックしてから、[パイプライン エラー ハンドラの編集] をクリックする。[エラー ハンドラの編集] ページが表示される。詳細については、「パイプラインへのエラー処理の追加」を参照。
    ルート ノードのエラー ハンドラの表示および変更
    [ルート ノード] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから [エラー ハンドラ] をクリックする。[エラー ハンドラの編集] ページが表示される。詳細については、「ルート ノードへのエラー処理の追加」を参照。
    ステージのエラー ハンドラの表示および変更
    該当する [ステージ] アイコンをクリックし、[編集] をクリックしてから [ステージ エラー ハンドラ] をクリックする。[エラー ハンドラの編集] ページが表示される。詳細については、「ステージへのエラー処理の追加」を参照。

関連トピック

エラー メッセージと処理

エラー ハンドラの削除

メッセージ フローの表示と変更

プロキシ サービスの概要

エラー ハンドラの削除

[メッセージ フローの編集] ページでは、既存のエラー ハンドラを削除できます。エラー処理は、メッセージ フロー、パイプライン、ルート ノード、およびステージ レベルでコンフィグレーションできます。詳細については、「エラー メッセージと処理」を参照してください。

エラー ハンドラを削除するには
  1. まだセッションを作成していない場合は、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [作成] をクリックして、現在のコンフィグレーションに変更を加えるための新しいセッションを作成します。詳細については、「Change Center の使用」を参照してください。
  2. [プロキシ サービスの概要] ページで、対象プロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。または、[プロジェクト エクスプローラ] モジュールを使用している場合は、選択したプロジェクトまたはフォルダのリソースのリストで該当するプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] アイコンをクリックします。
  3. 選択したプロキシ サービスの [メッセージ フローの編集] ページが表示されます。

  4. 以下のいずれか 1 つを実行します。
  5. 表 20-8 エラー ハンドラの削除
    To...
    手順
    プロキシ サービスのエラー ハンドラの削除
    [プロキシ サービス] アイコンをクリックしてから、[サービス エラー ハンドラの削除] をクリックする。サービスのエラー ハンドラが削除される。
    パイプラインのエラー ハンドラの削除
    該当するパイプライン (要求/応答) アイコンをクリックしてから、[パイプライン エラー ハンドラの削除] をクリックする。パイプラインのエラー ハンドラが削除される。
    ルート ノードのエラー ハンドラの削除
    [ルート ノード] アイコンをクリックしてから、[ルート エラー ハンドラの削除] をクリックする。ルート ノードのエラー ハンドラが削除される。
    ステージのエラー ハンドラの削除
    適切な [ステージ] アイコンをクリックしてから、[ステージ エラー ハンドラの削除] をクリックする。ステージのエラー ハンドラが削除される。

注意 : [削除] をクリックすると、メッセージ フローは現在のセッションで更新されます。コンフィグレーションに対する変更が完了したら、左側のナビゲーション ペインで、[Change Center] の下にある [アクティブ化] をクリックします。セッションが終了し、コア コンフィグレーションが更新されます。また、セッション中はいつでも [破棄] をクリックすることができ、現在のセッションでこれまでに加えた変更を取り消すことができます。

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プロキシ サービスへのエラー処理の追加

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