インストール ガイド

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インストール プログラムの開始

以下の節では、Windows および UNIX プラットフォームでインストール プログラムを開始する方法について説明します。

 


開始する前に

ソフトウェアのインストールを開始する前に、以下の内容を確認してください。

 


Windows プラットフォームでのインストール プログラムの開始

この節では、Windows プラットフォームでインストール プログラムを開始する方法について説明します。

グラフィカル モードでのインストールの開始

Windows プラットフォームでグラフィカル モードのインストール プロセスを開始するには、次の手順に従います。

  1. Windows システムにログインします。
  2. 以下の表の該当する手順を実行します。
  3. インストール元
    実行手順
    Web ダウンロード
    インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動する。
    DVD
    1. ソフトウェアの DVD を DVD-ROM ドライブに挿入する。
    2. インストール プログラムが自動的に開始されない場合は、Windows エクスプローラを開き、DVD-ROM のアイコンをダブルクリックする。
    3. Windows 版インストールのフォルダに移動する。対象プラットフォーム用のインストール プログラムが存在するディレクトリに移動する。
    インストール ファイルをダブルクリックします。
  4. 以下のコマンドを入力して、インストールを開始します。
  5. filename.exe [-log=full_path_to_log_file]
    注意 :
    • -log=full_path_to_log_file は省略可能。デフォルトでは、インストーラはグラフィカル モードで起動します。
    • このファイルをダブルクリックしてインストーラを起動することも可能。
    • 例を示します。

    alsb250_wls920_win32.exe [-log=full_path_to_log_file]

    (AquaLogic Service Bus と WebLogic Server の BEA Products インストール プログラム)

    インストールが開始します。

  6. Windows でグラフィカル モードでのインストールを続行するには、「グラフィカル モードでのインストール」を参照してください。

コンソール モードでのインストールの開始

Windows プラットフォームでコンソール モードのインストール プロセスを開始するには、次の手順に従います。

  1. 対象の Windows システムにログインします。
  2. 以下の表の該当する手順を実行します。
  3. インストール元
    実行手順
    Web ダウンロード
    1. MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウを開く。
    2. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動する。
    DVD
    1. ソフトウェアの DVD を DVD-ROM ドライブに挿入する。

    注意 : 自動実行が有効な場合は、グラフィカル モードでインストール プログラムを自動的に開始することが可能。コンソール モード インストールを使用するには、インストール プログラムを終了する必要がある。

    1. MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウを開く。
    2. DVD-ROM のディレクトリにある Windows 版インストール プログラムのフォルダに移動する。

  4. 以下のコマンドを入力して、インストールを開始します。
  5. filename.exe -mode=console

    例を示します。

    alsb250_wls920_win32.exe -mode=console (AquaLogic Service Bus と WebLogic Server の BEA Products インストール プログラム)
    注意 : コマンド ラインで -log=full_path_to_log_file オプションを使用し、詳細なインストール ログを作成することもできます。例を示します。
    alsb250_wls920_win32 -mode=console -log=C:\logs\server_install.log

    詳細なログの生成については、「詳細なインストール ログの生成」を参照してください。

    しばらくすると、BEA インストーラのウィンドウが開き、インストール プログラムによるソフトウェアのインストールが開始します。

  6. Windows でコンソール モードでのインストールを続行するには、「コンソール モードでのインストール」を参照してください。

サイレント モードでのインストールの開始

サイレント モード インストールの詳細については、「サイレント モード インストールとは」を参照してください。

サイレント モードでのインストールを開始するには、次の手順に従います。

  1. Windows システムにログインします。
  2. まず、コンフィグレーションの設定を定義する silent.xml ファイルを作成します。このコンフィグレーション設定は通常、グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなどの対話型インストール プロセスにおいて、ユーザが入力します。silent.xml ファイルの作成については、「サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。
注意 : silent.xml ファイル内に不正なエントリがあると、インストールが失敗するおそれがあります。失敗の原因を特定しやすくするために、インストールの開始時にログ ファイルを作成することをお勧めします。
  1. 以下の表の該当する手順を実行します。
  2. インストール元
    実行手順
    Web ダウンロード
    1. MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウを開く。
    2. インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動する。
    DVD
    1. ソフトウェアの DVD を DVD-ROM ドライブに挿入する。
    2. MS-DOS コマンド プロンプト ウィンドウを開く。
    3. DVD-ROM のディレクトリにある Windows 版インストール プログラムのフォルダに移動する。

  3. 以下のコマンドを入力して、インストールを開始します。
  4. filename.exe -mode=silent -silent_xml=path_to_silent.xml

    ここで、filename.exe は BEA ソフトウェアのインストール ファイルの名前です。また、path_to_silent.xml は silent.xml ファイルの完全パス名です。

    注意 : コマンド ラインで -log=full_path_to_log_file オプションを使用し、詳細なインストール ログを作成することもできます。例を示します。
    注意 : alsb250_wls920_win32.exe -mode=silent -silent_xml=C:\silent.xml -log=C:\logs\server_install.log

    詳細については、「詳細なインストール ログの生成」を参照してください。

    [BEA Installer] ウィンドウが表示され、ファイルが抽出されたことを示します。その他のプロンプトやテキストは表示されません。

    詳細については、「サイレント モードでのインストールの実行」を参照してください。

 


UNIX プラットフォームでのインストール プログラムの開始

BEA Products インストール プログラムを実行するには、Java Runtime Environment (JRE) が必要です。JRE は Windows 版インストール プログラムにバンドルされており、一部の UNIX 版インストール プログラム (ファイル名が .bin で終わるもの) にもバンドルされています。その他の UNIX プラットフォームでは、インストール プログラムに JRE は含まれていません。このようなインストール プログラムのファイル名の最後には .jar が付いています。.jar インストール プログラムを実行するには、システムに適切なバージョンの JDK がインストールされていて、PATH システム変数の最初に JDK の bin ディレクトリが指定されている必要があります。

注意 : インストール プロセスでは、JAVA_HOME と関連変数の値が JDK ディレクトリを指すように割り当てられるため、JDK を使用することが重要です。サンプル アプリケーション、Configuration Wizard、およびその他の開発ツールを開始するスクリプトなど、インストール プログラムによりインストールされたスクリプトはすべて、デフォルトでこの JDK を使用します。

グラフィカル モード インストールを実行するには、コンソールが Java ベースの GUI をサポートしている必要があります。インストール プログラムにより、対象のシステムが Java ベースの GUI をサポートしていないことが判明した場合、自動的にコンソール モードでプログラムが開始されます。詳細については、「サイレント モードでのインストールの実行」を参照してください。この節では、以下のタイプのインストーラを使用してインストールを開始する方法について説明します。

 


ファイル名の末尾が .bin のインストーラの使用

以下の節では、UNIX プラットフォームでファイル名の末尾が .bin のインストール プログラムを開始する方法を説明します。

グラフィカル モードでのインストールの開始

ファイル名の末尾が .bin のインストール ファイルを使用してグラフィカル モードのインストール プロセスを開始するには、

次の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。
  2. 以下の表の該当する手順を実行します。
    インストール元
    実行手順
    Web ダウンロード
    インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動する。
    DVD
    1. ソフトウェアの DVD を DVD ドライブに挿入し、DVD のディレクトリに移動する。
    2. 対象プラットフォーム用のインストール プログラムが存在するディレクトリに移動する。
  3. ファイルのパーミッションを変更するには、以下のコマンドを入力します。
  4. chmod a+x filename.bin

    例を示します。

    chmod a+x alsb250_wls920_solaris32.bin.

注意 : コマンド ラインで -log=full_path_to_log_file オプションを使用し、詳細なインストール ログを作成することもできます。例を示します。
注意 : alsb250_wls920_solaris32.bin -log=/home/logs/BEA_install.log
注意 : 詳細については、「詳細なインストール ログの生成」を参照してください。

グラフィカル モードでのインストールを続行するには、「グラフィカル モードでのインストール プログラムの実行」を参照してください。

コンソール モードでのインストールの開始

ファイル名の末尾が .bin のインストール ファイルを使用してコンソール モードのインストール プロセスを開始するには、

次の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。
  2. 以下の表の該当する手順を実行します。

インストール元
実行手順
Web ダウンロード
インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動する。
DVD
  1. ソフトウェアの DVD を DVD-ROM ドライブに挿入し、DVD-ROM のディレクトリに移動する。
  2. 対象プラットフォーム用のインストール プログラムが存在するディレクトリに移動する。

  1. 以下のコマンドを入力して、インストールを開始します。
  2. chmod a+x filename.bin
    ./filename.bin -mode=console

    ここで、filename.bin は、プラットフォームに固有のインストール プログラムの名前です。次に例を示します。

    chmod a+x alsb250_wls920_solaris32.bin.
    注意 : コマンド ラインで -log=full_path_to_log_file オプションを使用し、詳細なインストール ログを作成することもできます。次に例を示します。
    alsb250_wls920_solaris32.bin -mode=console -log=/home/logs/BEA_install.log

    詳細なログの生成については、「詳細なインストール ログの生成」を参照してください。

  3. コンソール モードでのインストールを続行するには、「コンソール モードでのインストールの実行」を参照してください。

サイレント モードでのインストールの開始

サイレント モード インストールの詳細については、「サイレント モード インストールとは」を参照してください。

ファイル名の末尾が .bin のインストール ファイルを使用してサイレント モードのインストール プロセスを開始するには、次の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。
  2. まず、コンフィグレーションの設定を定義する silent.xml ファイルを作成します。このコンフィグレーション設定は通常、グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなどの対話型インストール プロセスにおいて、ユーザが入力します。
  3. silent.xml ファイルの作成については、「サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。

    注意 : silent.xml ファイル内に不正なエントリがあると、インストールが失敗するおそれがあります。失敗の原因を特定しやすくするために、インストールの開始時にログ ファイルを作成することをお勧めします。
  4. 以下の表の該当する手順を実行します。
  5. インストール元
    実行手順
    Web ダウンロード
    インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動する。
    DVD
    1. ソフトウェアの DVD を DVD-ROM ドライブに挿入し、DVD-ROM のディレクトリに移動する。
    2. 対象プラットフォーム用のインストール プログラムが存在するディレクトリに移動する。

  6. 以下のコマンドを入力して、インストール プログラムを開始します。
  7. chmod a+x filename 
    ./filename.bin -mode=silent -silent_xml=/path_to_silent.xml

    ここで、filename.bin はインストール ファイルの名前です。次に例を示します。

    chmod a+x alsb250_wls920_solaris32.bin

    また、path_to_silent.xml は silent.xml テンプレート ファイルの完全パス名です。

    注意 : コマンド ラインで -log=full_path_to_log_file オプションを使用し、詳細なインストール ログを作成することもできます。例を示します。
    alsb250_wls920_solaris32.bin -mode=silent -silent_xml=/home/silent.xml -log=/home/logs/BEA_install.log

    詳細なログの生成については、「詳細なインストール ログの生成」を参照してください。

    [BEA Installer] ウィンドウが表示され、ファイルが抽出されたことを示します。その他のプロンプトやテキストは表示されません。

    サイレント モード インストールの詳細については、「サイレント モードでのインストールの実行」を参照してください。

 


ファイル名の末尾が .jar のインストーラの使用

以下の節では、UNIX プラットフォームでファイル名の末尾が

.jar のインストール プログラムを開始する方法について説明します。

グラフィカル モードでのインストールの開始

ファイル名の末尾が .jar のインストール ファイルを使用してグラフィカル モードのインストール プロセスを開始するには、次の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。
  2. 該当する JDK の bin ディレクトリを、ターゲット システムの PATH 変数定義の先頭に
  3. 追加します。次に例を示します。

    PATH=<JAVA_HOME>/bin:$PATH
    export PATH

    ここで、<JAVA_HOME> は JDK ディレクトリへの完全パスを表します。

  4. 以下の表の該当する手順を実行します。
  5. インストール元
    実行手順
    Web ダウンロード
    インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動する。
    DVD
    1. ソフトウェアの DVD を DVD-ROM ドライブに挿入し、DVD-ROM のディレクトリに移動する。
    2. 対象プラットフォーム用のインストール プログラムが存在するディレクトリに移動する。

  6. 以下のコマンドを入力して、インストール プログラムを開始します。
  7. java -jar filename.jar
    注意 : コマンド ラインで -log=full_path_to_log_file オプションを使用し、詳細なインストール ログを作成することもできます。例を示します。
    注意 : server920_generic.jar -log=/home/logs/BEA_install.log

    詳細なログの生成については、「詳細なインストール ログの生成」を参照してください。

インストール プログラムがグラフィカル モードで開始します。

  1. グラフィカル モードでのインストールを続行するには、「ファイル名の末尾が .jar のインストーラ」を参照してください。

コンソール モードでのインストールの開始

ファイル名の末尾が .jar のインストール ファイルを使用してコンソール モードでのインストールを開始するには、次の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。
  2. 該当する JDK の bin ディレクトリを、ターゲット システムの PATH 変数定義の先頭に追加します。例を示します。
  3. PATH=<JAVA_HOME>/bin:$PATH
    export PATH

    ここで、<JAVA_HOME> は JDK ディレクトリへの完全パスを表します。

  4. 以下の表の該当する手順を実行します。
  5. インストール元
    実行手順
    Web ダウンロード
    インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動する。
    DVD
    1. ソフトウェアの DVD を DVD-ROM ドライブに挿入し、DVD-ROM のディレクトリに移動する。
    2. 対象プラットフォーム用のインストール プログラムが存在するディレクトリに移動する。

  6. 以下のコマンドを入力して、インストールを開始します。
  7. java -jar filename.jar -mode=console

    ここで、filename.jar は BEA Products のインストール ファイルの名前です。次に例を示します。

    server920_generic.jar.
    注意 : コマンド ラインで -log=full_path_to_log_file オプションを使用し、詳細なインストール ログを作成することもできます。例を示します。
    注意 : java -jar server920_generic.jar -mode=console -log=/home/logs/BEA_install.log
    注意 : 詳細なログの生成については、「詳細なインストール ログの生成」を参照してください。
  8. コンソール モードでのインストールを続行するには、「ファイル名の末尾が .jar のインストーラ」を参照してください。

サイレント モードでのインストールの開始

サイレント モード インストールの詳細については、「サイレント モード インストールとは」を参照してください。ファイル名の末尾が .jar のインストール ファイルを使用してサイレント モードのインストール プロセスを開始するには、次の手順に従います。

  1. 対象の UNIX システムにログインします。
  2. まず、コンフィグレーションの設定を定義する silent.xml ファイルを作成します。このコンフィグレーション設定は通常、グラフィカル モード インストールやコンソール モード インストールなどの対話型インストール プロセスにおいて、ユーザが指定します。silent.xml ファイルの作成については、「サイレント モード インストール用の silent.xml ファイルの作成」を参照してください。
  3. 注意 : silent.xml ファイル内に不正なエントリがあると、インストールが失敗するおそれがあります。失敗の原因を特定しやすくするために、インストールの開始時にログ ファイルを作成することをお勧めします。
  4. 該当する JDK の bin ディレクトリを、ターゲット システムの PATH 変数定義の先頭に追加します。例を示します。
  5. PATH=<JAVA_HOME>/bin:$PATH
    export PATH

    ここで、<JAVA_HOME> は JDK ディレクトリの完全パスです。

    インストール元
    実行手順
    Web ダウンロード
    インストール プログラムをダウンロードしたディレクトリに移動する。
    DVD
    1. ソフトウェアの DVD を DVD-ROM ドライブに挿入し、DVD-ROM のディレクトリに移動する。
    2. 対象プラットフォーム用のインストール プログラムが存在するディレクトリに移動する。

  6. 以下のコマンドを入力して、インストールを開始します。
  7. java -jar filename.jar -mode=silent -silent_xml=/path_to_silent.xml

    ここで、filename.jar は BEA Products のインストール ファイルの名前です。次に例を示します。

    serverXXX_generic.jar

    XXX はインストールするソフトウェアのバージョン番号、path_to_silent.xml は silent.xml ファイルへの完全パスを表します。

    注意 : コマンド ラインで -log=full_path_to_log_file オプションを使用し、詳細なインストール ログを作成することもできます。例を示します。
    注意 : server920_generic.jar -mode=silent -silent_xml=/home/silent.xml -log=/home/logs/BEA_install.log

    詳細なログの生成については、「詳細なインストール ログの生成」を参照してください。

    [BEA Installer] ウィンドウが表示され、ファイルが抽出されたことを示します。その他のプロンプトやテキストは表示されません。

サイレント モード インストールの詳細については、「サイレント モードでのインストールの実行」を参照してください。

 


詳細情報

インストール プログラムの実行の詳細については、選択したインストール モードに応じて、以下の項目のいずれかを参照してください。


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