オペレーション ガイド

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スマート検索の使用

BEA AquaLogic Service Bus はスマート検索機能を提供しています。スマート検索は、プロキシ サービス、ビジネス サービス、サービス レベル アグリーメント (SLA) 違反に対するアラート ルール、アラート送り先などのリソースを検索するために使用できる強力なユーティリティです。このユーティリティを使用すると、自分の管理特権に関係なく、さまざまな条件に基づいてリソースを検索できます。AquaLogic Service Bus におけるロールの特権の詳細については、「AquaLogic Service Bus のロール」を参照してください。

また、検索の結果を使用して、サービス レベルの操作設定を変更できます。ただし、操作設定を実際に有効または無効にする場合は、グローバル レベルおよびサービス レベルの両方で設定を有効または無効にする必要があります。詳細については、「サービスのモニタ」を参照してください。

スマート検索は、[オペレーション] ナビゲーター バーの [コンフィグレーション] モジュールからアクセスできます (図 4-1 参照)。

図 4-1 スマート検索のアクセス

スマート検索のアクセス

この節の内容は以下のとおりです。

 


基本検索の使用

基本検索では、リソース タイプ、リソース名などの基本条件を使用してリソースを検索できます。基本検索機能では、次の基本条件を使用してリソースを検索できます。

[種類] : この検索条件は省略可能です。[種類] ドロップダウン リスト (図 4-2 参照) を使用してリソースのタイプを指定します。次のリソースのタイプを検索できます。

 


詳細検索の使用

追加条件で検索をコンフィグレーションする場合は、詳細検索を使用します。これらのフィルタを使用するには、基本スマート検索 をクリックします。

この節では、以下のトピックについて説明します。

すべてのサービスの操作設定の管理

スマート検索を使用して、AquaLogic Service Bus Console でプロキシ サービスやビジネス サービスを検索できます。この節では、以下のトピックについて説明します。

検索フィルタを使用したサービスの検索

図 4-3 は、すべてのサービスを検索するために使用できるフィルタです。

図 4-3 タイプ ベースのフィルタ : すべてのサービス

タイプ ベースのフィルタ : すべてのサービス

以下のフィルタを使用して、プロキシ サービスとビジネス サービスの両方の検索をカスタマイズできます。

操作設定の表示と編集

プロキシ サービスやビジネス サービスの検索結果は、[すべてのサービスの概要] テーブルで確認できます (図 4-4 参照)。

このテーブルを使用して、ビジネス サービスやプロキシ サービスのサービス、モニタ、および SLA アラートを有効または無効にします。また、このテーブルを使用すると、プロキシ サービスのパイプライン アラート、メッセージ レポート、およびパイプライン ロギングを有効または無効にできます。有効または無効にするには、適切なフィールドのチェック ボックスを選択し、[更新] をクリックします。これらの設定による実行時の動作は、グローバル レベルでの対応する設定にも依存します。グローバル設定の詳細については、「グローバル レベルでの操作設定のコンフィグレーション」を参照してください。このテーブルを使用すると、1 つ以上のサービスの情報を同時に更新できます。

図 4-4 すべてのサービスの概要

すべてのサービスの概要

すべてのサービスに対して以下の情報が表示されます。

表 4-1 すべてのサービスの概要について
プロパティ
説明
名前
サービスに割り当てられた名前。この名前は [操作設定] ページにリンクされている。
パス
サービスに関連付けられたプロジェクト。サービスがプロジェクト フォルダにある場合は、そのフォルダも表示される。パスは以下の形式で表示される。
project-name/root-folder/.. ./parent-folder
このパスは [プロジェクト エクスプローラ] の対応するパスにリンクされている。
タイプ
親サービスのタイプ : プロキシ サービスまたはビジネス サービス。
状態
サービスの状態 : 有効または無効。
モニタ
サービスのモニタ状態 : 有効または無効。
SLA アラート
SLA アラートの状態 : 有効または無効、および有効なレベル :
[通常] (N)、[警告] (W)、[軽度] (Mn)、[重要] (Mj)、[重大] (C)、または [致命的] (F)。
パイプライン アラート
プロキシ サービス専用。
パイプライン アラートの状態 : 有効または無効。有効なレベルは [通常] (N)、[警告] (W)、[軽度] (Mn)、[重要] (Mj)、[重大] (C)、または [致命的] (F)。
レポート
プロキシ サービス専用。
サービスのメッセージ レポートの状態 : 有効または無効。
ロギング
プロキシ サービス専用。
ロギングの状態 : 有効または無効、および有効な重大度 :
[デバッグ] (D)、[情報] (I)、[警告] (W)、または [エラー] (E)。
アクション
プロキシ サービスの場合 : [メッセージ フローの表示] アイコンはプロキシ サービスのパイプラインにリンクされている。

[リセット] をクリックすると、概要テーブルの変更が破棄され、現在保存されている設定でページが更新されます。

注意 : ロールの特権に応じて操作設定を編集できます。ロールの詳細については、「AquaLogic Service Bus のロール」を参照してください。

プロキシ サービスの操作設定の管理

スマート検索の追加フィルタを使用して、AquaLogic Service Bus Console でプロキシ サービスを検索できます。この節では、以下のトピックについて説明します。

検索フィルタを使用したプロキシ サービスの検索

図 4-5 は、プロキシ サービスで使用できるさまざまなタイプのフィルタです。

図 4-5 タイプ ベースのフィルタ : プロキシ サービス

タイプ ベースのフィルタ : プロキシ サービス

以下のフィルタを使用して、プロキシ サービスの検索をカスタマイズできます。

操作設定の表示と編集

プロキシ サービスの検索結果は、[プロキシ サービスの概要] テーブルで確認できます (図 4-6 参照)。

図 4-6 プロキシ サービスの概要

プロキシ サービスの概要

[プロキシ サービスの概要] には、[状態]、[モニタ]、[SLA アラート]、[パイプライン アラート]、[レポート]、[ログ]、[パス]、[種類]、[名前]、および [アクション] が表示されます。プロキシ サービスの概要に表示されるフィールドの詳細については、「操作設定の表示と編集」を参照してください。

このテーブルを使用して、プロキシ サービス、モニタ、SLA アラート、パイプライン アラート、メッセージ レポート、およびパイプライン ロギングを有効または無効にします。有効または無効にするには、適切なフィールドのチェック ボックスを選択し、[更新] をクリックします。これらの設定による実行時の影響は、グローバル レベルでの対応する設定にも依存します。グローバル設定の詳細については、「グローバル レベルでの操作設定のコンフィグレーション」を参照してください。このテーブルを使用すると、1 つ以上のプロキシ サービスの情報を同時に更新できます。

[リセット] をクリックすると、概要テーブルの変更が破棄され、現在保存されている設定でページが更新されます。

注意 : ロールの特権に応じてパイプライン メッセージ フローを編集できます。ロールの詳細については、「AquaLogic Service Bus のロール」を参照してください。

ビジネス サービスの操作設定の管理

スマート検索の追加フィルタを使用して、AquaLogic Service Bus Console でビジネス サービスを検索できます。この節では、以下のトピックについて説明します。

検索フィルタを使用したビジネス サービスの検索

図 4-7 は、ビジネス サービスで使用できるさまざまなタイプのフィルタです。

図 4-7 タイプ ベースのフィルタ : ビジネス サービス

タイプ ベースのフィルタ : ビジネス サービス

以下のフィルタを使用して、ビジネス サービスの検索をカスタマイズできます。

操作設定の表示と編集

ビジネス サービスの検索結果は、[ビジネス サービスの概要] テーブルで確認できます (図 4-8 参照)。

図 4-8 ビジネス サービスの概要

ビジネス サービスの概要

[ビジネス サービスの概要] には、[状態]、[モニタ]、[SLA アラート]、[名前]、[パス]、および [種類] が表示されます。ビジネス サービスの概要に表示されるフィールドの詳細については、「操作設定の表示と編集」を参照してください。

このテーブルを使用して、サービス、モニタ、および SLA アラートを有効または無効にします。有効または無効にするには、適切なフィールドのチェック ボックスを選択し、[更新] をクリックします。これらの設定による実行時の影響は、グローバル レベルでの対応する設定にも依存します。グローバル設定の詳細については、「グローバル レベルでの操作設定のコンフィグレーション」を参照してください。このテーブルを使用すると、1 つ以上のビジネス サービスの情報を同時に更新できます。

[リセット] をクリックすると、概要テーブルの変更が破棄され、現在保存されている設定でページが更新されます。

注意 : ロールの特権に応じて、ビジネス サービスの操作設定を編集できます。ロールの詳細については、「AquaLogic Service Bus のロール」を参照してください。

アラート送り先の操作設定の管理

スマート検索の追加フィルタを使用して、AquaLogic Service Bus Console でアラート送り先を検索できます。この節では、以下のトピックについて説明します。

検索フィルタを使用したアラート送り先の検索

図 4-9 は、アラート送り先での検索に使用できるさまざまなタイプのフィルタです。

図 4-9 タイプ ベースのフィルタ : アラート送り先

タイプ ベースのフィルタ : アラート送り先

以下のフィルタを使用して、アラート送り先の検索をカスタマイズできます。

アラート送り先の表示と削除

アラート送り先の検索結果は、[アラート送り先の概要] テーブルで確認できます (図 4-10 参照)。

図 4-10 アラート送り先の概要

アラート送り先の概要

[アラート送り先の概要] テーブルには、以下の情報が含まれます。

このテーブルを使用すると、1 つ以上のアラート送り先を同時に削除できます。アラート送り先を削除するには、アラート送り先と関連付けられたチェック ボックスをクリックし、[削除] をクリックします。

注意 :

SLA アラート ルールの操作設定の管理

スマート検索の追加フィルタを使用して、AquaLogic Service Bus Console で SLA アラート ルールを検索できます。この節では、以下のトピックについて説明します。

検索フィルタを使用した SLA アラート ルールの検索

図 4-11 は、SLA アラート ルールの検索時に使用できるさまざまなタイプのフィルタです。

図 4-11 タイプ ベースのフィルタ : SLA アラート

タイプ ベースのフィルタ : SLA アラート

以下のフィルタを使用して、SLA アラート ルールの検索をカスタマイズできます。

設定した条件を使用してすべてのサービスを検索する場合は [検索]、すべてのサービスを表示する場合は [すべて表示] をクリックします。

注意 : [またはそれ以上] チェック ボックスを選択すると、検索は指定した一定の値以上の重大度に制限されます。重大度を制限の少ない順に並べると、[通常]、[警告]、[軽度]、[重要]、[重大]、[致命的] となります。たとえば、重大度が [重要][重大]、および [致命的] であるアラート ルールを検索するには、重大度を [重要] に設定し、[またはそれ以上] と関連付けられたチェック ボックスをクリックします。

SLA アラート ルールの表示とコンフィグレーション

SLA アラート ルールの検索結果は、[SLA アラート ルール] テーブルで確認できます (図 4-12 参照)。このテーブルを使用すると、1 つ以上のアラート ルールの情報を同時に更新できます。アラート ルールを有効または無効にするには、関連付けられたチェック ボックスを選択し、[更新] をクリックします。

[リセット] をクリックすると、概要テーブルの変更が破棄され、現在保存されている設定でページが更新されます。

図 4-12 SLA アラート ルール

SLA アラート ルール

[SLA アラート ルールの概要] テーブルには、以下の情報が含まれます。

表 4-2 [SLA アラート概要] テーブル
プロパティ
説明
名前
このアラート ルールに割り当てられた名前。名前は [アラート ルールの詳細の表示] ページにリンクされている。詳細については、「アラート ルールの詳細」を参照。
SLA 状態
アラート ルールの状態 : 有効または無効。
説明

注意 : このフィールドはデフォルトで非表示。

アラート ルールの説明。
サービス名
親サービスの名前。この名前は [操作設定] ページにリンクされている。
パス
アラート ルールの親サービスに関連付けられているプロジェクト。アラート ルールの親サービスがプロジェクト フォルダに存在する場合は、そのフォルダも表示される。パスは以下の形式で表示される。
project-name/root-folder/.. ./parent-folder
このパスは [プロジェクト エクスプローラ] の対応するパスにリンクされている。
重大度
アラートの重大度は [通常]、[警告]、[軽度]、[重要]、[重大]、または [致命的] のいずれか。
集約間隔
集約間隔の長さ (時間および分)。
有効期限
このアラート ルールが無効になる日付。
処理の停止

注意 : このフィールドはデフォルトで非表示。

[はい] または [いいえ] を表示する。
頻度
このアラートの頻度 :
  • 毎回
  • 1 回通知

注意 : ロールの特権に応じてアラート ルールを有効または無効にできます。ロールの詳細については、「AquaLogic Service Bus のロール」を参照してください。アラート ルールの有効化と無効化の詳細については、「サービスのモニタ」を参照してください。

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